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初心者のための英語学習法
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英語上達への近道

「半年後に控えた留学のために、英語がもっとできるようになりたい」
「これから始まる仕事の新規プロジェクト、今の英語力だと少し不安だな……英語力を上げるいい方法はないかな」
このように、自分の英語力を上げたい・どうしたらもっと上げることができるのか、という悩みを持つ方は多いと思います。
そこでこの記事では、あなたの英語力を上げる13の方法をご紹介します。
英語のスキル別、そして4つのスキルを同時に上げていく方法も合わせてご紹介します。
英語力を向上させるスキル別の方法
リスニング力を上げる方法 |
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スピーキング力をあげる方法 |
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リーディング力を上げる方法 |
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ライティング力を上げる方法 |
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全てのスキルを満遍なく使う必要がある人向け、複数のスキルを同時に向上させる方法
複数のスキルを同時に伸ばす方法 |
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これらの方法は、忙しい日常の中でも無理なく続けられ、着実に成果を出せるものばかりです。
ただ、13個全てを実行する必要はありません。
全てのスキルを向上させたい方以外、まずは「自分がどんなことに対して英語を使うのか」という目的に合ったスキルを、優先的に上げていきましょう。
一気に全てのスキルを向上させようとすると、時間の確保や学習量の多さに圧倒され、英語力を上げる前に挫折してしまった……という事態になりかねません。
そうならないために、この記事ではあなたがどの英語スキルを優先するべきか、そしてそのスキルを向上させる具体的な学習のやり方を解説していきます。
この記事を読み終える頃には、あなたは自分に合った英語力アップへの道筋が見えてくるはずです。
ぜひ最後までお読みいただき、留学先や仕事での英語使用に自信が持てるようになる第一歩を、今ここから踏み出しましょう!
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目次
1. 英語力を上げる!効果的な全13の方法

早速ですが、英語力を向上させる効果的な13の方法をご紹介したいと思います。
英語力を向上させるスキル別の方法は以下の通りです。
英語力を向上させるスキル別の方法
リスニング力を上げる方法 |
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スピーキング力をあげる方法 |
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リーディング力を上げる方法 |
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ライティング力を上げる方法 |
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これらの方法は、リスニング(聞く)、スピーキング(話す)、リーディング(読む)、ライティング(書く)の各々のスキルに対応しています。
並行して全てを進めないといけないというわけではないので、安心してください。
自分にとってより重要なスキルから順に、向上を目指しましょう。
ただ、全てのスキルを満遍なく使う必要がある方や、バランスよく全体のスキルをレベルアップしたい方もいらっしゃると思います。
そういった方に向けて、複数のスキルを同時に向上させる方法も紹介します。
複数のスキルを同時に向上させる方法
複数のスキルを同時に伸ばす方法 |
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---|
これら13個の効率的な方法については、3章以降で具体的に解説していきます。
あなたにとって、どれが優先すべき重要スキルなのかは2章で紹介しますので、このまま読み進めてくださいね。
2. 目的別に優先順位を決めて英語力を上げよう!

英語力を上げたい!と思っているなら、まずは4つの英語スキルに優先順位をつけて、自分が向上させたい順に取り組むことが重要です。
