「英会話教室に通っても話せない」から脱却!9つの対策をプロが解説

2025.07.22
  • 英会話教室選び

「英会話教室に1年通っているのに、話せるようにならない。英会話教室って効果ないのだろうか。なぜ話せないのか、どうしたら話せるようになるのか。」

英会話教室に通っていても上達を実感できないと、このままでいいのかと不安な気持ちになりますよね。

英会話教室は、実践で英語を使う機会を得られるため、英語を話せるようになるのに効果があります。

しかし、下記のように英会話教室にただ通っているだけであったり、レッスン内容や教室運営が適切でなかったりすると、上達スピードは非常に遅くなってしまいます

英会話教室 話せるようにならない9つの理由 自己要因 1.自主学習時間が少ないから 2.インプットの量が不足しているから 3.アウトプットの量が不足しているから 4.レッスンの復習をしていないから 5.レッスン時間が少ないから 6.レッスンを受け身で受けているから 環境要因 7.レッスンが合っていないから 8.講師の指導力が低いから 9.教室の運営が良くないから

原因を明らかにするためには、まず1~6の自己要因にあてはまるかどうかを確認しましょう。いずれにもあてはまらない場合は、環境要因が理由である可能性が高いです。

話せるようにならない理由は、自分があてはまっているかどうか気づきにくい場合があります。

たとえば、「毎日勉強しているから、自主学習時間が少ないということはないだろう」と思っていても、学習時間が1日20分なら、英語上達には十分とは言えません。

このように、9つの理由を見るだけでは、話せない理由を突き止められない場合があるため、それぞれの【あてはまるケース】についてもひと通り目を通すようにしましょう。

本記事を読めば、あなたが英語を話せない本当の理由が分かり、上達に向けて取り組んでいけるようになります。

ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

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目次

1. 英会話教室に通っているのに話せるようにならない9つの理由

英会話教室に通っているのに英語を話せるようにならないのは、下記9つの理由が考えられます。

【英会話教室に通っているのに話せるようにならない9つの理由】

多くの場合、自分に原因がある可能性が高いため、まずは1~6で紹介する【あてはまるケース】に該当するか確認しましょう。

いずれにもあてはまらない場合は、レッスン環境に原因がある可能性があるので、7~9でご確認ください。

気になる項目がある場合は、リンクから移動して読み進めていただけます。

1-1. 自主学習時間が少ないから

英語を話せるようにならない最も多い理由として、自主学習時間が少ないことが挙げられます。

【あてはまるケース】

  • レッスン以外で英語学習をあまりしていない(週3時間以下)

英会話は、ただレッスンに通っているだけではなかなか上達を実感できません。なぜなら、レッスンだけでは英語に触れる時間が圧倒的に足りないからです。

諸説ありますが、FSI(アメリカの外交官育成機関)では日本人が英語を習得するには約2,200時間必要と公表しています(出典:United States Department of State「Foreign Language Training)。

仮に英会話レッスンが週2時間だとすると、1年間で約100時間しか進められません。すでに学生時代に1,000時間ほど学習してきたことをふまえても、上達までに必要な時間が全然足りないことが分かります。

また、レッスンは英語を学ぶ場ではなく、学んだことを実践する場です。そのため、英語を話せるようになるためには、レッスン以外に英語を学ぶ時間が不可欠です。

1-2. インプットの量が不足しているから

前節と関連していますが、英語のインプットの量が不足していることも、話せるようにならない原因のひとつです。

【あてはまるケース】

  • 英語初心者である
  • 単語・文法・リーディング・リスニングの学習をあまりしていない
  • 講師の英語が聞き取れないことが多い
  • レッスンで単語が分からず話せない場面が多い

英語学習のインプットとは、主に単語・文法理解・リーディング・リスニングなど、情報を収集し、記憶することです。

英語に限らず何かを習得するためには、まず大量のインプットを行い、基礎力を身につけることが欠かせません。なぜなら、自分がインプットできていないものはアウトプットできないからです。

