特集・お役立ち 大学中国語教育の現場対談|補助教材としてのeラーニング活用と学習効果
大学での中国語教育が抱える課題についての対談
本対談のテーマと実施背景
【はじめに】
大学生の中国語学習(特に授業外での学習)での補助教材として、
HAO中国語アカデミーの「eラーニングコンテンツ」である《スーパー中国語》の活用をテーマに、
共愛学園前橋国際大学 外国語センター黒澤さんと、HAO中国語アカデミー講師の郭先生との対談が実現しました。
【登場人物】
●黒澤さん:前橋国際大学外国語センター中国語プログラム担当職員
●郭(kaku)先生:HAO中国語アカデミー中国語講師、eラーニング《スーパー中国語》学習サポート担当
●窪田(ファシリテーター):イーオン法人向け英語研修専任講師
大学での中国語学習が抱える課題に対して、
HAO中国語アカデミーのeラーニング《スーパー中国語》がどのように課題克服に役立ったか、対談を行った「大学の担当者の生の声」と「eラーニング《スーパー中国語》の学習サポート担当者の声」をお届けします。
中国語教育を行う両対談者のご紹介
前橋国際大学はどんな大学?
イーオン(窪田)|黒澤さん、郭先生、よろしくお願いします。
大学教員(黒澤さん)・HAO中国語講師(郭先生)|よろしくお願いします!
イーオン(窪田)|黒澤さん、まず前橋国際大学についてご紹介いただけますか。
前橋国際大学
大学教員(黒澤さん)| 前橋国際大学はキリスト教の共愛共生の精神を基盤として、国際社会と地域社会の架け橋となるグローバルリーダーを育成する大学です。グローバル化する社会において、国際感覚豊かな人材は必要不可欠ですが、実は群馬県は外国にルーツを持つ人が多く暮しています。
そのため、本学は国際社会のあり方について見識と洞察力を持ち、国際化に伴う地域社会の諸課題に対処することのできる人材の育成を教育の目的に掲げている大学です。
イーオン(窪田)|群馬が国際色豊かな土地柄というのは知りませんでした。学生の外国語学習への関心も高そうですね。
HAO中国語アカデミーはどんな企業?
イーオン(窪田)|郭先生、HAO中国語アカデミーの概要について教えてください。
HAO中国語アカデミー
HAO中国語講師(郭先生)|HAOは中国語と台湾華語の両方を指導する民間の中国語スクールです。対面でのレッスンをメインとしながら、eラーニングやオンライングループレッスンにも、最近では力を入れています。時代に合ったサービスを提供していくのが、ハオ中国語スクールの使命だと感じています。
イーオン(窪田)|eラーニングへの需要は中国語学習の世界でも高まっているんですね。HAOの先生方は皆さん中国語ネイティブの方で、中国語でレッスンをされるのですか?
HAO中国語講師(郭先生)|90%はネイティブで、日本人の先生も在籍しています。レッスンは基本的に全て中国語で行います。教科書には日本語で指示文を付けるなどして、初心者でもレッスン中は日本語で話さず、中国語で中国語を学べるように工夫しています。
本対談のポイント
1. 中国語教育における共通課題
2. 補助教材としてのeラーニング活用理由
3. 導入後に見えた学習効果と今後の展望
前橋国際大学とは|グローバルリーダーを育成する大学、国際化に伴う地域社会の諸課題に対処することのできる人材の育成を教育の目的に掲げている
HAO中国語アカデミーとは|中国語と台湾華語の両方を指導する民間の中国語スクール、初心者でも中国語で中国語を学べるように工夫している
前橋国際大学が実施している中国語プログラム
イーオン(窪田)|黒澤さん、前橋国際大学での中国語履修する学生にはどのようなプログラムを提供しているのですか。
大学教員(黒澤さん)|2023年度から外国語プログラムを3つの中から一つ選ぶシステムを採用しています。その中の中国語プログラムを選択した学生は、中国語を第一外国語として学びます。
対象学年、履修形態、学習時間について
大学教員(黒澤さん)|1年生、2年生の時に中国語科目の履修が必修で、1年生の時は週2回・2年生の時は週1回授業があります。担当教員は全て中国語ネイティブの方々が担当しております。プログラムの目標は、卒業までに中検3級を取得することとしています。
イーオン(窪田)|中国語を第一外国語として学べるコースがあるのですね。郭先生、中検3級が目標ということですが、どれぐらいのレベルなんですか?
