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ビジネス・海外旅行

はじめて英語のビジネスメールを受け取ったとき、どのように返信すれば良いのか戸惑ってしまいますよね。
ご安心ください。英語のビジネスメールは、以下の基本フォーマットを使えば、初心者でも失敗なく簡単に作れます!

- フォーマットの使い方簡単3ステップ
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1章の英文をコピペする
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返信内容に合う用件に入れ替える
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敬称と署名を書き換えて送信する
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この記事では、英語初心者でも簡単にビジネスメールの返信ができるよう、そのまま使えるフォーマットをご紹介しています。
さらに、返信のバリエーションを広げるための、パートごとの英語例文も掲載しています。
状況に応じて適切な例文に入れ替えるだけで、失敗なくビジネスメールに返信できますよ。
英語のビジネスメールの返信でお困りの方は、保存してお使いください。
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目次
1.【すぐに使える!】英語のビジネスメール返信フォーマット

英語でビジネスメールに返信する際は、以下の5つの要素で構成されるフォーマットを使うのが便利です。
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あいさつ
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お礼
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用件
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締めの言葉
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結び
このフォーマットを使うことで、メールの構造が整理され、読みやすく理解しやすい文章になります。
以下は、フォーマットを使った具体的な例文です。

コピペには、次のテキストをお使いください。
太字箇所は、返信内容に合わせて変更します。
- コピペ用
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Dear Mr. Davis,
I hope this email finds you well.
Thank you for your prompt reply.
Regarding your email earlier, I would like to request a meeting with you to discuss the project.
Could we schedule a meeting next Tuesday, July 16th, at 10:00 AM?
Thank you for your consideration.
I look forward to meeting you in person.
Best regards,
ABC Company
Ken Shibata
Tel:012-345678
- フォーマットの使い方
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コピペする
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敬称、署名を入れ替える
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太字部分を返信内容に合わせて変更する
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送信する
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- 敬称について
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英語のビジネスメールでは、最初に敬称を付けて、相手の名前を入れます。
敬称は、相手との関係性や状況に応じて、適切なものを使用してください。
敬称の例
- 初めての取引先やあまり親しくない相手に送るとき
- Dear Mr. Davis, (デイビス様〔男性〕)
Dear Ms. Patel, (パテル様〔女性〕)
Dear Anita Patel, (アニータ・パテル様) - 部署や名前のわからない担当者に送るとき
- Dear Human Resources Department, (人事部御中)
Dear Hiring Manager, (採用担当者様)
- 用件について
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用件は、返信内容に応じて入れ替えてください。
例として、以下のような英文に入れ替えられます。
Could you (please) send me your flight information?
(お乗りになるフライトの情報をお送りいただけますでしょうか。)
I regret to inform you that your application has been declined.
(残念なお知らせですが、あなたの申請は却下されました。)
さらに、状況に合わせた用件の例文を次章の2-3.用件の例文で12個ご紹介しています。
- 最後に確認するべきポイント
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返信メールの最後には、会社名や連絡先、署名を忘れないよう入れておきましょう。
また、送信する前に、宛先や入力ミスがないか、もう一度確認することが重要です。
- スマートに書くポイントも押さえて!
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要件は簡潔かつ明確に伝える。
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できるだけ省略形は使わない。(例:I'm、You're)
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略語は相手や状況に応じて適切に使う。(例:ASAP(as soon as possible)、FYI(for your information))
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改行を使って読みやすくする。
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2.【ステップアップ編①】ビジネスメールの幅を広げる英語例文集

1章のフォーマットでも十分に返信ができますが、慣れてきたら、さらにステップアップした返信を作成してみましょう。
5つのパート別に、そのまま使える便利な英語の例文をご紹介します。
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2-1.あいさつの例文
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2-2.お礼の例文
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2-3.用件の例文
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2-4.締めの言葉の例文
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2-5.結びの例文
ここで紹介する例文を参考にすることで、返信内容にバリエーションが加わります。
毎回同じ返信になることを避けられ、より豊かなコミュニケーションが図れるでしょう。
では、ひとつずつ詳しく紹介します。
2-1.あいさつの例文
1つ目は「あいさつの例文」です。
あいさつは、メールの書き出しとなる文で、長々と書く必要はありません。
以下の中から、どれか一文のフレーズを入れれば十分でしょう。
How are you doing?
