「英会話教室に通う意味ある？」

「本当に、英語が話せるようになる？」

英会話教室に通うかどうか検討するとき、このような疑問を抱く方は、多いのではないでしょうか。

なかには、「英会話教室は意味ない」と主張する意見もあり、何が効果的な勉強法なのか、戸惑ってしまうでしょう。

もし、教室に通っても期待する効果を得られない場合、時間とお金の無駄になってしまいます。

この記事では、英会話教室が大人や子どもにとって意味があるかどうか、リアルな事情について、お伝えします。

さらに、英会話教室選びのポイントも紹介しますので、失敗を回避するためにお役立てください。

英会話教室の効果については、さまざまな意見が存在します。

ここでは、大人向けの英会話教室の場合と、子ども向けの英会話教室の場合の2つに分けて、リアルな事情をご紹介します。

まず、大人向けの英会話教室の場合です。「意味ない」という意見から見ていきましょう。

　1-1-1. 意味ない派の意見

さまざまな意見があるものの、要約すると以下に集約できます。

週に1回、50分のレッスンを1年間受けたとしても、累計37.5時間の学習時間に過ぎません（45回/年の場合）。

英語習得には、一般的に「1,000時間〜2,000時間以上」の学習時間が必要といわれます。

この計算に基づくと、英会話教室の受講のみで英語を習得するのは、時間がかかることがわかります。

英会話教室で英語を習得するためには、「教室で学ぶ時間 + 自宅学習」をセットで考える必要があるのです。

　1-1-2. 意味あった派の意見

一方、「英会話教室は意味があった」「実際に話せるようになった」という方々も多くいます。

意見をまとめると、以下のとおりです。

「英会話教室の受講時間」だけではなく、それを学習のきっかけとして、自宅学習やモチベーションアップに成功した方は、「英会話教室は意味がある」という意見です。

次に、子ども向けの英会話教室について、見てみましょう。

子ども向けの英会話教室の場合、その子のタイプ次第で、意味ある・意味ないは大きく変わるといえます。

　1-2-1. 意味ない派の意見

まず、意味ない派の主要な意見はこちらです。

前述の大人向けの英会話教室と同じく、「週1回の習い事」といった学習量では、英語習得には不十分です。英語よりもまずは日本語の勉強を優先させるべき、という意見も見られます。

「本人のやる気がないのに、無理やり通わせても上達しない」

というのは、多くの親御さんが実感されていることです。

これらの意見は、英会話教室の効果は、子どもの意欲や学習環境に大きく依存することを示しています。

　1-2-2. 意味あった派の意見

一方、英会話教室が子どもにとって有益だったという親御さんや、大人になってから「子どもの頃に英会話教室に通わせてもらえて、本当によかった」と実感している方もいます。