英会話のレッスンはアウトプット(スピーキング・ライティングなど、覚えた知識を使うこと)が中心であり、リスニング以外は新たなインプットはわずかです。

レッスン以外の時間でインプットを増やしていかなければ、レッスンを多く重ねても、効果をあまり感じられないでしょう。

1-3. アウトプットの量が不足しているから

アウトプットの量が不足していることも、話せるようにならない原因のひとつです。

【あてはまるケース】

  • スピーキング・ライティング学習をしていない
  • 英語の基礎力はついているのに、レッスンでどう言えばいいか分からず、長く考え込んでしまう
  • 知っている単語・フレーズがとっさに出てこない
  • 講師の言うことを聞き取って理解はできるが、自分は言えない
  • 話すとき、まず日本語で考えてから訳している

英語のアウトプット学習とは、主にスピーキングやライティングであり、つまりは「インプットした知識を使って、自分の伝えたいことを英語で表現する」脳内処理のトレーニングです。

アウトプット量が不足していると、脳内処理がうまくできなかったり、かなり時間がかかってしまったりするため、インプット量が十分でもなかなか英語を話せるようになりません。

英会話レッスンはまさにアウトプットの実践の場ですが、相手が目の前にいるため、瞬時に脳内処理をして英語を伝えることが求められます。

脳内処理の速度を上げるためには、レッスン以外でも日頃からのアウトプット学習が欠かせないでしょう。

1-4. レッスンの復習をしていないから

レッスンの復習をしていないことも、話せるようにならない原因のひとつです。

【あてはまるケース】

  • レッスン後、学んだことを復習していない

レッスンで習った単語やフレーズは、その時は覚えたつもりでも、復習をしなければ記憶に定着しづらくなります。

実際の会話ではとっさに言葉が出てこなくなり、「学んだのに話せない」という状況に陥りやすくなるでしょう。

論文や研究でも、学習内容は時間の経過とともに忘れていくこと、そして復習は記憶の定着に有効であることが証明されています。

【学習の記憶に関する論文・研究】

”人間は学習した内容を1日後には67%を忘れ、2日後には72%忘れる”
エビングハウスによる実験
”学習後24時間以内に10分間の復習をすれば、記憶が100%戻る”
カナダウォータールー大学の研究

▶対策は2-2.レッスンの復習をするで紹介

1-5. レッスン時間が少ないから

レッスン時間が少ないことも、話せるようにならない原因のひとつです。

【あてはまるケース】

  • レッスン時間が週30分以下である

英語を話せるようになるためには、インプット・アウトプット学習に加えて、レッスンで実践の場数を踏んでいくことが大事です。

上記のレッスン量だと、実践機会が少ないため、英語を話せるようになるスピードが遅くなるでしょう。

また、レッスンの回数が少なく、次のレッスンまで間が空いてしまうと、英語学習が習慣化しづらくなります。

初心者がまずは英語に慣れることや、上級者が英語力を維持することが目的の場合は週30分程度でも十分ですが、しっかりと話せるようになるためには、レッスン量を増やすことを検討しましょう。

1-6. レッスンを受け身で受けているから

レッスンを受け身で受けていることも、話せるようにならない原因のひとつです。

【あてはまるケース】

  • 講師の話を聞くだけで、質問をしようとしない
  • 講師からの質問に、最低限の返事しかしない
  • 恥ずかしがりやで、講師やほかの生徒の前で発話しづらい
  • 発音がカタカナ英語で恥ずかしい
  • 完璧主義で、間違えるのがこわくて発話ができない

上記のようにレッスンを受け身で受けていると、リスニング力は高められるものの、スピーキングの即答力が身につきません

英語を話せるようになるためには、「英語で聞かれたことやその場で思ったことを、瞬時に英語で考えて話す」実践練習が不可欠です。

レッスンを受け身で受けていると、その練習量が不足してしまうため、実践の場で反応する力がいつまでも身につかないでしょう。

1-7. レッスンが合っていないから

レッスンが合っていないことも、話せるようにならない原因のひとつです。

【あてはまるケース】

  • レベルが難しすぎる、または簡単すぎる
  • 弱点や課題にアプローチできる内容ではない
  • 興味が持てない教材・テーマを扱っている
  • 英語力が低い段階でフリートークを受けている(自由に話すのが難しいため、レッスン効果が薄い)

