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ビジネス・海外旅行

「海外赴任が決まったけど英語に自信がない」
「海外赴任に就くまでに英語力をあげたいけど、何をすれば良いかわからない」
英語ができなくて、海外赴任に不安を抱いている人は多いと思います。
結論からお伝えすると、英語ができない状態で海外赴任が決まった人は、まず「リスニング」と「スピーキング」を徹底的におこなってください。
リーディングやライティングといったスキルも必要ではありますが、辞書やAI、翻訳アプリなどで代用可能です。ある程度事前準備もできるでしょう。
しかし、リスニングとスピーキングに関しては、「本人の能力」として身につけていかなければ、その場で円滑なコミュニケーションは難しいです。
実際に、TOEIC®Program総合レポートの「TOEIC® Speaking&Writing バックグラウンドアンケート2023」によると、2023年にTOEIC®テストを受験した受験者が英語学習において最も重視される技能として、なんと92.5%もの人がリスニング・スピーキングをあげています。

参考:TOEIC®Program総合レポート「TOEIC® Speaking&Writing バックグラウンドアンケート2023」をもとに筆者が作成
2023年のデータではありますが、この傾向が大きく変わることはないでしょう。
「聞き取れない」「伝わらない」は、海外赴任を成功させるうえで、改善必須のコミュニケーション能力なのです。
ただし、短期間で英語力を伸ばすのは簡単なことではありません。もしあなたが赴任先でビジネス上の成果を出したいと本気で思っているなら、必死に英語を学ぶ覚悟を持つことが重要です。
そこで本記事では、数多くの実績があるビジネス英会話のプロである私たちが、海外赴任を控えるあなたの英語力を効率よく引き上げるために必要な情報をお伝えしていきます。
この記事でわかること
・「リスニング」と「スピーキング」を徹底した方が良い理由
・海外赴任をサバイブする最低限の英語力を短期間で養う方法
・海外赴任先でいざ困ったときに使える緊急対処法
必死で英語を学ぶ覚悟を持ってこの記事に書かれていることを実行すれば、今よりも確実に自信を持って海外赴任の日を迎えられるでしょう。
ぜひ最後まで読み進めてください。
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お電話でのご予約・お問い合わせTEL:0800-111-1111受付時間 10:00~19:00(土・日・祝含む)
目次
1. 英語ができない状態で海外赴任が決まったら「リスニング×スピーキング」を徹底しよう

結論からお伝えすると、赴任するまでの短期間で必要な英語力を少しでも身につけたいなら、リスニングとスピーキングに絞って徹底的に勉強してください。
なぜかというと、日中に通常業務も行いながら短期間で「読む・書く・聞く・話す」をすべてやるのはかなり難しいからです。またこの記事の冒頭でもお伝えした通り、ライティング・リーディングとは違い、リスニングとスピーキングに関しては、「本人の能力」として向上させないことには、現地でのスムーズなコミュニケーションができないためです。
たとえば、赴任先のチームミーティングで「So, what’s your take on this strategy?」と突然意見を求められたとします。
このような場面では、リスニング力がなければそもそも質問の意図を正確に把握できませんし、スピーキング力がなければ、自分の意見をその場で簡潔に、相手が理解できる発音で返すこともできません。
「I think the strategy is promising, especially in terms of expanding our reach in the Asian market. But we might want to reconsider the timeline.」のように、要点を押さえたコメントができるだけで、「話が通じる」「仕事ができる人」という印象を与えることができます。
逆に、言葉に詰まって沈黙してしまうと、「英語が苦手」というだけでなく、「意思表示をしない人」という誤解を生む恐れもあります。
会議のような場面でなくても、たとえば、
現地のオフィスで「〇〇さん、ちょっとミーティングに来てもらえる?」と声をかけられたとき、聞き取れずにポカンとしてしまうと、それだけで「英語が通じない人」という印象を与えてしまいかねません。
