2025.05.23

English File ネイティブはこう使う #1 “Get Over It” 会話例で学ぶ意味と使い方

get over itの意味と使い方|例文でわかりやすく解説

get over it には、怒りや悲しみなどの感情的なこだわりに区切りをつけて前に進むという意味合いがあります。

日本語では、「忘れる」、「乗り越える」と訳されます。
文法としては、出来事に感情的になっている場合はitを使いますが、
人に対して感情的になっているのであれば、itの代わりにhim、her、themを使います。

この表現は、使い方によってかなり否定的であったり、冷たい感じに聞こえてしまうことがあるので、使える場面と使えない場面のそれぞれを例文を通して確認していきましょう。

get over itの日常会話例

Amber: I want to *get back together with my boyfriend.
   (ボーイフレンドとよりを戻したいの)

Mai: You need to get over him. It was 6 months ago.
   (忘れなよ。6カ月前のことだよ。)

Maiは6カ月前に振られた人のことを忘れられないAmberに対して、彼を忘れなよ "get over him" と言っています。

別れてから十分な時間が経っているのだから、そろそろ次の出会いに進んだらという背中を押す意味が込められています。

get over himの使い方として自然ですね。

ここが会話のポイント

ここで気を付けるべきは、時間の経過です。

例えば、別れたのが2週間前であれば、まだ彼を忘れられないのは仕方がないので、
Maiは上記の例のように言わず、I’m sorry to hear that.(そうなんだ。) などというのが自然です。

get over itが失礼になる会話例

Amber: My dog *passed away 5 years ago. He was the best dog I ever had.
   (飼っていた犬が5年前に亡くなったの。最高の犬だったの。)
Mai: You need to get over him. You can get another one.
   (その犬のことは忘れなよ。新しい犬を飼えばいいじゃない。)

ここが会話のポイント

この会話での get over him の使い方は文法上では間違っていません。

でも、コミュニケーションとしては不適切かもしれませんね。

先程の例では、悲しい出来事があってから、ある程度の時間の経過があれば get over him と言えるとお話ししました。

しかし、今回の例のように、大切な家族であるペットを亡くすなど、代わりの利かないことや深い悲しみに対しては、たとえ5年経っていても、次に進んだらとは言わないのが普通です。

get over itの自分が使う時の会話例

Amber: My dog passed away last night. I’m never going to get over him. He was the best dog I ever had.
(飼っていた犬が昨夜亡くなったの。立ち直れないよ。最高の犬だったの。)

Mai: I’m so sorry to hear that. If there is anything I can do, be sure to let me know.
   (かわいそうに。もし私にできることがあったら教えてね。)

ここが会話のポイント

愛犬を亡くして悲しんでいるAmber。今後、新しい犬を飼うことがあり、
その犬のことをどんなに大切に思ったとしても、今回亡くなった犬のことを忘れることはないですし、悲しみを乗り越えられません。

このような場面では、 “I’m never going to get over him." が、Amberの心情をよく表していますね。

まとめ

get over itを使う際のポイントは2点です。

1つ目は、出来事が起こってからの時間の経過です。どれだけの時間が必要かは出来事によりますが、もう次に行く時だと背中を押したいときは、get over itを使います。
反対にその出来事が起こってからすぐのタイミングでは、 get over it は使いません。

2つ目は、相手がどんなことで悲しんでいるか。ペットを亡くすなど悲しみが深い時には”get over it”は使いません。
「次に進もうよ」と背中を押す気持ちを伝えたいかが、get over it を使うかどうかの判断の分かれ目になります。


ここまでお読みいただきありがとうございます。
学んだ表現を初めて使うときは、伝わるのかな?間違っていないのかな?と考えてしまい、勇気がいりますよね。
このコラムが get over it を使うきっかけとなったら幸いです。

Good luck with your studies and see you next time!

【Useful Words】

get back together with (人)/ (人)とよりを戻す
pass away / 亡くなる

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編集者

Steve
イーオン法人向け英語研修 専任講師
アメリカ出身。イーオン講師歴20年以上。様々なバックグラウンドを持つ生徒様を数多く指導。
ユーモアのある明るいクラスでありながら、的確なフィードバックをもらえると生徒様から大好評。
この10年は、数多くの企業や学校教育機関にて英語研修や教員向けの指導法研修などを担当。
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