初心者が英語を勉強するなら何から?ゼロから話せるようになるガイド

2024.01.18
  • 初心者のための英語学習法

「英語をゼロから勉強したいけど、初心者はどこから始めたらいいの?」

多くの方がこの疑問を抱えています。

国際化が進む現代では、さまざまなチャンスを広げるために、英語の勉強が不可欠です。しかし、不適切な勉強法は、‶時間と労力の無駄″になってしまいます。

本記事では、英語初心者が陥りがちな勉強の落とし穴と、効果的な学習ステップを解説します。

さまざまな情報が飛び交う今だからこそ、このガイドを通して、しっかり結果を出せる英語学習をスタートしていただければと思います。

貴重な時間を1秒たりとも無駄にせず、適切な勉強法で、確実に英語力を身につけましょう。

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目次

1. 初心者が英語の勉強でやってはいけない3つのこと

英語を学ぶ初心者が勉強を進めるうえで、陥りやすい失敗があります。

まずは、避けるべき3つの落とし穴として、以下を確認しておきましょう。

  1. 翻訳依存症
  2. 完璧主義
  3. 自己流

1-1. 翻訳依存症

1つ目は「翻訳依存症」です。

近年、Google翻訳やDeepLなどの高度な翻訳ツールが登場しました。これらは日常のコミュニケーションや、簡単な文書の翻訳に、非常に便利です。

しかし、ツールに頼りすぎると、英語を使う力や英語で考える力の形成が、おろそかになるリスクがあります。

実際にはツールを頼っているにもかかわらず、何となく自分でわかった気になってしまう点が落とし穴といえます。

翻訳ツールは、あくまでも補助的なツールと考えましょう。

英語を勉強していくうえでは、できる限り、自身の英語力を活用して思考し、試行錯誤するプロセスが大切です。

1-2. 完璧主義

2つ目は「完璧主義」です。

英語学習において、完璧主義が過度になると、間違うのが怖くなり、積極的な行動を避けるようになってしまいます。

日本の受験英語では、文法的な正確さが重要視されるので、完璧主義に陥る人が少なくありません。

しかし、実際の英語のコミュニケーションでは、ネイティブスピーカーも、ときには文法を間違えます。

むしろ、些細な間違いを恐れて会話から遠ざかることは、大きな機会損失です。

完璧を求めるのではなく、実際に英語を使ってみる勇気を持ちましょう。

完璧主義を捨て、実践的な学習を重視することが、英語の習得の鍵となります。

1-3. 自己流

3つ目は「自己流」です。

インターネット上で、「短期間で英語がペラペラになる」といったコンテンツや広告を目にすることは、多いかもしれません。

これらの情報で、非現実的な期待を抱いてしまい、自己流に走ることのないよう、ご注意ください。

とくに、英語初心者の方には、奇をてらった特殊な方法よりも、基礎をしっかり押さえたオーソドックスな学習法がおすすめです。

具体的には、多数の日本人に英語を教えてきた老舗の英会話スクールや、何十年も改訂が続けられてきた実績のある教材などが挙げられます。

これらの方法は、英語習得の基本原則に基づいており、初心者がしっかりと基礎を築くのに役立ちます。

貴重な時間を費やす先は、確立された手法のほうが、安心です。

ご参考までに、私たちイーオンでは、語学教育研究の専門機関において、800種類以上にのぼるオリジナルの教材開発を行ってきました。

出典:英会話イーオン パンフレット

1973年の創業以来、日本の英会話学習をリードしてきた実績があります。詳しくは、「イーオンが選ばれる理由」をご覧ください。

2. ゼロから始める初心者の英語勉強 5つのステップ

続いて以下では、初心者の方が英語を効率よく勉強するための5つのステップを紹介します。

  1. 英語の音に慣れる
