【ビジネス英語大全】超有用フレーズや英単語、学習のコツまで全解説

2025.06.03
  • ビジネス・海外旅行

「ビジネス英語って、普通の英語とどこが違うの?」

「英語はなんとなく話せるのだけど、仕事になると言葉に詰まってしまって・・・」と感じたことはありませんか?

ビジネス英語は、一般的な日常英会話と比べると、以下のような違いがあります。

・使用語彙や表現パターンがある程度決まっている
・丁寧な表現を用いる
・ビジネスメールでは省略形を使わない

学校の英語授業では、通常はビジネス英語を学ばないため、上記のような違いを知らず、仕事になると英語が口から出てこないというケースも珍しくありません。

しかし、ビジネス英語は使用語彙や表現パターンがある程度決まっているため、以下のポイントを意識して学び、よく使う英語フレーズを身につけていくことで、上達させていくことが可能です。

・業務でよく使うシーンの英語を優先的に学習する
・ビジネス英語に特化して学習する
・必ずアウトプットを行う

また、仕事に忙しい中で、できるだけ効率的にかつ早くビジネス英語を身につけたいのであれば、プロから指導を受けるのもオススメです。

そこで本記事では、以下についてお伝えしていきます。

本記事でわかること

・ビジネス英語の特徴

・【シーン別】ビジネス英語フレーズ集

・ビジネス英語でよく使われる英単語

・ビジネス英語の5つの学習法

・ビジネス学習で意識すべきポイント

記事を読み終える頃には、ビジネス英語でよく使われるフレーズや具体的な勉強法がわかり、さっそく実践したくなるでしょう。ぜひ、読むだけではなく行動に移してみてください。

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目次

1. ビジネス英語とはどんな英語?

ビジネス英語とは、職場や商談などビジネスシーンで使用される英語のことで、以下のような特徴があります。

・使用語彙や表現パターンがある程度決まっている

・丁寧な表現を用いる

・ビジネスメールでは省略形を使わない

友人とのプライベートな日常会話や旅行先での英会話は、多くの場合カジュアルな表現を使います。

しかし、ビジネス英語では明確な意思疎通が重要になるため、上記のように丁寧でフォーマルな表現を使うのが特徴です。

また、TOEIC®スコアで言えば、800点以上が責任ある業務を英語で任されるレベルの目安と言えます。詳しくは「ビジネス英語 仕事」の記事をご覧ください。

以下で、ビジネス英語の特徴についてひとつずつ解説していきます。

1-1. 使用語彙や表現パターンがある程度決まっている

ビジネス英語では、メールや電話、商談など、特定の状況や目的に合った英語を使うため、使う語彙や表現のパターンがある程度決まっています。

決まった語彙や表現を用いることで、相手に誤解を与えたり、失礼に当たったりする可能性が低くなることもあり、ビジネスをスムーズに進めるためにも特定の語彙やパターン化された表現が好まれるのです。

たとえば、何かを相手に依頼する場合は、”Could you please~?”「〜していただけますか?」という表現をビジネス英語ではよく用います。

このように、ビジネスシーンでよく使われる語彙や英語フレーズはある程度決まっているため、日常英会話と比べると、習得すべき語彙数やフレーズ数は少なめであるといえます。

1-2. 丁寧な表現を用いる

ビジネス英語では、丁寧な表現を用いるという特徴があります。

仕事をスムーズに進めるためには、相手との信頼関係を構築することが大切です。

そのために、直接的な言い回しではなく配慮を示した丁寧な表現を用い、相手との間に誤解や不快感が生じることを避け、良好な関係を築いていきます。

たとえば、否定的な内容を伝える場合の表現を、日常会話とビジネス英語の場合を比較して見てみましょう。

「残念ながら、現時点ではご要望にお応えすることができません」と伝える
日常会話
I don't think I can meet your needs at the moment.
ビジネス英語
I'm afraid I won't be able to accommodate your request at this time.

“I don't think I can~”は、カジュアルすぎて、相手に失礼な印象を与える可能性があるため、ビジネス英語では、I'm afraid~という丁寧な子断りの表現を用いることで、相手への配慮を示すことができます。

丁寧な英語表現を使って、相手との信頼関係を築き、スムーズにコミュニケーションを取っていきましょう。

1-3. ビジネスメールでは省略形を使わない

英語のビジネスメールでは、"don't"や"I'm"などの短縮系を使わないように気を付けましょう。

短縮系を用いると、カジュアルな印象を与え、相手を不快にさせてしまう可能性もありますが、短縮しない完全な形を用いて表現することで、相手に丁寧でプロフェッショナルな印象を与えることが可能です。

たとえば、納期に間に合わないことを伝えたい場合、省略形を用いた表現と完全な形を用いた表現は以下のようになります。

「申し訳ありませんが、期限に間に合わなさそうです」と伝える
省略形
I'm sorry, but I don't think we can meet the deadline.
完全な形
I am sorry, but I do not think we can meet the deadline.