(お元気ですか。)
I hope you are having a productive week.
(実りの多い1週間を過ごされていることを願います。)
I hope this email finds you well.
(ご健勝のことと存じます。)
2-2.お礼の例文
2つ目は、「お礼の例文」です。
返信メールにおいて、相手への敬意を示すために、最初のメールに対するお礼の一文を入れることがビジネスマナーとされています。
感謝の気持ちを伝えることで、良好な関係を築き、円滑なコミュニケーションを促進することができます。
お礼の内容に応じて、いくつかの例文をご紹介します。
返信してくれたことに対するお礼
Thank you for your reply.
(ご返信ありがとうございます。)
Thank you for getting back to me.
(お返事くださって、ありがとうございました。)
すばやく返信してくれたことに対するお礼
Thank you for your prompt reply.
(早速のご返信、ありがとうございました。)
Thank you for getting back to me so quickly.
(すぐにお返事を下さってありがとうございます。)
Thank you for getting back to us so soon.
(早急に折り返しくださって、ありがとうございました。)
情報を送ってくれたことに対するお礼
Thank you for your input.
(ご意見をありがとうございました。)
Thank you for the update.
(最新情報をありがとうございました。)
Thank you for contacting us.
(ご連絡くださってありがとうございます。)
Thank you for sending us the agenda.
(私どもに議題をお送りくださり、ありがとうございます。)
Thank you for sharing your findings with me.
(所見を共有いただき、ありがとうございました。)
Thank you for letting me know about the changes to the schedule.
(スケジュールの変更をお知らせくださって、ありがとうございました。)
その他のお礼
Thank you for reaching out.
(わざわざご連絡くださってありがとうございます。)
Thank you for your continued support.
(引き続きよろしくお願いいたします。)
Thank you for your interest in our services.
(弊社のサービスにご興味をお持ちくださって、ありがとうございます。)
状況に合わせて、適切なお礼の英文を入れましょう。
2-3.用件の例文
3つ目は「用件の例文」です。
ビジネスメールで返信する際に、もっとも重要なパートと言えるでしょう。
ただし、長文にする必要はありません。
相手の貴重な時間を節約するためには、簡潔で明確に伝えることが大切です。
さまざまなシチュエーションで使える、ビジネスメールの例文をいくつかご紹介します。
依頼をするとき
Could you (please) send me your flight information?
(お乗りになるフライトの情報をお送りいただけますでしょうか。)
I would like to request a meeting with you to discuss the project.
(プロジェクトについてお話しするために、打ち合せのお時間をいただきたいのですが。)
If possible, could we meet at 2 p.m.?
(もし可能でしたら、午後2時にお会いできますか。)
情報を知らせるとき
I would like to go over the plan for tomorrow.
(明日の予定を確認したいです。)
I am writing to let you know that I will be out of town next week.
(来週は出張で不在にいたしますので、お知らせのためにメールをお送りしています)
I need to inform you that our meeting tomorrow has been canceled.
(明日の打合せは中止になりましたので、お知らせいたします。)
相手の依頼に返信するとき
We would be happy to meet with you to discuss the details.
(ぜひお会いして、詳細を詰めましょう。)
Unfortunately, we won’t be able to attend the conference.
(あいにく、会議には出席することができません。)
I regret to inform you that your application has been declined.
(残念なお知らせですが、あなたの申請は却下されました。)
単語を自分のシチュエーションに合わせて入れ替えることで、幅広い用件で使用できます。
入れ替えの例
Could you (please) send me your flight information?
(お乗りになるフライトの情報をお送りいただけますでしょうか。)
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※入れ替え
Could you please send me your travel itinerary?