なぜ優先順位をつけるべきかというと、一気に色々なスキル向上させようとすると、
「英語学習にあてる時間の確保に疲れてしまった」
「やることが多くてモチベーションが低下してしまった」
など、スキルを上げる前に挫折してしまう可能性があるからです。
あなたにとってより重要なスキルから優先的に取り組むことにより、継続できて、効果的に英語力向上を目指すことが可能となります。
優先順位は、自分がなんのために英語力を上げたいと思っているのか、目的別に考えるといいでしょう。
目的別に優先させたいスキルを表にまとめました。
目的別・優先するべきスキル
目的 | リスニング | スピーキング | リーディング | ライティング |
---|---|---|---|---|
海外旅行やホームステイ | 〇 | 〇 | ||
仕事:会話することが多い | 〇 | 〇 | ||
仕事:資料作成やメールを書くことが多い | 〇 | 〇 | ||
仕事:プレゼンテーションや商談取引をすることが多い | 〇 | 〇 | ||
資格や試験 | 〇 | 〇 |
なぜこの目的にはこのスキルが優先的なのかということを、詳しく解説します。
2-1. 海外旅行やホームステイが目的ならリスニング・スピーキングを優先しよう
海外旅行やホームステイが目的の方は、リスニング力とスピーキング力の向上を優先しましょう。
海外旅行やホームステイ先では、空港での案内の理解や、レストランでの注文、道案内の依頼など、実際の場面で即座にコミュニケーションを取る能力が求められるためです。
予期せぬ緊急時に、相手の言葉が理解できなかったり、自分の状況をうまく説明できないのは困りますよね。
高いリスニング力とスピーキング力があれば、現地での不安を軽減するだけでなく、深い文化交流が可能になり、旅行やホームステイ経験をより充実させることができますよ。
2-2. ビジネスが目的なら業務内容によって優先順位を決めよう
ビジネスでの英語活用は、業務内容によって求められるスキルが異なります。
自分の仕事内容に応じて優先順位を決めましょう。
仕事の内容別・優先するべきスキル
英語を使うことが多い場面 | 優先するべき英語スキル |
---|---|
直接・またはオンラインによる会話 | リスニングとスピーキング 会話は双方向のコミュニケーションが基本です。 スピーディーな対応が求められるため、リスニング力とスピーキング力の向上が優先されます。 |
資料作成やメール | ライティングとリーディング 文書作成と読解が中心の仕事では、高度なライティング能力と正確な内容理解のためのリーディング力が重要です。 |
プレゼンテーションや契約交渉 | スピーキングとライティング プレゼンや交渉では、自分の考えを明確に伝え説得する能力が不可欠です。 スピーキングとライティングスキルを優先的に磨くことが効果的です。 |
仕事に応じて英語スキルの優先順位を決めると、必要なスキルに集中して取り組めますし、直接的に業務にも役立ちます。
短期間でより成果を実感することができるので、モチベーションも続きやすくなりますよ。
2-3. 資格や試験が目的ならリーディング・ライティングを優先しよう
学校の試験や、TOEIC®、TOEFL、IELTSなどの英語資格試験では4技能それぞれのテストに対応する力が必要ですが、特にアカデミックな試験やグローバルスタンダードな試験では、リーディングの英文のボリュームに慣れていなかったり、ライティングタスクでの語数がとても多かったりするため、リーディングとライティングから取り組むことをおすすめします。
例えば、TOEIC®のリスニングとリーディング試験では、リスニングテストから始まりますが、音声を聞きながらマークシートに解答していくので、答えがわからないとしても、全問解答することができます。 対して、リーディングテストは読解力が鍛えられていないと、決められた解答時間内に読み終えて全問解答ができない可能性があります。その結果、全体のスコアを下げることになりかねません。
多くの試験ではリスニングとスピーキングセクションも含まれるため、これらのスキルも適度に強化することが大切ですが、まずはリーディングとライティングを優先的に向上させましょう。
- 総合的に全スキルを使う仕事の場合
-
バランスよく全スキルのレベルアップが必要な仕事の場合は、「7.複数のスキルを同時に伸ばす4つの方法」を実践しましょう。
リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの技能を同時に伸ばす4つの方法をご紹介しています。
3. リスニング力を上げる2つの方法

リスニング力は英語コミュニケーションの基礎となる重要なスキルです。
