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試験対策/資格取得

「英検®︎4級に絶対合格したいんだけど、どんな勉強をすればいい?」
「子どもが英検®︎4級に合格するにはどうしたら良いだろう…」
ご自身やお子様の英検®︎4級受験に向けて、どう勉強すれば良いかお悩みではありませんか?
英検®︎4級は中学中級程度のレベルですが、初歩的な語句しか用いられていないですし、短文がほとんどなので、正しい勉強法でしっかり取り組めば合格を目指せるので安心してください。
英検®︎4級合格のための勉強法のポイントは以下の通りです。
英検®︎4級合格のための勉強法のポイント4つ |
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この4つのポイントを抑えて対策することが、4級合格の鍵です。
ただし、これらのポイントを把握するだけでは不十分です。今日からこうしたポイントを守りながら勉強を進めていかなければ意味がありません。
そこで本記事では、「この通りにやれば大丈夫」という具体的な勉強の仕方や受験までのスケジュールも合わせてお伝えしています。
この記事でわかること
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英検®︎4級合格のための勉強法4つのポイント
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英検®︎4級に合格するための単語、問題集、リーディング、リスニングの各勉強法
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英検®︎4級合格のための勉強スケジュール
この記事は、長年英会話に携わってきた英会話のプロによる「合格への地図」です。ぜひ最後まで読み進めてください。
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※4級にはライティングパートが無く、スピーキングは任意のオンライン受験で合否に影響しません。このため、ライティングやスピーキングの勉強方法には触れず、あくまで英検®︎4級の合格を目指すために必要な勉強法についてお伝えします。
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お電話でのご予約・お問い合わせTEL:0800-111-1111受付時間 10:00~19:00(土・日・祝含む)
目次
1. 英検®︎4級合格のための勉強法4つのポイント

英検®︎4級の合格を目指すために勉強をすることはもちろん必要ですが、その前に「どのように勉強を進めるか」を把握し、受験日まで効率良く勉強していくことが大切です。
英検®︎4級では、5級より出題される単語・文法は増えますが、その範囲は基本的には中学2年生までで習う範囲に限られるからです。
つまり、しっかりと英検®︎4級で出る単語や文法、問題にフォーカスして勉強を進めることが合格への近道と言えます。
具体的には、以下の4つを守って勉強を進めるようにしましょう。
英検®︎4級合格のための勉強法のポイント4つ |
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1つずつ詳しく説明しますね。
1-1. 単語は常に勉強する
英検®︎4級では、常に単語の勉強をして語彙数を増やすのがポイントです。
英検®︎5級の2倍程度の語彙力が必要になるからです。
単語勉強の必要性を実感するために、英検®︎5級と比較してみましょう。
5級 | 4級 | |
---|---|---|
必要語彙数(目安) | 600語程度 | 1,300語程度 |
具体例(日常会話) | hello, goodbye, thank you |
How about ~? What's wrong? など簡単な会話表現が追加 |
具体例(形容詞) | big, small, good, old | angry, different, famous, cheap |
このように英検®︎4級では、5級よりも幅広い会話表現や、やや難易度の高い単語を理解していることが求められます。
このため、「英語を本格的に勉強したことがなくてもなんとなく知っている英単語」だけでは太刀打ちできない問題が多くなります。
そのため、単語の学習は、今日から受験日まで常に続けることが大切です。
具体的な単語の勉強法は、「2.英検®︎4級合格のための単語の勉強法」で説明するので、このまま読み進めてくださいね。
1-2. 問題集で苦手パートを把握する
英検®︎4級の合格を目指すうえで大切なのが、自分の「苦手なパート」を早めに見つけることです。
英検®︎4級に合格するためには、リーディングとライティングのバランスが重要なので、苦手な部分があるならそこを対策しなければいけません。

