英語脳を作るには?インプット学習法やトレーニングを具体的に解説

2025.07.09
  • 初心者のための英語学習法
英語教育は0歳から始めてもいい?

「英語の勉強はしているのに、いつまでたっても頭の中で日本語に訳してしまう」

「このままでは英語が本当に使えるようにならないのでは……?」

このように悩む方は少なくないでしょう。

日本語⇔英語の変換プロセスなしに、英語を直接理解できる「英語脳」の形成は、スムーズなコミュニケーションの要となります。

しかし、やみくもに英語を勉強していても英語脳は作れないのが現実です。

本記事では、「英語脳」を構築するための具体的な方法を、実践的なステップで詳しく解説します。

日本語で会話するときのように、相手の英語をすぐに理解し、自然に英語が口から出るようになるためのヒントとして、ぜひお役立てください。

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目次

1. 英語脳とは何か?基本の知識

最初に英語脳とは何なのか、基本的な事項を確認しておきましょう。


1. 英語脳とは日本語を介さず英語を直接インプット・アウトプットする状態
2. 日本語訳の癖は処理速度を落とし円滑なコミュニケーションを妨げる
3. 英語脳を作ると得られる具体的な効果

1-1. 英語脳とは日本語を介さず英語を直接インプット・アウトプットする状態

英語脳とは、英語の音や文字から直接イメージや意味を思い浮かべ、日本語を介さずに英語を直接インプット・アウトプットできる状態を指します。


【英語脳の特徴】

・直接理解:英語の音や文章を聞いたり読んだりした際に、日本語に置き換えることなく直接意味やイメージと結びつけて理解できる状態です。たとえば「apple」という単語を聞いたときに、「りんご」という日本語に変換せず、果物としてのりんごの姿や味を直接思い浮かべる脳のはたらきが形成されています。

・スピード感:日本語への変換プロセスが省かれ、リアルタイムの会話やナチュラルスピードで話される英語にも対応できます。会話の流れに遅れることなくついていけるため、コミュニケーションが円滑になります。

・文化的文脈:ジョークや慣用表現も元の意図通りに理解できます。英語圏の文化や表現方法をそのまま捉えられるためです。言語が持つニュアンスやイメージを損なわず把握でき、より豊かな体験ができるようになります。

まずはこのように「英語を英語のまま理解すること」のメリットを意識し、日本語訳に頼らない姿勢を心がけることが英語脳への第一歩です。

1-2. 日本語訳の癖は処理速度を落とし円滑なコミュニケーションを妨げる

一方、頭の中で日本語に置き換えるプロセスを踏むことは、英語でのコミュニケーションにおいて大きな障壁になります。


【日本語を介することの問題点】

・処理速度の低下:聞いた英語を日本語に訳したり、話したい内容を日本語から英訳したりしていると、必然的に時間がかかります。通常の会話は1秒間に2〜3語のペースで進むため、会話についていけなくなります。

・短期記憶の限界:長い文章や複雑な内容をすべて覚えておいて、後から訳すことは困難です。人間の短期記憶には容量制限があるためです。会話の一部だけを理解したり、重要な情報を見逃したりするミスにつながります。

・表現の誤解:言語には文化背景や独特の表現があり、直訳すると意味が通じないことがあります。たとえば「It's raining cats and dogs」を「猫と犬が降っている」と訳しても意味が伝わりません。直接「激しく雨が降っている」というイメージと結びつけるほうが適切です。

日本語を介する習慣を脱却し、英語をそのまま理解する回路を脳内に構築できれば、より自然で効率的な英語コミュニケーションが実現します。

1-3. 英語脳を作ると得られる具体的な効果

英語脳が形成されると、コミュニケーション能力が飛躍的に向上します。


【英語脳の具体的なメリット】

・リスニングの直接処理:英語音声を聞いた瞬間に意味を理解できるようになります。ネイティブの会話スピードについていけるようになり、映画やニュースも字幕なしで楽しめるようになります。