(旅行の日程表をお送りいただけますでしょうか。)
Could you please send me your new project details?
(新商品の詳細をお送りいただけますでしょうか?)
Could you please send me your failure report?
(不具合報告書をお送りいただけますでしょうか。)
2-4.締めの言葉の例文
4つ目は「締めの言葉の例文」です。
締めの言葉では、相手への気遣いや自分の気持ちを率直に表現することで、より気持ちが伝わりやすくなります。
適切な締めの言葉を選ぶことで、メール全体の印象を左右することもあります。
シチュエーションに合わせた、適切な表現をいくつかご紹介します。
質問や疑問を歓迎する例文
Please let me know if you have any questions or concerns.
(ご質問や疑問点などがございましたら、ご連絡ください。)
If you have any questions or concerns, feel free to contact us at this address.
(何か質問や疑問点などがございましたら、こちらのアドレスまでお気軽にお問い合わせください。)
If you have any further questions, please don’t hesitate to ask.
(他にも質問がございましたら、遠慮なくお寄せください。)
実際に会うことに対する例文
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※初対面の場合
I look forward to meeting you in person.
(実際にお会いできるのを楽しみにしております。) -
※再会の場合
I’m looking forward to seeing you again soon.
(近いうちにまたお会いできるのを楽しみにしています。) -
※いつ会えるかわからない場合
I hope to see you again soon.
(また近いうちにお会いできますように。)
相手の協力や理解を求める例文
I really appreciate your support/cooperation.
(ご支援・ご協力、よろしくお願いいたします。)
Thank you for your consideration.
(ご検討よろしくお願いします。)
Thank you in advance for your understanding.
(ご理解いただけますよう、よろしくお願いいたします。)
相手の健康や成功を祈る例文
I wish you all the best.
(ご多幸をお祈り申し上げます。)
I wish you good health.
(ご健勝をお祈りいたします。)
Good luck in your future endeavors.
(今後のご活躍をお祈り申し上げます。)
締めの言葉は、複数の例文を入れることも可能です。
返信内容にふさわしい、締めの例文をお選びください。
2-5.結びの例文
5つ目は「結びの例文」です。
英文のメールでは、最後に必ず結びの言葉を入れます。
ビジネスメールでよく使われる結びのフレーズとしては、以下があります。
Sincerely,
Best regards,
Best wishes,
これらの3つのフレーズはすべて丁寧な表現で、ビジネスメールで使用できます。
特によりフォーマルな場面では、「Sincerely」を選ぶと間違いありません。
3.【ステップアップ編②】知っておくと便利なビジネスメール例文

ビジネスメールで返信の状況別に、スマートな英語の返信例をいくつかご紹介します。
返信には、次のような状況が考えられます。
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3-1.返信が遅れてしまったことに謝罪するとき
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3-2.返信を催促するとき
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3-3.相手に返信不要を伝えるとき
これらの状況に応じた、英語の返信例を見ていきましょう。
3-1.返信が遅れてしまったことに謝罪するとき
返信が遅れてしまったときに、謝罪する英語の例文をご紹介します。
ビジネスメールでは、通常24時間以内に返信することがマナーとされています。
そのため、返信が24時間を過ぎてしまった場合は、遅れたことを謝罪する文をいれることが推奨されます。
件名は「Apologies for the Delay in Response」とするといいでしょう。
以下は謝罪の例文です。
Dear Mr Mark,
I hope this message finds you well.
I sincerely apologize for the delayed response.
I encountered technical issues with my email.(返信が遅れた理由)
Please find my response included below.
返信の用件をいれる
Once again, I apologize for the delay and appreciate your understanding.
Best Regards,
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※和訳
Mark様
ご健勝のことと存じます。
返信が遅れたこと、心よりお詫び申し上げます。
メールに問題が発生してしまいました。
以下より返信をお送りさせていただきます。
返信の用件
改めて、遅れて申し訳ありませんでした。
ご理解いただけますと幸いです。
遅れた理由は、 長々と説明する必要はありませんが、簡単な理由を添えることで誠意を伝えられます。
メールの最後に、再度お詫びの言葉をいれることを忘れないでください。
「返信が遅れた理由」の言い換え文
I was out of the office on vacation last week.
