ニュースリリース

2013.12.09

イーオンの外国人教師が選んだ
「日本の世相を表す英単語2013」は「Perseverance」

~震災から復興に向かう日本の《賞賛すべき忍耐力》《粘り強さ》を評価~

 今年で創業40周年を迎える英会話教室を運営する株式会社イーオン(本社:岡山県岡山市、代表取締役:安藝清、以下「イーオン」)では、同社に在籍中の外国人教師522名を対象に、「2013年の日本の世相を表す英単語」について調査を実施しました。

調査結果トピックス

■ 第1位には「Perseverance」《忍耐力、粘り強さ》が選出。

調査結果

第1位に挙げられた「Perseverance」は《(賞賛すべき)忍耐力》や《粘り強さ》を表す英単語です。理由としては、東日本大震災や異常気象などの天災に辛抱強く耐えながら、国際競技大会の招致や富士山の世界遺産登録など、明るい話題も多く、努力が報われた一年だったことが挙げられました。

■ 以下、「Progress」《進展》、「Resilience」《回復力》、「Hospitality」《おもてなし》が続く結果に。

第2位に挙げられた「Progress」は、4位の「Forward」《前へ》と同様に日本が前に進んでいくイメージを表す単語としてランクイン。同じ意味を持つ「Momentum」《勢い》や、「Evolve (Evolution)」《進化》など、今後の成長への期待感を示す英単語も上位となりました。
また、3位の「Hospitality」は、今年、国際競技大会招致で印象的だった「おもてなし」を表す英単語として選出されたほか、第1位に挙げられた「Perseverance」と同じ意味合いを持ち、「震災からの回復を遂げる日本」を背景として、第3位の「Resilience」をはじめ、「Tenacious (Tenacity)」《粘り強い》、「Endure (Endurance)」《耐え抜く》など、全体として75名が同様の趣旨の単語を挙げていました。

■ 第5位の「Rejuvenate (Rejuvenation)」をはじめとし、「Rebirth」「Renew (Renewal)」など、「Re」で始まる単語が「震災からの復興」を象徴。

「Re‐」で始まる単語は「再び、もう一度」という意味を持ちます。震災から立ち上がり、国際競技大会やアベノミクス(7位に選出)を契機として再び復興に向けて進みだした日本を表す単語が、19種類も挙げられたのは、英語ならではの表現といえます。

■ 挙げられた英単語は280種類以上。多様な表現を好む英語圏の文化ならではの結果に。

全体として280種類以上、4票以上獲得した英単語に限っても29種類の単語が挙げられた今回のアンケート。型にはまらず自分らしい表現を好む英語圏の文化ならではの結果となりました。また少数意見の中には、「Hot」(2票)、「Typhoon」(2票)、「Weather」(3票)などが挙げられ、外国人の目から見ても今年の異常気象は印象的だった様子が見て取れました。

■東日本大震災から一日一日、復興している姿に共感。「Perseverance」が第1位!

 今回の調査では、《(賞賛すべき)忍耐力》や《粘り強さ》を表す英単語「Perseverance」が第1位に選出されました。回答では「震災・天災の影響が続く中、皆が復興に向けて一生懸命頑張っている姿を表現しました」や「過去数年にわたり日本は多くの困難を抱えているが、日本人はこの国の明るい未来の為に必死に頑張っているから」など、震災からの復興に歩んでいる姿や異常気象による天災に辛抱強く耐えていることを理由に挙げる傾向にありました。その他、今年は富士山の世界遺産登録や2020年に東京で開催される国際競技大会など、将来に向けて明るいニュースが多かったことも要因となりました。
 また、「Perseverance」と同じ意味合いをもつ英単語も多く見受けられました。「東北エリアに喜びや笑顔が増し、地震前のような雰囲気に戻った」などの理由から「Resilience」《回復力》が第3位(9票)に入ったほか、《粘り強い》を表す「Tenacious (Tenacity)」(5票)、《耐え抜く》を表す「Endure (Endurance)」(4票)、《努力する》を表す「Strive」(3票)など全体として75票、計22種の英単語が挙げられました。
 一方、第2位には「経済回復、福島の原発と日本にとってプラスの進展が多かった」の理由のように日本全体が前に進んでいるイメージを表す英単語の「Progress」《進展》が選出されました。第5位の《前へ》を表す英単語「Forward」や、「Momentum」《勢い》(7票)、「Evolve (Evolution)」《進化》(5票)など、「Progress」同様に、今後、日本経済が成長していくことへの期待感を込める英単語が上位にランクインとなりました。また、日本の経済では、「Abenomics」が7位(7票)に入るなど、外国人から見ても日本の景気は上向いている印象を持たれているようです。

■国際競技大会招致に沸いた英単語として「Hospitality」《おもてなし》が第3位にランクイン!

