英語話せないけど海外旅行に行きたい人向けの要チェックガイド

2024.04.26
  • ビジネス・海外旅行

「英語ができないから、海外旅行はハードルが高い......」

と思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、近年は英語が話せなくても楽しめる海外旅行先が増えています。テクノロジーの進歩により、言葉の壁を越える翻訳ツールも充実してきました。

つまり、英語力に自信がなくても、海外旅行をあきらめる必要はもうないのです。

この記事では、英語が話せなくても安心して海外旅行を楽しむためのノウハウをご紹介します。おすすめの旅行先や、旅行前の準備、現地での過ごし方など、実践的なテクニックが満載です。

海外旅行で得られる貴重な体験を、ぜひ自分のものにしてください。

  • 1分で予約可能。
    レッスンやカウンセリングなどを体験できます!
  • お電話でのご予約・お問い合わせ
    TEL:0800-111-1111
    受付時間 10:00~19:00(土・日・祝含む)

目次

1.英語が話せなくても海外旅行はできる理由とその方法

最初に、なぜ英語が話せなくても “海外旅行ができる” といえるのか、その理由と方法を確認しておきましょう。

  1. 言語に頼らない意思疎通の方法がある
  2. 必要な情報はスマホを使って入手できる
  3. 翻訳アプリの性能が飛躍的に向上している
  4. 日本語対応のサービスは海外にも多くある

1-1. 言語に頼らない意思疎通の方法がある

1つめのポイントは「言語に頼らない意思疎通の方法がある」です。

言葉だけがコミュニケーションの手段ではありません。非言語でも、十分に意思疎通を図ることができます。

旅先で役立つ非言語コミュニケーションの例をご紹介しましょう。

英語を使わないコミュニケーションの例

ジェスチャー
ジェスチャーは、シンプルかつ効果的な意思伝達の方法です。タクシーを停車させたいときは、手を高く上げて合図します。料金を支払うときは、人差し指と親指で「お金」を表すジェスチャーを使うと通じます。
実物を見せる
お土産を買いたいときは、購入したい商品を手に取って店員に見せましょう。両替をしたいときは、換金したい紙幣や硬貨を提示します。実物を見せることで、言葉がなくても多くのことを伝えられます。
指をさす
メニューから料理を選ぶときは、食べたい項目を指さしで注文します。バスや電車の行き先を尋ねるときは、路線図を指で示しながら聞くと伝わりやすいでしょう。上手に使えば、多くの場面で意思疎通できます。
表情で表現する
笑顔は、グローバル言語と言われるほど万国共通のコミュニケーションツールです。現地の人に話しかけるときは、柔らかな表情を心がけましょう。温かい微笑みは、言葉以上に相手に好感を与え、コミュニケーションの扉を開きます。