また、自己紹介やちょっとした雑談すらままならないと、職場で孤立してしまうリスクもあります。
完璧な文法でなくても「Sure, I’ll be right there.」や「Nice to meet you! I’m in charge of marketing.」といった短いフレーズをスッと返せるだけで、相手に安心感を与え、良好な人間関係の第一歩を築くことができるでしょう。
赴任直後の1〜2週間は、まさにこの「聞く・話す」の瞬発力が問われる場面の連続です。
国や地域、職場によってさまざまではありますが、現地では“黙る”ことが「同意」や「関心がない」と受け取られることも多いため、きちんと会話のボールを受け取り短くても言葉にすることは、海外での仕事で成果を上げるためにも、非常に重要なのです。
2. 海外赴任をサバイブする最低限の英語力を短期間で養う方法一覧

海外赴任までの短期間で「リスニング力」と「スキーピング力」を上げるためには、日常の中の隙間時間さえも無駄にはできません。
この章では、日常生活の中でできる勉強法を、シチュエーション別にまとめました。
【シチュエーション別:短期間でリスニング力とスピーキング力を向上させるためのおすすめ勉強法】
通勤時間 | ・自然な英語素材のリスニング(多聴) |
---|---|
入浴中 | ・自然な英語素材のリスニング(多聴) ・英語の独り言・会話フレーズの反復練習 |
寝る前の30分 | ・会話フレーズ反復練習 ・スピーキングアプリ・ラジオ講座・シャドーイング |
休日 | ・英会話教室(オンライン、通学) ・スピーキングアプリ・シャドーイング |
食事中 | ・自然な英語素材のリスニング(多聴) ・英語字幕付き英語映画鑑賞 |
隙間時間を使った学習では、どのシチュエーションも、「完璧じゃなくてOK」「とにかく口に出す・耳を慣らす」がポイントです。細かいことを気にすることなく、まずは隙間時間を英語で埋めましょう。
それぞれの勉強法の概要は以下の通りです。
【勉強法概要まとめ】
ジャンル | 勉強法 | 内容 |
---|---|---|
リスニング/スピーキング | シャドーイング | 英語の音声を聞きながら、その直後に続けて発音する学習方法です。 最短でリスニング力とスピーキング力を同時に上げられる最強トレーニングと言われているので、海外赴任まで時間がない人にはとてもおすすめです。 |
英会話教室(通学、オンライン) | 英会話教室に通学することは、海外赴任のために短期間でブーストしたい人にとってはとても効率が良い手段です。 自宅や隙間時間を使ってここまでご紹介した学習法を実践しつつ、英会話教室を「アウトプットの場」「修正してもらえる環境」として活用すると、短期間でも大幅に英語力を伸ばせます。 |
|
リスニング | 自然な英語素材のリスニング(多聴) | 多聴とは、文字通り「英語をたくさん聴く」ことです。日常的に英語を聴く習慣をつけることで、英語を聴くことの抵抗感を減らし、ドラマなど自然な場面で英語に触れることで、場面に即した表現や語彙を理解することにつながります。 |
ラジオ講座 | NHKなどのラジオ講座を使って、聞き流しとシャドーイングを両立させる方法です。 ラジオ講座は優しい構成と丁寧な解説で基礎を固めやすく、英語初心者でもマイペースに学習できます。 |
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スピーキング | 英語の独り言 | 英語の独り言は、読んで字の如く英語で独り言を呟きます。 「今日は何をしたか?」「夕ご飯はなんだったか?」など、心の中の問いかけに英語で呟きます。 |
スピーキングアプリ | スピーキングアプリを使って会話の練習や発音チェック、フレーズの反復をします。 スピーキングアプリは添削機能が搭載されていることが一般的なので、発音や文法など改善点をすぐに知ることができます。 |
次章からは、上記表の学習法についてさらに具体的にお伝えしていくので、読み進めてください。
3. 海外赴任でサバイブする最低限のリスニング力・スピーキング力を同時に養う方法

短期間で海外赴任に必要な最低限のリスニング力とスピーキング力を身につける学習方法は以下の2つです。
・シャドーイング
・英会話教室
本章で紹介する方法を重点的に行い、隙間時間で4. 海外赴任でサバイブする最低限のリスニング力を養う方法と5. 海外赴任でサバイブする最低限のスピーキング力を養う方法で紹介する学習方法を取り入れるのがおすすめです。