正確に相手の言葉を理解することで、適切な応答が可能になります。
リスニング力を上げる2つの方法
- 初心者・英語力に自信がない人向け:日常生活に英語を取り入れる
- 音楽を聴く・映画を見るなど、生活の中に積極的に英語を取り入れ、自然と耳に覚えさせる方法。
- 中級者以上・ある程度の英語力がある人向け:シャドーイング
- 聞く・話すを同時に行う練習法。
聞いてすぐ声に出すことで、より正確な発音でアウトプットができる方法。
この2つの方法を実践することで、効果的にリスニング力を向上させることができます。
それぞれの具体的なやり方をご説明します。
3-1. 日常生活に英語を取り入れる
日常生活に英語を取り入れることで、徐々にリスニング力が向上します。
これは、英語に触れる機会が増えることで、耳が英語の音に慣れ、理解力が高まるためです。
初心者や英語力に自信のない方は、日常的に英語を耳にする環境を作ることから始めてみましょう。
具体的には以下のような方法の中から、あなたが「やりたい!」と思えるものを実践すると良いでしょう。
日常生活に英語を取り入れる方法
英語の音楽を聴く
ただ曲を楽しむだけでなく、歌詞の意味を理解しながら聴いてみましょう。
最初の1週間は同じ曲を聴き発音に慣れ、2週目からは新しい曲を1曲ずつ追加するなど、レパートリーを増やしていきます。
英語のポッドキャストを活用する
ポッドキャストは様々なジャンルの番組が無料で提供されているので、ぜひ活用したいツールです。
徐々に聴く時間を増やし、新しいチャンネルも色々試してみましょう。
英語の動画や映画を字幕なしで視聴する
ストーリーがあるものだと、英語の理解がより深まります。興味のあるジャンルや好きな映画を字幕なしで、見るより「聞く」を意識して鑑賞してみましょう。
徐々に字幕なしでの視聴時間を増やし、1本の映画を字幕なしで視聴することを目標にしましょう。
- おすすめのコンテンツ
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TED Ed
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日本のアニメや映画を英語音声で視聴
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簡単な英語と豊富な視覚情報で、初心者にも理解しやすいのでおすすめです。
3-2. シャドーイングを習慣化する
シャドーイングとは、聞こえてきた英語音声を即座に影(shadow)のように真似しながら繰り返して言うトレーニング方法です。
ポイントは音声が終わる前に、被せるように自分で発音をすること。
中級者や、既にある程度の英語力がある方に向いている方法です。
英語をしっかり聞き取ろうと意識し、聞こえた英語を自分の声で発生するため、音の繋がり(リエゾン、リンキング)やイントネーションなど、英語特有の音声変化に慣れることができます。
シャドーイングを繰り返すことにより、英語のリズムやスピードに順応することができ、耳で聞いた英語がただの音の羅列ではなく、意味を持った言葉や文章として理解できるようになります。
この「音」と「意味」の結びつきが強化されることで、自然とリスニング力が向上していきます。
シャドーイングの行い方は以下の通りです。
シャドーイングの行い方
ステップ | 説明 |
---|---|
準備 | 30秒程度の短い音声素材を(音声付きの教材や専用のアプリなど)選びましょう。 英文スクリプトと日本語訳が素材を用意して、わからない単語の意味はここで確認しておきましょう |
実践①:リスニング(1〜2回) | まず音声を聞きながら、頭の中で復唱します。 内容を理解することに集中し、音のリズムや抑揚が難しい場合には、この時点でスクリプトを見ながら、音声と文字を照らし合わせましょう。 |
実践②:オーバーラッピング(3~5回) | スクリプトを見ながら、音声に合わせて声に出して読みます。 この段階では、音声についていくことを重視しましょう。 |
実践③:シャドーイング(2~3回) | スクリプトを見ないで音声を追いかけます。 リズムやイントネーションをしっかり真似るようにしましょう。 |
応用①:録音して比較する | 自分のシャドーイングを録音し、元の音声と比較します。 うまくできていない部分を確認し、改善していきましょう。 |
応用②:難易度を段階的に上げる | 徐々に難易度の高い素材にチャレンジしていきます。 速度が速い音声、専門的な内容、様々なアクセントの音声など、多様な教材を使用しましょう。 |
練習は、毎日10〜15分程度で継続を目指すと良いでしょう。
徐々に新しい教材に移行して、多くの単語や英文に慣れていきましょう。