  2. 基本的な英文法を学ぶ
  3. 英単語を学ぶ
  4. フレーズを覚える
  5. 英会話を練習する

2-1. 英語の音に慣れる

1つ目のステップは「英語の音に慣れる」です。

英語の学習において、その独特の音に慣れることは非常に重要です。英語には、日本語には存在しない多くの音があります。「th」や「r」の音はその代表例です。

これ以外にも、日本人が慣れるべき音はたくさんあります。英語のリズムやイントネーションの音の特徴にも、慣れる必要があります。

これから英語の勉強をゼロから始める方は、ネイティブスピーカーの英語を浴びるように耳に入れ、英語の音に慣れてください。

英語の音に慣れる方法のアイデア

音声教材を活用する
教材のお手本を集中して聞き、音のパターンを学びます。
映画やドラマを観る
日常会話での自然なリズムやイントネーションに触れます。
ネイティブスピーカーの会話を聞く
実際の会話でのリズムやイントネーションを体感します。

英語の音声を聞くときには、「シャドーイング」を取り入れると、より効率的です。

シャドーイング(shadowing)とは、音声を聞きながら、その音声をそっくりに真似して発声していく練習法です。

学校の授業でよくある、“Repeat after me.” という先生の後に続いて発音するのとは少し違い、音声を聞きながら、追いかかけて発音していきます。

音声教材や好きな映画などを使って、実践してみましょう。

2-2. 基本的な英文法を学ぶ

2つ目のステップは「基本的な英文法を学ぶ」です。

英文法を学ぶことは、英語を効果的に使いこなすための基礎を築くプロセスです。

文法を詰め込むだけの英語教育に対する批判の声を聞いて、「文法は大切ではない」と勘違いしてしまう方がいます。

文法を詰め込むだけで英語はしゃべれないのは事実ですが、とはいえ、基本的な英文法の理解は英語習得に不可欠です。英文法の基礎は、非常に大切です。

“基本的な英文法” の指す具体的な範囲としては、まずは中学英語レベルを目指すとよいでしょう。

中学英語の参考書は、大人向けから学生向けまで数多く出版されています。自分に合いそうなものを探してみましょう。

「中学英語 やり直し」の記事も、参考にご覧ください。

2-3. 英単語を学ぶ

3つ目のステップは「英単語を学ぶ」です。

英文法を学びながら、同時並行で英単語を学んでいきましょう。

「英単語をたくさん丸暗記しなければ」と思うと、勉強が苦痛に感じる方もいるかもしれません。

少し視点を変えて、「ボキャブラリー(語彙)は、多ければ多いほど、英語はラクになる」と捉えてみましょう。

発音や英文法は、使いこなすために練習が必要ですが、英単語は知っていれば即戦力です。

努力が成果に直結しやすい分野ですから、苦行にせずに、楽しみながら続けていきましょう。

まったくのゼロから英語を学ぶ方は、まずは1ヶ月で100単語(1年で1,200単語)を目標にしてみましょう。「英単語1200」といった単語帳を購入して、1年かけて覚えます。

もちろん、もっとがんばれる方は、より高い目標を掲げて取り組んでください。

日常的な英会話で使われる単語の数については、いくつかの異なる見解があります。1,000〜3,000の単語が必要という意見が一般的です。

まずは1,000、そして次の目標として2,000、3,000……と、段階的に増やしていきましょう。

2-4. フレーズを覚える

4つ目のステップは「フレーズを覚える」です。

実用的な英会話力を身につけたい方には、英単語の暗記だけでなく、フレーズをまるごと覚えるというプロセスが非常に有効です。

日常会話でよく使用される表現を、1文そのまま覚えます。

たとえば、学校の授業でよく聞いたフレーズは、今でも口からスラスラ出てくる方が多いでしょう。

“This is a pen.”

“How are you?”

