2026.02.28

English File ネイティブはこう使う #10 “Dear”メール例で学ぶ意味と使い方

ネイティブ流|英語ビジネスメールの「Dear」活用術

失敗しない!英語メールの宛名選びのコツ

英語のビジネスメールで宛名を書く時には、
受け取りてと自分の関係性や、どのようなトーンのメールにしたいかなど、いくつか考えるべきポイントがあります。

今回のコラムでは、
英語のビジネスメールでの宛名の使い分けを3つのトーン(フォーマル・ニュートラル・カジュアル)に分け、
“Dear”以外にもそれぞれの場面に合った表現を紹介します。

ーートーン(tone)ーー
文章や会話から伝わる「雰囲気」「態度」「温度感」のことです。
同じ内容でも、トーンが違うと相手の受け取り方は大きく変わります。

また、それぞれの表現のニュアンスの違いもお話しします。

フォーマルな英語ビジネスメールで使える宛名表現ガイド

フォーマルなメールで使う宛名は、

▶ 相手の名前が分かる場合は、“Dear(名前),

▶ 相手の名前は分からないが、役職が分かる場合は、“Dear(役職),

どちらも分からない場合には、“To Whom It May Concern,”を使います。

ここは覚えておこう

ただし、“To Whom It May Concern,”は、一般的にカスタマーサービスなどに質問する際に使うことが多いです。

フォーマルトーン:名前が分かる時は、“Dear”

“Dear(名前)”は、相手への敬意を表すことができます。

フォーマルなメールの場合は、“Dear(名前)”を使えば間違いないでしょう。

メール例:“Dear(名前)”

Dear Mr. Johnson,

Thank you for your time earlier today.

It was nice to meet with you to discuss potential opportunities at ABC Company.

I look forward to hearing back from you.


(お時間ありがとうございました。ABC社での今後の可能性についてお話しできて、 光栄でした。ご返信をお待ちしております。)

フォーマルトーン:名前が分からない時

メールの相手の名前が分からない時もありますよね。

そんな時には、“Dear(部署名)”または“Dear(相手の役職)”と、Dearの後ろに部署名や相手の役職などを続けることができます。

宛名例:“Dear(部署名),”または“Dear(相手の役職),”

“Dear Hiring Manager, ”(採用ご担当者様) または、“Dear HR,”(人事ご担当者様) などです。

カスタマーサービスへの1回目の問い合わせ時

カスタマーサービスへの1回目の問い合わせなども、もちろん担当者の名前は分からないですよね。

そんな時は、“Dear Customer Service”または、“To Whom It May Concern,”を使います。

メール例

Dear Customer Service, /To Whom It May Concern,

I’m writing because I would like a refund on my recent purchase that I made using your app.

My purchase number is ….


(最近アプリ内で購入した商品の返金に関してメールしています。注文番号は、・・・)

ニュートラルな英語ビジネスメールで使える宛名表現ガイド

ニュートラルな相手の具体例
• 何度かやり取りしている取引先の担当者
• 定期的に連絡を取っている外部パートナー
• 面識はあるが、上下関係が強くない相手・・など

社内では、
• 他部署の担当者
• 直属ではない上司・・など

ニュートラルなメールというとどんな関係の相手に送る時?と少し場面を想像するのが、難しいかもしれないのですが。。。

そこまでかしこまってもいない、フレンドリーではある、けれどビジネス英語としても適切な宛名という感じです。

ニュートラルなメールで使う表現は、

使える表現はこちら

▶ 名前が分かる時は、“Hello (名前),”または“Hi (名前),”、“Good Morning/Afternoon (名前),

▶ 名前が分からない時は、“Greetings,”を使います。

ニュートラルトーン:名前が分かる時

“Hello(名前)”や“Hi(名前)”を使います。

▶ “Hello”は、“Dear”よりフォーマル度が下がります。
  とはいえ、初めての人へのビジネスメールでも使うことができる表現です。

▶ “Hi”は、“Hello”より更にカジュアルになりますが、こちらも初めての人へのビジネスメールでも使うことができます。

メール例

Hello Gordon,/ Hi Gordon,

Thanks for meeting with me earlier today. It was nice to meet you.

