English File ネイティブはこう使う #8 “be supposed to”会話例で学ぶ意味と使い方
ネイティブが使う“be supposed to”に《ある気持ち》が隠れている!?
そもそも“be supposed to”はどんな時に使う?
“be supposed to”は、様々な場面で使われます。
例えば・・
◎「~すべき」の義務について話す時
◎「~する予定」の計画について話す時
◎「~のようだ」の推測について話す時 などです。
あれ・・?他の表現でも言えますよね?
例えば・・
【義務】について話す時には、must(しなければいけない)やhave to(すべき)などの助動詞が使えます。
【計画】であれば、plan(計画する)、expect(期待する)などの動詞が使えます。
【推測】はmaybe(多分)やguess(思う)などで伝えることができます。
でも、わざわざ“be supposed to”を使う理由って?
それは、“be supposed to”だからこそ、《ある気持ち》を表せるからです。
“be supposed to”で表せる《ある気持ち》とは?!
“be supposed to”を使うと・・
◎義務・・「~すべき(なんだけれど、その通りにはいかないかもしれない) 」
◎計画・・「~する予定(なんだけれど、その通りにはいかないかもしれない)」
◎推測・・・「のよう(だけれど、その通りではないかもしれない)」
「(義務・計画・推測)に関して期待通りにならないならないかもしれない」という《隠れた気持ち》を伝えることができます!
《隠れた気持ち》を表す“be supposed to”の会話例がこちら♪
義務の“be supposed to”は「出来ない可能性あり!」の気持ち
Steve: There’s not enough time in the day!
(時間が足りない!)
Amber: Really? What's wrong?
(どうしたの?)
Steve: Well, I’m supposed to attend 3 meetings today, write 2 reports, and somehow also process invoices.
(ミーティングが3つもあるし、報告書を2つも書かないといけないし、請求書も進めないといけない)
ここでは、I have to attend 3 meetings…と「have to(すべき)」を使っていませんね。
“be supposed to”を使うことで、「本来は全て終わらせるべきだけれど、おそらく全てを終わらせることはできない」を意味します。
Steveの心の中で「やることたくさんすることありすぎてさ、多分、全部は終わらないし、そもそも終わらせる意思もないかな」という《隠れた気持ち》が読み取れますね。
計画の“be supposed to”は「予定は未定」の気持ち
Mai: Do you have any plans for the winter holidays?
(冬休みは何か予定あるの?)
Amber: David and I are supposed to go back to my hometown, but we will see.
(Davidと実家に帰ろうとは思うんだけど、どうかな。)
この例でも、
David and I are planning to go back to my hometown…(実家に帰る予定なの)と言い切っていません。
というのも・・
“be supposed to”を使うことで、
Amberの心の中の「実家に帰るという計画はあるけれど、それが変わって帰らない可能性がある」という気持ちを表しています。
推測の“be supposed to”は「信用度75%」の気持ち
Mai: Any thoughts on lunch?
(ランチどうする?)
Amber: The new restaurant has good reviews. It's supposed to be good.
(そのレストラン良い評価が多かったよ。美味しいんじゃない?)
評価が高いので、そのレストランが美味しいと予測しているAmberです。
“be supposed to”を使うことで、「とはいえ、美味しくないかもしれません」という可能性を伝えています。
まとめ
“be supposed to”は、「(義務・計画・推測)に関して期待通りにならない可能性がありますよ」という話し手の《隠れた気持ち》を表すことができます。
上記の例のように
◎仕事の義務に関しても・・~すべきなんだけれど、その通りにはいかないかもしれない
◎休暇の予定に関しても・・~する予定なんだけれど、その通りにはいかないかもしれない
◎推測・・~のようだけれど、その通りではないかもしれない
「(義務・計画・推測)に関して期待通りにならないならないかもしれない」という《隠れた気持ち》を伝える時に、
ぜひ、“be supposed to”を使って英会話を楽しんでくださいね♪
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編集者
アメリカ出身。イーオン講師歴20年以上。様々なバックグラウンドを持つ生徒様を教えた経験あり。
この10年は、数多くの企業や学校教育機関にて英語研修や教員向け研修などを担当。