特集・お役立ち 英会話講師10人に聞いた海外旅行必携フレーズ5選!
海外旅行に「5つの英語フレーズだけ」持って行くとしたら!?
夏休み直前!
ということで、海外旅行を計画している人も多いのではないでしょうか。そういう私は、円安の風に吹かれて海外旅行とは長らく疎遠に・・・
でも、妄想するのは自由ですよね!?
そこで考えたのが、『もしどこでも好きな国に行っていいけれど、英語を5フレーズしか持っていけないとしたらどうする?』という妄想です。
無人島に5つだけアイテムをもって行くとしたらみたいなことを一度は考えたことがありませんか? その英語版ですね。
折角なので、イーオンの法人英語研修の先生たちに聞いてみました。皆さんも5つのフレーズを考えてちょっと変わった妄想旅行をしてみましょう。
ひょっとしたら本当の旅行にも役立つかも・・・

イーオン英語講師10人に聞いた海外旅行必携フレーズ5選
イーオンの法人英語研修には、日本人の先生も、イギリスやアメリカ、オーストラリアと言った様々な国出身のネイティブの先生もいます。(そしてみんな個性は強め・・・)
そんな先生たちにこんな質問を聞いてみました。
「日本国外どこでも好きなところに行けます。でも英語は5つのフレーズしか持っていけません。どんなフレーズをもって行きますか?」
ツッコミどころ満載のセレクションが集まりましたが、そのままお届けします。
中には「なるほど!」というフレーズもありますので一緒に見てみましょう! !
Chris先生がプノンペンに持っていきたい5つのフレーズ
1: Are there any hidden gems you recommend?
(おすすめの秘境はありますか?)
2: I’ll try it!
(行ってみます!)
3: Can you show me on the map?
(地図でどこにあるか教えて。)
4: Is tap water safe to drink here?
(ここの水道の水って飲んでも大丈夫?)
5: Do you have free Wi-Fi?
(無料のWi-Fiありますか?)

カンボジアはプノンペンへ「秘境を求めた旅」がしたいChris先生。ワイルドな旅に役立ちそうなフレーズですね。4番のフレーズは、折角の旅行をトイレで過ごすことにならないようにするには欠かせませんね。’tap water’ は「水道水」です。
Free Wi-Fiは猫動画を見たいかららしいです・・・
Barry先生が香港旅行に持っていきたい5つのフレーズ
1: How much does it cost?
(これいくらですか?)
2: Sorry, that's too expensive.
(すみません、高すぎます。)
3: If I buy 2, can I get a discount?
(2つ買ったら安くしてくれます?)
4: Do you take Mastercard?
(マスターカードは使えますか?)
5: Cash only? Are you serious?
(現金だけ?噓でしょ!?)

Barry先生は、大人気のベテラン講師です。30年前に行った香港は、値札の無い商品が並んだ出店が沢山出ていたんだそう。上手な値段交渉ができないとトホホ・・・な旅になりそうですね。そんな香港にもう一度行って散財旅行したいBarry先生。
シンプルで実用的なフレーズで助かります。ありがとう、Barry先生。
Steve先生がスコットランドに持っていきたい5つのフレーズ
1: Can you say that again?
(もう一度言ってもらえます?)
2: It’s made of what?
(これは何でできてるの?)
3: What’s a distillery I should visit?
(どの蒸留所に行くべきですかね?)
4: Where’s a good place to visit?
(どこか観光にいい場所はありませんか?)
5: How do I get there?
(どうやって行くんですか?)

ウイスキーが大好きなアメリカ出身のSteve先生。
本場のスコッチを求めてスコットランドに行きたいそうです。スコットランドの英語は発音の癖が強くて、ネイティブにとっても聞き取るのがすごく難しいんです。だから、ネイティブのSteve先生でも英語を聞き取れるか不安で “Can you say that again?” は欠かせないとのこと。
Kaori先生がフィンランドに持っていきたい5つのフレーズ
1: How can I get to the Moomin Valley?
(ムーミン谷にはどうやって行くんですか?)
2: Can you draw a map?
(地図を書いてくれませんか?)
3: How lovely!
(あら素敵!)
4: Interesting, but maybe next time.
(面白そうだけど、また今度にしますね。)
5: I enjoyed every moment here.
(ここに滞在している間のひとつひとつの瞬間が楽しかったわ。)