このように、言葉を使わないコミュニケーション方法はさまざまあります。

言葉が通じなくても、積極的に非言語コミュニケーションを活用すれば、心の通ったやりとりができるはずです。

1-2. 必要な情報はスマホを使って入手できる

2つめのポイントは「必要な情報はスマホを使って入手できる」です。

海外旅行では、現地の交通事情や観光スポットの情報収集が欠かせません。

しかし、英語が苦手でも、スマートフォンさえあれば、必要な情報のほとんどを入手できるといっても過言ではありません。

旅先で使える便利な情報収集方法をご紹介しましょう。

スマホを使った情報収集の例

Google マップの活用
Googleマップは、行き先までの経路を調べたり、周辺のレストランや観光スポットを検索したりするのに便利です。GPS機能で現在地を把握でき、迷子の心配もありません。オフラインマップをダウンロードしておけば、通信環境がないときにも地図を確認できます。
旅行口コミサイトの参照
TripAdvisorなどの旅行口コミサイトでは、現地のホテルやレストラン、観光スポットのランキングや評価、クチコミ情報が充実しています。旅行者の生の声を参考にして、自分好みの場所を見つけられるでしょう。
現地の交通機関アプリの利用
多くの都市では、電車やバスの運行情報を案内するアプリが提供されています。路線図や料金、時刻表などをチェックでき、スムーズな移動をサポートしてくれます。
レストランの予約アプリの活用
OpenTableなどのレストラン予約アプリを使えば、英語がわからなくても簡単にレストランの予約ができます。メニューや料金、営業時間などの情報も確認できるので、安心して利用できるでしょう。
観光スポットの公式アプリのダウンロード
有名な観光スポットには、専用の公式アプリが用意されていることがあります。アトラクションの待ち時間や割引情報、周辺マップなどを入手でき、効率的に観光を楽しめます。事前にダウンロードしておくのがおすすめです。

旅の計画から実際の観光まで、スマートフォンを活用すれば、言葉の心配をせずに行動できるはずです。

1-3. 翻訳アプリの性能が飛躍的に向上している

3つめのポイントは「翻訳アプリの性能が飛躍的に向上している」です。

近年、翻訳アプリの性能が飛躍的に向上したことにより、より自然でスムーズな翻訳が可能になりました。

リアルタイムで言語を翻訳し、テキストだけでなく音声での伝達もサポートしてくれます。英語力に自信がない人でも、現地での意思疎通が非常に楽になります。

翻訳アプリの機能例

カメラ翻訳機能
看板やメニューの英語の文字をカメラで撮影するだけで、その場で日本語に翻訳してくれます。わざわざ文字を入力する手間が省けるので効率的です。
音声翻訳機能
話した言葉を瞬時に翻訳し、音声で再生してくれる機能です。自分の言葉を英語で伝えたいときや、相手の英語を日本語で聞きたいときに便利です。コミュニケーションをよりスムーズに進められます。
テキスト翻訳機能
日本語を英語に、または英語を日本語に変換したいときに、テキストを入力するだけで簡単に翻訳できます。

具体的な翻訳アプリとしては、『Google翻訳』が有名です。

ほかにも、AppleのApp StoreやGoogleのGoogle Playで、[翻訳]と検索すると、数多くのアプリがヒットするでしょう。

ほかのユーザーのレビューや評価点数を参考にしながら、ご自身にとって使いやすいアプリを探してみてください。

1-4. 日本語対応のサービスは海外にも多くある

4つめのポイントは「日本語対応のサービスは海外にも多くある」です。

英語圏の国でも、日本人観光客の多い地域では、日本語対応のサービスが充実しています。

言葉の壁が不安でも、日本語対応サービスを上手に活用すれば、言葉の心配をせずに旅行を楽しめます。

日本語対応サービスの例

日本語ガイド付きツアーの参加
現地の観光スポットを巡る際、日本語ガイドの解説を聞きながら観光できるツアーがあります。ガイドブックでは得られない、現地ならではの情報も聞ける点が魅力です。
日本語対応ホテルでの宿泊
ホテルのフロントやコンシェルジュが日本語を話せる宿泊施設も増えています。チェックインの手続きや観光の問い合わせ、トラブル対応など、日本語でサポートしてもらえるので、言葉の不安を感じずに滞在できます。
日本語メニューのあるレストランの利用
メニューが読めないと注文に戸惑いがちですが、そんなときは、日本語のメニューを用意しているレストランを選ぶと安心です。現地の料理を、言葉の心配なく楽しめるでしょう。
日本人向けフリーペーパーの活用
現地の日本人コミュニティが発行している無料のフリーペーパーも情報源として活用できます。旅行者向けのクーポンや、地元の日本語対応店舗の情報などが掲載されていることが多いので、現地での行動に役立ちます。