そのためにはまず「苦手なパート」を把握する必要があります。
苦手を把握するためにおすすめなのが、問題集の活用です。
▼おすすめの問題集
問題集を使うと、例えば「リーディングは正答数が多いけど、リスニングは聞き取れなくて半分も正解できない」など、傾向がわかります。
こうした傾向がわかれば、苦手なパートをより重点的に対策してバランス良く点数を上げられるので、合格に近づきます。
試験本番に向けて効率よく勉強するためにも、問題集を使って「自分の弱点を見える化」するのがポイントです。
問題集を使った勉強方法については、「3.英検®︎4級の問題集の勉強法 5STEP」で詳しく説明しますので、こちらを参考に苦手パートを把握しつつ、問題集をしっかり活用していきましょう。
1-3. 苦手パートから優先的に対策する
英検®︎4級の勉強では、「全部をまんべんなくやる」よりも、「苦手なところを重点的に対策する」ほうが効果的です。
苦手パートを集中的に練習することが、合格には欠かせません。
例えば、予想問題などを解いた時に、リーディングが2割、リスニングが7割だった場合は、リーディングで6割取れるように対策することが最優先でやるべきことです。(英検®︎4級はリーディング、リスニングそれぞれ6割とれれば合格できるとされています。)

「リスニングで短い会話は聞き取れるけど、長い説明になるとついていけない」という場合は、リスニング対策として長めの文章を聞き取れるようなトレーニングを行うことで弱点を克服できます。

逆に、「長文問題につまずいてしまって、リスニングよりもリーディングの正答率が低い」という場合は、リーディングの勉強を優先的に行う必要があります。
苦手分野を克服できれば、合格の可能性はグッと上がります。時間をかける順番を工夫して、苦手分野から優先的に取り組み、合格を目指しましょう。
各パートごとの具体的な勉強方法は、
でご紹介しますので、こちらを参考に実践してみてくださいね。
1-4. 問題集で時間配分の練習をする
英検®︎4級の勉強では、問題集や過去問を使って実際に時間を計って解く練習がとても大切です。
英検®︎4級の本番では、限られた時間の中で問題をすべて解ききる力が求められるからです。
はじめのうちは時間を気にせず丁寧に解いてOKですが、慣れてきたら本番と同じ制限時間でチャレンジしてみましょう。
「どの問題にどれくらい時間がかかるか」「時間が足りなくなりそうなパートはどこか」を知ることで、自分のペース配分をつかめるようになります。

とくに、長めのリーディングやリスニングの後半では集中力が切れやすいので、時間内に集中して解く感覚を身につけることが合格のカギです。
2. 英検®︎4級合格のための単語の勉強法

ここからは、具体的な勉強法をお伝えしていきます。まず単語の勉強法です。この章では、以下のことについてお伝えしていきます。
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英検®︎4級に必要な英単語概要
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具体的な勉強法 4STEP
語彙数が増えると、合格にグッと近づきますから、ぜひ今日から受験日まで実践してください。
2-1. 英検®︎4級に必要な英単語概要
英検®︎4級に必要な英単語の概要は以下の通りです。
英検®︎4級に必要な英単語概要 | |
---|---|
必要語彙数(目安) | 1,300語程度 |
具体例(名詞) |
library, vacation, scientist, parents など |
具体例(動詞) |
ask, decide, forget, learn, understand, wait など |
具体例(形容詞) |
angry, different, famous, cheap など |
具体例(日常表現) |
How about~? What's wrong? など簡単な会話表現が追加 |
5級の倍程度の語彙数が必要となるだけでなく、より幅広い会話表現や、やや難易度の高い単語も問題に出てくるようになります。
このため、「small」や「new」など日本語での日常会話でも見聞きしたことのあるような単語より、一段階レベルの高い単語を覚えていく必要があるのです。
2-2. 具体的な勉強法 4STEP
英単語を効率よく確実に覚えるためには、以下の4STEPで勉強してください。
具体的な英単語の勉強法 4STEP | |
---|---|
STEP1. イラストがついた単語帳で単語のスペルと意味を理解する |
|
STEP2. 音声を活用して発音を覚える |
|
STEP3. 単語が使われた例文を読む・書く |
|
STEP4. 定期的に確認テストをする |
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それぞれのステップについて、詳しくみていきましょう。
2-2-1. STEP1. イラストがついた単語帳で単語のスペルと意味を理解する
英検®︎4級の単語勉強では、絵と音声がセットになった単語帳を使うのがおすすめです。
視覚的な記憶はインパクトが強く、忘れにくくなるので、言葉だけで認識するよりもイラストで視覚的に英単語を覚えた方が効果的です。
また、単語については受験日まで継続して勉強する必要がありますから、「飽きずに続ける」ためにもイラストがある単語帳がおすすめです。