シャドーイングの効果を高めるコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。
このような手順で実践することで、リスニング力を効果的に向上させることができます。
重要なのは、継続的に取り組むことと、自分の興味や目的に合った教材を選ぶことです。
少しずつでも毎日英語に触れる習慣をつけることで、確実にリスニング力は向上していきますよ。
4. スピーキング力を上げる2つの方法

スピーキングは多くの人が苦手とする分野ですが、適切な方法と継続的な練習で確実に上達できます。
スピーキング力を上げる2つの方法
- 一人で集中して学びたい・モチベーション維持が得意な人向け:独り言トレーニング
- 日常の中の行動や気持ちを、とにかく独り言をつぶやくように声に出し、アウトプットする方法。
- 対話を通じて学びたい・モチベーション維持が苦手な人向け:オンライン英会話
- プロのカリキュラムで優良なインプットとアウトプットができる効果的な方法。
ここでは、一人でも実践できる効果的な練習法と、オンライン英会話を最大限に活用するコツを詳しく解説します。
4-1. 独り言トレーニングを取り入れる
独り言トレーニングは、とにかく日常的な物事を声に出し、アウトプットの機会を増やす方法です。
「独り言を言うだけで本当にスピーキング力が上がるのだろうか?」と疑問に思われるかもしれませんが、実際に効果的な学習方法の一つなのです。
独り言トレーニングは英語を実際に口に出す機会を大幅に増やします。日常生活の中の簡単な動作を英語で考え、声に出すことで、発音やリズム、文構造が自然と身についていきます。
継続的な練習により、実際の会話場面でも自然に英語が出てくるようになるため、スピーキング力の向上につながるのです。
以下に、独り言トレーニングの実践方法を表にまとめました。
独り言トレーニングの実践方法
実践ステップ | 内容 | 例文 |
---|---|---|
①日常行動を実況中継する | 現在の自分の行動を英語で説明する |
|
②1日を振り返る | その日あった出来事をまとめ、英語で1日を振り返る | 「Today, I had a meeting with my boss. We discussed the new project.」 (今日、上司とミーティングがありました。新しいプロジェクトについて話し合いました) |
③感情や意見を表現する | 日々の出来事に対する自分の感情や意見を英語で表現する | 「I'm excited about the weekend trip.」 (週末の旅行がとても楽しみです) |
④未来の計画を語る | 明日の予定や将来の目標を英語で説明する | 「Tomorrow, I plan to wake up early and go for a run before work.」 (明日は早起きして、仕事の前にランニングに行く予定です) |
よりスムーズに独り言を言えるように、スマホのメモアプリなどを使って、よく使う表現をリスト化しておくと便利ですよ。
最初は簡単な文から始め、徐々に複雑な表現を増やしていきましょう。
4-2. オンライン英会話を活用する
オンライン英会話は、実践的なスピーキング力を効率的に向上させる優れた方法です。
ネイティブスピーカーや熟練した講師と、直接対話する機会を得られますし、リアルタイムでフィードバックを受けることもできます。
また、定期的なレッスンやカウンセリングにより、学習習慣が身につき、モチベーション維持が苦手な人でも継続的な学習が可能です。
自分に合ったオンライン英会話を選んで、スピーキング力を向上させましょう。
選択する際の比較ポイントは、以下のようなものがあります。
オンライン英会話を選ぶ際のポイント
料金 |
自分の学習ペースと予算を考慮し、
どちらが自分に適しているか考えましょう。 |
---|---|
レッスンの内容 |
レッスンで重視している内容が、
など、自分の目的に合っているか確認しましょう。 |
レッスンの時間 |
レッスン1回の長さや、受講可能な時間帯もスクールによって様々です。
なども合わせて検討しましょう。 |
講師 |
オンライン英会話のホームページを見たり、無料体験を活用して
など、どんな講師が在籍しているのか確認してみましょう。 |
ホームページやブログを見てみたり、無料体験を活用するなどして、これらのポイントを比較してみましょう。
自分に最適なオンライン英会話サービスを見つけることができますよ。
なお、英会話AEON (イーオン)もオンライン英会話サービスを提供しています。
AEONオンライン英会話では、日常会話・ビジネス英語・試験対策など多くのレッスンプランがあり、自分のニーズと生活スタイルに合ったサービスを選ぶことできるので、興味のある方は以下より詳細をご確認ください。