このように、現地の日本語対応サービスを賢く利用すれば、英語力に不安があっても快適に旅行できるのです。

2. 英語が話せない人にもおすすめの海外旅行先

英語が話せない方の海外旅行は、「どこに行くか?」によっても、快適度が大きく変わってきます。

ここでは、言葉の壁を感じにくく、日本人旅行者に人気の高い国や地域をご紹介しましょう。

「新婚旅行で海外に行きたい」というカップルや、「英語は話せないけれど、旅を楽しみたい」という方は、旅行先選びの参考にしてみてください。

  1. ハワイ:日本人観光客が多く日本語が通じやすい
  2. グアム:アメリカ領だが日本語対応が充実
  3. シンガポール:多文化が共生し日本語表記も多い
  4. バリ島:リゾート地で身振り手振りが通じやすい
  5. 台湾:親日的で日本語が通じる場所が多い

2-1. ハワイ:日本人観光客が多く日本語が通じやすい

1つめは「ハワイ」です。

ハワイ州の概要と歴史

太平洋のほぼ中央に位置するアメリカ合衆国ハワイ州。亜熱帯気候に属し、世界屈指のリゾート地として知られるハワイは、現在人口約120万人。公用語は英語です。先住民である古代ハワイアンの正確な歴史は定かではありませんが、6世紀ごろにポリネシアやマルケサス諸島の人々が移住してきたものと考えられています。1810年にはカメハメハ大王による統治が始まり、その後アメリカの捕鯨基地として栄え急速に近代化が進行。1894年の白人勢力によるハワイ共和国の設立を経て、1959年にハワイの独特な文化や伝統などの重要性を認識したアメリカ合衆国が、50番目の州としました。

ハワイは、日本人観光客に最も人気の高い海外旅行先のひとつで、リゾート地としての魅力が満載です。

ハワイには多くの日本人が居住しており、日系人の経営するショップやレストランもあります。ホテルやお店、観光スポットでは、日本語での対応可能なケースが多くあります。

ハワイ州観光局も、日本人旅行者向けのサービス充実に力を入れています。日本語版の公式サイトやパンフレットを提供し、サポート体制を整えています。

  • ハワイ州観光局の公式サイトは以下よりアクセスできます。

英語が話せない方でも、ハワイなら、美しい自然や文化を堪能できるでしょう。リゾートライフを満喫したいなら、ハワイはおすすめの旅行先です。

渡航関係の情報は、以下のページでご確認ください。

2-2. グアム:アメリカ領だが日本語対応が充実

2つめは「グアム」です。

グアムの概要と歴史

西太平洋、ミクロネシアのマリアナ諸島南端に位置するグアム。面積は約550平方km、年間平均気温は27度で常夏の島です。アメリカ合衆国の自治属領(準州)であり、カリフォルニア州の法に準じて16万人以上の人々が生活しています。先住民のチャモロ族が人口の約40%を占め、公用語は英語とチャモロ語ですが、英語が中心となっています。1521年にマゼランが上陸したのち、ヨーロッパの文化が急速に島内に流入し、1565年以降はスペインによる統治が300年続きました。色鮮やかな教会や石造りの街並み、地名、キリスト教(カトリック)の信仰など、島の随所にスペイン統治時代の名残を見ることができます。

グアムはアメリカ領ですが、日本人観光客向けのサービスが充実しています。

日本から飛行機で3時間半ほどで到着するアクセスのよさに加えて、日系リゾートホテルや日本語対応レストランが数多く進出しているため、英語が話せない人にも人気です。

グアムの主要ホテルやショッピングモール、観光スポットの多くは、日本語を話すスタッフが常駐しています。言葉の心配をせずに旅行を楽しめるでしょう。

さらに、グアム政府観光局も、日本人向けの観光情報を日本語で発信しています。

現地の文化やイベント情報、各種アクティビティなどが日本語で詳しく案内されており、旅行計画を立てる際に役立ちます。

  • グアム政府観光局の公式サイトは以下よりアクセスできます。

異国情緒を持つ文化に触れつつ、日本語サービスも充実しているリゾートを楽しみたいなら、グアムがおすすめです。言葉の壁を感じることなく、思い切り旅行を満喫できるでしょう。