親しい間柄であれば、省略形を用いて問題はありませんが、ビジネスの関係であれば、完全な形を用いる方が丁寧な印象を相手に与えるでしょう。

2. 【シーン別】ビジネス英語フレーズ集

ビジネス英語がどんな英語なのか、前章で理解できたかと思います。しかし、いざ実際のビジネスシーンで、どのような英語を使えばよいのかわからない人も多いのではないでしょうか。

そこで、本章では、以下のビジネスシーンごとによく使う英語フレーズを厳選してご紹介していきます。

・メールでよく使うビジネス英語
・電話でよく使うビジネス英語
・挨拶(自己紹介)やスモールトークでよく使うビジネス英語
・取引先との商談でよく使うビジネス英語
・全体会議でよく使うビジネス英語
・困ったときによく使うビジネス英語

それぞれのフレーズを使う場面を頭に思い描きながら、最後まで読んでみてください。

2-1. メールでよく使うビジネス英語

取引先や顧客に英語のビジネスメールを送る際には、相手に失礼がないように、そしてプロフェッショナルなメールを送ることが大切です。

以下で、ビジネスメールでよく使われる英語フレーズを紹介していきます。

なお、以下の表現以外にも、もっと英語フレーズを知りたいという場合は、ぜひ「ビジネス英語 手紙 書き方」の記事をお読みください。

2-1-1. メール冒頭での相手への呼びかけ

ビジネス英語メールでは、送る相手との関係性によって、フォーマル、あるいはカジュアルな呼びかけ方を使い分けることが大切です。使い分けるとより丁寧で適切な印象を与えます。

メール冒頭での相手への呼びかけ

・フォーマルな呼びかけ:Dear Mr. Smith,

・親しい人への呼びかけ:Hi Jane,

・性別不明でフォーマルな呼びかけ:Dear Sir/Madam,

・部署のメンバー全員への呼びかけ:Dear XYZ Team, 「XYZチームの皆さんへ」

2-1-2. 本文の始め:謝罪・お礼・目的を伝える、相手を気遣う

日本語のビジネスメールと同様、英語のビジネスメールでも、相手を気遣う表現からスタートしたり、メールの返信が遅れた場合は謝罪から入ったりします。

本文の始め:謝罪・お礼・目的を伝える、相手を気遣う

◎メールが遅れた場合の謝罪とお礼を伝える

・I apologize for the late reply. I was out of the office. Thank you for your email regarding the project.

「返信が遅くなり申し訳ありません。出張しておりました。プロジェクトに関するメールをありがとうございます」

◎具体的な目的を伝える

・I am writing to you in regard to the upcoming marketing campaign. I would like to discuss the details with you.

「次のマーケティングキャンペーンに関してメールさせていただきました。詳細について討議させていただきたいと考えております。」

◎相手の状況を気遣う

・I hope this email finds you well. I hope you are recovering from your recent illness.

「お元気でお過ごしでしょうか。最近のご病気から回復されていることを願っております。」

2-1-3. 本文:懸念を伝える・依頼する・確認する

相手に依頼する際には、”Could you〜?”や”I would be grateful if〜.”のような丁寧な言葉遣いを心がけるようにしてください。

本文:懸念を伝える・依頼する・確認する

◎懸念を伝える

・I have some concerns about the quality of the product.

「製品の品質について少し懸念があります」

◎依頼する

・Could you please send me the latest report?

「最新のレポートを送っていただけますか」

・I would be grateful if you could provide me with more details.

「より詳細な情報を提供していただけると助かります」

◎確認する

・Could you please confirm the shipping date?

「発送日を改めてご確認いただけますか」

・Just to confirm, the deadline for the project is next Monday, right?

「念のため確認ですが、プロジェクトの締め切りは来週の月曜日で合っていますよね」

2-1-4. メールの締めくくり

メールの締めくくりの表現は、下記のような定型表現を覚えておきましょう。SincerelyとBest regardsはどちらも使える表現ですので、好みに応じて使い分けてください。

メールの締めくくり

◎締めくくりによく使われるフレーズ

・Thank you for your time and consideration.

