2026.03.27

English File ネイティブはこう使う #11 “Mr. / Ms.”メール例で学ぶ意味と使い方

「Mr.」「Ms.」の使い分け完全ガイド|英語ビジネスメール編

前回のコラムでは、英語ビジネスメールの宛名に“Dear(名前), ”や“Hello(名前),”をどう使い分けるのか、を話しました。

そのコラムをお読みいただき、“Dear”“Hello”などどれを使えばいいのかは分かった。

けれど、相手の名前はどう書けばいいの?という疑問が出てきた方はいませんか?

苗字?下の名前?苗字の場合、敬称は何を使うの?性別が分からない場合は?

今回のコラムでは、名前の書き方に関してお話しします。

みんなが悩む宛名の名前

欧米では、ビジネスの場面でもファーストネームで呼ぶ文化があります。

日本では馴染みのない文化の為、いつファーストネームを使うのか判断が難しいですよね。

個人的な好みでもあるので、ネイティブスピーカーでもこの時はこう!とはっきり定義するのは難しいのですが、まとめてみます。

ファーストネームの判断基準

基本的な考え方としては、会ったことのない相手にメールを送る場合は、苗字を使います。

メールでやり取りをする中で、相手が”Call me Steve.”などと、ファーストネームで呼ぶことを求めてきた場合には、ファーストネームで呼びます。

また、特に相手が”Call me Steve.”と言わなくても、
返信のメールがファーストネームで締められていた場合、こちらがさらに返信する場合に、”Hi Steve, ”などと書くことができます。

※ファーストネームで相手を呼ぶ場合には、Mr.やMs.等の敬称は使いません。

知っているだけで差がつくマナー

特に最近の若い世代は、ビジネスの場であっても初めて会った時からファーストネームで呼び合うことが多くなってきています。

時代の変化とともに敬称が使われることが減っています。

ただし、敬称を使うことはリスペクトを示す行為でもあります。



相手がファーストネームで呼んでいいよと言った場合にも、相手がかなり目上でこちらがリスペクトを示したい場合には、苗字を使うこともあります。

反対に、こちらがファーストネームを使ったときに、相手が不適切に感じた場合は、あちらから” Please call me Mr... or Mrs...”などと言われるかもしれません。



その場合は、苗字を使うようにしましょう。

英語ビジネスメール編|ファーストネームで呼べない場合は?

ファーストネームで呼ばない場合は、敬称を付けます。気を付けたいのは、それぞれの使われ方が違うことです。

▶“Mrs.”は、結婚している女性に使います。

▶“Miss”は、若い結婚していない女性や女の子に使います。

▶“Ms.”は、全ての女性に使うことができます。結婚していても未婚でも、年齢層関係なく使えます。

その為、誰に対しても使える“Ms.”が、ビジネスメールでは、使いやすい敬称です。

メール例

Hello Ms. Saito,

I hope this finds you well. I’m writing in regards to the documents you sent to us...

(お変わりなくお過ごしでしょうか。送っていただいた書類の件で連絡しました。)


この場合は、受け取り手が女性だということは分かっています。既婚なのか未婚なのかは分からない状況です。

例えば、サイトウさんが既婚と知っている場合は、”Mrs.Saito, ”と書きます。

英語ビジネスメール編|名前で女性か男性か判断つかなかったら?

メールの相手の性別が分からない場合もありますよね。

例えば、日本の名前であれば、「ツバサ」は男性の可能性も女性の可能性もあります。

英語にもそのような名前があります。 Casie、Kelly、Jody、Tracy等がそうです。

その場合には、Mr. Mrs.等の敬称は使いません。その代わりにフルネームで名前を書きます。

メール例

Dear Casie Johnson,

Good afternoon. I wanted to write to confirm that I received your email….

(お世話になっています。メールを受け取りましたので、ご連絡いたします。)

英語ビジネスメール編|宛名を日本式の「○○-san」で通じる?

あなたが日本人であれば、使えます。受け取り手が日本語話者でなくてもです。

※ただし、あなたが受け取り手のことを知っている場合だけにしておいた方がいいと思います。



かなりフォーマルな場合のメールにおいても「○○さん」を使うことは出来ます。

書き方は、名前の後ろにハイフンを置き、sanと続けます。
「○○-san」

ハイフンがあることで、sanが英語でないことが分かります。

また、san「さん」は、日本の文化に馴染みのない人も含めて世界で知られている言葉です。「カラオケ」や「エダマメ」のような感じですね。

メール例

Hi Gordon-san.

Good morning. I apologize, but I have to postpone our meeting by 30 minutes…

(おはようございます。

申し訳ありませんが、会議を30分遅らせて頂けますでしょうか。)

英語ビジネスメール編|まとめ

今回は、英語ビジネスメールで相手の名前をどのように表記するかに関してお話しました。



▶ 相手をファーストネームで呼べる関係であれば、敬称を使わずにファーストネームのみで表記できますね。

▶ まだ、ファーストネームで呼ぶには早いかなという時には敬称を使いましょう。
※その場合は、女性なのか男性なのか、女性であれば、結婚しているのかしていないのかで敬称が変わってきます。

性別が分からない場合は、フルネームを使うことができます。

▶ こちらが日本人と分かっている相手であれば、「さん」を使えます。

今回の記事を適切な名前の表記の参考にして頂ければと思います。

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編集者

Steve
イーオン法人向け英語研修 専任講師

アメリカ出身。イーオン講師歴20年以上。様々なバックグラウンドを持つ生徒様を教えた経験あり。

この10年は、数多くの企業や学校教育機関にて英語研修や教員向け研修などを担当。

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