渡航関係の情報は、以下のページでご確認ください。

2-3. シンガポール:多文化が共生し日本語表記も多い

3つめは「シンガポール」です。

シンガポールの概要と歴史

マレー半島の南端に位置するシンガポール共和国は、本島のシンガポール島と大小50ほどのサザンアイランズと呼ばれる島々からなっています。高温多湿の熱帯モンスーン気候に属し、年間を通して寒暖の差がほとんどない常夏の島です。人口は560万人。中国系、マレー系、インド系など様々な民族が生活する多民族国家で、英語、マンダリン(北京語)、マレー語、タミル語が公用語です。18世紀初頭からイギリスの植民地支配下にありましたが、1955年の部分自治政府成立、1959年の政権獲得、1963年のマレーシア加盟を経て2年後にはシンガポール共和国として独立し、アジア有数の近代国家といわれるまでの経済発展を遂げました。

シンガポールの公用語は英語・マンダリン(北京語)・マレー語・タミル語ですが、旅行者向けのサービスは日本語対応が進んでいます。

市内の観光スポットやショッピングエリア、交通機関の案内表示などは、日本語の併記も多く見られます。

また、シンガポールには多くの日系企業が進出しており、日本食レストランも充実しています。現地の食事に不安がある場合でも、日本食を楽しめるので安心です。

宿泊施設では、日本人スタッフが常駐しているホテルが多数あります。フロントでのチェックインやツアーの相談など、日本語で対応してもらえることが多いでしょう。

シンガポール政府観光局の日本語公式サイトでは、旅行者向けの情報発信が充実しています。

「7日間で楽しむシンガポール」「3日間グルメ満喫ガイド」など、プランを考える際に参考になる情報が満載です。

  • シンガポール政府観光局の公式サイトは以下よりアクセスできます。

シンガポールでは、言葉の心配をせずに、多文化が共生する国の魅力を存分に味わえるはずです。

渡航関係の情報は、以下のページでご確認ください。

2-4. バリ島:リゾート地で身振り手振りが通じやすい

4つめは「バリ島」です。

バリ島の概要

バリ島はインドネシア共和国の政治・経済の中心地であるジャワ島の東に位置する有名観光地です。世界中の観光客を魅了し続ける要素のひとつとして、インドネシアで唯一ヒンドゥー教(バリ・ヒンドゥー)を信仰するバリ人独特の世界観に基づいた絵画や伝統芸能などに代表される質の高い芸術が挙げられます。東京都の約2.6倍の面積(5,633キロ平方メートル)に390万の人々が暮らすバリ島は8つの県から成り立っています。南部リゾートエリアが観光客でにぎわいを見せる一方で、少しそのエリアを離れるとのどかな漁村や農村が広がっており、そこに暮らすバリ人の温かなホスピタリティに触れることができます。

出典:財団法人自治体国際化協会「バリ島(インドネシア共和国バリ州)」

インドネシアのバリ島は、南国リゾートを満喫できる人気の旅行先です。言語は、公用語のインドネシア語のほか、現地の方々はバリ語も話しています。

バリ島は、そもそも英語圏ではないため、英語が話せなくても気後れする必要はありません。

バリ島は、住民の人柄が温かく、気さくに接してくれると評判です。言葉が通じなくても、笑顔と身振り手振りでコミュニケーションできるでしょう。

日本人の観光客が多いため、簡単な日本語であれば、理解してもらえるケースも多くあります。リゾートエリアを中心に、日本語対応可能なホテルやレストランも、多くあります。

穏やかな空気に包まれたバリ島は、英語が苦手でも安心して過ごせるリゾートです。のんびりとした時間の流れを味わいながら、心身をリフレッシュさせてみてはいかがでしょうか。