具体的な覚え方としては、例えば、「hungry=お腹がすいた」と文字で記憶するだけでなく、上記のようなイメージを見て、このイメージが「hungry」であると記憶します。
その上で、文字をなぞったり、書き写したりすることでスペルも覚えていきましょう。
このようにして、イラストのイメージと単語のスペル・意味が結び付く状態を作っていきます。
【イラストつきのおすすめ単語帳】
イラストを通して、英検®︎合格に必要な単熟語を習得できる単語集です。例文や音声もついていて、楽しく学べる内容になっています。
2-2-2. STEP2. 音声を活用して発音を覚える
STEP2.では、耳と口でも単語を覚えるために、単語帳に付属する音声や、英単語アプリで発音を確認し、実際に言ってみます。
発音に意識を向けて声に出すことで、記憶の定着度が格段に高まるからです。正しい発音がわかるので、単語を覚えながらリスニングの対策もできます。
この時、カタカナ語にならないように、音声をしっかり聞き込み、音声を真似することを意識してください。真似することを意識すると、アクセントの位置もしっかり確認できます。
1度だけではなくて、何度も繰り返し練習するのがポイントです。
2-2-3. STEP3. 単語が使われた例文を読む・書く
単語そのものを認識できたら、例文を使って「その単語がどのように使われているのか」を確認していきます。
英単語は、文の中で使われてはじめて、その意味合いが明確になるものなので、効率よく学習するためにも、例文を使って単語に多く触れていきましょう。
一般的な英検®︎4級用の単語帳には例文が載っているので、それを活用してください。
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例文を音読する
-
例文を書き写す
-
自分で文を作ってみる
この順番で進めてみましょう。
自分で文を作ってみる際は、例えば、「angry:怒った(形容詞)」という単語なら、「My mother is angry.(母は怒っている)」と文章を作ってみます。
この時、文章の情景を思い浮かべながら声に出したり書いてみると、さらに印象に残りやすくなります。
簡単なもので大丈夫なので、トライしてみましょう。
2-2-4. STEP4. 定期的に確認テストをする
STEP3までの手順で50語〜100語など、ある程度の単語数を覚えたら、定期的に確認テストをしてください。
記憶の定着と抜け漏れのチェックをするためです。
テストと言っても、難しく考える必要はありません。
例えば、
単語帳の英単語が書かれた部分を隠す
↓
イラストや日本語を見て隠されている英単語を書く
といった簡単なやり方で充分です。
単語は覚えても忘れてしまうのは仕方がないことなので、定期的にこうしたテストをして、記憶に定着させていきましょう。
3. 英検®︎4級の問題集の勉強法 5STEP