さっそく見ていきましょう。
3-1. シャドーイング
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、その直後に続けて発音する学習方法です。
これは、最短でリスニング力とスピーキング力を同時に伸ばせる“最強のトレーニング”とも言われており、海外赴任まで時間がない方にとって、非常に効果的な学習法だと言えます。
それでは具体的な手順をご紹介しましょう。
【シャドーイングの手順】
STEP1. 自身の英語レベルに合った教材を使う |
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---|---|
STEP2. あらかじめスクリプトを読んで内容を理解しておく |
|
STEP3. スプリクトをみながら音声につづけて読む |
|
STEP4. スクリプトなしでやってみる |
|
STEP5. できるまで繰り返す |
|
英語特有の音や音声変化に慣れないうちは、短いセリフからはじめるのがポイントです。
また、初心者には難易度が高い場合があるので、その時は再生速度を落としたり、短いフレーズから始めたりして、無理せず進めてください。
シャドーイングのポイントまとめ
・短いセリフからはじめる
・必要に応じて再生速度を落とす
▼シャドーイングの正しい実践方法について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
シャドーイングの正しいやり方5step!効果を高めるコツも紹介
3-2. 英会話教室
海外赴任で最低限の英語力を効率よく身につけたいなら、英会話教室の活用を強くおすすめします。
その理由は、リスニングとスピーキングの両方を「実践の場」で同時に鍛えられる、数少ないトレーニング環境だからです。
短期間で成果を出すには、インプット中心の独学だけでは限界があります。英会話教室では、プロの講師と1対1または少人数で実際に会話を繰り返すことで、「聞いて理解し、考えながら返す」というリアルな反応力が養われます。これはまさに、現地で求められる“即戦力”そのものです。
たとえば、会議中に突然意見を求められたとき、自分の考えを英語で端的に伝える力が必要です。英会話教室ではこうしたビジネスシーンを想定したロールプレイも可能で、教科書では得られない実践的な感覚が磨かれます。さらに、自分の弱点を即座にフィードバックしてもらえる点も、時間の限られた準備期間には大きなメリットになるでしょう。
他の方法と比較して、コストがかかる点だけがデメリットになりますが、赴任前の限られた時間で最大限の成果を出したいなら、英会話教室は最も投資対効果の高い選択肢の一つです。
参考までに、通学とオンラインの費用相場は以下の通りです。
英会話教室(通学)の費用相場 | |
---|---|
入会金の相場 | 5,000円〜30,000円(税込)/入会時 |
レッスン料の相場 |
グループレッスン:(5~8人)12,000円〜20,000円(税込)/月 グループレッスン:(2~4人)12,000円〜24,000円(税込)/月 プライベートレッスン:20,000円〜40,000円(税込)/月 |
教材費の相場 | 5,000円〜15,000円(税込)/年間 |
管理費の相場 | 1,000円〜3,000円(税込)/月 |
英会話教室(オンライン)の費用相場 | |
---|---|
入会金の相場 | 無料〜 |
レッスン料の相場 | 5,000円〜10,000円(税込)/月 |
教材費の相場 | 無料 |
管理費の相場 | 無料 |
「海外赴任まで本当に時間がない…」「お金がかかってもいいから海外赴任までに本気で英語力を伸ばしたい」という方は、ぜひ英会話教室の活用を検討してみてください。
▼英会話教室の選び方について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
【大人の英会話教室の選び方】5つのステップで自分に合う教室がわかる
4. 海外赴任でサバイブする最低限のリスニング力を養う方法

海外赴任までの短期間でリスニング力を高めるためには、以下の2つの方法がおすすめです。
・自然な英語素材を活用したリスニング(多聴)
・ラジオ講座を使った学習
時間に限りがあるとは思いますが、隙間時間を使って毎日できることを実践すると効果的です。
4-1. 自然な英語素材を活用したリスニング(多聴)