・スピーキングの円滑化:頭の中で日本語から英語に訳す工程がなくなり、自然な速さで会話ができるようになります。言いたいことが直接英語で浮かぶため、よりスムーズで自然な表現が可能です。

・リーディングの効率化:英語の語順のまま理解できるようになり、返り読み(文の最後から日本語の語順に並べ直す行為)をしなくなります。英文を読む速度が大幅に向上し、長文も短時間で理解できるようになります。

英語脳を意識した学習法は、単に英語を「知る」ことから、英語で「考え、感じ、表現する」能力の獲得へとつながります。

2. 英語脳を作るための効果的なインプット学習法4選

英語脳を育てるには、まず質の高いインプット学習の積み重ねが欠かせません。ここでは、英語を英語のまま理解する力を養うために効果的なインプット学習法を4つご紹介します。


1. イメージ記憶:英単語を日本語に訳さずイメージで覚える
2. 英英辞典の活用:英単語の意味を英語でつかむ
3. 多聴:英語の音に日常的に慣れ親しむ
4. 多読:やさしい英文にたくさん触れる

2-1. イメージ記憶:英単語を日本語に訳さずイメージで覚える

新しい単語は日本語訳ではなく視覚イメージや体験と結び付けて記憶します。


【効果的なイメージ記憶の実践法】

・具体名詞:「chair(椅子)」を学ぶとき、文字や日本語訳ではなく実際の椅子の画像や座った感覚を思い浮かべます。具体物は視覚化しやすいため、初心者にも取り組みやすい方法です。

・抽象概念:「freedom(自由)」のような抽象語は、その概念を表す象徴的な場面や感情と結びつけます。たとえば空を飛ぶ鳥や見渡す限りに広がる草原の風景など、自由を感じる情景を想像して記憶に定着させます。

・動詞:「run(走る)」などの動詞は、その動作をイメージするか、または実際に体を動かして体感します。動きを伴う記憶は脳に強く残るため、語彙の長期記憶化に効果的です。

単語と実物のイメージを直接結びつける方法は、子どもが母語を覚える自然な過程に近い学習法です。実践を続けるうちに、英単語から直接概念をつかむ回路が強化され、英語脳の基礎が形成されます。

2-2. 英英辞典の活用:英単語の意味を英語でつかむ

英英辞典は、“英語を英語で理解する”最も直接的な方法のひとつです。英語の定義で意味を理解すると、英語の概念を英語のまま捉える力が養われます。


【英英辞典の活用法】

・最初は易しい辞典から始める:いきなり本格的な英英辞典を使うのは難しいため、学習者向けの易しい英英辞典から始めます。『Oxford Essential Dictionary』や『Longman Dictionary of Contemporary English』など、基本的な語彙だけで説明されている辞典が初心者に適しています。

・単語の関連付け:新しい単語を学ぶ際、その英語での定義だけでなく、例文や類義語・反意語も合わせて確認します。たとえば「happy」を調べる際、「feeling pleasure or contentment」という定義とともに、「joyful, pleased, delighted」などの類義語も一緒に学ぶと、英語の語彙ネットワークが頭の中に構築されます。

英単語を英語の説明で理解するプロセスは、初めは慣れないかもしれませんが、継続的な練習により脳内の英語処理回路が強化されます。

徐々に英語で考える癖がつき、翻訳のステップを経ずに英語を理解できるようになります。

2-3. 多聴:英語の音に日常的に慣れ親しむ

多聴とは、日常的に大量の英語音声に触れる学習法です。リスニング力の向上だけでなく、英語の音とその意味を直接結びつける英語脳の回路を作るのに効果的です。


【多聴の実践ステップ】

・適切な難易度を選ぶ:最初は日本語字幕付きの映像や、ゆっくり話されるポッドキャストから始めます。リスニング初心者なら、NHKの英語講座や初級者向けの英語学習ポッドキャストが理解しやすく適しています。難しすぎず、内容がわかる程度の教材を選ぶことがポイントです。