続いて、英検®︎問題集を活用した勉強方法をお伝えします。
ステップごとの大まかな内容は以下の通りです。
英検®︎4級合格のための問題集活用 5STEP | |
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STEP1. 試験形式の説明がある問題集を確認する |
|
STEP2. 実際に問題を解いてみる |
|
STEP3. 間違いを確認する |
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STEP4. 問題をもう一度解き直す |
|
STEP5. 苦手なパートを中心に対策をし、仕上げに通し演習をする |
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それぞれのステップについて、詳しくみていきましょう。
3-1. STEP1. 試験形式の説明がある問題集を確認する
まずは問題集の最初にある「試験形式の説明ページ」をしっかり確認しましょう。
どのような問題が出題されるのか、それにどう解答すれば良いのかをあらかじめ知っておくことで、実際に問題を解く準備ができるからです。
初めて出会う形式の問題に急に挑むと、混乱したり、投げ出したくなってしまうかもしれませんが、最初に心づもりができていれば落ち着いて問題集に取り組めるでしょう。
例えば、旺文社「7日間完成 英検4級 予想問題ドリル 5訂版」であれば、冒頭で試験形式や攻略ポイントについて解説されています。
実際に問題を解く前に、こうした情報を確認しておきましょう。
3-2. STEP2. 実際に問題を解いてみる
実際に問題を解いて、今の実力を知りましょう。
なぜなら、実際の問題に触れてみることで「自分はどんな問題が解けるのか」「どんな問題が苦手なのか」が明確になるからです。
この段階では、問題の形式を把握しつつ、苦手を明らかにすることが大切ですから、大問ごとやパートごとに取り組んでもOKです。
まずは実際に問題に触れてみて、答えられなかった問題や間違えた問題をピックアップすることを目指してください。
3-3. STEP3. 間違いを確認する
確実にステップアップするために、間違いをしっかり確認して、正解・不正解のチェックだけでなく「なぜ間違えたか」「正解の選択肢はなぜ正しいのか」を必ず確認しましょう。
このことで、これまで理解できていなかったことや誤って覚えていたことを正すことができ、同じようなミスを繰り返さなくなるはずです。
具体的には以下のような方法で、間違えた問題を確認していきましょう。
リーディング:間違えた問題の解説を読み、理解を深める |
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正しい答えを確認するだけでなく、解説を読んで「なぜその選択肢が正しくて、他の選択肢では不正解なのか」もチェックする |
リスニング:音声を聞いて、スクリプトと日本語訳を確認する |
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正しい答えを確認するだけでなく、音声の内容を英語と日本語の両方で把握し、「なぜその選択肢が正しくて、他の選択肢では不正解なのか」もチェックする |
確認した内容をノートに整理しておくと、記憶にも残りやすく、後で復習することもできるのでおすすめです。
3-4. STEP4. 問題をもう一度解き直す
一度間違えた問題は、理解し直したあとに「必ず解き直す」ことが重要です。
これは、間違いをそのままにせず、知識としてしっかり自分の中に定着させるためです。
例えば、最初は間違えた文法問題も、解説を読んでから再チャレンジすることで「自分の力で解けるようになる」実感が得られます。
一度の勉強で終わらせず、もう一度解き直すことで、記憶がぐっと定着しやすくなります。
3-5. STEP5. 苦手なパートを中心に対策をし、仕上げに通し演習をする
仕上げの段階では、自分の苦手なパートを集中的に対策し、通しで模試などを解いて本番のような練習をすることが大切です。
まず、ここまでで苦手なパートは明らかになっているはずですから、「4.英検®︎4級合格のためのリーディングの勉強法」「5.英検®︎4級合格のためのリスニングの勉強法」を参考に、克服しておきましょう。
その上で、時間も計測しながら(筆記:35分/リスニング:約30分)通しで演習を行うことで、ある程度自信を持って実践的な練習に取り組めます。
この最後のステップで、時間配分や集中力を養っていきましょう。
【迷った場合のおすすめ問題集】
どのような問題集を購入するか迷った場合は、旺文社「7日間完成 英検4級 予想問題ドリル 5訂版」がおすすめです。
【書籍情報】
タイトル:7日間完成 英検4級 予想問題ドリル 5訂版
出版社:旺文社
発売日:2024年4月23日
価格:1,210円(税込)
本番形式の予想問題を解くことで、合格に向けた総仕上げができる問題集。
過去問分析を基に、実際の試験に近い予想問題を5回分収録しています。
4. 英検®︎4級合格のためのリーディングの勉強法