英会話教室が有意義だったポイントとして、学校での英語授業への備え、学習の楽しみ、自己表現力の向上、そして発音の正確さなどが挙げられています。

これらの要素は、子どもの将来において大きな利点となり得ます。

子ども向けの英会話教室を選ぶ際には、これらの利点を考慮し、子どもが楽しく、かつ効果的に学べる環境を選ぶことが大切です。

ここまでのお話をまとめておきましょう。

英会話教室は、本人に合えば、大人でも子どもでも意味があります。

ただし「英会話教室の受講のみで、英語ペラペラになれるか？」の観点で意義を考えるのは、短期間では難しいです。

英会話教室に通う意義は、自宅学習のモチベーションや効果性も含めて、考える必要があります。

一方、注意したいのは、意味があるかどうかは、英会話教室の選び方によっても変わる点です。

以下では、「英会話教室は意味ない」と感じる可能性が高い教室の6つの特徴を取り上げます。

これらの点を理解し、自分に合った教室を選ぶことが成功の鍵です。以下で詳しく見ていきましょう。

1つめの特徴は「レベルが自分に合っていない」です。

英会話教室のレベルが自分に合っていない場合、学習効果は著しく低下します。

たとえば、初心者が上級者向けのクラスに参加すると、授業の内容が難しすぎてついていけなくなります。

逆に、上級者が初心者向けのクラスにいると、挑戦が足りず退屈に感じるでしょう。

学習に対するモチベーションを高めるためには、難しすぎず易しすぎないちょうどよいレベルが重要だと、覚えておきましょう。

2つめの特徴は「目的が自分に合っていない」です。

教室が提供するカリキュラムや教育方針が、自分の学習目的と合っていない場合も、学習効果は低下します。

たとえば、ビジネス英語を学びたいのに日常会話のみを教える教室では、目的を達成するのが難しくなります。

目的別レッスンのポイントは、以下のページも参考にしてみてください。

3つめの特徴は「クラス編成や規模が自分に合っていない」です。

クラスの規模や編成が自分に適していない場合、居心地の悪さやプレッシャー、ストレスを感じることがあります。

たとえば、大人数のクラスでは、個々のニーズに応じた個別指導が難しくなります。逆に少人数のクラスでは、多様性のある刺激や、教師以外との会話の機会が限られます。

自分の学習スタイルや好み、希望に合ったクラスを選ぶことが大切です。

4つめの特徴は「教師がプロフェッショナルではない」です。

英会話教室では、教師の質が生徒の成長度に大きく影響を与えます。

教師の資質として、単に英語をネイティブレベルで話せるだけでは不十分です。

「わかりやすく教える力」「やる気を引き出す力」「悩みや不安に寄り添う力」など、専門のトレーニングを積む必要があります。

プロフェッショナルな教師がいない英会話教室は、通い続けても意味を感じにくいでしょう。

参考までに、イーオンでは厳しい採用基準で選ばれた教師陣がレッスンを担当します。

出典：英会話イーオン パンフレット

詳しくは「イーオンの先生」のページでご紹介していますので、あわせてご覧ください。

5つめの特徴は「自宅学習のサポートがない」です。

英会話教室の効果は、自宅での学習（復習や予習）とセットで最大化されると考えてください。

レッスン時間中の授業内容が充実していても、それだけでは英語力は身につきません。「自宅学習をしっかりできるかどうか」という点を、見極めることが大切です。

自宅学習用の教材やアプリの提供がない英会話教室では、レッスンで習った内容が身につきにくく、学習効率が悪くなります。

6つめの特徴は「教室の雰囲気が悪い」です。

教室の雰囲気が悪い、受講生同士の関係が良くないといった環境では、集中して学習することが困難です。

たとえば、子ども向けの英会話教室の場合、

「態度の悪い子がいて、雰囲気が悪い」

「先生が厳しすぎて、一気に生徒が辞めてしまった」

など、その時々のタイミングで、教室の雰囲気が険悪な場合があります。

楽しく安心して学べる、快適な雰囲気の教室を選ぶことが、重要です。

では、どのように、“意味ない英会話教室” を回避すればよいでしょうか。

以下では、英会話教室選びで失敗しないためのコツを4つ、ご紹介します。

1つめのコツは「トライアルレッスン・無料体験をフル活用する」です。

多くの英会話教室では、トライアルレッスンや無料体験が提供されています。体験レッスンを活用して、教師の様子や教室の雰囲気を、実際に確かめましょう。

参考までに、以下はイーオンの場合の無料体験レッスンの流れです。

2つめのコツは「教師以外の相談サポート窓口がある教室を選ぶ」です。

自宅学習の疑問やモチベーション維持の悩み、あるいは教師との相性などを相談できる、サポート窓口があるか確認しましょう。

イーオンの場合、カウンセリングにてサポートしています。

出典：イーオンの英語学習サポートシステム

3つめのコツは「合わないときは早めに次の判断をする」です。

英会話教室が自分に合わないと感じたら、早めに別の教室を探すことも重要です。

長期間効果のない教室に通い続けることは、時間と費用の無駄になります。

早めに見切りをつけ、より合った教室を探すことが重要です。

英会話教室によっては、「乗り換え割引」などのキャンペーンを行っていることもあります。

※イーオンの乗り換え割については、以下のページにてご確認ください。

4つめのコツは「オンラインも視野に入れて検討する」です。

近年では、オンラインの英会話レッスンも人気が高まっています。

自宅から受講できるため、忙しい方や、地元に自分に合う英会話教室がない方におすすめです。

通学タイプの英会話教室では、なかなか条件に合う教室が見つからない場合、オンラインも視野に入れることで、選択肢を広げることができるでしょう。

※ イーオン オンライン英会話はこちらのページからご確認ください。

本記事では「英会話教室は意味ない？」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。

通っても意味を感じにくくなってしまう英会話教室の特徴を6つ、ご紹介しました。

英会話教室選びで失敗しないためには、以下のポイントを押さえましょう。

英会話教室は、上手に活用すれば、英語習得の強い味方となってくれます。自分に合う教室を選び、効果的に学習を進めていきましょう。