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英語上達への近道

「シャドーイングの正しいやり方とは?」
シャドーイングをするなら、しっかり効果を実感できる方法で取り入れたいですよね。
確実に英語力を伸ばしていきたいなら、いきなりシャドーイングに挑戦せず、以下の手順で準備を整えてからシャドーイングを行いましょう。

シャドーイングは非常に効果的な英語学習方法である一方、難易度が高い学習方法でもあります。
そのため、シャドーイングできる準備をしないと効果を実感しにくく、挫折につながることもあり得るのです。
せっかくシャドーイングに挑戦するなら不安や焦燥感を感じることなく、楽しく自信を持って進めていきたいですよね。
そこで、この記事では『シャドーイングの正しい実践方法』を徹底的にまとめました。
効果を得るためのポイントも押さえながら紹介するので、ぜひ最後まで読んで、飛躍的な英語力の向上に役立ててください。
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目次
1. 正しいシャドーイングのやり方step1|自分の英語力に合った音声を選ぶ

シャドーイングを行う際、まずは“自分の英語力に合った音声”を選定しましょう。音声選びのポイントは以下の4つです。
シャドーイングに適した音声選びのポイント
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単語、文法が大まかに理解できる
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30秒(60~70語程度)の長さである
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スロー再生できる
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スクリプトがある
特にシャドーイングでは、大まかに意味が分かる音声を選ぶことが大切です。
「大まかに」とは具体的に“80%程度”理解ができるものがおすすめです。80%程度の理解があれば内容を容易に理解できるうえ、20%の知らない単語や文法をインプットできれば語彙力を増やす効果も得られます。
というのも、まったく知らない単語や文法で構成された文章や、早すぎる速度では、脳が「内容を理解しよう」とする働きをしてしまい、音に集中することが困難になります。
![[大まかな意味が分かる音声] 内容が理解できるから音声に集中できる [内容が分からない音声] 意味を捉えようとする働きが勝ってしまい音声に集中しにくい](/column/iq6n4q0000000d5f-img/image-post_46-4.webp)
発音やリズム、イントネーション付け方など、音に集中して聞くことがシャドーイング本来のトレーニングであるにも関わらず、音に集中しづらくなるのです。
そのため、シャドーイングは自分の英語力に合った音声を選ぶことが必須です。
2. 正しいシャドーイングのやり方step2|まずは音声を聞く

音声を決めたら、まずはスクリプトを見ず、また発声もせずに音声をじっくり聞きましょう。
特に発音方法やリズム、イントネーションに注意して聞くことがポイントです。
音声を聞くときのポイント!
スクリプトを見ずに、発音方法やリズム、イントネーションを注目して聞く
いきなりスクリプトを見たり、発声してしまうと、これまでの感覚で発声してしまいがちになります。
英語には、単語同士がつながって発音されるなど、日本語とはまったく異なる英語特有の音があります。
この英語特有の音の特徴を捉えられなければ、シャドーイングをしても、ネイティブのようなスピーキング力は身につかないのです。
まずは先入観を持たず、音声全体の、“強弱の付け方”、“発音していない音”など、細かな部分に集中してリスニングしてください。
もし聞き取りづらいなどの箇所があれば、スロー再生して注意深く聞いておきましょう。
シャドーイング前に特徴を理解しておけば、より正確に再現しやすくなり、効果的なシャドーイングができるようになります。
3. 正しいシャドーイングのやり方step3|スクリプトを見て内容を理解する

音声の特徴がつかめたら、初めてスクリプトを見て使われている単語や文法の確認をしましょう。
スクリプトを確認することで、音声の単語やフレーズの意味、文法の構造などが把握でき、より脳が音声や発声に集中しやすい状態になるからです。
シャドーイング中の「何を言っているのか分からない」という混乱を防ぐことができ、集中力を保ちながらシャドーイングに打ち込むことができるようになります。
また、事前に意味を理解してシャドーイングすることで、英語を脳内で日本語に変換させることなく、意味をそのまま理解できる状態にしやすくなります。
日本語を使っているように、英語が「分かる」「言える」状態になるのです。
知らない単語や表現方法は辞書などで調べたり、音声と照らし合わせてどのように発音しているかに注目したりして、スクリプトで音声への理解を深めましょう。
4. 正しいシャドーイングのやり方step4|真似して発声する