「お忙しい中、貴重なお時間を頂きありがとうございました」

・I look forward to hearing from you soon.

「早めのお返事をお待ちしております」

・Please let me know if you have any questions.

「何かご質問があれば、お気軽にお尋ねください」

◎結び表現(敬具)

・Sincerely,

・Best regards,

2-2. 電話でよく使うビジネス英語

ビジネスシーンでの電話は、特に初めての会話となる場合、第一印象を大きく左右する重要なコミュニケーションツールとなります。

スムーズにやり取りをするために、電話対応で使う基本的なビジネス英語フレーズをマスターしておくことが大切です。

以下で紹介するフレーズを覚えていきましょう。

・電話を受ける場合
・電話をかける場合

2-2-1. 電話を受ける場合

電話を受けた場合は、以下のような英語フレーズを用いて対応します。

最初の挨拶・相手の名前を聞く

◎最初の挨拶

・Hello, TTU Corporation, This is Mariko Takeda speaking. How may I help you?

「お電話ありがとうございます。TTU株式会社の武田マリコです。どのようなご用件でしょうか?」

◎相手の名前を聞きたい時

・May I ask who’s calling, please?

「どちらさまですか」

・How do you spell your name?

「お名前のつづりを教えていただけますか?」

・Let me repeat your name and number.「名前と番号を復唱いたします」

相手の話が聞き取れないとき

◎相手の話が聞き取れないとき

・Could you speak more slowly, please?

「もう少しゆっくりお話しいただけますか」

・Could you say that again, please?

「もう一度言っていただけますか」

担当者が電話に出られない場合

◎担当者が電話に出られない場合

・I'm sorry, but her line is busy right now.

「申し訳ございません、彼女は別の電話に対応しております」

・I'm afraid he's not available right now.

「申し訳ございませんが、彼は席を外しております」

・She's off today.

「彼女は本日休みを取っております」

・Would you like to leave a message?

「伝言を残されますか?」

・Would you like him to call you back later?「後ほど折り返しさせましょうか?」

他の人や部署に電話を転送する場合は、以下のような英語表現を使います。

担当者や担当部署に電話を転送する

・I'll transfer your call to Mr. Suzuki.

「スズキにおつなぎいたします」

・I'll put you through to the sales department.

「営業部におつなぎいたします」(上の表現よりも丁寧)

・Please hold on for a moment.

「少々お待ちください」

また、かかってきた電話が間違い電話だった場合は、”I'm sorry, I think you have the wrong number.”「すみません、番号をお間違えではありませんか?」のように伝えるとよいでしょう。

電話の最後に

◎電話の最後に

・Thank you for calling, bye.「お電話ありがとうございました、さようなら」

2-2-2. 電話をかける場合

電話をかける場合は、電話を受ける場合と比べて流れが決まっているため、使う英語フレーズが少なくなっています。

・用件
・電話相手が不在の場合にどうするか

上記を事前に決め、まとめておくことでスムーズに進むでしょう。

最初の挨拶・相手がいるか聞く

・Hello, this is Mariko Takeda from TTU corporation.

「お世話になっております。TTU株式会社の武田マリコと申します」

・May I speak to Mr. Watson?

「ワトソンさんをお願いできますか?」

・I would like to speak to Mr. Watson, please.

「ワトソンさんとお話したいのですが」

相手が不在の場合

・Can I leave a message?

「伝言をお願いできますか?」

・Could you tell her that I called?

「電話があった旨を彼女にお伝えいただけますか?」

・Could you ask her to call me back?

「彼女に折り返しのお電話をお願いできますか?」

・Do you know when she will be back?

「彼女はいつ頃お戻りになりますか?」

用件について伝える

・I'm calling about the upcoming meeting.

「次回の会議の件でお電話しました」

・I'm calling to inquire about your products.

「貴社の製品についてお尋ねしたく、お電話しました」

2-3. 挨拶(自己紹介)やスモールトークでよく使うビジネス英語

初対面の挨拶で仕事相手に良い印象を与えることや、商談前に交わす軽い会話(スモールトーク)は、お互いの信頼関係を築き、その後の仕事をやりやすくするためにとても重要です。

ビジネスシーンでの自己紹介やスモールトークで使える英語フレーズを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

・挨拶(自己紹介)をする場合
・スモールトークをする場合

2-3-1. 挨拶(自己紹介)をする場合

初対面で挨拶を兼ねた自己紹介をする場合は、日本語の自己紹介と同様、以下の流れで伝えます。

・名前を伝える
・担当部署や担当業務を伝える
・時間を取ってくれたことに対して感謝を伝える

名前を伝える

・Hello, I’m Mariko Takeda. It’s a pleasure to meet you today.