という具合です。

これと同じように、より自然な英語で、かつ自分がよく使う可能性のあるフレーズを、口からスラスラ出るように練習していきます。

日常生活で頻繁に使用されるフレーズの例

Could you help me?
手伝っていただけますか?
What do you think?
どう思いますか?
I'm not sure.
よくわかりません。
Excuse me, where is ○○?
すみません、○○はどこですか?
I really enjoyed today.
今日は本当に楽しかったです。

フレーズの勉強は、「フレーズ集」のようにまとめられている教材を使う方法があります。

また、英語の映画やドラマを観ながら、「こういうときは、こういう言い方をするんだ」と、生きた英語でフレーズを学んでいくことも、非常におすすめです。

フレーズを覚えながら、余力がある方は「イディオム」にも注目してください。

イディオムとは、日本語でいう慣用句のようなもので、直訳するとまったく意味がわからないけれど、特定の意味を持つ言い回しのことです。

ネイティブスピーカーは、イディオムをよく使うので、知っていると会話がスムーズになります。

よく使われるイディオムの例

break the ice
緊張をほぐす、初対面の人と会話を始める
hit the nail on the head
要点を的確につく(まさにそのとおり)
piece of cake
とても簡単なこと
spill the beans
秘密を漏らす、口を滑らせる