小さなトロールたちの住むフィンランドにずーっと行ってみたいKaori先生。Kaori先生らしい大人なフレーズのチョイスだなと思ったのですが、「全てがムーミン谷に住む小さなトロールたちとの会話を想定して厳選された」というびっくりセレクションでした。 3番はトロールにすすめられたものを受け入れるときに、4番はちょっと勇気が出ないオファーをされたときに。
人間との会話でも役立ちそうですね!
Paul先生がカトマンズに持っていきたい5つのフレーズ
1: Can you recommend any good trails for beginners?
(初心者におススメのトレイルはありますか。)
2: What’s the altitude here?
(ここの標高はいくつですか。)
3: Where can I fill my water bottle?
(水筒に水を汲める場所はありますか。)
4: Are there any good viewpoints along the way?
(道中で景色のいい場所はありますか。)
5: How long does it take to reach the top?
(山頂まではどれぐらいかかりますか。)

いつかネパールはカトマンズにあるヒマラヤ山脈でハイキングをしてみたいPaul先生。アウトドアやハイキング好きの皆さんにとって便利なフレーズを5つ選んでくれました。カトマンズは夏でも涼しそうだなと思って、お盆期間の天気を見てみました。
確かに涼しいのですが、びっくりするぐらい毎日雨予報でした(笑)
Emika先生がシアトルに持っていきたい5つのフレーズ
1: Can I have a tall Americano with room for milk?
(アメリカ—ノのトールで、ミルクを入れるスペース残しておいてください。)
2: For here, please.
(店内でお願いします。)
3: That's all, thank you.
(以上です、ありがとう。)
4: Do you have any seasonal drinks?
(何か季節の特別ドリンクはありますか。)
5: Can I have a bag?
(袋に入れてくれますか。)

スターバックスコーヒー発祥の地でもあるシアトルにもう一度行きたいEmika先生は、カフェで使えるフレーズを5つ選んでくれました。たしかに、シアトルに行ってカフェに立ち寄らない人はいないですよね。そういえば、日本ではroom for cream/milk というフレーズをあまり聞かないですね。
おしゃれな人たちは日本でも使っているのでしょうか。
Kaysea先生のどこに行くにしても持っていきたい5つのフレーズ
1: Where is the nearest and cleanest restroom? Does it have soap?
(近くて一番きれいなトイレはどこですか?石鹸ありますか?)
2: Where can I buy hand sanitizer?
(どこで消毒液を買えますか。)
3: When is [the place I want to visit] the least crowded?
([行きたい場所]が一番空いている時間はいつですか。)
4: I am [so/really/very/awfully/terribly] sorry.
(本当にごめんなさい。)
5: Yes, please. / No, thank you.
(お願いします。・結構です。)

「断じて自分は潔癖症ではない」と言うKaysea先生。本当ですか・・・?ただ、海外旅行に行って水回りが不潔で楽しめないというのは、案外あるあるですよね。Kaysea先生はイギリス出身なのですが、イギリス人としては謝罪の言葉のバリエーションは欠かせないとのこと。
でもあの、Kaysea先生? 4番だけで5フレーズありますけど!よく考えたら1番も5番も2フレーズあるし・・・
Gordon先生がマチュピチュに持っていきたい5つのフレーズ
1: Can I touch the llama?
(ラマに触っていいですか?)
2: Can I take a picture near this ruin?
(この城壁の近くで写真をとっても良いですか?)
3: Will I experience altitude sickness?
(高山病になる可能性はありますか。)
4: Can I re-enter if I leave?
(再入場できますか。)
5: Was Machu Picchu built by aliens?
(マチュピチュは宇宙人が作ったんですか。)

とても穏やかで優しいGordon先生。マチュピチュに行っても、丁寧にマナーを守って楽しみたいんですね。現地のルールやマナーが分からないときはGordon先生のように一声かけるのが良いですね。4番の再入場については、これ意外とよくある場面ですよね。しかもいざ聞こうと思うと難しい。ネイティブの英語ってシンプルで効率良いですね。
Gordon先生なら本気で5番の質問も聞いてそう。
Ayumi先生がラスベガス旅行に持っていきたい5つのフレーズ
1: How much is the minimum bet?
(最小のかけ額はいくらですか?)
2: Put it all in Red!
(全額赤に!)
3: Come on, big money!
(大金よ我がもとに!)
4: Jack pot!
(大当たり!)
5: What happens in Vegas, stays in Vegas.
(ラスベガスで起きたことは、ここだけの秘密。)