 第3位には、《おもてなし》を表す英単語「Hospitality」が選出されました。「日本人は皆、温かい心で迎えてくれる。この心が審査員のハートを射止めたと思う」などのように、2020年の国際競技大会招致活動の時に使われたことが大きな要因になりました。“おもてなし”は外国人教師にとっても今年の日本の世相を表す英単語のようです。

■第5位の「Rejuvenate (Rejuvenation)」をはじめとし、
「Rebirth」「Renew (Renewal)」など、「Re」で始まる単語が「震災からの復興」を象徴。

 英単語ならではの回答としては、上位にランクインした第3位の「Resilience」と第5位で《若返らせる》の意味を持つ「Rejuvenate (Rejuvenation)」のほか、「Resurgence」《復活》(5票)、「Renew (Renewal)」《更新する》(5票)、「Rebirth」《再生》(5票)など「Re-」で始まる英単語が計19種類も回答されました。「Re-」は「再び、もう一度」という意味を持つため、「今年日本はかつての栄光と繁栄を取り戻すべく、ようやく一歩を踏み出し始めたため」や「自然災害や不況等いろんなことが起こり大変な時代を過ごしていますが、景気が上向きになり、良き時代がまたやってこようとしているため」など、震災から立ち直り、日本全体に活気が戻りつつあることを表現するために「Re-」を使った英単語を回答したようです。

●上位単語の選んだ主な理由

【「Perseverance」《忍耐力、粘り強さ》】
◇地震など暗いニュースもあったが、国際競技大会の開催地が東京に決まり、アベノミクスも成果がでつつあるため。
◇震災・天災の影響が続く中、皆が復興に向けて一生懸命頑張っている姿を表現しました。
◇国際競技大会の開催や富士山の世界遺産など、長い間苦労して来たことが実り、夢を叶えた年だった。
◇過去数年にわたり日本は多くの困難を抱えているが、日本人はこの国の明るい未来の為に必死に頑張っているから。
(同じ意味あいで挙げられた英単語)
「Resilience (Resilient)」「Endure (Endurance)」「Tenacious (tenacity)」など

【「Progress」《進展》】
◇経済回復、福島の原発と日本にとってプラスの進展が多かった。
◇2013年、日本は国際間においてより多くの役割を担い、また、国内においても多くの事柄を解決したから。
◇2013年の日本は政府などが良い方向で変化、進化しているように感じられるので。
◇最近の日本は常に未来を見据えている。様々な変化が起き、長期的に物事を見ている人が多く、将来的に今が変化の年として人々の記憶に残ると思ったため。
(同じ意味あいで挙げられた英単語)
「Forward」「Momentum」「Evolve (Evolution)」「Growth」など

【「Hospitality」《おもてなし》】
◇国際競技大会の選考会で世界に発信された日本を表わす言葉だから。
◇国際競技大会のスピーチに感動したから。
◇日本が国際競技大会開催都市に選ばれ、最高のおもてなしを世界中の人へ披露できる機会を得たことで活気を取り戻しつつある今、より多くの人と英語で交流できるような動機づけにもなったから。
(同じ意味あいで挙げられた英単語)
「Welcoming」「Gracious」など

【「Rejuvenate (Rejuvenation)」《若返らせる》】
◇日本経済回復の兆しが見え、国際競技大会の招致成功により、日本全体に活気が戻ってきたから。
◇2013年は日本にとって国際競技大会、災害、政治的変化など市民の努力と新たな自信やパワーによって再スタートをしようとする1年だったから。
◇景気の好転、強いリーダーシップを持った総理大臣の誕生、そして国際競技大会の開催国に選ばれるなど、今年日本はかつての栄光と繁栄を取り戻すべく、ようやく一歩を踏み出し始めたため。
(同じ意味あいで挙げられた英単語)
「Rebirth」「Resurge」「Revitalize (Revitalization)」など

≪多様な表現を好む英語圏の文化≫
 今回の調査では、有効回答数522名に対し、挙げられた回答数は実に280単語以上に上る結果となりました。これは、日本との文化の違いが表れた結果と言えるかもしれません。日本人の多くはこのような問いに対して「一般的な回答」を想像し回答すると思います。一方、英語圏に暮らしてきた人々は、同じ意味合いの単語の中でも最も「自分らしさ」が表現できる単語を選ぶ傾向があり、その結果が今回の集計に表れたのではないかと考えます。また、イーオンの教師は皆、日常のレッスンの中で“時事”について生徒とディスカッションをしながら、“表現の言い換え”を行うことで表現力を伸ばしています。それが回答のばらつきに見られた表現の多様性に繋がっているのかもしれません。

調査の概要

調査結果データ

【2014年1月1日からイーオンは新経営体制に変わります。】

株式会社イーオン(本社所在地:岡山県岡山市、代表者・安藝清)は今年40周年を迎えました。全国47都道府県の主要都市に253のスクールを有し、幼児から学生、社会人まで幅広い層の生徒に安心して学んでいただける環境とカリキュラムの構築をすすめることで、現生徒数10万人を超える実績を作ってまいりました。今や生徒の約50%が未来を担う子供たちであることもイーオンの信頼の証です。
なお、2014年1月1日から株式会社イーオンは株式会社イーオンホールディングスに社名変更し、地域子会社(イースト、セントラル、ウエスト)を一つに集約した新しい経営体制でスタートいたします。会社の意思統一と運営戦略を全国的に迅速化し、時代変化により適応できる体制づくりを行い、生徒様へのサービス強化を図ってまいります。
イーオンの詳細は、https://www.aeonet.co.jp/ をご参照ください。

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