多聴とは、文字通り「英語をたくさん聴く」ことです。日常的に英語を聴く習慣をつけることで、英語を聴くことの抵抗感を減らし、ドラマなど自然な場面で英語に触れることで、場面に即した表現や語彙を理解することにつながります。
【多聴の手順】
STEP1. れから自分の身が置かれるビジネスシーンや海外での日常生活が描かれたドラマを選ぶ
STEP2. 週末のまとまった時間で内容を理解するように日本語字幕で視聴する
STEP3. 通勤時間や入浴中など、時間があるときに英語字幕(または字幕ナシ)で見直す
海外赴任で役立つ、具体的な表現のリスニングを強化したければ、ビジネス特化型のリスニング教材を使うのがおすすめです。ビジネス特化型の教材には、以下のようなものがあるので、参考にしてください。
ビジネス特化型リスニング教材の例
・CNBCやBloomberg TV などのビジネスニュース
最新の業界用語や経済用語を学べます。
様々なトピックについてプレゼンテーションをおこなう動画プラットフォームです。基本的に18分以内の動画で、プレゼンテーションスキルやアカデミックな表現を学習できます。
ポイントは、毎回違う動画や音源を選ぶのではなくて、同じものを聞き取れるようになるまで何度も繰り返し聞くことです。
自然な英語素材でのリスニング(多聴)のポイントまとめ
・自分が身を置く場面に近いドラマや映画素材を活用する
・赴任先の業務に役立つビジネス特化型のリスニング教材を活用する
▼リスニングについてさらに詳しくは、以下の記事をご覧ください。
「リスニングができない…」原因を解決して聞こえるようになる上達法
4-2. ラジオを使った学習
ラジオの英語講座を使った方法も、短期間でリスニング力を伸ばすのにおすすめです。
ラジオ講座は優しい構成と丁寧な解説で基礎を固めやすいので、英語初心者でもマイペースに学習できます。
また、スマホやパソコンがあればどこでも手軽に始められますし、レベルに合わせた番組を選べる点もおすすめできるポイントです。
それでは具体的な手順をご紹介しましょう。
【ラジオ講座を使った学習の手順】
STEP1.講座を選ぶ
STEP2.ラジオ講座を聞く
STEP3.聞き流すだけではなく、シャドーイングする(英語の音声を聞きながらすぐに真似して発音する)
STEP4.同じ回を理解するまで何度も繰り返し聞く
たとえば、海外赴任を控えている人には、NHKラジオの以下講座がおすすめです。
おすすめのラジオ講座 | おすすめのラジオ講座 | 放送時間 |
---|---|---|
「中高生の基礎英語 in English」 | ・英語で意見交換をすることを目標とした講座 ・全編英語 ・中学レベルの英語で無理なく学べる |
▼放送 [NHK-FM] 月曜~金曜 午前5:30~5:45 ▼再放送 [NHKラジオ第2] 月曜~金曜 午前6:30~6:45、午後7:15~7:30、午後9:30~9:45 |
「英会話タイムトライアル」 | ・英会話の瞬発力を鍛える講座 ・実際の会話に役立つ知識が数多く提供されています |
▼放送 [NHKラジオ第2] 月曜~金曜 午前8:30~8:40 ▼再放送 [NHKラジオ第2] 月曜~金曜 午後0:15~0:25、午前3:15〜3:25、午後6:25~6:35、午後11:00~11:10 |
ラジオ英語講座で学んだ表現は、それ以外の場所で実際に口に出すことが大切です。お風呂の中の「英語の独り言」などで、積極的に使う習慣をつけるとより効果が高まります。
また、毎日続けることもポイントなので、1日10〜15分のラジオ学習を習慣化させてください。
ラジオ講座を使った学習のポイントまとめ
・学んだ表現を日常で口に出してみる
・習慣化して毎日継続して行う
▼ラジオを使った英語の勉強法について、さらに詳しくは以下の記事をご覧ください。
ラジオを使った英語の勉強法─初心者におすすめのラジオ番組や活用術
5. 海外赴任でサバイブする最低限のスピーキング力を養う方法

続いて、短期間でスピーキング力を向上させる学習法をご紹介します
・英語の独り言
・スピーキングアプリ
隙間時間を使ってすべてを取り入れるのが理想ですが、できることから始めてください。
5-1. 英語の独り言
独り言で英語を話す方法は、短期間でスピーキング力の向上が期待できる学習法です。
シチュエーションを選ばないため、アウトプット量が圧倒的に増加するからです。
例えば、ビジネスシーンを思い浮かべて英語で言ってみましょう。
【ビジネスシーンの独り言英語の例文】
Let's get started.