上記のような自分に合っていないレッスンは、学習者が今身につけるべき力が身につかないため、英語力の上達に結びつきません。

英語を話せるようになるためには、自分に合ったレベル・教材でレッスンを進めることが重要です。先のレベルのレッスンを受けても理解できず、低すぎるレベルのレッスンを受けても得るものはありません。

また、興味が持てない教材やテーマは、レッスンに身が入りづらく、覚えも悪くなります。

1-8. 講師の質が良くないから

講師の質が良くないことも、話せるようにならない原因のひとつです。

【あてはまるケース】

  • 講師に指導実績がない
  • 日本人学習者の特徴を理解していない
  • 具体的なアドバイスやフィードバックがない
  • 熱意が低い
  • 説明が分かりにくい(学習者のレベルに合わせない)
  • 教材のダイアログを読むだけで実践応用がない
  • 座って聞いているだけの時間が多い

上記のような特徴がある講師だと、学習者の英語力や課題を正しく把握できず、適切な指導を行えません

たとえば、日本語の「た行」は舌全体を口蓋(口の中の天井部分)につけるため、日本人は「t」も同じように発音してしまいがちです(正しくは上の前歯付け根を舌の先端ではじく)。そのことを理解していないと、成果の出やすい指導を行うのが難しくなるでしょう。

また、講師の熱意が低かったり、説明が分かりづらかったりすると、レッスンでストレスを感じやすくなります。そうなると学習者もモチベーションが下がり、上達速度がさらに落ちてしまうでしょう。

▶対策は2-6.講師を変えるで紹介

1-9. 教室の質が良くないから

教室の質が良くないことも、話せるようにならない原因のひとつです。

【あてはまるケース】

  • カウンセリングや進捗管理をしていない
  • レッスンの予約が取りづらい
  • サポートが薄い
  • 雰囲気が良くない

上記のような特徴がある教室だと、適切な「英語学習の環境」を得られないため、上達の妨げになります。

カウンセリングや進捗管理をしていないと、学習者の上達や課題に合わせて適切なレッスンを提供することができません。

また、利用について不満があったり、相談できる人がいなかったりすると、レッスンを負担に感じるようになり、モチベーションが下がりやすくなるでしょう。

▶対策は2-7.教室を変えるで紹介

2. 英会話教室で話せるようになるためにすべきこと

英語を話せるようにならない原因を突き止めたところで、話せるようになるにはどうすべきかを見ていきましょう。

【英語を話せるようにならない理由別の対策】

対策 理由

自主学習時間が少ないから

インプットの量が不足しているから

アウトプットの量が不足しているから

レッスンの復習をしていないから

レッスン時間が少ないから

レッスンを受け身で受けているから

レッスンが合っていないから

講師の質が良くないから

教室の質が良くないから

2-1. レッスン以外でインプット・アウトプット学習をする

1-1.自主学習時間が少ないから1-2.インプットの量が不足しているから1-3.アウトプットの量が不足しているからにあてはまる場合は、レッスン以外でインプット・アウトプット学習を行うようにしましょう。

英語学習は目安として週3時間以上、インプット学習とアウトプット学習を8:2の比率で行うのが効果的です。時間換算すると最低「インプット:アウトプット=約2時間20分:約40分」以上です。

ただ、英語は「インプットしないものはアウトプットできない」ため、まだインプットが圧倒的に足りない初心者はインプットの割合を、インプットが十分である上級者はアウトプットの割合を増やすようにしましょう。

学習方法について下記順で紹介していきます。

【インプット・アウトプットの学習方法】

インプット

単語

文法

リーディング

リスニング

アウトプット

ライティング

スピーキング

インプット学習は、まず単語・文法から始めて基礎力をつけ、英語力が上がってきたらリーディング・ライティングにも取り組んでいきましょう。

2-1-1. 単語

単語の学習には下記ツールを用いるのがおすすめです。

【単語学習に使用したいツール】

  • 下記を満たす単語帳 ※(1)(2)は必須、(3)はできれば
  1. 発音も確認できる(専用アプリでスマホで発音を聞けるものが手軽でおすすめ)
  2. 例文がある
  3. 単語のイメージイラストがある