英検®︎4級に合格するためのリーディング勉強法をご紹介します。
この章でお伝えするのは、以下の2点です。
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英検®︎4級のリーディング概要
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合格点を取るための勉強法
概要では、問題数や目標正答数について触れています。
4-1. 英検®︎4級のリーディング概要
英検®︎4級のリーディングの概要は、以下の通りです。
英検®︎4級リーディング概要 | |
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試験時間 | 35分 |
問題数 |
35問 大問1:短文の語句空所補充(15問) 大問2:会話文の文空所補充(5問) 大問3:日本文付き短文の語句整序(5問) ※語句の並び替え問題 大問4:長文の内容一致選択(10問) |
目標正答数 | 22問以上 |
目標正答数は、日本英語検定協会が公表しているものではありません。
ただ、公式サイトにあるように、「各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格」していることから、目安として記載しています。
4-2. 合格点をとるための勉強法
英検®︎4級に合格するためのリーディング勉強法には、以下のようなものがあります。
英検®︎4級合格のためのリーディング勉強法 |
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それぞれ見ていきましょう。
4-2-1. 英検®︎4級に必要な文法をマスターする
英検®︎4級のリーディングでは、文法の理解が合否を分けるポイントになります。
英検®︎4級のリーディングで得点するには、中学1年〜2年レベルの基本的な文法力が不可欠で、「語順」「時制」「疑問文」「助動詞」などの基礎文法が分かっていないと、正しく意味を取ることができないからです。
例えば、「You should wear a coat.」という文の構造を理解するには、以下のような文法の規則を知っている必要があります。
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助動詞(should)の後は動詞の原形が続く
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原則wearの後は目的語が続く
このルールを知っていないと、「You should wear a coat.」という文章について、穴埋め問題も並び替え問題も正確に回答できません。
このようなことから、リーディング対策としてはまず「英検®︎4級で出る文法」を把握して、1つずつ理解しながら、例文を音読したり、問題を解いたりして定着させましょう。
英検®︎4級に合格するために押さえておくべき文法の範囲は、以下の通りです。
英検®︎4級で出る文法の範囲 |
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例:She was in Japan.
例:I played soccer yesterday.(昨日サッカーをしました)
例:I was reading a book.(私は本を読んでいました。)
例:I am going to play soccer tomorrow.(私は明日サッカーをするつもりです。)
例:You may go home now.(もう帰ってもいいですよ)
例:Open the window.(窓を開けなさい)
例:I went to the library to study. (私は勉強するために図書館へ行きました)
例:I like playing soccer.(私はサッカーをするのが好きです)
例:My house is bigger than yours.(私の家はあなたのより大きい)
例:This is the most interesting book.(これは一番おもしろい本です)
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英検®︎用の問題集の中には、文法ごとに解説と問題がまとめられているものがたくさんあります。文法が苦手な人は、そのような問題集を使うのが効果的です。
4-2-2. 問題集や過去問などで長文にたくさん触れる
英検®︎4級の勉強では、問題集や過去問などを使って、できるだけ多く長文を読む練習をすることがとても大切です。
英検®︎4級のリーディングパートでは、5級にはない長文を読んで内容を理解する問題が出題されるからです。
【4級の長文問題概要】
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掲示・案内
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Eメール(手紙文)
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説明文
の3つの長文を読み、計10問の問題に解答する
中学2年生レベルの単語や文法をマスターしていれば読み解くことはできますが、時間内に長文3つを読解し、10問解ききるためには、長文への慣れが欠かせません。
過去問や問題集の長文に慣れることで、次のような力が身につきます。
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よく使われる語句や表現を瞬時に理解できる
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文の構造や文法パターンが自然に理解できるようになる
-
内容を素早く読み取る力(読解スピード)が上がる
特に英検®︎問題集、予想問題や過去問集には、本番と同じ形式の長文がそろっているので、試験に出るレベルの語彙・文法・文章の長さに慣れることができます。
最初は時間を気にせず、内容をしっかり理解しながら読み、慣れてきたら時間を計って読むというように、段階を分けて練習していきましょう。