「こんにちは、武田マリコです。今日はお会いできて嬉しいです」

担当部署や担当業務を伝える

・I'm in charge of developing software.

「ソフトウェア開発を担当しています」

時間を取ってくれたことに対して感謝を伝える

・Thank you for coming all the way to our office.

「わざわざオフィスまで来ていただいてありがとうございます」

・Thank you for your time today.

「今日はお時間を取っていただきありがとうございます」

2-3-2. スモールトークをする場合

スモールトークとは、本題に入る前に交わされるちょっとした雑談のことです。

日本人同士のスモールトークでは、「毎日暑いですね」などお天気の話題から始まることがありますが、英語話者とのスモールトークでもお天気や趣味、最近のニュース(政治や宗教以外)などについて少し話をします。

あくまでも、ビジネスに入る前の準備運動であってスモールトークがメインの目的ではないので、会話を深堀りする必要はありません。

日本語のスモールトークでも同様ですが、あまり個人的な内容に踏み込みすぎないように気をつけましょう。

お天気

・It’s very cold today.

「今日はとても寒いですね」

・It's a beautiful day, isn't it?

「今日は素晴らしいお天気ですね」

海外から来日した商談相手に

・When did you come to Japan? 「いつ日本に来たんですか?」

・How long will you be staying in Tokyo?「どのくらい東京に滞在予定ですか?」

初めての場所に行った時

・Do you know any good restaurants for dinner around here?

「この辺でディナーにおすすめのレストランを知っていますか?」

・Do you have any recommendations for places to visit in this area?

「このエリアで、オススメの訪問場所はありますか?」

2-4. 取引先との商談でよく使うビジネス英語

取引先との商談をスムーズに進めるために、業種を問わず、よく使われるフレーズを覚えておきましょう。

商談では、以下の点を意識するようにしてください。

・”Please”や”Could you〜?”など丁寧な表現を用いる
・相手の気持にも配慮し尊重するが、YesとNoをハッキリと主張する

具体的には、以下のようなフレーズを用います。

2-4-1. 本題を開始する

本題を開始する

・Let’s get down to business.

「本題に入りましょう」

・Let's get started.

「では、始めましょう」

2-4-2. 相手の意見に同意を示す

相手の意見に同意を示す

・I agree with you.

「同意します」

・That's a good point.

「良い点ですね」

・I would like to hear more about it.

「もっと聞かせてください」

2-4-3. 相手の意見に反論する

相手の意見に反論する

・I see your point, but〜

「おっしゃることはわかりますが〜」

・I'm afraid I have to disagree.

「残念ながら、同意できません」

2-4-4. 質問をする

質問をする

・Could you give me more details about〜?

「~についてもう少し詳しく教えていただけますか」

2-4-5. 感謝を伝える

感謝を伝える

・I look forward to working with you.

「貴社との仕事を楽しみにしています」

・I enjoyed talking with you very much.

「お話しできてとても楽しかったです」

2-5. 全体会議でよく使うビジネス英語

全体会議は、司会者と参加者に分かれて行われます。

会議をスムーズに進めるためには、司会者として参加する場合と、参加者として出席する場合の英語フレーズをおさえておきましょう。

2-5-1. 司会者:会議を始める

司会者:会議を始める

・Let's get started.

「それでは始めましょう」

・Today's agenda is as follows.

「本日の議題は以下の通りです」

2-5-2. 司会者&参加者:会議での話し合い

司会者&参加者:会議での話し合い

・What do you think about〜?

「~についてどう思いますか」

・I agree with you.

「あなたの意見に同意します」

相手の意見に賛成する際に使います。

・Let's brainstorm some ideas.

「アイデアを出し合いましょう」

2-5-3. 参加者:質問する

参加者:質問する

・Could you please elaborate on that?

「もう少し詳しく説明していただけますか」

・I have a question about〜.

「~について質問があります」

2-5-4. 司会者:会議をまとめる

司会者:会議をまとめる

・To summarize, we have decided to〜.

「まとめると、私たちは~と決定しました」

・I will send out a follow-up email with the action items.

「決定事項をまとめたメールを後ほど送ります」

2-6. 困ったときによく使うビジネス英語

ビジネスシーンでは、予想外の問題に直面して困ってしまうこともあるかもしれません。

そのような時に、問題を切り抜けるために使える英語フレーズをご紹介します。

2-6-1. 問題が発生したことを伝える

“I'm afraid〜.”からスタートすることで、相手に懸念を伝えることができます。

問題が発生したことを伝える

・I'm afraid I have a problem.