はじめましょう
Thanks for joining.
ご参加ありがとうございます
Let's do a quick round of introductions.
簡単に自己紹介をしましょう
Where did I save that file?
あのファイルどこに保存したっけ?
Can everyone hear me?
みなさん聞こえていますか?
英語の独り言学習では、完璧を求めるのではなくて、とにかく英文を口に出すことが大事です。とりあえず言ってみて、あとで調べれば大丈夫なので、とにかく口に出します。不安な箇所はメモをとっておくと良いでしょう。
また、実際に起こっていることについて独り言を言うだけではなく、シーンを想像して独り言をいうとより効果的です。例えば赴任先に行った時のことを思い浮かべて独り言を言ってみると、より実践的なフレーズが出てくるはずです。
英語の独り言ポイントまとめ
・完璧な文法よりとにかく口に出す
・不安な箇所はメモを取る
・シーンを思い浮かべて一人芝居的に言ってみる
▼英語の独り言学習についてさらに詳しくは、以下の記事をご覧ください。
一人でも効果抜群!英語スピーキング練習法3つを紹介
5-2. スピーキングアプリ
スピーキングアプリは、隙間時間を活用してスピーキング力を向上させるのにとても有効な方法です。
添削機能が搭載されていることが一般的なため、発音や文法など改善点をすぐに知ることができ、効率的にスピーキング力を高められるからです。
手順はアプリによって異なるので、ここでは一例をご紹介します。
【スピーキングアプリを使った学習の手順例】
STEP1.アプリを選んでインストールする
STEP2.音声をよく聞いて真似をする
STEP3.発話練習・AIとの会話・録音してチェックする
STEP4.録音、フィードバック機能で自分の話し方をチェックする
スピーキングアプリを使った学習のポイントは、自分に合ったアプリを見つけて隙間時間で毎日コツコツ続けることです。
海外赴任で必要な英語力を身につけるためには、以下ポイント押さえてアプリを選ぶといいでしょう。
スピーキングアプリを選ぶ際のポイント
・ロールプレイやシナリオ機能があるか(実践的な会話を学ぶため)
・発音チェックやAI添削機能があるか(間違いを修正するため)
・レベル調整できるか(自分に合った学習をするため)
特に最近は最新AI機能を搭載したスピーキングアプリが注目されていて、まるで英会話教室に通っているかのように活用できるアプリもあります。
自分に合ったアプリを見つけて、自分の言葉として英語を声に出せるように繰り返し練習しましょう。
【海外赴任前には対話型スピーキングアプリ「AI Speak Tutor 2」がおすすめ】

英会話イーオンが提供しているスピーキングアプリ「AI Speak Tutor 2」なら、着実な上達へと導く学習ステップで、実践的な英会話が身につきます。
実際に、88%以上のユーザーが1ヶ月で上達を実感しています。
・イーオンオリジナルコンテンツ搭載
・AIとの会話練習
・AIレベル診断
・AI Talkでロールプレイ
・ゲーミフィケーション機能 "Speaking Battle"
・職業別会話"@WORK"
▼スピーキングアプリ学習についてさらに詳しくは、以下の記事をご覧ください。
一人でも効果抜群!英語スピーキング練習法3つを紹介
6. 海外赴任先でいざ困ったときに使える緊急対処法

ここまで海外赴任に就くまでにできることについてお伝えしてきましたが、ここからは実際に海外赴任に就いてから起こりうる困りごとに対処する方法をお伝えしていきます。
対処法は、以下の3つです。
・会議や電話に備えた“ビジネス定型フレーズ”を準備しておく
・メールや手紙の「型・定番フレーズ」をインプットしておく
・簡単な単語+ジェスチャー・スマホ・イラストなどの状況説明力で乗り切る
この4つの対処法を習得して、少しでも不安感を解消してください。
6-1. 会議や電話に備えた“ビジネス定型フレーズ”を準備しておく
赴任先で避けて通れないシチュエーションはいくつもありますが、その中でも代表的な「会議」と「電話」への対応を準備しておくと心強いです。
PCや付箋などに書き起こしておくなどして、いざ必要になったタイミングで頭が真っ白になっても大丈夫なように、いつでも呼び出せるように準備しておきましょう。
ここでは、最低限把握しておくべきビジネス定型フレーズをご紹介します。
まずは、電話を受ける場合のビジネス定型フレーズです。
電話を受ける場合のフレーズ
◎最初の挨拶
・Hello, TTU Corporation, This is Mariko Takeda speaking. How may I help you?