渡航関係の情報は、以下のページでご確認ください。

2-5. 台湾:親日的で日本語が通じる場所が多い

5つめは「台湾」です。

台湾の概要と歴史

台湾はイラー・フォルモサ(うるわしの島)と呼ばれる緑豊かな地で、日本の与那国島から西へ111kmの地点にあります。九州とほぼ同じ面積で、人口は約2300万人。平均気温が北部で21度、南部で24度といった温暖な気候が特徴ですが、夏は高温多湿で台風に注意が必要です。観光には10~11月の秋が最適で、登山や釣り、マリンスポーツなど自然に恵まれた土地ならではの楽しみがあります。台湾は1624年にオランダが台湾南部を占領して以来、スペインの侵攻、清の統治、日本への割譲など、近代まで激動の時代を経てきた歴史を持っており、1949年には中国の内乱によって中国本土と一線を画すようになっています。

台湾は、日本統治時代の影響もあり、年配者を中心に日本語を話す人が多く、親日感情が強いことが知られています。

旅行中に日本語で話しかけられる場面にも遭遇するかもしれません。また、台北や高雄、台中といった主要都市には、日本語の看板が並ぶエリアがあります。

鉄道の駅や空港、観光スポットでは、日本語での案内表示が充実しています。多くの日系百貨店やレストラン、書店などが軒を連ねており、まるで日本にいるような感覚で買い物や食事を楽しめます。

台湾観光局は、日本人向けの情報発信に力を入れています。公式サイトなどで、多彩な旅行プランやグルメ・イベント情報などを日本語で案内しています。

  • 台湾観光局の公式サイトは以下よりアクセスできます。

日本から台湾のフライト時間は3〜4時間ほどで、アクセスのよさも魅力です。台湾なら、英語が話せなくても、海外旅行を満喫できるでしょう。

渡航関係の情報は、以下のページでご確認ください。

3. 英語が話せない人がしておくべき海外旅行前の準備

続いて、英語が話せない人がしておくべき、海外旅行前の準備について、ご紹介します。

計画的に準備を進めて、言葉の不安を軽減していきましょう。

  1. 入国審査・税関申告の練習をする
  2. オフライン対応の翻訳アプリと言語をダウンロードしておく
  3. 簡単な英語フレーズを覚える
  4. 旅行英会話の紙の本を持参する
  5. 現地の緊急連絡先を調べておく

3-1. 入国審査・税関申告の練習をする

1つめは「入国審査・税関申告の練習をする」です。

海外へ到着後の空港で、最初の関門となるのが入国審査です。入国審査をクリアできないと、最悪なケースでは入国できずに、強制帰国となりかねません。

入国に必要な条件は旅行先によって異なるため、外務省の海外安全ホームページや渡航先の大使館・領事館のWebサイトで事前に確認しておくことが重要です。

通常、入国審査で審査される内容は、以下のとおりです。

旅券(パスポート)の確認
国籍・顔写真・氏名・生年月日・有効期限などが確認されます。本人確認のため、メガネや帽子を外すよう求められることがあります。
入国カードの提出
氏名・生年月日・連絡先・活動内容(観光、仕事、留学など)・滞在予定期間・署名(サイン)などを記入した入国カードを提出します。入国カードは通常、航空機内で配られるので事前に記入します。
査証(ビザ)の確認
ビザが必要か否か、必要な場合はビザが有効かどうか、偽物ではないかを確認されます。
質疑応答や追加資料の提出
滞在中の活動内容や滞在予定期間について質問されたら、受け答えをします。必要に応じて追加資料(旅行日程や宿泊先など)を提出します。
指紋の読み取りと顔写真の撮影
国によっては指紋の読み取りと顔写真の撮影を求められます。その場合は、応じます。

英語が苦手な人にとって、入国審査官からの英語での質問への対応は、緊張するものかもしれません。

よくある質問はパターン化されているので、事前に英語の答え方を練習しておくとよいでしょう。

渡航目的

質問例
What is the purpose of your visit?
回答例
I'm here for sightseeing.(観光目的です)