学習目標レベル中検3級とは
HAO中国語講師(郭先生)中検3級は一通りの文法を学んだ段階という感じです。ここまで行ってもらえると、あとは自律的な学習が行えるようになります。
イーオン(窪田)|なるほど。英検の3級ぐらいのレベルですね。結構しっかり学習させるカリキュラムだということが分かります。
大学の中国語教育における現状と課題
授業時間と学習定着のギャップ
イーオン(窪田)|私は英語の講師をしているですが、中国語は大人になってゼロから学習を始める所が英語学習と比べて難しそうだなと感じます。前橋国際大学では、元々どのような課題を中国語学習に対して感じていたのでしょうか。
大学教員(黒澤さん)|そうですね。 そもそも中国語の授業は少ないのに、その授業が中国語に触れる唯一の機会になってしまうことが最大の課題でした。
授業以外の語学系イベントは英語がほとんどで、もう100%と言っていいほどですね。 大学のサークルも英語のサークルはありましたが、当時中国語サークルはありませんでした。
授業外で中国語に触れる機会が少ない点
イーオン(窪田)|それはすごく理解できる気がします。 英語って確かに学習者のコミュニティの面とかメディアの面ですごく恵まれている学習言語ですよね。 私も何回かスペイン語などチャレンジしようと思ったことあるんですけど、教科書以外にスペイン語で触れる場がない。
そうなるとモチベーションが続かなくて挫折してしまう。
大学教員(黒澤さん)|そうなんです。 なので、中国語に触れる機会が本当に授業以外に作りたいという所から、正規の授業外でも自分で進められる補助課程を用意することにしました。
イーオン(窪田)|郭先生、HAOの生徒様についても同じような課題があるのでしょうか。
HAO中国語講師(郭先生)|そうですね。状況は中国語スクールも同じです。 ほとんどの方は週1回、 2回と通学ですので、レッスンの予習復習だけでは接点として不十分というケースはよくあります。それが私たちがeラーニングのコンテンツを発信するようになったきっかけでもあります。
このように、大学の中国語教育では授業時間外で中国語に触れる機会が少なく、学習内容が定着しにくいという課題があります。
こうした背景から、授業を補完する形で継続的に中国語に触れられるeラーニング《スーパー中国語》が学習環境づくりで大切になってきます。
補助教材として、eラーニングのスーパー中国語導入背景
スーパー中国語との出会いと導入を決めた理由は?
イーオン(窪田)|黒澤さん、もともと抱えていた課題についてお話いただきましたが、そういった中でeラーニング《スーパー中国語》にどのように出会ったのでしょうか。
大学教員(黒澤さん)|2019年にもともと使っていたオンライン中国語学習がサービス終了になってしまい、別の教材探したのがきっかけです。
イーオン(窪田)|その際に他のサービスも検討や比較をしましたか。
大学教員(黒澤さん)| はい。ネットで調べたり、中国語担当教員に聞いたりして、eラーニング《スーパー中国語》の他に3社検討に上がりました。
解説動画やドリル練習、テストなど、コンテンツが豊富な点
イーオン(窪田)|その中でHAOのeラーニング《スーパー中国語》に決めた要因はどこにありましたか。
大学教員(黒澤さん)|解説動画とドリル練習がある点が学びやすく、各課にテストが設定されていること、コンテンツの多様さがeラーニング《スーパー中国語》の魅力でした。
それこそ、私が何も分からない学生役になって、各サービスを試しましたが、他のサービスは中検に特化した内容で、初心者の視点では難しいなど偏りがありました。
大学教員からの一定の評価
最終的に外国語センターグループ内で検討をした結果、eラーニング《スーパー中国語》が最も理想に近いということになり、大学教員からの承認も得られました。
eラーニング《スーパー中国語》に決めたポイント
1. 解説動画がある・ドリルが多い
2. 各課に修了条件(テスト満点)が設定されていてわかりやすい・しっかり学べる
3. 中国語学習コンテンツが豊富
4. 大学教員の承認が得られた
中国語補助教材として、eラーニングの活用方法
授業とスーパー中国語はどう連携している?