上記ツールを使い、下記方法で学習を進めていくと、効率良く単語力を強化できるでしょう。

【単語学習の学習方法と効果】

学習方法 効果
発音を聞いて声に出しながら、繰り返し書く スペル・意味・発音がセットで身につく
イメージやイラストと結びつけて覚える 視覚を利用して覚えやすくなる
例文で理解し、例文ごと覚える
  • ストーリーで覚えるから記憶に残りやすい
  • 単語を正しい意味・用法で使えるようになる

単語学習については、下記記事も参考にしてください。

英単語が覚えられない人必見の効果的な学習法9選─長期記憶のやり方・コツ

2-1-2. 文法

文法の学習には下記ツールを用いるのがおすすめです。

【文法学習に使用したいツール】

  • 文法参考書

上記ツールを使い、下記方法で学習を進めていくと、効率良く文法力を強化できるでしょう。

【文法学習の学習方法と効果】

学習方法 効果
1冊の参考書を繰り返し使う 回を追うごとに理解が深まる
例文で理解し、例文ごと覚える ルールを思い出そうとしなくても自然に使える

参考書を繰り返し使うときは、1回目は大まかな文法ルールを理解し、細かい部分は2回目以降に覚えるようにしましょう。今難しいと感じる部分は、飛ばしても時間を経て理解できるケースがほとんどです。

2-1-3. リーディング

リーディング学習には下記ツールを用いるのがおすすめです。

【リーディング学習に使用したいツール】

  • 自分のレベルに合ったリーディング教本
  • 英字新聞
  • 英語雑誌
  • 洋書
  • インターネットの英語サイトやSNS

など

上記ツールを使い、下記方法で学習を進めていくと、効率良くリーディング力を強化できるでしょう。

【リーディング学習の学習方法と効果】

学習方法 効果
初心者:じっくりと時間をかけて精読する 英文に慣れ、文章を理解する力がつく

中級者以上:時間を測って読む

(まずは目標1分150語、慣れたら180以上を目指す)

読むスピードがあがる
読むときはすぐに辞書を引かない 分からない単語の意味を推測できるようになる

上達へのポイントは多読を心がけることです。多くの英文に触れることで、英語を読むことに抵抗感がなくなります。

リーディング学習については、下記記事も参考にしてください。

英語の長文を読めない人がやっている7つの間違いと苦手克服の解決法

2-1-4. リスニング

リスニング学習には下記ツールを用いるのがおすすめです。

【リスニング学習に使用したいツール】

  • 発音教本(個々の発音の出しかたや音法などを学ぶ)
  • リスニング教本
  • 海外ドラマ・映画
  • ニュース
  • ラジオ
  • SNS動画

など

上記ツールを使い、下記方法で学習を進めていくと、効率良くリスニング力を強化できるでしょう。

【リスニング学習の学習方法と効果】

学習方法 効果
正しい発音や音法の知識をつける リスニング力が上がる(発音できない音は聞き取れないから)
オーバーラッピングをする(スクリプトを見ながら音声についていくように声に出して読む)
  • ナチュラルスピードの英文を聞き取れるようになる
シャドーイングをする(スクリプトを見ずに音声についていくようにリピートする
  • 自然なイントネーションやリズムが身につく

リスニングは下記順番のとおり、繰り返し聞きましょう。

1回目:音だけで聞く

2回目:スクリプトを見ながら聞き、その後音読する

3回目:オーバーラッピングをする

4回目以降:シャドーイングを繰り返す

なお、シャドーイングはスピーキング力アップにも効果的です。

2-1-5. ライティング

ライティング学習では下記やり方を実践すると、効率よくアウトプット力を高めていくことができます。

【ライティングの学習方法と効果】

学習方法 効果
英文を一文ずつ黙読し、その後何も見ずに黙読した英文を書き写す

正確な英文を書けるようになる

頭で訳さなくても英語が出てくるようになる

覚えたいフレーズや文のお手本を1回書き、その後音読をしながら素早く3~5回書き写す 単語やフレーズを使えるようになる
英語日記をつける 自分の考えを英語で表現できるようになる
英語でブログ作成やSNS投稿をする