次に、スクリプトを見ながら真似して音読してみましょう。
シャドーイングのように遅れて発声するのではなく、音声に合わせて同時に発声することがポイントです。
真似して発声するときのポイント!
音声に合わせて同時に発声する(オーバーラッピング)
音声と同時に発声することで、発音やリズムなど英語をネイティブに話すためのスキルが身につきます。
もし標準的な速度で追いつけない場合、スロー再生で何度も練習してから標準速度に戻すとよいでしょう。
徹底的に真似できるように取り組むと、発音やリズム、イントネーションの付け方の精度を高めることができ、ネイティブの音を再現するための基礎を身につけることができます。
ほぼ覚えるまで発声できるようになったらスクリプトは見ず、リズムや抑揚に集中して行ってみてください。
この練習を繰り返すことでネイティブのような発音や話し方が滑らかに出るようになり、シャドーイングができる準備が整います。
- スムーズに言えない部分があったら以下の記事で解決できます。
- 参考:シャドーイングで口が回らない!なめらかに話す5つのコツを紹介
5. 正しいシャドーイングのやり方step5|シャドーイングする

これまでの事前準備、練習を活かして、いよいよシャドーイングに挑戦です。
音声の1~2語遅れて発声してみましょう。
前段階のオーバーラッピングで滑らかに発声できる状態になっているはずなので、シャドーイングでは内容を誰かに伝えるような気持ちで取り組むことがポイントです。
シャドーイングのポイント!
誰かに内容を伝えようとする意識で発声する
1~2語遅れて発声するので、聞こえてくる音と発声する音の違いがあり、難しさや戸惑いを感じるかもしれません。
シャドーイングは通訳者のためのトレーニング方法であるほど負荷のかかるものなので、初めから完璧にできるものではありません。
1日やったくらいではスムーズにシャドーイングすることも、効果を感じることも、難しいです。
毎日何度も練習に取り組んだ数カ月後に効果を実感できるものなので、決して焦らず、コツコツと継続することを意識して取り組んでください。
6. シャドーイングの効果をより高めるなら自分の音声を録音して聞き比べてみよう

シャドーイングの効果をさらに高めたいなら、自分の声を録音して比較してみましょう。
自分の声を録音することは抵抗感を持ちやすいですが、どれだけ話せているかを客観的に確認できるので、改善点を見つけやすいです。
また、録音を定期的に録ることで、英語力の成長具合も確認できます。
英語はやればやるほど上達するものなので、自分の成長を実感でき、モチベーションアップにもつながるでしょう。
自分の音声を録音してさらなるレベルアップを目指してください。
無料レッスンでプロによるアドバイスを受けることもおすすめ
もし「改善点が分からない」と英語学習に行き詰まりを感じているなら、プロの指導を受けてみることもおすすめです。
イーオンは教えることに意欲と責任感を持ったプロ講師が在籍。講師には外国人と日本人がいるので、あらゆる悩み、改善点を抱えていても、目標に導く効果的な学習が可能です。
英語を話せることに目的を置くのではなく、英語を「使える」ように生徒様一人一人にきめ細かなサポート、フォローを行っていることがイーオンの強みです。
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7. まとめ
今回はシャドーイングの正しい実践方法について徹底的に解説をしました。
シャドーイングは簡単に言うと「遅れて話す」というトレーニング方法ですが、急にシャドーイングすることはおすすめできません。
シャドーイングは、発音やリズムが十分にできている状態で行うトレーニング方法だからです。
よって、シャドーイングで効果を得たいなら、以下のステップで進めていきましょう。
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step1|
音声を選ぶ
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step2|
まずは音声を聞く
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step3|
スクリプトを見て内容を理解する
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step4|
真似して発声する(オーバーラッピング)
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step5|
シャドーイングする
シャドーイングするまでの事前準備をしっかりすることでシャドーイングの効果を最大限に享受できるようになります。
ネイティブのように英語を話せるようになりたいなら、丁寧に段階を踏んでシャドーイングを行うようにしてください。
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