オンライン英会話の詳細は、以下よりご確認いただけます。
5. リーディング力を上げる3つの方法

リーディングは英語力の基礎となる重要なスキルです。
語彙力の増強、文法の理解、そして情報を収集する能力の向上に直結します。
リーディング力を上げる3つの方法
- 初心者・英語力に自信がない人向け:語彙力を強化する
- 読書や単語学習ツールを使い、新しい単語や表現を学び記憶に定着させる。リーディング力を上げる基礎的な方法。
- 初心者〜中級者向け:精読の練習をする
- 文章を深く理解し、細部まで正確に把握するために、じっくりと時間をかけて読解する方法。
- 中級者以上・ある程度の英語力がある人向け:速読の練習をする
- 文章の全体像や特定の情報を素早く把握するテクニックで、大量の英文を効率的に処理する能力を養う方法。
このような、効果的にリーディング力を高める3つの方法を詳しく解説します。
5-1. 語彙力を強化する
英語のリーディング力を向上させるには、豊富な語彙力が不可欠です。
語彙を増やすことで文章の理解が速くなり、全体の意味をつかみやすくなるので、リーディング力を大幅に向上させることができます。
語彙力を強化するおすすめの方法をまとめました。
自分の取り入れやすい方法で、まずは始めてみてください。
語彙力を強化するおすすめの方法
読書を習慣化する
実際の文章の中で単語を学べるので、その使い方や意味合いをより理解でき、語彙力を効果的に高められます。
最初の一冊におすすめなのは、子供向けの絵本です。絵本は簡単な言葉と文法を使っていて、絵が内容を理解する手助けになるので、英語を始めたばかりの人にぴったりです。
次は、ファッション雑誌や旅行ガイドなど、たくさん写真がある本に挑戦し、少し慣れてきたら、自分の好きな分野の小説や記事を読んでみましょう。
好きなジャンルの本なら、やる気を保ちながら読み続けられますよ。
単語アプリ・単語帳を活用する
単語アプリなどはゲーム感覚で学べるものも多いので、楽しく単語学習ができます。
また、自作の単語カードを作るのもおすすめです。カードを作る過程自体も良い学習・復習になります。
スマホや小さなカードで学習できるので、通勤・通学時間や家事の合間など、ちょっとした時間も有効活用できるでしょう。
単語学習の目標を設定する
例えば「1日10単語覚える」など、具体的な目標を立てましょう。
漠然と「今日はできるところまで・頑張れるところまで覚えよう」と進めていくよりも、明確な数字を目標として設定した方が、モチベーション維持ができますよ。
5-2. 「精読」の練習をする
精読とは、文章をじっくり読んで、細かいところまでしっかり理解する練習法です。
精読の練習をすると、難しい単語の意味を文脈から推測できたり、複雑な文章の構造を理解することができるようになります。こういった力が身につくと、どんな英文を読んでも理解しやすくなります。
また、精読は単に文章を読むだけでなく、英語を深く理解する力を養うので、全体的なリーディング力を大きく向上させることが可能となります。
初心者の方は、最初難しく感じるかも知れませんが、まず短い文章から始めて徐々に長さを増やしていくなど、無理のないペースで取り組むことで、英語で考える力を養うことができますよ。
精読の練習手順を表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
精読の実践方法
実践ステップ | 内容 | 例文 |
---|---|---|
①知らない単語を調べる | 新しい単語に出会ったら、まず文脈から意味を推測する。 重要だと判断した単語は辞書で確認し、単語ノートに記録する。 |
「The enigmatic smile of the Mona Lisa has puzzled art historians for centuries. (モナ・リザの謎めいた笑みは、何世紀もの間、美術史家たちを悩ませてきた)」という文の場合。
|
②構造を分析する | 長文を意味のまとまりごとに区切り、主語と動詞を見つけ、文の骨格を把握する。 修飾語句や従属節の役割を理解する。 |
「Despite the heavy rain, which had been falling all day, the determined hikers continued their journey up the mountain. (一日中降り続いていた大雨にもかかわらず、意志の固いハイカーたちは山への旅を続けた)」という文の場合。
|
③内容を整理する | 各段落の主題文(多くは段落の最初か最後)を見つける。 段落ごとに要点をまとめ、全体の構造を把握する。 |
練習を進めながら、一つの段落を深く理解するのに要する時間を徐々に短縮していきましょう。
