2025.06.20

English File ネイティブはこう使う #3 “be a fan of” 会話例で学ぶ意味と使い方

ネイティブはどんな場面で“be a fan of”を使っているのか

英語を学び始めると「好き」を表すのに、likeを教わりますが、他にも様々な表現があります。その中の1つが、be a fan ofです。be a fan ofは、チームや人を応援していることを表す時や、趣味について話す時に使われます。


be a fan ofの会話例①: 応援しているチームや人について話す

Mai: Do you like baseball?
  (野球好き?)
Amber: Yeah, I’m a fan of the Chicago Cubs.
  (シカゴカブスのファンだよ。)

Amberは野球が好きで、シカゴカブスを応援しているということがわかりますね。


be a fan of の会話例②:趣味について話す

Mai: What do you usually do on the weekends?
  (週末、何をすることが多いの?)
Amber: I’m a fan of mountain biking.
  (マウンテンバイクが趣味なの。)

趣味について話す時にもbe a fan ofを使えます。マウンテンバイクが好きだとは。アンバーは思っていたよりアクティブですね。


be a fan of の強調表現

be a fan of は、bigやhugeを使って強調することができます。bigもhugeも「大きい」という意味の形容詞です。「大好きだ」という気持ちを表したいときに使ってみましょう。

be a huge / big fan of の会話例

Mai: I’m a huge fan of Ed Sheeran.
  (私、エドシーランすごく好きなの。)
Amber: Really!? Me, too. I’ve been to all of his concerts.
  (本当!私も!彼のコンサート全て行っているよ)

この場合は、Maiがエドシーランの熱烈なファンだということがわかります。そしてアンバーも。それにしてもエドシーランの全てのコンサートに行ったよとの発言、事実なのでしょうが、Amber、なかなかマウント取ってきますね(笑)


「好き」を表す様々な表現

be a fan of以外にも「好き」を表す表現はたくさんあります。その中でもよく使われるbe crazy about、be addicted toを紹介します。それぞれの「好き」のレベルの違いやそれぞれの表現で何が好きと表すことができるのかを、会話例を使って見ていきましょう。


熱狂を表すbe crazy about

be crazy aboutも何か、または誰かを好きであることを表現できます。be a fan ofよりも好きな度合いが高いことを伝えることができます。crazyの元々の意味を考えると、日本語の「熱狂」に近いものがあります。

be crazy aboutの会話例

Mai: Did you play any sports when you were younger?
  (若い時、何かスポーツをしていた?)
Amber: I was crazy about soccer. I *would play every day.
  (サッカーがとっても好きだったの。毎日プレーしていたわ。)
若かりし頃はサッカー少女だったアンバー。根っからのアクティブ派ですね。


ちょっと異色の「好き」を表す be addicted to

be addicted to~は、本来は何かの中毒である、抜け出せないという怖い言葉ですが、口語的にはもっとカジュアルに使われます。何かにはまっていることの誇張表現として使われ、「好き」を表す言葉の仲間だということができます。


be addicted toの会話例

Amber: I’m addicted to this new show I saw recently. You *gotta see it.
   (最近見ている番組にとてもはまっているの。あなたも見るべきよ。)
Mai: Oh really! What’s it called?
   (本当?何という番組?)

Amberは新しく始まった番組にaddictedだと言っています。本当に中毒だと大変ですが、それぐらいその番組が面白くて、はまってしまうことを誇張した言い方なので心配はいりません。皆さんも面白いドラマを見つけたときに、早く寝ないといけないと分かっているのについ夜更かしをして連続で見てしまうことはありませんか。Amberがはまっている番組がそういう中毒性のある番組だという雰囲気が伝わってきますね。


be addicted toでは好きと言えないこと

be addicted to は「好き」を表す表現の中では少し異色の存在です。普通、「好きである」というのは変化の少ない状態や感情だと考えられますが、be addicted toは一時的に何かにどっぷりはまってしまっていることを表すからです。そのため、とあるチームのファンであるというような、長く続くであろうことには使わないのが普通です。Amberはthe Chicago Cubsのファンですが、She is addicted to the Chicago Cubs. とは言わないのが普通です。好きな気持ちを強調したければ、She is a huge fun of the Chicago Cubs. とする方が良さそうですね。


まとめ

be a fan of は「好き」を表す表現の中でも趣味や応援しているチームや人を表すのが得意です。強調するときはhugeやbigを使いましょう。
口語的な表現で意味が似ている、be crazy about, be addicted to を紹介しました。be addicted to は不変のことについて話すには向いていませんが、止まらないぐらいはまってしまっていることを表現するにはピッタリな言い方です。


今回もお読みいただきありがとうございます。
Good luck with your studies and see you next time!

【Useful Words】

would / 過去の習慣を表す助動詞。「以前はよく~した」の意味。
gotta / have got toの省略形で「~しなければならない」の意味。カジュアルな表現。

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編集者

Steve
イーオン法人向け英語研修 専任講師

アメリカ出身。イーオン講師歴20年以上。様々なバックグラウンドを持つ生徒様を教えた経験あり。

この10年は、数多くの企業や学校教育機関にて英語研修や教員向け研修などを担当。

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