「お電話ありがとうございます。TTU株式会社の武田マリコです。どのようなご用件でしょうか?」
◎相手の名前を聞きたい時
・May I ask who’s calling, please?
「どちらさまですか」
◎相手の話が聞き取れないとき
・Could you speak more slowly, please?
「もう少しゆっくりお話しいただけますか」
・Could you say that again, please?
「もう一度言っていただけますか」
◎電話を繋ぐ場合
・I’ll transfer your call to Mr. Suzuki.
「スズキにおつなぎいたします」
◎不在を伝える場合
・I’m afraid he’s not available right now.
「申し訳ございませんが、彼は席を外しております」
◎電話の最後に
・Thank you for calling, bye.
「お電話ありがとうございました、さようなら」
続いて、電話をかける場合です。
電話をかける場合のフレーズ
◎最初の挨拶
・Hello, this is Mariko Takeda from TTU corporation.
「お世話になっております。TTU株式会社の武田マリコと申します」
・May I speak to Mr. Watson?
「ワトソンさんをお願いできますか?」
◎相手が不在の場合
・Could you ask her to call me back?
「彼女に折り返しのお電話をお願いできますか?」
◎要件を伝える
・I'm calling about the upcoming meeting.
「次回の会議の件でお電話しました」
・I'm calling to inquire about your products.
「貴社の製品についてお尋ねしたく、お電話しました」
電話をする際の会話はある程度フォーマットが決まっているので、上記のフレーズに加えて要件の英文を用意すれば、ほとんどの場合問題なくコミュニケーションが取れます。
会議でのコミュニケーションは、電話のようにおおよそ決まった流れがありませんので、ここではある程度決まったフレーズと、困った時に使えるフレーズをお伝えします。
会議で使えるフレーズ
◎始まりの挨拶
・Let's get started.
「それでは始めましょう」
・Today's agenda is as follows.
「本日の議題は以下の通りです」
◎話し合い
・What do you think about〜?
「~についてどう思いますか」
◎質問する
・I have a question about〜.
「~について質問があります」
◎会議が煮詰まる
・Do you have any suggestions?
「(問題を解決するために)何か良い提案はありますか」
◎助けを求める
・Could you please help me with〜?
「〜を手伝っていただけますか」
▼電話や会議のビジネス定型フレーズについてさらに詳しくは、以下記事をご覧ください。
【ビジネス英語大全】超有用フレーズや英単語、学習のコツまで全解説
6-2. メールや手紙の「型・定番フレーズ」をインプットしておく
メールや手紙の文章は、翻訳アプリを活用すれば問題なく解決しますが、基本的な型やフレーズを把握しておいた方が安心です。
例えば、ビジネスメールでは、通常24時間以内に返信することがマナーとされているので、返信が24時間を過ぎてしまった場合は、遅れたことを謝罪すると印象が良いです。
返信が遅れてしまった場合の型・フレーズ
◎件名は「Apologies for the Delay in Response」とする
「返信が遅れて申し訳ありません。」
◎メールや手紙の最後に、改めて謝罪の一文を入れる。
・Once again, I apologize for the delay and appreciate your understanding. Best regards.
「改めて、遅れて申し訳ありませんでした。ご理解いただけますと幸いです。」
また、返信がもらえない時は催促しなければいけませんが、その際の表現にもビジネスメールならではのポイントがあります。
英語は簡潔でストレートな表現を好む傾向がありますが、ビジネスメールの返信で催促を促す場合は、より丁寧で礼儀正しい表現が求められます。
返信を催促する場合の型・フレーズ
◎件名は「Gentle Reminder: Follow-Up on」とする
-念の為にお知らせします。
◎メールや手紙の最後に、気遣いの一文を入れる
・If you have any further questions, please don’t hesitate to ask. Best regards.