2-1-6. スピーキング

スピーキング学習では下記やり方を実践すると、効率よくアウトプット力を高めていくことができます。

【スピーキング学習の学習方法と効果】

学習方法 効果
シャドーイングをする(スクリプトを見ずに音声についていくようにリピートする)
  • 即答力がつく
  • 自然なイントネーションやリズムを再現できる
覚えた英文を何も見ずに唱える
  • 即答力がつく
  • 構文力がつく
対話型AIアプリを活用する
  • 即答力がつく
  • 自分の考えを英語で表現できるようになる
  • フィードバックを得られるので、正しい表現が身につく

学習を継続するための6つのコツ

英語学習を継続するのは、多くのエネルギーと時間が求められるため、忙しい現代人にとって大きな負担ですよね。

意志に頼らず習慣化するためには、下記継続のコツを取り入れてみてください。

  • 毎日同じ時間に取り組み、ルーティン化する
  • 通勤・入浴・昼休みなどのすきま時間・ながら時間を有効活用する
  • 学習中・学習後のご褒美とセットにする(例:お気に入りのコーヒーを飲みながら、など)
  • 学習仲間をつくる
  • 体調が悪い日や、疲れが溜まっている日は無理せず休む
  • 学習記録をつけたりカレンダーにチェックを入れたりして、達成感を得られるよう「できたこと」を可視化する

2-2. レッスンの復習をする

1-4.レッスンの復習をしていないからにあてはまる場合は、レッスンの復習を行うようにしましょう。

復習のタイミング・回数と復習方法について紹介します。

2-2-1. 復習のタイミング・回数

復習のタイミングとしては、まずレッスン直後がおすすめです。レッスン直後にじっくりと(目安約15分~30分)復習することで、学んだ内容を整理でき、記憶に定着しやすくなります。帰りの電車や、夜寝る前などに時間を取るようにしましょう。

そして、3日後~1週間の間にもう一度復習することで、忘れかけた内容を再確認でき、長期記憶へ移行しやすくなります(目安約10分~15分)。次のレッスンを受ける前に復習すると、次のレッスンにもスムーズに入りやすくなるでしょう。

2-2-2. 復習方法

復習は下記内容を参考に、自分のやりやすいように進めてください。

【復習方法】

  • レッスン中分からなかったこと、気になったことを調べる(1回目)
  • 新たに出てきた単語やフレーズを覚える(1回目・2回目以降)
  • 教材のダイアログを読み返す(1回目・2回目以降)

オンライン英会話の場合、録音・録画機能が備わっているところが多いので、積極的に活用しましょう。

2-3. レッスンの回数を増やす

1-5.レッスン時間が少ないからにあてはまる場合は、レッスンの回数を増やすことも検討しましょう。

いきなり回数を増やしすぎると、負担に感じて挫折してしまったり、通うことが目的となりレッスンへの参加がおざなりになってしまったりするおそれがあります。

レッスンはただ量を増やせばいいわけではなく、1回1回質の高いレッスンにすることが重要です。そのためには自主学習や予習復習の時間もきちんと確保したうえで、レッスン回数を増やせないかスケジュール管理すべきです。

2-4. レッスンで積極的に話すようにする

1-6.レッスンを受け身で受けているからにあてはまる場合は、レッスンで積極的に話せるよう取り組みましょう。

話せない理由別の対策を紹介していきます。

【積極的に話すための対策|話せない理由別】

受け身になる理由 効果的な対策
何を話せばいいか分からない 予習をして話すことをメモしておく
性格によるもの レッスン方式や講師を変える
自信がない・間違えたくない 完璧を目指さない

2-4-1. 予習をして話すことをメモしておく

予習をして話すことをメモしておくことは、何を話せばいいか分からないケースに効果的です。

レッスンの場ではとっさに話せなくても、予習で疑問に思ったことをメモしておけば、レッスン中忘れずに質問できます。また、レッスンテーマから話の展開をある程度予測できるため、話のネタを考えておくこともできます。