(先週は休暇中でオフィスを不在にしておりました。)
I've been dealing with a heavy workload recently.
(最近、仕事が立て込んでおりました。)
I needed some additional time to gather the necessary information.
(必要な情報を集めるために時間がかかってしまいました。)
3-2.返信を催促するとき
ビジネスメールで、返信がもらえないとき、催促をお願いしなければならないときがあります。
英語は簡潔でストレートな表現を好む傾向がありますが、ビジネスメールの返信で催促を促す場合は、より丁寧で礼儀正しい表現が求められます。
返信を催促するビジネスメールの例文を見ていきましょう。
まず、件名は「Gentle Reminder: Follow-Up on [返信を催促するメールの件名]」として、催促であることを明確に伝えます。
そして、本文では返信を催促する以下の文章の後、前回送ったメールの内容を引用するのが一般的です。
Dear Ms. Amber,
How are you doing?
I am following up on my previous email regarding [返信を催促するメールの件名].
Could you please review the attached forwarded message and provide your feedback or confirmation at your earliest convenience?
If you have any further questions, please don’t hesitate to ask.
Best regards,
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※和訳
Amber様
お元気ですか。
前回の [件名] のメールの件につきまして、進捗状況をお伺いしたくご連絡いたします。
お手数ですが、添付した転送メッセージをご確認いただき、可能な限りお早目にフィードバックもしくはご確認のご返信をいただけませんでしょうか。
ご質問等がございましたら、遠慮なくお問合せください。
返信期日を設ける場合は、下線部分を以下のように書き換えるといいでしょう。
返信期日の書き換え文
by next Monday, July 22nd.
(7月22日月曜日までに)
before our next meeting.
(次の会議までに)
海外とのやり取りの場合は、時差を考慮する必要があります。
そのため、国内でのやり取りよりも余裕を持った期日を設けることが大切です。
また、催促メールを送る前には、相手からの返信を見逃したり、誤って削除したりしていないか確認しておくことも忘れないでください。
3-3.相手に返信不要を伝えるとき
メールを送る際、相手に返信不要を伝えるときがあります。
その場合は、以下のように書くといいでしょう。
件名は、「 No Response Needed: [返信不要のメールの件名]」とします。
Dear Mr. John,
I hope this email finds you well.
I'm pleased to inform you that the issue has been resolved and no further action is required on your part.
I really appreciate your cooperation.
Best regards,
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※和訳
John様
ご健勝のことと存じます。
前回お送りしたメールの問題が解決いたしました。
これ以上の追加の対応は必要ございませんことをご連絡させていただきます。
ご協力に心より感謝申し上げます。
メールの返信が不要である理由を伝えることで、相手は安心します。
簡潔に理由を伝えましょう。
返信不要の理由の書き換え文
I have already taken the necessary action.
(すでに必要な対策をいたしました。)
I have received the documents/information.
(書類/情報を受け取りました。)
4.まとめ
本記事ではビジネスメールの返信で使える英語の例文をご紹介しました。
英語のビジネスメールでは、以下のフォーマットを使うと間違いのない返信が送れます。
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あいさつ
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お礼
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用件
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締めの言葉
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結び
本文で、各パートごとに使える、英語の例文をいくつかお伝えしました。
フォーマットに沿って、状況にあった英文を入れるだけで、相手に分かりやすい返信が送れます。
また、ビジネスメールでスマートに返信する状況別の例文もお伝えしています。
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返信が遅れてしまったことに謝罪する例文
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返信を催促する例文
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相手に返信不要を伝える例文
ここで紹介した例文は、フォーマットに沿って状況に合った例文を挿入するだけで、相手に分かりやすく簡潔な返信を送信できます。
ぜひ、この例文集を保存して、日々のビジネスメールの返信にお役立てください。
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