イーオン(窪田)|eラーニング《スーパー中国語》 を導入して5年間継続して利用されているということですが、大学の授業とはどのように連携をしているのでしょうか。授業と《スーパー中国語》の役割の違いや、活用方法について教えてください。
自習課題・成績との連動活用
大学教員(黒澤さん)|授業と相乗効果が出るように、eラーニング《スーパー中国語》 のユニットを14週間のシラバスにして自習課題としています。
教科書でカバーできない文法や語彙を自宅で学習し、授業で学んだことも再度eラーニング《スーパー中国語》 で学んで復習をする役割を持たせています。
学習状況を成績にも連動させていまして、勉強していれば成績に影響はしないんですけれども、一定量を勉強しなかった場合は、減点ということになって成績に影響します。
中国語学習量の確保
イーオン(窪田)|シラバスはどれぐらいの学習量なのでしょうか。
大学教員(黒澤さん)|1週間に2ユニットですね。
HAO中国語講師(郭先生)|1ユニット学習するのに1時間ぐらいかかるので、授業の他に毎週2時間の学習になります。しっかり学習してほしいというメッセージが見えますね。
学習の見える化と習慣化
イーオン(窪田)|郭先生、前橋国際大学のeラーニング《スーパー中国語》 の活用を聞いてどう思われましたか?
HAO中国語講師(郭先生)|私たちがサービスを作っている意図通りの活用で感動しています!学習の見える化と習慣化が「eラーニング」を作るときのテーマだったので。学習を習慣化さえてしっかり身に付けて欲しいという黒澤さんの気持ちが良く伝わってきてとても嬉しいです。
活用方法
これらの課題に対し、eラーニング《スーパー中国語》を補助教材として活用することで、
大学の中国語授業や教科書でカバーしきれない文法や語彙の反復学習、授業の復習を柔軟に補完し、授業時間プラス週2時間と学習機会を広げる取り組み、教員の負担を増やさない運用が進んでいます。
中国語eラーニング導入後に見えた学習の効果
利用者はどう感じている?
イーオン(窪田)|実際にeラーニング《スーパー中国語》 を使っている学生からどんな声が届いていますか。
大学教員(黒澤さん)|前期3か月・後期約4か月学習していく中で、中国語の基礎力、特に文法・語彙が上がったという声が多かったです。知識の定着に一役買っているのは間違いありません。
HAO中国語講師(郭先生)|嬉しいですね。
大学教員(黒澤さん)|今回のインタビューに向けて学生にヒアリングしたので一部紹介しますね。
実際の利用者(学生)の声
◎週に2ユニットがセルフスタディ課題としてあったことで、空きコマに学習することをルーティン化できた
◎冬休みなど、授業が無い期間にも学習を継続できた
◎解ける問題が増えてきたので、自分の中国語の成長を感じる
◎語彙、文法にふれる良い機会
◎ちょっとずつクリアできてやりがいがある(ゲーム感覚で楽しめる)
◎動画解説があって良かった
一般ユーザー(社会人)の声
イーオン(窪田)|郭先生、先生の生徒の皆さんもeラーニング《スーパー中国語》を利用していますよね。皆さんどのようにおっしゃっていますか。
HAO中国語講師(郭先生)|黒澤さんにおっしゃっていただいたのと同じような声が多いです。それと、自分の努力が可視化できるのがモチベーションになるという声も多くあります。
動画解説の魅力
イーオン(窪田)|実は私もスーパー中国語を使ってみました。中国語は全くの初心者なのですが、それでも《スーパー中国語》のビデオ講座のレベルの高さを実感できました。
わたしも英語を教える仕事をしていますが、同じ言葉を教える同業者から見ても、HAOの先生の中国語を論理的に解説する力の高さに驚きました。
HAOは中国語のネイティブの先生方もしっかりと日本語で理論講習が行えて、それを「eラーニング」で提供できているのはとても魅力的だと感じました。
eラーニング《スーパー中国語》の導入成果
1. eラーニングを活用した自主学習が習慣化し、学習がルーティンとして定着
2. 大学授業外・休日を含めた中国語学習の継続が可能になった