滞在期間

質問例
How long will you be staying?
回答例
I will stay for 5 days.(5日間滞在します)

宿泊先

質問例
Where will you be staying?
回答例
I will stay at Hilton Hawaiian Village. (ヒルトン・ハワイアン・ビレッジに泊まります)

職業

質問例
What is your occupation?
回答例
I work in sales at a company in Japan.(日本の会社で営業の仕事をしています)

旅行の日程表や、宿泊先のホテル情報をプリントアウトした紙などは、ぜひ持参してください。

うまく話せなくても、資料があれば見せながらジェスチャーで対応できます。

入国が許可されると、パスポートに上陸許可のスタンプが押され、パスポートが返却されます。

税関申告については、持ち込み禁止・制限品の有無や、免税範囲を超える物品の申告が必要です。税関申告書は、通常、航空機内で配られます。持ち物に応じて、記入方法を事前に確認しておきましょう。

また、音声付きでより詳しく確認したい方は、ぜひ以下のページをご覧ください。

3-2. オフライン対応の翻訳アプリと言語をダウンロードしておく

2つめは「オフライン対応の翻訳アプリと言語をダウンロードしておく」です。

英語力に不安がある人にとって、頼りになる存在が翻訳アプリであることは、先に述べたとおりです。

しかし、海外に行くと、常にインターネット環境が充実しているとは限りません。また、一部の国では政府がサービスの利用を制限しているために、利用したいサービスに接続できない場合もあります。

そこで重要なのが、日本に滞在しているうちに、オフライン対応の翻訳アプリと、使いたい言語をダウンロードしておくことです。

たとえば、『Google翻訳』は、評価の高いオフライン対応アプリのひとつです。

ただし、オフラインで利用するには、アプリ本体だけでなく、翻訳する言語のデータをあらかじめダウンロードしておく必要があります。

これを忘れると、肝心なときにアプリが使えない、ということにもなりかねません。

渡航前に、利用予定のアプリの仕様をしっかりと確認し、必要なデータを万全な状態で準備しておきましょう。

3-3. 簡単な英語フレーズを覚える

3つめは「簡単な英語フレーズを覚える」です。

もし余裕があれば、簡単な英語フレーズを覚えておきましょう。スムーズに話せなくても、コミュニケーションのきっかけとして、役立ちます。

旅先で役立つ英語フレーズをご紹介しましょう。

旅行英会話で覚えておきたいフレーズ

  • I'd like to order this.(これを注文したいです)
  • I have an egg allergy.(卵アレルギーがあります)
  • How much is this?(これはいくらですか)
  • Where is the restroom?(トイレはどこですか)
  • Could you take a picture of me?(写真を撮ってもらえますか)
  • I'm lost. (道に迷いました)
  • Can you tell me the way to the nearest station?(最寄り駅までの道を教えてください)
  • I need help.(助けが必要です)
  • Is there anyone who speaks Japanese?(日本語を話せる方はいますか)

身振り手振りを加えれば、さらに通じやすくなります。

旅先では、簡単な英語でもコミュニケーションを取ろうとする姿勢が大切です。単語を組み合わせるだけでも、気持ちは十分に伝わります。

以下のページでは音声付きで具体的なシーン別の英会話フレーズをご紹介しています。ぜひ、あわせてご覧ください。

3-4. 旅行英会話の紙の本を持参する

4つめは「旅行英会話の紙の本を持参する」です。

スマートフォンや翻訳アプリは非常に便利ですが、依存しすぎない注意も必要です。

スマホの紛失・盗難の場合や電池切れのときに、コミュニケーション手段を失ってしまうからです。そのような緊急事態に備え、旅行英会話の本を持参することをおすすめします。