アメリカ在住経験が豊富なAyumi先生。普段のレッスンも明るいエネルギーで生徒を引っ張ってくれます。ある意味Ayumi先生らしいフレーズ5つを
“I’m ready to make bank!”(ぼろ儲けするぞ!)
というメッセージと共に教えてくれました。5番のような気の利いたフレーズが言えるとかっこいいですよね。日本のことわざだと、「旅の恥はかき捨て」に近いかなと思います。ベガスで起きたことは良い事も悪い事もベガスに置いてくる。そんな非日常を味わえるラスベガス、便利な英語フレーズも非日常です。
Benjamin先生がカーボベルデに持っていきたい5つのフレーズ
1.Hello. I'm delighted to meet you.
(こんにちは、お会いできて嬉しいです。)
2.I want to get the most out of my trip. What should I do?
(この度を最大限に楽しみたいのですが、何をするのがおススメですか?)
3.What are things most visitors overlook?
(多くの旅行者が見逃していることは何ですか?)
4.How do I say "..." in Kriolu?
(クリオール語では~をどう言いますか?)
5.Would you join me for a dance?
(私と踊りませんか?)
6.Where are the best spots to eat local food?
(地元の食事をするのに一番いい場所はどこですか?)

あのBenjamin先生、カーボベルデってどこですか?
大西洋の真ん中に浮かぶ島国で、クリオールという言葉を話すらしいです。観光地化されていないマニアックな場所に行きたい人にはお勧めです。(行くのとっても大変そうなんですが。)カーボベルデに行かなくても、他の人とは違う場所をまわりたい、現地の人と関わりたい派の人に便利なフレーズを選んでくれました。
なんだかロマンティックな雰囲気を感じるのは私だけでしょうか? あとフレーズ6個ある気がするのも私だけですか?
Dan先生がシドニーに持っていきたい5つのフレーズ
1: Is it safe to swim here?
(ここは泳いで安全ですか?)
2: Can I get a flat white to go, mate?
(持ち帰りでフラットホワイトください、メイト。)
3: No worries.
(心配ないよ。/ 大丈夫だよ。/ どういたしまして。)
4: Is this the bus to Bondi?
(このバスはボンダイビーチ行ですか?)
5: Wow, this view is unreal.
(ワオ、この景色ヤバいね。)

オーストラリアはシドニーを行先に指名したDan先生は、長い間オーストラリアに住んでいたらしいので、期待できますね。オーストラリアと言えば・・・コアラよりもオージーイングリッシュ!ということで、
オーストラリアで最も使われている英語
第1位:mate
第2位:no worries (Dan先生調べ)
がリストの中でも使われています。mateは「仲間」という意味ですが、オーストラリアではとりあえず語尾に付けてるだけではないかというぐらい超頻出です。no worriesは「心配しないで」という意味の言葉ですが、「どうしたしまして」としてもよく使われます。5番目に出てきたunrealはスラングで、いい意味でも悪い意味でも現実離れしているという意味で、ざっくり言うと「ヤバい」みたいな言葉ですね。
Masuko先生が美味しいお酒に出会う旅に持っていきたい5つのフレーズ
1: Do you know any good wineries or pubs?
(どこかいいワイナリーかパブを知りませんか?)
2: How can I get there?
(そこへはどうやって行くんですか?)
3: Which dish goes well with this wine/ beer?
(そのお酒に合う食事は何ですか?)
4: Could I taste some?
(味見できます?)
5: Wow, this tastes elegant!
(ワオ、エレガントな味がするわ!)

世界中どこへ行っても美味しいお酒に出会いたいMasuko先生の厳選5フレーズですね。
同じテーマで旅をしたい方も多いのでは?
「よく合う」というのは、 ‘go well with’ を使います。食事やお酒をテーマにした会話では知っておくと必ず活躍します。地元の酒場にはその地域の文化がぎっしり詰まっていますよね。思い切って英語で現地の方に声をかければよりディープな旅が待っているかも!
まとめ
今回は、何か夏らしい話題をということで、「海外旅行に英語5フレーズだけ持っていくとしたら・・・」というトピックでお届けしました。
普段は硬めのビジネス英語を勉強されている方にこそ、楽しい英語にも触れていただきたいです。世の中に旅行フレーズ集は星の数ほどありますが、イーオンの先生達の妄想旅行フレーズはかなりユニークで、
「先生、本当にその5フレーズでいけますか?」
と聞きたくなりますが、英語は人それぞれ。みんな違っていいし、みんな違うのが良い所ですよね!「そんなのいる?」というフレーズこそいざというとき出てこなくて困るのも良くある話。
研修運営に携わる方におすすめ 法人向け 英語研修総合パンフレット
創業50年を迎えるイーオンが企業や学校教育機関向けにて提供する英語研修サービスの総合案内パンフレットです。
優秀な教師陣や独自のカリキュラムなどの、イーオンの強みを活かした最適なプログラムをご提案します。

編集者
日本国内にて独学で英語を習得。英検1級、TOEIC L&Rテスト985点。
数多くの企業向け研修、学校向け研修の設計を担当。自らもセミナーや各種研修に登壇する。