「申し訳ありませんが、問題が発生しています」

2-6-2. 相手に助けを求める

相手に助けを求める

・Could you please help me with〜?

「〜を手伝っていただけますか」

・I need your assistance with〜.「〜についてお手伝いをお願いしたいです」

・Do you have any suggestions?

「(問題を解決するために)何か良い提案はありますか」

2-6-3. 状況を説明する

状況を説明する

・The problem is that〜.

「問題は〜ということです」

・I'm not sure how to〜.

「〜のやり方がよくわかりません」

・I've tried everything I can think of, but〜.

「考えられる限りのことはすべて試しましたが〜」

3. 【厳選】ビジネス英語でよく使われる17個の英単語

本章では、ビジネスシーンで頻繁に用いられる英単語を17個厳選し、アルファベット順にご紹介していきます。

業種によってよく使われる単語は異なりますが、多くの業種で共通して使われている単語を中心に、例文も合わせて記載しています。知らないものがあればチェックし、覚えていきましょう。

ビジネス英語でよく使われる英単語
agenda: 会議の議題
Let's go over the agenda for today's meeting.
「今日の会議の議題を確認しましょう」
appointment: 約束
I have an appointment with the client at 3 pm.
「午後3時にクライアントとの約束があります」
budget: 予算
We need to stay within the budget for this project.
「このプロジェクトの予算内で収める必要があります」
contract: 契約
We have signed a contract with a new supplier.
「新しいサプライヤーと契約を結びました」
deadline: 期限
We need to meet the deadline for this report.
「このレポートの期限を守らなければなりません」
estimate: 見積もり
Could you give me an estimate for this project?
「このプロジェクトの見積もりを出していただけますか?」
feedback: フィードバック
I'd like to hear your feedback on my presentation.
「私のプレゼンテーションに対するフィードバックを聞かせてください」
goal: 目標
Our goal is to increase sales by 20%.
「売上を20%増加させることが目標です」
issue: 問題
We need to find a solution to this issue.
「この問題の解決策を見つけなければなりません」
launch: 発売、開始
We will launch a new product next month.
「来月、新製品を発売します」
minutes: 会議録
Please send me the minutes of the meeting.
「会議の議事録を送ってください」
net income: 純利益
例:Our net income increased by 10% this year.
「今年の純利益は10%増加しました」
proposal: 提案
I have a proposal for improving our sales strategy.
「売上戦略を改善するための提案があります」
sales: 売上高
Our sales have been declining recently.
「最近、売上高が減少しています」
undertake: 引き受ける、着手する
We will undertake a new project next year.
「来年、新しいプロジェクトに着手します」
workload: 業務量
My workload has increased recently.
「最近、私の業務量が増えています」
X-factor: 不確実な要素、未知の要素
The X-factor in this project is the economic situation.
「このプロジェクトのXファクターは経済状況です」

4. ビジネス英語の5つの学習法

「ビジネス英語でよく使うフレーズや単語はわかったけれど、これをどうやって覚えたら良いの?」と思った人もいるかもしれませんね。
ビジネス英語の主な学習法を挙げると、以下の5つになります。

・ラジオ講座で学ぶ
・書籍で学ぶ
・動画で学ぶ
・アプリで学ぶ
・スクールやオンライン英会話で学ぶ

上記の学習法のうち、ひとつだけ実践するのではなく、ぜひ複数の方法を試し、自分自身の学習スタイルに合うものを選んでください。

たとえば、これまではスマホで勉強することに抵抗があったとしても、アプリを使ってみたら予想以上に学習効果が上がるということもあるでしょう。

使える時間や英語力、目指すビジネス英語スキルによっても、適切な勉強方法は変わってきます。複数の方法を試しながら、最適な勉強法を見つけていきましょう。

以下でひとつずつ解説していきますが、もっと詳しく学習法について知りたい方は、「ビジネス英語 独学」の記事をお読みください。

4-1. ラジオ講座で学ぶ

ラジオ講座を利用することで、通勤時間や家事の合間などスキマ時間を利用して、ビジネス英語の学習をすることができます。

たとえば、NHKのラジオビジネス英語には、実際のビジネスシーンで役立つフレーズや英単語が多く含まれているため、効率よく英語力をアップさせることが可能です。

リアルタイムで講座を聴けない場合でも、公式サイトで聴き逃し配信をしてくれているため、無料で学ぶことができます。毎日少しずつでも、継続して学習していきましょう。

ラジオ講座の効果を最大限に引き出すための具体的な勉強方法については、英会話のイーオンによる「ラジオを使った英語の勉強法─初心者におすすめのラジオ番組や活用術」の記事をぜひお読みください。