5-3. 「速読」の練習をする
速読とは、短時間で大量の情報を効率的に処理する読解技術です。
速読で読む練習は、リーディング力向上に効果のある方法です。
なぜなら、速読は単に速く読むだけでなく、文章の流れを把握し、重要な情報を短時間で見つける能力を養うからです。
これらのスキルは、TOEIC®や IELTSなどの時間制限のある英語試験でも非常に有効です。
速読の練習方法として、
-
スキミング
-
スキャニング
この2つがあります。
スキミングとスキャニングは異なる目的の読解技術です。
スキミングは文章全体の内容を素早く把握し、スキャニングは特定の情報を迅速に見つけます。
組み合わせることで、よりリーディング力向上が目指せます。
資格試験やビジネスシーンでの成果にもつながるので、スキミング・スキャニング両方を組み合わせて、速読の練習をしてみましょう。
下で詳しく解説します。
速読の実践方法 1:スキミング(Skimming)
方法 | スキミング(Skimming) 文章全体の大意や主要なポイントを素早く把握する読み方 |
---|---|
実践手順 |
|
スキミングでは、例えば、200語程度の英文なら1分以内に文章内の主要ポイントを3つ挙げられるようになることを目指しましょう。
速読の実践方法 2:スキャニング(Scanning)
方法 | スキミング(Skimming) 文中から特定の情報を見つけ出すために、拾い読みする方法 |
---|---|
実践手順 |
|
実践例 |
|
スキャニングでは、5秒以内に目的の情報を見つけられるようになることを目指しましょう。
これらの方法を組み合わせて実践することで、リーディング力を効果的に向上させることができます。
興味のある題材を選び、楽しみながら学習を継続しましょう。
6. ライティング力を上げる2つの方法

ライティングは、思考を整理し、正確に表現する力を養う重要なスキルです。
効果的なライティング力は、ビジネスでのコミュニケーション、資格合格やテストの高得点獲得、そして個人的な表現力の向上に直結します。
以下の2つの方法を実践することで、あなたのライティング力を確実に向上させることができますよ。
ライティング力を上げる2つの方法
- 初心者・英語力に自信がない人向け:英語日記をつける
- 日々の出来事や感情を英語で記録し、定期的なアウトプットを通じて表現力と文章構成力を向上させる方法。
- 中級者以上・ある程度の英語力がある人向け:実用的な文章を書く練習をする
- ビジネスメールやエッセイなど、実際の場面で使用する文章を繰り返し書くことで、実践的なライティングスキルを磨く方法。
一つずつ詳しく解説します。
6-1. 英語日記をつける
英語日記は、日常的にライティング練習を行う最も効果的な方法の一つです。
なぜなら、日常的な表現や簡単な文法から始められ、身近な話題で自由に書けるので、初心者でも取り組みやすい学習方法だからです。
英語日記を書くときのポイントは以下の通りです。
英語日記を書く際のポイント
-
専用のノートや日記アプリを用意し、毎日同じ時間帯(例:就寝前10分など)に書く習慣をつける。
-
初めは簡単なテンプレートを活用して書いてみる。
- テンプレート例
-
-
(1)
Today, I…(今日、私は…)
-
(2)
The most interesting thing that happened was…(最も興味深かったことは…)
-
(3)
I felt... because…(私は…と感じた。なぜなら…)
-
(1)
-
五感を使った描写や、感情・思考の具体的な表現を意識して書く。
-
毎週1〜2つの新しい表現や語彙を意識的に使用する。
文法や単語の正確さよりも、書く習慣を維持することに集中し、間違いを恐れずに書きましょう。
週に1回、過去の日記を読み返し、繰り返し使用している表現をより豊かな表現に置き換えるのも、ライティング力の向上に繋がりますよ。
6-2. シチュエーション別に実用的な文章を書いてみる
実用的な英語ライティング力を身につけるには、日常生活やビジネスシーンで遭遇する様々な状況を想定して練習することが大切です。
活用シーンを具体的にイメージすることで、より実用性のある文章を書こうと意識することができます。
複雑な文法や専門的な語彙、フォーマルな文体が必要なので、ある程度の基礎力が前提となる練習方法です。
異なるシチュエーションに応じた文章スタイル例
スタイル | 練習する内容 |
---|---|
Eメール |
|
ブログ投稿 |
|
レポート |
|
エッセイ |
|
これらのシュチュエーション別の文章を書く練習を通じて、状況に適した適切な表現や構成を学ぶことができるでしょう。