「ご質問等がございましたら、遠慮なくお問合せください。よろしくお願いいたします。」
ビジネスメールにおける適切なタイトルに迷うことがあるかも知れませんが、ここでお伝えしたフレーズを参考にすると安心です。
▼ビジネスメール、手紙についてさらに詳しくは、以下の記事をご覧ください。
【保存版】英語ビジネスメールの返信で失敗しない例文集
6-3. 簡単な単語+ジェスチャー・スマホ・イラストなどの状況説明力で乗り切る
海外で仕事をしたり生活したりするうえで、「完璧な英語が話せないと困るのでは?」と思っている方もいるかもしれません。ですが、実は必ずしも完璧な英語力が求められるわけではありません。
多くの場合は、単語とジェスチャーで十分に伝わるのが現実です。
例えば、オフィスにおけるやりとりを例に挙げてみましょう。
・「休憩してもよい?」と聞く時
“Break?”と言って時計を見るジェスチャー
・「全然わからない」と伝える時
“No idea.”と言って肩をすくめる
・「これは大事です」と言う時
“This. Important.”と言って資料や画面を指差し頷く
このように、シンプルな単語と身振り手振りで十分に伝わることもたくさんあります。
そのほかにも翻訳ツールなどのスマホアプリや、もっとシンプルにイラストでも言いたいことを伝えるのは十分可能なので、英語ができないことを必要以上に不安視しなくて大丈夫です。
大事なのは、伝えようとする姿勢、伝えることを諦めない姿勢なので、自分の気持ちをしっかりと表現して伝えようとしてください。
単語+ジェスチャーやスマホなどで乗り切る際のポイント
・伝えようとする姿勢が大事
・自分の気持ちを表情に思い切り出す
・困った時に頼れるスマホアプリを用意しておく
7. 赴任先でビジネス上の成果を創出するならば必死に英語を学ぶ覚悟を決めよう

ここまで海外赴任までにやるべきことをお伝えしてきましたが、これらを実践して自分だけで英語力を高めるには相当の覚悟が必要です。
ただでさえ忙しい日常の中で、可能な時間を全て英語の勉強に捧げるくらいの気持ちがないと、短期間で英語力は上達しません。
なので、海外赴任先で「成果を出したい」と本気で思うなら、まずは「海外赴任までに必死で努力して英語を学ぶしかない」という気持ちを持つことがスタートラインだと思ってください。
その上で、この記事でご紹介した方法を自分の生活の中に取り入れたり、何か教材を使ってリスニング力とスピーキング力を伸ばしたりしてください。
もし自力では無理だと感じている場合は、英会話への通学やオンライン英会話という手段もあります。特にビジネス英会話は日常英会話よりも難易度が高いので、ビジネス英会話のプロに教えてもらうと効率よく学べます。
いずれにせよ、初めから完璧を目指すのではなくて、「最大限の努力をして海外赴任に臨もう!」と今この瞬間に覚悟を決めて一歩踏み出すことこそが、海外赴任成功の鍵なのです。
8. ビジネス英会話を取得するならイーオンが伴走いたします

◎独学で英語力を上げる自信がない
◎英語の苦手意識を克服したい
◎海外赴任までに効率よくできる限り英語力を上げたい
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9. まとめ
この記事では、英語ができない海外赴任予定者に向けて、やるべき学習法を中心にお伝えしました。
あまり時間に余裕がない海外赴任予定者はやるべきことは、リスニングとスピーキングで、お伝えしたシチュエーション別勉強法は以下の通りです。
【シチュエーション別:短期間でリスニング力とスピーキング力を向上させるためのおすすめ勉強法】
通勤時間 | ・自然な英語素材のリスニング(多聴) |
---|---|
入浴中 | ・自然な英語素材のリスニング(多聴) ・英語の独り言・会話フレーズの反復練習 |
寝る前の30分 | ・会話フレーズ反復練習 ・スピーキングアプリ・ラジオ講座・シャドーイング |
休日 | ・英会話教室(オンライン、通学) ・スピーキングアプリ・シャドーイング |
食事中 | ・自然な英語素材のリスニング(多聴) ・英語字幕付き英語映画鑑賞 |
どのシチュエーションも、「完璧じゃなくてOK」「とにかく口に出す・耳を慣らす」がコツです。
あなたの海外赴任が成功するように、応援しています。
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