3. 語彙・文法への接触量が増え、中国語の上達実感につながった
4. 学習成果が可視化され、達成感を持って学習を進められるようになった
5. 動画解説により理解が深まり、補助教材としての有効性が高まった
このように、eラーニング《スーパー中国語》導入後は、学生が積極的に自主学習に取り組むようになり、日常的な学習がルーティンとして定着しました。
休みの日にも学習を継続できるようになったことで、中国語の語彙や文法に触れる機会が増え、上達を実感する声も多く聞かれています。
特に動画による解説は理解を深めやすく、学習の達成感や継続意欲の向上につながりました。
中国語eラーニングを導入する大学教員側のメリット
スーパー中国語の管理機能
イーオン(窪田)|ここまで学習の仕組みや、学生目線でのお話を伺ってきましたが、黒澤さんも郭先生も、eラーニング《スーパー中国語》を使って学習状況の管理をされていますよね。
郭先生、《スーパー中国語》の管理者画面にはどのような機能があるのでしょうか。
学生の学習時間・結果
HAO中国語講師(郭先生)|学習を始めた日や、最終ログイン日、ドリル・テストなどの各コンテンツをどれだけ実施したか総学習時間が見られるのと、テストを受けた結果などを見ることができます。
イーオン(窪田)|それは学習者も管理者も見ることができるのですか。
HAO中国語講師(郭先生)|学生の皆さんは自分の学習記録だけを見ることができて、管理者の方には専用のIDをお渡ししますので、それで全員分の学習状況を確認することができます。
教員側の実際の声
イーオン(窪田)|それは「学習の見える化」が進みますね。黒澤さんは実際に管理者として利用されていますが、どのように感じていますか。
大学教員(黒澤さん)|各ユニットにテストがあって、それで満点を取るとそのユニットが修了したということになるのですが、それが管理者視点でとても分かり易いです。
管理者画面で学生一人一人の学習状況が把握できますし、文法や読解などの項目ごとの学習時間の推移で全体の傾向が見えるのも助かっています。
eラーニング《スーパー中国語》を利用する大学教員側のメリット
1. 授業外学習の管理や確認にかかる教員の負担を軽減
2. 学生の学習状況を把握した上で指導できるため、授業運営の効率化と教育効果の向上の両立が可能
3. 限られた授業時間を有効に使いながら、中国語教育の質を維持・向上させることにつながる
今後の中国語学習サービスに関する期待と要望
イーオン(窪田)|最後に、今後eラーニング《スーパー中国語》に期待する機能な内容の面で発展はありますか。
大学教員(黒澤さん)|そうですね。中検の結果を見ていると、ライティングを苦手とする人が多いので、ライティングに対応したコンテンツがあると嬉しいです。それと発音もAIなどで判定してくれるような機能が備わるといいなと思っています。
HAO中国語講師(郭先生)|ライティングも発音判定も、アウトプットにつながるインタラクティブな学習要素ですよね。確かに今はビデオを視聴するという側面が学習の中心になっているので、この部分は我々も取り入れていきたい要素です。是非利用者様の貴重なお声と会社に持ち帰りたいと思います。
イーオン(窪田)|eラーニングは発展著しい分野なので、今後の展開がとても楽しみです。本日は貴重なお話、本当にありがとうございました。
大学教員(黒澤さん)・HAO中国語講師(郭先生)|ありがとうございました!
対談を振り返って
eラーニング《スーパー中国語》の導入により、大学の中国語教育では授業外学習の定着と学習効果の向上が実現しました。
学生・教員双方にとって使いやすい仕組みである点が、継続的な活用につながっています。
今後は、対面授業とeラーニングを組み合わせた学習設計が、大学中国語教育の質を高める重要な要素になっていくと考えられます。
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編集者
日本国内にて独学で英語を習得。英検1級、TOEIC L&Rテスト985点。
数多くの企業向け研修、学校向け研修の設計を担当。自らもセミナーや各種研修に登壇する。