2-4-2. レッスン方式や講師を変える

人見知りや恥ずかしがり屋など、本来の性格によって積極的に話せない場合は、レッスン方式や講師を変えることを検討してみてください。

ほかに生徒がいると恥ずかしいと感じる場合は、マンツーマンレッスンの方が話しやすいでしょう。逆に、講師と2人きりの方が緊張してしまう場合は、グループレッスンの方が向いています。

また、オンラインレッスンは相手の感情を読み取りづらいため、対面レッスンの方が緊張感がやわらぎます。講師は、ネイティブよりも同じ日本人の方が安心感を得やすいでしょう。

「恥ずかしさ」への対処法については、下記記事もあわせてご確認ください。

「英会話が恥ずかしい」と感じる人への処方箋─7つの原因と解決策

2-4-3. 完璧を目指さない

自信がない・間違えたくないケースの場合は、完璧を目指さず、間違ってもいいからどんどん話すことが大切です。

精神論にはなりますが、「レッスンは間違えてもいい場であり、失敗して当たり前。話さないと損。」というマインドを持つと、心が軽くなります。

「伝えること」を第一に、堂々と大きな声で話すようにしましょう。

2-5. 自分に合ったレッスンに変える

1-7.レッスンが合っていないからにあてはまる場合は、自分に合ったレッスンに変更しましょう。

自分に合ったレッスンを受けることで、今身につけるべき力を効率よく身につけていくことができ、英語力の上達につながりやすくなります。

自分に合ったレッスンを受けるためには、教室のテストやカウンセリングを受けて診断してもらうのが最適ですが、自分でレッスンを選ばなければいけない場合は、下記方法で進めていくようにしましょう。

【自分に合ったレッスンの選び方】

STEP1.目標を明確にする

STEP2.試験や診断テストで現在の自分のレベルと弱点を把握する

2-5-1. STEP1.目標を明確にする

まずは英会話を習う目標を明確にしましょう。目標がはっきりすることで、どんなレッスンが必要か見えてきます。

【目標の例】

  • プレゼンで自社の商品の魅力をアピールできるようになりたい
  • 海外のホテルマンとして活躍できるようになりたい
  • 海外で友達をつくり、日本のアニメについて話せるようになりたい

ポイントは、「英語で何ができるようになりたいのか」を具体的に思い描くことです。

2-5-2. STEP2.試験や診断テストで現在の自分のレベルと弱点を把握する

次に、試験や診断テストで現在の自分のレベルと弱点を把握しましょう。今の自分の英語力を客観的に理解でき、レッスンのレベルを選べるようになります。

試験は、TOEIC®を追記よりも英検®を追記やIELTS®の方が、スキル別(リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング)の評価が分かりやすいのでおすすめです。

「今すぐ知りたい」「試験を受ける時間がない」という方は、オンライン診断テストやアプリなどを活用しましょう。

2-6. 講師を変える

1-8.講師の質が良くないからにあてはまる場合は、速やかに講師を変えましょう。

経験豊かな講師は、十分な技術と実績があるため、説明が分かりやすく、学習者のレベルに応じたフィードバックをしてくれます

また、学習者が意欲的に取り組めるようなレッスンづくりが上手であり、学習者の英語の上達を後押ししてくれるでしょう。

【優秀な講師の特徴】

  • 学習者のレベルや課題に応じた指導ができる
  • レッスンの準備をしっかり行っている
  • 説明が分かりやすい
  • 話しやすい雰囲気をつくってくれる
  • 学習者の話を最後まで聞いてくれる
  • 学習者に興味を持ち、親しみやすい

良い講師を選ぶときのポイントは以下の通りです。ホームページの講師プロフィール欄などでチェックしましょう。

【良い講師のポイント】

  • 英語指導の資格を持っているか
  • 3年以上の指導歴があるか
  • ユーザー評価や口コミは良いか
  • 日本人学習者の特徴を理解しているか

オンライン英会話で自分で講師を指名する場合は、上記基準を参考に講師を選びましょう。

通学型英会話の場合は、事務局に悩みを相談して講師やクラスを変えてもらいましょう。もし同じような講師がずっと続く場合は、教室を変えることも検討してみてください。

【ネイティブの先生の方がいい?】

ネイティブ講師と日本人講師にはそれぞれ強みが異なるため、自分に合った方を選ぶようにしましょう。なお、一般的には初心者のうちは日本人講師、上達してきたらネイティブ講師が向いています。