5. 英検®︎4級合格のためのリスニングの勉強法

英検®︎4級に合格するために、効果的なリスニングの勉強法を把握していきましょう。この章では、以下のことについてお伝えしていきます。
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英検®︎4級のリスニング概要
-
合格点を取るための勉強法
概要では、問題数や目標正答数について触れています。
5-1. 英検®︎4級のリスニング概要
英検®︎4級のリスニングの概要は、以下の通りです。
英検®︎4級リスニング概要 | |
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試験時間 | 約30分 |
問題数 |
30問
会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを選ぶ。 (補助イラスト付き)
会話の内容に関する質問に答える。
短い物語文や説明文の内容に関する質問に答える。 |
目標正答数 | 19問以上 |
目標正答数は日本英語検定協会が公表しているものではありません。
ただ、公式サイトにあるように、「各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格」していることから、目安として記載しています。
5-2. 合格点を取るための勉強法 2STEP
英検®︎4級のリスニングに合格するには、「聞いてすぐに意味がわかる力」が必要です。
でも心配はいりません。英検®︎4級のリスニング問題で読み上げられる文章はそれほど長くないので、しっかり準備すれば正解を導き出せます。
そこでおすすめなのが、以下の2STEP学習法です。
英検®︎4級合格のためのリスニング勉強法 | |
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STEP1. よく出る語句と会話表現を覚える |
「よく出る会話パターン」を聞き慣れ、覚える |
STEP2. 実際に問題を解いてみる |
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それぞれ見ていきましょう。
5-2-1. STEP1. よく出る語句と会話表現を覚える
英検®︎4級リスニングに強くなるには、よく使われる単語や会話表現を覚えることが大切です。
なぜなら、「知っている語句やフレーズが出るかどうか」でスクリプトの理解度が大きく変わるからです。
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※スクリプト…音声で読み上げられる文章や会話文
根本的なリスニング力を高めることも大切ですが、合格を目指すならスクリプトの内容を理解できるようになることが必要不可欠です。
英検®︎4級では、学校生活・家族・買い物・予定・趣味など、身近なテーマの会話がよく出るので、会話パターンをしっかり把握しておくと、多少聞き取りが甘かったとしても内容を理解することができるでしょう。
以下に、英検®︎4級でよく出る会話パターンをまとめました。
【シーン別:英検®︎4級によく出る会話パターン】
【学校生活・勉強】 |
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【日常の行動・スケジュール】 |
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【家族・友達】 |
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【買い物・レストラン】 |
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【道案内・お願い・申し出】 |
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こうした定番のパターンをしっかり聞き慣れて、音と意味を覚えておけばすぐ意味が取れるようになります。
ですからまずは、リスニングでよく出るあいさつ・依頼・質問などのフレーズをまとめて覚えることが、得点アップへの第一歩です。
5-2-2. STEP2. 問題集を使って実践練習をする
基本の会話パターンを覚えたら、次は実際にリスニング問題を解いてみることが重要です。
これには、実際の音声スピードに慣れることで本番でも聞き取りやすくする目的と、出題の仕方に慣れる目的があります。
本番と同じ形式のリスニング問題を使えば、「何について答えなければいけないのか」「よく出る会話パターンがどのように使われているのか」といった出題パターンが自然と把握できます。
また、繰り返し音声を聞き、問題を解くことで、「このフレーズはよく出るな」「この単語が出たらこういう意味だな」といったリスニングの「型」が見えてきて、正解しやすくなります。
このように、耳を慣らすことと出題形式を理解するために、実際の問題演習を早い段階で始めるのが効果的です。
6. 英検®︎4級合格のための勉強スケジュール