Amazonなどで[旅行英会話]と検索すると、さまざまな書籍がヒットします。

訪問国や旅行目的に合った適切な本を1冊選んで、持ち歩くようにしましょう。

もちろん、チャンスがあればその本に書いてあるフレーズを使って、英語でコミュニケーションを試みるのも、旅の思い出になるでしょう。

3-5. 現地の緊急連絡先を調べておく

5つめは「現地の緊急連絡先を調べておく」です。

海外旅行では、緊急時の連絡先を調べておくことが重要です。旅行前に、現地の警察や病院、日本大使館・領事館の連絡先を控えておきましょう。

滞在先の国・地域の警察と救急車の電話番号も調べておきます(日本の110番や119番に相当する番号)。

緊急事態に備えることが、安全で快適な旅行への第一歩となります。

パスポートの紛失や盗難、事件や事故に巻き込まれたときは、まず在外公館に連絡を入れましょう。外務省の海外安全ホームページには、世界各地の在外公館の連絡先が掲載されています。

緊急連絡先は、スマートフォンの連絡先の登録しておくほか、紙に書き出して、前出の旅行英会話の本と一緒に携帯するとよいでしょう。

4. 勇気を持って一歩踏み出すことが大切

英語が話せないからと、海外旅行を諦める必要はありません。

言葉の壁を乗り越えるための知恵とコツを身につければ、充実した旅行体験が待っているからです。

大切なのは、一歩踏み出す勇気を持つことです。準備を整えたら、臆することなく海外旅行に挑戦してみましょう。

現地の人との交流を通して、言葉を超えて心の通い合う体験ができるはずです。

その体験を通して「英語を学びたい」という自然な想いが湧き上がってくるかもしれません。その気持ちは、ぜひ大切にしてあげてください。

英語を学ぶことで、次の旅行では、より深いコミュニケーションを楽しめます。言葉を交わすことで、旅の体験がさらに豊かなものになるでしょう。

より実践的に海外旅行のための英語を学びたい方は、以下のページも参考にしてみてください。

イーオンでの英会話レッスンの様子を、ご紹介しています。

5. まとめ

本記事では「英語を話せない方の海外旅行」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。

英語が話せなくても海外旅行はできます。

  1. 言語に頼らない意思疎通の方法がある
  2. 必要な情報はスマホを使って入手できる
  3. 翻訳アプリの性能が飛躍的に向上している
  4. 日本語対応のサービスは海外にも多くある

英語が話せない人にもおすすめの海外旅行先として、以下をご紹介しました。

  1. ハワイ:日本人観光客が多く日本語が通じやすい
  2. グアム:アメリカ領だが日本語対応が充実
  3. シンガポール:多文化が共生し日本語表記も多い
  4. バリ島:リゾート地で身振り手振りが通じやすい
  5. 台湾:親日的で日本語が通じる場所が多い

英語が話せない人がしておくべき海外旅行前の準備は、次のとおりです。

  1. 入国審査・税関申告の練習をする
  2. オフライン対応の翻訳アプリと言語をダウンロードしておく
  3. 簡単な英語フレーズを覚える
  4. 旅行英会話の紙の本を持参する
  5. 現地の緊急連絡先を調べておく

英語が話せないからと遠慮せず、海外旅行にチャレンジしてみてください。

"Nothing ventured, nothing gained."(冒険しないと何も得られない)

新しい自分を発見できる、かけがえのない体験が待っているはずです。

海外旅行で使える英語を実践的に学びたい方向けに、英会話イーオンでは無料体験レッスンもご用意しています。お気軽にご相談ください。

無料体験レッスンのお申込みはこちら

個別無料体験レッスン&説明会はこちら

  • 1分で予約可能。
    レッスンやカウンセリングなどを体験できます!
  • お電話でのご予約・お問い合わせ
    TEL:0800-111-1111
    受付時間 10:00~19:00(土・日・祝含む)

こちらもおすすめ