I look forward to hearing your thoughts….


(時間作ってくれてありがとう。会えてよかったです。君の考えを聞くのを楽しみにしています。)

ニュートラルトーン:名前が分からない時

ニュートラルなトーンのメールで相手の名前が分からない場合は、“Greetings,”という表現が使えます。

“Greetings,”は、単純に1人の受け取り手の名前が分からない時にも使えますが、
会社内等でその問題を解決する担当の人が何人かいて、特定の誰かではなく、その人たち全員に向けてメールを送りたい場合にも使える表現です。

メール例

Greetings,

I hope you are doing well.

I tried updating the program but had a problem. Would you mind letting me know what I should do next? ….


(お元気でしょうか。プログラムを更新しようとしているのですが、問題があります。次に何をすべきか教えて頂けますか。)

カジュアルトーン英語ビジネスメールで使える宛名表現ガイド

最後は、 カジュアルな宛名の書き方です。

▶ “Hey (名前),”または“Morning/Afternoon (名前),”それか“Hi team/everyone,”です。

先程も、ニュートラルトーンのメールの際に、“Hi(名前)”を紹介しましたが、今回は名前ではなく、teamまたは、everyoneが続いています。

▶ “Morning/Afternoon(名前)”に関しても、
頭にGoodがつかないことで、ニュートラルトーンで紹介したGood morning/Good Afternoonと比べてカジュアルでくだけた表現になります。

ここが重要

これらの表現はカジュアルでくだけた表現ではありますが、ビジネスシーンでも使うことができます。

カジュアルな表現を使う時は、あなたが受け取り手とどれだけ親しいかが重要になります。

メール例

Hey Yoko, / Morning Yoko,

Just wanted to let you know that I saw the message regarding the new client. Let’s find some time to discuss it later this week. ….


(新しいクライアントに関するメール見たよ。今週のどこかで話し合おう。)

もしあなたがチームのマネージャーなら

チームのマネージャーとして、“Hi team/everyone”から一般的な内容のメールを始めるのは、全く問題ありません。

メール例

Hi team,

I just wanted to let you know that the meeting scheduled at 2:00 will be cancelled.

(14時に予定されていたミーティングがキャンセルになりました。

番外編:とても親しい同僚に“Dear”を使うとどうなるの?

親しい同僚に、カジュアルでくだけたトーンの“Hey (名前),”や“Morning/Afternoon (名前),”の書き出しではなく、
フォーマルトーンの“Dear(名前)”を使うことがあります。

親しい間柄の相手にフォーマルトーンの“Dear(名前)”を使うことで、そのメールが真面目なものであることを表現することができます。

「内容確認済み」が伝わる

相手から来たメールへの返信であれば、
「もらったメールの内容はしっかりと確認しました。その上で、しっかり返信してますよ。」ということを示すことができます。

メールの内容は?

メールそのものの内容は必ずしもそんなに重くある必要はありません。

ミーティングの日程の確認であったり、ちょっとした変更事項を伝えるようなメールの場合にも使うことができます。

こんな気持ちが伝えられる

親しい間柄の相手に“Dear(名前)”を使うことで、「適当にメール返してる訳じゃないよ。」という気持ちを伝えることができるのです。

まとめ

英語でのビジネスメールの書き出しには、紹介したようにいくつかのパターンがあります。

書き出しの選び方で重要なのは、受け取り手とあなたの関係です。

関係性によって、上記で紹介した書き出しを選んでみてくださいね。

また、英語ビジネスメールを締めくくる時の表現に関してもこちらのコラムで紹介していますので、合わせて読んでみてください。

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編集者

Steve
イーオン法人向け英語研修 専任講師

アメリカ出身。イーオン講師歴20年以上。様々なバックグラウンドを持つ生徒様を教えた経験あり。

この10年は、数多くの企業や学校教育機関にて英語研修や教員向け研修などを担当。

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