4-2. 書籍で学ぶ

英語学習の書籍はたくさん出版されていますが、ビジネス英語の学習に特化した以下のような書籍を使って学ぶのもオススメです。

改訂版 英会話ペラペラビジネス100(スティーブ・ソレイシィ著/2,200円)(税込)
関谷英里子のビジネスパーソンの英文メール術(関谷英里子著/1,650円)(税込)

あいさつから商談、メールまで、ビジネス英語でよく使われる英語フレーズがまとまっている本を手元に用意しておくことで、自分が使えそうな表現から順番に覚えていくことができますし、いつでも手元で見返すことができます。

現在は、英文音声をダウンロードできる形で提供しているケースが多いため、ぜひスマホなどに音声をダウンロードし、スキマ時間を使って音声を聞き、英文を口ずさんで練習していきましょう。

また、赤シートが付属しているタイプの書籍であれば、覚えたいフレーズにチェックを入れ英文をシートで隠し、日本語を見てスムーズに英語が口から出てくるまで何度も繰り返して暗記していってください。

4-3. 動画で学ぶ

YouTubeなどの動画サイトには、ビジネス英語の学習に役立つチャンネルがたくさんあります。

ネイティブの講師実際のビジネスシーンを想定した会話を解説している動画や、ビジネス英語の文法や単語を解説している動画など、様々なコンテンツがあるので、必要なものを選んで学習していきましょう。

動画を使うことで、「会話が行われている場面を映像で確認できるため様子がイメージしやすい」ことや、「講師の口元が確認できるので発音のポイントを理解しやすい」といったメリットが挙げられます。

学習の際は、動画をただ見て終わりにするのではなく、以下のような点を意識して学ぶと良いでしょう。

・シャドーイング:動画の音声を聞きながら、遅れることなく真似して発声する
・ディクテーション:聞いた英文を書き起こす
・ロールプレイ:動画の中の登場人物になりきって、会話を再現する

上記のように練習していくことをオススメしますが、英語レベルが上がってきたら、動画を途中で一時停止して、相手の質問にどう返答するかを考えるのも、ビジネス英語力アップに効果的です。

4-4. アプリで学ぶ

スマホで使えるビジネス英語学習アプリは、場所や時間に縛られずにスキマ時間を使って学べるため、忙しい社会人との相性がとても良いツールと言えます。

スピーキング力アップに特化したもの、語彙力アップに特化したものなど様々なアプリがありますが、イーオンが提供している「AI Speak Tutor 2」では、ビジネス英会話をAI相手に学ぶことが可能です。

AIがお客様役となり、英会話の練習相手になってくれる「職業別会話@WORK」などのメニューを使い、学んだ英語フレーズを使ってアウトプットしていきましょう。

また、アプリには無料版と有料版があります。

無料のアプリでも十分に学習できますが、有料のアプリには、より多くの機能や教材が搭載されている場合が多いです。まずは無料のアプリで試してみて、自分に合っていれば有料版にアップグレードするのも良いでしょう。

4-5. スクールやオンライン英会話で学ぶ

スピーキング力をアップさせたいと考えている場合は、英会話スクールやオンライン英会話を利用して学ぶのもオススメです。

講師から受けた質問に回答するという経験を積むことで、英語のアウトプット量を増やすことができます。ラジオや書籍、動画やアプリなどの受動的な学習素材とは異なり、生身の人間を相手にした英語コミュニケーションを取ることができるのがメリットです。

仕事のスケジュールなどで対面形式のスクールに通えない場合は、オンライン英会話を利用すると、無理なくレッスンを受講することができるでしょう。

スクール、オンライン英会話とも、ビジネス英語に特化したコースを選び、英語力を向上させていってください。

ビジネス英語をスクールで学ぶなら、実際のビジネスシーンを想定したロールプレイで、実践的な英語力を習得できるイーオンのレッスンがオススメです。
多角的なトレーニングで、学んだ表現を様々なシチュエーションで応用できるようになり、海外のビジネスパーソンともスムーズにコミュニケーションができるようになります。
忙しい社会人でも継続しやすいよう、レッスンの予約や変更が簡単に行えるシステムも整っているので安心です。