7. 複数のスキルを同時に伸ばす4つの方法

この章では、複数のスキルを満遍なく使う必要がある方に向けて、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4つの技能を同時に伸ばす、以下の4つの方法をご紹介します。
複数のスキルを同時に伸ばす4つの方法
- 中級者以上・ある程度の英語力がある人向け
-
-
ディクテーション
-
ニュース記事の要約をする
-
ディスカッション形式で学習する
-
- 初心者・英語力に自信がない人向け
- 英会話教室を利用する
「英会話教室を利用する」以外は、主に中級者〜上級者向けですが、複数のスキルをバランス良く向上させる効率的な方法でもあります。
初心者にとってはやや難しく感じるかもしれませんが、英語学習に少し行き詰まりを感じている方や、より効率的な学習方法を探している方は、ぜひこれらの方法に挑戦してみてください。
7-1. ディクテーションを実践する
ディクテーションは聞いた英語を書き取り、その後で確認するという一連の過程を通じて、複数のスキルを同時に活用する学習方法です。
具体的には、
音声を聞いて書き取る
(リスニング&ライティング)
↓
書いたものをスクリプトと照らし合わせて確認する(リーディング)
↓
音声を聞きながら、照らし合わせたものを読み、聞き取れなかった箇所(弱点)を確認する(リスニング&リーディング)
という流れで学習が進みます。
3つのスキルを同時に強化できるので、バランスの取れた英語力向上が期待できます。
ディクテーションのフローは以下の通りです。
ディクテーションの実践方法
実践ステップ | 内容 |
---|---|
①リスニング&ライティング |
|
②リーディング |
|
③リスニング&リーディング | 音声を聞きながら、読み直し聞き取れなった箇所(単語や文法の間違い、音の聞き間違い)などを確認し、弱点をあぶり出す。 |
慣れてきたら、徐々に難易度の高い素材にチャレンジしていきましょう。
聞き取れなかった単語や表現は、別途リストアップして見直すと、よりスキル向上に繋がりますよ。
7-2. ニュース記事の要約をする
ニュース記事の要約も、複数の技能を活用する総合的な学習法です。
例えば、環境問題に関するニュース記事を要約する場合、
記事を読んで理解(リーディング)
↓
主要ポイントを抽出して書く(ライティング)
↓
それを声に出して練習(スピーキング)
このように、ニュース記事の要約は、複数のスキルを自然な流れの中で総合的に活用するので、バランスの取れた英語力向上に効果的な学習方法となります。
ニュース記事の要約のフローは以下の通りです。
ニュース記事要約の実践方法
実践ステップ | 内容 |
---|---|
①リーディング(2回) |
|
②ライティング(要約作成) | 主要ポイントを要約する (例:300語程度の記事なら100語以内で要約)
|
③スピーキング(音読) |
|
要約をネイティブスピーカーやオンライン添削サービスでチェックしてもらうと、より効果的にスキルの向上が目指せますよ。
7-3. ディスカッション形式で学習する
ディスカッション形式の学習は、4つのスキルを実際のコミュニケーション場面に近い形で、総合的に活用する実践的な学習方法です。
英語学習を一緒にできる仲間がいる方は、ぜひ実践してみてください。
リアルタイムでスキルを切り替える必要があるため、より自然な英語使用能力の向上につながります。
ディスカッションのフローは以下のようになります。
ディスカッションの実践方法
実践ステップ | 内容 |
---|---|
①事前学習 |
|
②ディスカッション実践 |
|
③振り返り |
|
7-4. 英会話教室を利用する
英会話教室は、特に英語初心者にとって効果的な学習方法です。
なぜなら、プロの指導者のもと、基礎からしっかりと学べる環境が整っているので、自信をつけながら4つのスキルを向上させることができるからです。
また、実際の対面コミュニケーションを通じて学習できるため、オンライン英会話とは異なる利点があります。
以下に、英会話教室を活用するメリットを解説します。
英会話教室を活用するメリット
メリット | 内容 |
---|---|
対面でのコミュニケーション |
|
仲間との交流 |
|
体系的な学習プログラム |
|
充実した学習教材・環境 |
|
英会話教室のプロによる的確な指導やカウンセリング、また、同じように英語を学ぶ仲間との交流は、効果的な学習だけでなく、意欲の継続にも繋がります。
初心者はもちろん、効率的に4つのスキルを同時に向上したいと考えている中・上級者の方にも、自信と実践的なスキルを身につけることができる英会話教室の活用はおすすめです。
8. 英語力をあげる最大の鍵はモチベーションの維持!