最後に、あなたができるだけ早く確実に勉強法を実行に移せるように、英検®︎4級に合格するための勉強スケジュールをご紹介します。
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中学2年生以上の方が1ヶ月で合格を目指す場合
-
小学生や中学1年生が2ヶ月で合格を目指す場合
-
小学生や中学1年生が3ヶ月で合格を目指す場合
合格へのロードマップとして活用ください。
6-1. 中学2年生以上の方が1ヶ月で合格を目指す場合
1ヶ月で合格を狙う場合は、すでに英語の基本をある程度マスターした人ではないと難しいです。
このため、中学2年生以上の人や、中学2年生レベルの単語や文法を学習したことのある人に向けたスケジュールとしてご紹介します。
【1ヶ月で合格を狙う場合のスケジュール】
週目 | 内容 |
---|---|
1週目 |
【単語】
【問題集】
|
2〜3週目 |
【単語】 STEP1〜4を2サイクルする 【問題集】 STEP4. 問題をもう一度解き直す ▼1週目の問題集で把握した苦手パートの克服 【リーディング】
【リスニング】
|
4週目 |
【単語】 STEP1〜4を1サイクル以上する 【問題集】 STEP5. 仕上げに通し演習をする ▼時間に余裕があればパートごとの勉強も苦手な方から優先して実施する 【リーディング】
【リスニング】
|
このスケジュールは、勉強時間:60〜90分/1日 勉強日数:週6日を想定しています。
スケジュール以外の隙間時間を使って単語を覚えたり、リスニング音声を聞いたりすると、より効果的です。
6-2. 小学生や中学1年生が2ヶ月で合格を目指す場合
2ヶ月で合格を狙う場合は、やや余裕を持って学習を進められます。
小学3年生以上であればすでに英語の学習が始まっているので、1日に1時間近い勉強時間を確保できれば、このスケジュールでも十分合格が期待できるでしょう。
【2ヶ月で合格を狙う場合のスケジュール】
週目 | 内容 |
---|---|
1週目 |
【単語】
【問題集】
|
2〜3週目 |
【単語】 STEP1〜4を2サイクルする 【問題集】 STEP4. 問題をもう一度解き直す ▼1週目の問題集で把握した苦手パートの克服 【リーディング】
【リスニング】
|
4〜5週目 |
【単語】 STEP1〜4を2サイクルする 【問題集】 STEP5. 仕上げに通し演習をする ▼1週目の問題集で把握した苦手パートの克服を継続 【リーディング】
【リスニング】
|
6〜7週目 |
【単語】 STEP1〜4を2サイクルする 【問題集】
▼1週目の問題集で把握した苦手パートではない方のパートを学習する 【リーディング】
【リスニング】
|
8週目 |
【単語】 STEP1〜4を1サイクル以上する 【問題集】
|
このスケジュールは、勉強時間:45分〜60分/1日 勉強日数:週5日を想定しています。
6-3. 小学生や中学1年生が3ヶ月で合格を目指す場合
3ヶ月で合格を狙う場合は、ゆとりを持って勉強に取り組めます。
英語の学習が始まっている小学3年生以上のお子さまや、それより年少の場合でも合格を目指せるスケジュールとなっています。
【3ヶ月で合格を狙う場合のスケジュール】
週目 | 内容 |
---|---|
1週目 |
【単語】
【問題集】
|
2〜3週目 |
【単語】 STEP1〜4を1サイクル以上する 【問題集】 STEP4. 問題をもう一度解き直す ▼1週目の問題集で把握した苦手パートの克服 【リーディング】
【リスニング】
|
4〜5週目 |
【単語】 STEP1〜4を1サイクル以上する 【問題集】 STEP5. 仕上げに通し演習をする ▼1週目の問題集で把握した苦手パートの克服を継続 【リーディング】
【リスニング】
|
6〜7週目 |
【単語】 STEP1〜4を1サイクル以上する 【問題集】
▼1週目の問題集で把握した苦手パートではない方のパートを学習する 【リーディング】
【リスニング】
|
8〜9週目 |
【単語】 STEP1〜4を1サイクル以上する 【問題集】
▼6〜7週目の問題集で正答率が低かった方のパートを学習する 【リーディング】
【リスニング】
|
10〜11週目 |
【単語】 STEP1〜4を1サイクル以上する 【問題集】
6〜7週目の問題集で正答率が高かった方のパートを学習する 【リーディング】
【リスニング】
|
12週目 |
【単語】 STEP1〜4を1サイクル以上する 【問題集】
|
このスケジュールは、勉強時間:30〜40分/1日 勉強日数:週5日を想定しています。
7. 英検®︎4級の合格をより確かなものにしたいならイーオンキッズがおすすめ

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8. まとめ
本記事では、英検®︎4級に合格するための勉強法についてお伝えしました。
最後に今回の内容をまとめておきます。
まず、英検®︎4級の合格を目指すなら、以下のポイントを守って勉強を進めてください。
英検®︎4級合格のための勉強法のポイント4つ |
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このポイントを守りつつ、単語・問題集・リーディング・ライティングの各勉強方法を実践していきましょう。
具体的な英単語の勉強法4STEP | |
---|---|
STEP1. イラストがついた単語帳で単語のスペルと意味を理解する |
|
STEP2. 音声を活用して発音を覚える |
|
STEP3. 単語が使われた例文を読む・書く |
|
STEP4. 定期的に確認テストをする |
|
英検®︎4級合格のための問題集活用5STEP | |
---|---|
STEP1. 試験形式の説明がある問題集を確認する |
|
STEP2. 実際に問題を解いてみる |
|
STEP3. 間違いを確認する |
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STEP4. 問題をもう一度解き直す |
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STEP5. 苦手なパートを中心に対策をし、仕上げに通し演習をする |
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英検®︎4級合格のためのリーディング勉強法 |
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英検®︎4級合格のためのリスニング勉強法 | |
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STEP1. よく出る語句と会話表現を覚える |
「よく出る会話パターン」を聞き慣れ、覚える |
STEP2. 実際に問題を解いてみる |
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