【ネイティブ講師の強み】

  • 本場の発音を聞ける
  • 自然な英語に触れられる
  • 外国人と話すための自信がつく
  • 異文化理解が深まる

【日本人講師の強み】

  • 日本人学習者のつまずきポイントを理解している
  • 日本語で説明してもらえるため理解しやすい
  • 安心感がある
  • 相談しやすい

2-7. 教室を変える

1-9.教室の運営が良くないからにあてはまる場合は、教室を変えることを検討しましょう。

良い英会話教室は、学習者が効率的に、楽しく学習を継続できる工夫や仕組みが充実しているため、英語上達スピードが速まることが期待できます。

【良い英会話教室の特徴】

  • 講師の採用基準が厳しく、研修も充実している
  • 定期的にカウンセリングを実施する
  • 目的別・レベル別のカリキュラムが充実している
  • レッスンの予約が取りやすい
  • サポート体制が整っている
  • 学習サポートが充実している(録画機能・専用アプリ・相談チャットなど)
  • 雰囲気が良い

上記の特徴を備えているか、ホームページや口コミなどでチェックしましょう。

候補の教室を選んだら、必ず体験レッスンを受けるようにしてください。教室の雰囲気や実際の講師のレベルは、実際にレッスンを受けてみないと分かりません。

3. 【事例】英会話教室で話せるようになった学習者の体験談

実際、多くの人が英会話教室に通って英語を話せるようになったと実感できています。

当校でも生徒様から「イーオンで英語を話せるようになった!」という喜びの声を多数いただいていますので、その一部を紹介させていただきます。

【実際に使える英語が身についていく感覚が楽しい!】

“イーオンに通う前は英語への苦手意識が強くありましたが、通い始めるとレッスンではどんどん英語が身についていくので、楽しみながら続けられました。例えば、文法を学ぶ場合も、1回のレッスンできちんと会話の中で使えるようになれるんです。実際に使える英語が身についていく感覚が楽しいですね。”(20代/大学生)

【下から2番目のクラスから一番上へ!TOEIC®を追記940点・英語を頻繁に使う会社に転職】

“しっかり予習・復習を続けていくことで、きちんとレベルは上がっていきます。転職の採用面接は英語で円滑に受け答えすることができ、無事採用につながりました。イーオンに行けば、先生や他の生徒さんたち、英語を学ぶ仲間がいるので。その存在のおかげで、モチベーションを保つことができています。”(30代/会社員)

英会話イーオンでは下記強みにより、生徒様の英語力向上を後押ししていきます。

【英語力向上を後押しするイーオンの強み5つ】

  1. 厳しい採用基準を突破した外国人講師×難関資格保有の国際経験豊かな日本人講師
  2. 日本人の特性を理解したレッスン
  3. 30段階のレベル・目的に合わせた豊富なコース
  4. 選べる通学orオンライン・柔軟な振替による通いやすさ
  5. 教師・カウンセラーが全力サポート

無料体験レッスンは1分で予約可能です。ぜひ一度、お気軽にお近くのイーオンでレッスンをお試しください。

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4. まとめ

最後に、本文の要点を振り返りましょう。

英会話教室に通っているのに英語を話せるようにならない理由として、下記9つの理由が考えられます。

理由が明らかになったら、英語力向上に向けて右側の対策に取り組んでください。

【英語を話せるようにならない理由別の対策】

理由 対策
自己要因 自主学習時間が少ないから レッスン以外でインプット・アウトプット学習をする
インプットの量が不足しているから
アウトプットの量が不足しているから
レッスンの復習をしていないから レッスンの復習をする
レッスン時間が少ないから レッスンの回数を増やす
レッスンを受け身で受けているから レッスンで積極的に話すようにする
環境要因 レッスンが合っていないから 自分に合ったレッスンに変える
講師の質が良くないから 講師を変える
教室の質が良くないから 教室を変える

本記事をもとに、あなたに合った英会話教室でレッスンに励み、「話せない」から脱却していきましょう。

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