英語力を向上させるためには、自分に合った学習方法で学ぶことが重要ですが、最も大切なのはモチベーションの維持です。
なぜなら、モチベーションがあると継続的に学習に取り組むことができ、習得したスキルを定着させることができるからです。
さらにモチベーションが高いと、学習が続くだけでなく、新しい単語や表現を積極的に学び、実際の会話で使おうとする意欲が湧きます。
このように、継続的な学習を可能にするモチベーションの維持こそが、英語力向上の鍵となるのです。
以下に、モチベーション維持に必要な3つの要素を紹介します。
8-1. 明確な目標を設定する
明確な目標を設定することは、英語力を向上させるためのモチベーションの維持に繋がります。
具体的な目標があると、自分の進捗を確認しやすくなり、達成感を得やすいからです。
例えば、「3ヶ月でTOEIC®スコアを100点上げる」という目標を立てると、学習計画が立てやすくなり、毎日の勉強に目的意識が生まれます。
このように、明確な目標は学習の道しるべとなり、モチベーションを維持しながら効果的に英語力を向上させることができるのです。
8-2. 英語学習を日常化する
日常生活の中に英語を取り入れると、学習が特別な活動ではなく自然な習慣となり、継続的な取り組みが容易になります。
日常の中で自然と英語力が向上していくため、長期的なモチベーション維持にもつながります。
英語を日常に取り入れ、ルーティン化させるための方法をご紹介します。
自分の取り入れやすい方法を試してみてください。
英語学習を日常化する3つの方法
-
スマートフォンに英語学習アプリをインストールし、通勤・通学時間を利用する
-
自宅の冷蔵庫や洗面所の鏡など、よく目にする場所に単語カードを貼り、日常的に英語に触れる環境を作る
-
毎週決まった時間(例えば土曜日の午後2時からの30分間)などを「英語タイム」とし、その間は英語のみで過ごす
8-3. プロのサポートを活用する
適切な指導やサポートを受けることは、モチベーション維持に大きく役立ちます。
プロによるその人に合った指導や学習計画、定期的なフィードバックは自信につながり、学習を続けよう!という意欲を高めてくれるからです。
このようなプロフェッショナルな指導を受けられる場として、英会話教室や語学学校という選択肢があります。
英会話教室や語学学校では、経験豊富な講師陣から、個々のニーズに合わせたカリキュラムや定期的なフィードバックが受けられます。
こういったプロのサポートを活用することで、学習意欲を継続しながら、着実な英語力の上達を目指せます。
これらの要素を日々の生活に組み込むことで、自然と英語学習が習慣化し、長期的なモチベーション維持が可能になりますよ。
9. モチベーションを維持しながら効果的に英語力をあげるならAEONがおすすめ

先で述べたように、モチベーション維持が英語力を上げる需要なポイントとなります。
ですが、モチベーションを維持し続けるのは本当に難しいですよね。
毎日の仕事や家事に追われ、英語学習の時間を確保するのに苦労したり、一人で勉強を続けることに限界を感じたり。
また、努力の成果がなかなか現れず、「本当に上達しているのかな」と不安になり、途中で挫折してしまうことも少なくありません。
そんな悩みを抱える方にお勧めしたいのが、英会話教室のAEON(イーオン)です。
AEONは、モチベーション維持と効果的な英語学習を両立させる環境を提供しています。
AEONがおすすめの英会話教室であるポイントを3つご説明します。
9-1. 個別化された学習プランと明確な目標設定
AEONの教師陣は、厳しい審査をパスした高い指導力を持つプロフェッショナルです。
- 外国人講師
北米オフィスで10倍以上の倍率から採用されたネイティブスピーカー- 日本人講師
TOEIC® L&Rテスト高得点スコア獲得者が多数在籍
この日本人講師と外国人講師のダブルサポート体制により、受講者は安心して学習を続けることができます。
9-3. 定期的な進捗確認とカウンセリング
専任スタッフによる無料の定期カウンセリングを実施しています。
学習データに基づいたアドバイスにより、自身の成長を実感しながら学習を進められます。
また、自宅学習方法や教材変更などの相談も、日本人カウンセラーに何度でも相談可能です。
「このやり方でいいのかな」という不安や「どうしたらもっと英語力を上げられるかな」という悩みもお気軽にご相談ください。
これらAEONの充実したサポート体制と最新の学習システムを活用することで、モチベーションを維持しながら着実に英語力を向上させることができます。
英語学習の効果を最大化し、「使える英語」を身につけたい方は、ぜひ一度無料体験レッスンをお試しください。
10. まとめ
最後に、この記事の要点をまとめました。
英語力を向上させる13の方法:スキル別
リスニング力を上げる方法 |
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スピーキング力をあげる方法 |
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リーディング力を上げる方法 |
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ライティング力を上げる方法 |
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複数のスキルを同時に伸ばす方法 |
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この全てに取り組み必要はなく、まずは自分に必要なスキルから優先的に上げていきましょう。
英語力をあげるには、モチベーションの維持が非常に重要です。
モチベーションの維持には以下の3つが効果的です。
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明確な目標を設定する
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英語学習を日常化する
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プロのサポートを活用する
これらの方法を組み合わせ、自分に合った学習スタイルを見つけることで、効果的に英語力を向上させることができます。
継続的な学習と適切なサポートを活用し、着実に英語力を上げていきましょう!
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