5. ビジネス英語学習で意識すべき3つのポイント

4. ビジネス英語の5つの学習法」でビジネス英語の勉強法についてお伝えしましたが、せっかくの学びを無駄にしないよう、できるだけ学習効果を高めるような学び方をしたいですよね。

ビジネス英語を学ぶ際には、やみくもに学習するのではなく、以下の点を意識して学ぶようにしていきましょう。

・業務でよく使うシーンの英語を優先的に学習する
・ビジネス英語に特化して学習する
・必ずアウトプットを行う

以下でひとつずつ解説していきますが、もっと詳しく知りたい方は、「ビジネス英語 勉強」の記事をお読みください。

5-1. 業務でよく使うシーンの英語を優先的に学習する

ビジネス英語を学習する際は、電話やメール、商談など日々の業務でよく使うシーンの英語を優先的に学習するようにしてください。

たとえば、営業職であれば、顧客との交渉やプレゼンテーションで使う英語フレーズを優先的に学習する必要があるでしょう。また、エンジニアであれば、技術的な専門用語や英語表現を身につける優先度が高いかもしれません。

仕事や家事、プライベートが忙しく、英語学習の時間があまり確保できない場合、あれもこれも勉強しようと思うと中途半端になってしまいます。

まずは、すぐに仕事で実践できるよう、よく使うシーンの英語から学習していきましょう。

5-2. ビジネス英語に特化して学習する

1. ビジネス英語とはどんな英語?」でお伝えしたように、ビジネス英語は日常英会話とは異なる特徴があります。そのため、ビジネスの現場で使える英語を習得するのであれば、ビジネス英語に特化して学習することが大切です。

たとえば、洋画が好きだからと恋愛映画やアクション映画を教材として学習しようとしても、ビジネスシーンでよく使う”negotiation”「交渉」や”estimate”「見積もり」といった単語にはめったに出会わないでしょう。

たとえ、これらの単語に出会ったとしても、前後の文脈がビジネスとは無関係のシーンで使われていたら、単語を覚えても実際のビジネス現場では使えるようにはならず、勉強しても身につかないおそれがあります。

そのため、動画を使って学習するのであれば、ビジネスに関するものを選ぶ。あるいは英語のニュースを使って学習するのであれば、自社の業界に関連したニュースや記事を読むといった形で、必ずビジネスに関連した素材を選んで学習するようにしてください。

5-3. 必ずアウトプットを行う

英語学習では、ビジネス英語フレーズを覚えたりするだけではなく、必ずアウトプットを行うようにしてください。いくら英語表現や単語を覚えても、実際に使えなければ意味がないからです。

具体的には、英会話スクールやオンライン英会話で話す機会を作ったり、スマホアプリでAI講師と英語を話したりするなど、積極的にアウトプットする機会を作りましょう。

そこで、学んだフレーズを使ってみることで、実際のビジネス現場でも自信を持って自分の意見を主張できるようになります。

アウトプットすることで学んだ知識を定着させ、より実践的な英語力を身につけていきましょう。

6.短期間でビジネス英語を習得するならスクールがオススメ

「できるだけ早くビジネス英語を習得したい」と考えているのであれば、実践の場が確保できる英会話スクールに通うのがオススメです。

スクールでは独学では得られにくい実践的な学びと、効率的な学習環境を手に入れることができます。

スクールに通うことで得られる主なメリットは、以下のとおりです。

スクールに通うことで得られるメリット
実践的な会話練習
講師やほかの受講生との会話を通して、実践的なコミュニケーション能力を養うことができる
客観的な評価
経験豊富な講師が、あなたの英語力を客観的に評価し、発音や文法、語彙力アップに関する具体的なアドバイスをしてくれる
効率的な学習
講師からアドバイスを受けることで、最短距離でビジネス英会話力をアップさせることができる

独学でも教材を使って英語フレーズを覚えたり、文法問題を解いたりすることはできますが、実際に英語で話す機会はどうしても限られてしまいます。

しかし、講師と実践的な会話練習を行い、講師から英語のチェックを受け、チェックされた箇所を修正してまたアウトプットしていくことで、独学で学んでいるよりもずっと短期間でビジネス英語を習得していけるでしょう。