たとえば、“break the ice” は直訳すると「氷を砕く」という意味ですが、実際には「緊張をほぐす」という意味のイディオムです。

"I used a joke to break the ice at the meeting."
ミーティングで緊張をほぐすために、私はジョークを言ったんだ。

……という具合に使います。

2-5. 英会話を練習する

5つ目のステップは「英会話を練習する」です。

実際に英語の会話練習をするこのステップは、これまでにご紹介した1〜4つめまでのステップと並行して、常に行ったり来たりしながら実践していきましょう。

英語学習は、発音、語彙、文法、フレーズやイディオムの理解など、多くの要素が相互に関連しています。

これらのスキルを個別に学びながら、実際の会話で使用して、学んだことを統合するプロセスで記憶やスキルが定着し、英語力が効率的に向上します。

「知識を知っているだけではなく、その知識を使って、自分の中になじませる」ことが重要です。

「英会話を実践する場が、なかなかない」

という方は、次にご紹介する “新・勉強法” も、参考にしてみてください。

オンライン英会話やAI対話型アプリという選択肢があります。

3. 【2024年】初心者にもおすすめできる英語の新・勉強法3選

「オーソドックスな基本の勉強を進めながら、新しい勉強法にもチャレンジしてみたい」

という方もいるかもしれません。

そこで、近年登場した勉強法の中から、初心者の方にもおすすめできる方法を3つ、ご紹介します。

  1. オンライン英会話
  2. AI対話型アプリ
  3. 自宅学習サポートアプリ

3-1. オンライン英会話

1つ目は「オンライン英会話」です。

オンライン英会話は、いつでも・どこでも、ハイレベルな英語教師のレッスンを受けられるサービスです。

パソコン・スマートフォン・タブレットなどから受講でき、イーオンの場合、平日も土日祝も、朝7時〜24時まで開講しています。

イーオンのオンライン英会話は、教師の質とサポートの質に厳しい基準を持ち、平均受講期間39ヶ月(3.25年)を誇ります。※当社調べ

ゼロから学びたい初心者の方は、【入門】English Voyageのテキストからスタートするのがおすすめです。

詳しくは「オンライン英会話」のページより、ご確認ください。

3-2. AI対話型アプリ

2つ目は「AI対話型アプリ」です。

出典:AI Speak Tutor 2

「英単語やフレーズを覚えても、使う機会がない」

「英語の勉強はしてきたけど、実践の場がないから忘れてしまう」

そんなお悩みに答えてくれるのが、『AI Speak Tutor 2』です。

自分1人で練習するのではなく、AIと会話していく形式で、自然な流れで英会話練習ができます。

スピーキング力は、AIが結果を評価して可視化してくれるので、

「これで合っているのかな?」

という自習の不安も解消されます。

出典:AI Speak Tutor 2

詳しくは「AI Speak Tutor 2(AIスピークチューター2)」のページより、ご確認ください。

3-3. 自宅学習サポートアプリ

3つ目は「自宅学習サポートアプリ」です。

アプリを使うと、英単語帳を持ち歩いたり、音声教材を準備したりする手間がかかりません。

ちょっとした空き時間や待ち時間を活用して、英語の勉強を進められるため、初心者の方におすすめです。

ただし、アプリの中身となっている教材の質が低いと、適切な勉強ができないため、ご注意ください。

参考までに、イーオンでは、イーオンの生徒様限定となりますが、『イーオン・ネット・キャンパス』というアプリをご提供しています。

4. 英語を話せるようになるために大切なこと

最後に、これから英語学習にチャレンジする方へ、英語を話せるようになるために大切なことを4つ、お伝えします。

  1. 「英語を使って何をするか」に焦点を当てる
  2. 声に出して何度も練習する
  3. フィードバックを得る
  4. 毎日続ける

4-1. 「英語を使って何をするか」に焦点を当てる

1つ目は「『英語を使って何をするか』に焦点を当てる」です。

あなたが英語を学ぶ目的は何でしょうか。

海外旅行で新しい世界に出会うため?

グローバルなビジネスの場で自分の力を試すため?

英語でないと学べない学問を探究するため?

それとも、異文化との深いつながりを結ぶためでしょうか。

英語の習得はゴールではなく、スタート地点です。

英語を使って実現したい夢を思い描きましょう。その夢が、あなたの学習の指針となって支えてくれます。

英語学習にくじけそうになることがあったら、何度でも、その先の夢を思い出してください。

4-2. 声に出して何度も練習する

2つ目は「声に出して何度も練習する」です。

歌を歌わないとうまくならないように、英語もしゃべらないと上達しません。

あなたの声で英語を話すことの楽しさを、感じてください。

今はまだうまく話せなくても、声に出して練習するたびに、あなたの英語は少しずつ自然に美しく、変わっていきます。

4-3. フィードバックを得る

3つ目は「フィードバックを得る」です。

海外経験のある人や、英語を話す人と暮らした人たちの英語の上達が早いのは、自分が話すたびにフィードバックを得ているからです。

ここでいうフィードバックとは、「褒められた」「発音を直された」といった明確なもの以外に、「怪訝な顔をされた」「笑われた気がした」「喜ばれた」といった反応も含みます。

何らかの反応が返ってくると、私たちは自然にその反応に対して考えたり、修正したり、適応したりしようとして、それが英語の上達に直結するのです。

学校で習う英語だけでは、フィードバックが圧倒的に足りません。

本記事でご紹介した英会話スクール、オンライン英会話、AIアプリなども駆使して、できる限り、フィードバックをたくさん得られる環境を作ってください。

4-4. 毎日続ける

4つ目は「毎日続ける」です。

何事も「継続は力なり」ではあるのですが、英語学習においては、とくに毎日続けることが重要です。

第二言語習得の重要な鍵は、毎日、継続して、その言語に自分をさらし続けることだからです。

毎日少しずつでもよいので、英語に触れ続けること・空白期間を作らないことが、長期的な成功のコツとなります。

短時間で急速な上達を期待するのではなく、小さなステップを着実に積み重ねることが、1年後・2年後・3年後──のあなたの英語力を積み上げます。

ぜひ、今日から、始めてみてください。

5. まとめ

本記事では「英語初心者の方の勉強法」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。

初心者が英語の勉強でやってはいけない3つのことは、以下のとおりです。

  1. 翻訳依存症
  2. 完璧主義
  3. 自己流

ゼロから始める初心者の英語勉強として、5つのステップをご紹介しました。

  1. 英語の音に慣れる
  2. 基本的な英文法を学ぶ
  3. 英単語を学ぶ
  4. フレーズを覚える
  5. 英会話を練習する

初心者にもおすすめできる英語の新・勉強法3選はこちらです。

  1. オンライン英会話
  2. AI対話型アプリ
  3. 自宅学習サポートアプリ

英語を話せるようになるために大切なことをお伝えしました。

  1. 「英語を使って何をするか」に焦点を当てる
  2. 声に出して何度も練習する
  3. フィードバックを得る
  4. 毎日続ける

もし、今後の英語学習の旅でつまずくことがあったら、私たちイーオンにご相談ください。

イーオンの英会話スクール(通学タイプ)に関しては「英会話教室 イーオン」のページより、ご確認ください。

さまざまな形で、サポートをご提供していますので、きっとお力になれるかと思います。あなたの新しい一歩を、応援しています。

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