海外出張や海外赴任、社内のプロジェクト参加などで早急にビジネス英語を習得する必要があるのであれば、ぜひ英会話スクールの利用を検討してみてください。

7. ビジネス英語を学ぶならイーオンへ

「ビジネス英語を学ぶには、どこのスクールがいいんだろう?」と悩んでしまう人には、実践的なビジネス英語力を身につけられるイーオンの英語レッスンがオススメです。

本章では、以下についてお伝えしていきます。

・イーオンのビジネス英語レッスンが目指すもの
・信頼できる質の高い教師陣
・イーオンでビジネス英語を学んだ体験談

7-1. イーオンのビジネス英語レッスンが目指すもの

イーオンのビジネス英語レッスンが目指すものは、実践的な英語スキルの習得です。

実践的な英語スキルを習得するために、イーオンのビジネス英語レッスンでは以下の3点を重視しています。

実践的なロールプレイ
会議やプレゼンテーションなど、実際のビジネスシーンを想定したロールプレイを通して、実践的な英語力を養う
応用力の育成
多角的なトレーニングを行い、学んだ表現を様々なシチュエーションで応用できるようにする
海外文化理解
ビジネスシーンでの異文化理解を深め、グローバルなコミュニケーション能力を向上させる

たとえば、日本人同士の場合は、相手の目を見て話をすることは重要ですが、じっと見つめることは威圧的であったり、不快に感じられる可能性があったりするため、顔全体を見るようにするのが一般的です。

しかし、アメリカ人と話をする場合は、相手の目を見て話すことで、誠実さや自信を示すことができます。そのため、相手と良好なコミュニケーションを行うためには、アイコンタクトが非常に重要です。

このように、国が異なれば文化が違うこともあるため、事前にビジネス相手の国ではどのような振る舞いや発言が好まれるのか、あるいはNGであるのかを理解しておくことが大切だと言えます。

イーオンでレッスンを受けることで、ビジネス会議や商談でよく使われるフレーズを自然に使いこなせるようになり、状況に応じて適切な表現を選べるようになるでしょう。

さらに、グローバルなビジネスシーンでのコミュニケーション能力も向上するため、自信を持って海外のビジネスパートナーとやり取りできるようになります。

7-2. 信頼できる質の高い教師陣

イーオンでは、教えることに意欲と責任感を持ったプロフェッショナルな教師がクラスを担当しており、在籍生徒から教師満足度97.2%という高い評価を得ています。

イーオンの教師たちの特徴は以下の通りです。

・通過率10%以下の厳しい採用基準
・外国人教師は現地採用を中心に行い、TESL、TESOLの英語教授法をマスターした教師を多数採用
・日本人教師もTOEIC®テスト満点や英検®1級取得といった優秀な教師が多数在籍

コミュニケーション能力が高い教師たちが、専門の研修を受け、日本人学習者の弱点を理解したうえで効果的な指導を行うため、効率よく英語力アップが期待できるのです。

7-3. イーオンでビジネス英語を学んだ体験談

職場で英語力が足りず、グローバル案件を担当できなかった西村さんは、同僚との差を感じて焦り、イーオンに通学を開始しました。

最初は書く・話す・聞くが苦手で、入学時のレベルチェックでは下から2番目のレベルだったそう。

しかし、その後復習や予習を行いレッスンを受け続けたところ、今は一番上のレベルに到達し、英語を多く使う職場への転職も成功したそうです。面接も英語で行い、ご自身の英語力アップを実感されたとのことでした。

西村さんのより詳しい体験談は、こちらからお読みいただけます。

西村さんは8年以上イーオンに通われていますが、スマホやPCからレッスンの空き状況を確認できたり、レッスン前日でも振替が可能(一部の学校を除く)だったりと、忙しい社会人でも続けやすい環境があります。

「もっと自信を持って英語で仕事がしたい」「海外のクライアントとスムーズにコミュニケーションを取りたい」

そう考えているのであれば、ぜひイーオンの無料体験レッスンにお越しください。あなたの目標達成を、イーオンが全力でサポートします。

8. まとめ

本記事では、ビジネス英語とはどんな英語のことを指すのか、またビジネス英語でよく使われるフレーズや勉強法についてお伝えしてきました。

ビジネス英語には、以下のような特徴があります。

・使用語彙や表現パターンがある程度決まっている
・丁寧な表現を用いる
・ビジネスメールでは省略形を使わない

また、さまざまな方法でビジネス英語を学ぶことができますが、主な学習法は以下の5つです。

・ラジオ講座で学ぶ
・書籍で学ぶ
・動画で学ぶ
・アプリで学ぶ
・スクールやオンライン英会話で学ぶ

ひとつの学習法にこだわらずに、複数の方法を試しながら、最適な勉強法を見つけていきましょう。

本記事が、ビジネス英語を学んで、英語力をアップさせたいと考えている方にとってご参考になれば幸いです。

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