・隙間時間をうまく使う:通勤時間や家事の合間など日常生活に多聴を組み込みます。最初は1日15分から始め、慣れてきたら30分、1時間と徐々に増やしていきましょう。継続的に英語音声に触れると、耳が英語に慣れていきます。

・反復聴取:同じ教材を複数回聞くと理解度が深まります。初回は全体像をつかむ程度でよく、2回目以降は細部に注意を払いながら聞きましょう。完全に理解できるようになるまで同じ教材を繰り返し聞くと、英語の音と意味の結びつきが強化されます。

人間の脳は繰り返し聞く音のパターンを認識し、徐々にその意味を理解するようになります。赤ちゃんが言葉を覚える過程と同様に、英語も大量の音声インプットにより自然に習得しやすくなります。

2-4. 多読:やさしい英文にたくさん触れる

多読は、自分のレベルに合った易しめの英語教材を大量に読む学習法です。難しい本を辞書で調べながら読むのではなく、理解しやすい内容をたくさん読むと読解力と語感を養えます。


【多読の実践方法】

・理解できるレベルを選ぶ:辞書を引かなくても内容のほとんどを理解できる易しい教材を選びます。初心者なら絵本や中学生向けの英語教材から始めるのもよいでしょう。

・量の確保:多読の効果を得るには量が重要です。最低でも週に1冊以上の本を読むことを目標にします。短い本でも構いませんので、継続的に大量の英文に触れると英語脳の形成につながります。

・楽しさ優先:興味のあるジャンルや内容の本を選びましょう。内容が面白くなければ続きません。自分の好きな分野の英語本を読むと、学習のモチベーションを保ちながら自然に語彙や表現を吸収できます。

多読では、大量の英文に触れることで自然に英語の文法構造やコロケーション(単語の組み合わせ)を吸収できます。楽しみながら読める本を選ぶことが長期継続の鍵です。

3. 英語脳を育てるアウトプットトレーニング4選

インプットで培った英語回路は、アウトプット(発話や書く行為)によって強化され定着します。ここでは英語脳を育てるためのアウトプットトレーニング法を4つ紹介します。


1. リテリング:英語記事や動画を英語で要約する
2. セルフトーク:ひとり言を英語で言う
3. 英語日記:毎日英語で日記を書く
4. 英会話:英語を日常的に話す機会を増やす

3-1. リテリング:英語記事や動画を英語で要約する

リテリングとは、読んだ英語記事や観た英語動画の内容を、自分の言葉で英語で要約する練習です。

この練習法は、理解(インプット)と表現(アウトプット)の橋渡しとなる重要なトレーニングです。記憶の定着にも効果的で、自分の言葉で言い換えることで内容の理解度も深まります。


【効果的なリテリング実践法】

・興味のある素材を選ぶ:自分の興味のある分野の短い記事や3分程度の動画から始めます。TED Talksの短いスピーチやBBC Newsの簡単な記事など、理解しやすい素材が適しています。興味のある題材を選ぶと集中力が高まり、内容理解と表現の両方に注力できます。

・メモを活用する:要点をキーワードでメモしておき、それをもとに要約します。完全な文章ではなく単語レベルでメモすると、自分の言葉で再構成する練習になります。メモを見ながら英語で説明するプロセスで、英語での思考力が鍛えられます。

・段階的に深めていく:最初は内容を忠実に再現することから始め、慣れてきたら自分の意見や感想も加えていきます。徐々に要約の量を増やしていくと、複雑な内容でも英語で整理して伝える力が身につきます。

リテリングを定期的に行うと、英語を英語のまま理解し表現する能力が向上します。他者に説明できるレベルまで理解が深まり、インプットとアウトプットを結ぶ英語脳のネットワークが強化されます。

3-2. セルフトーク:ひとり言を英語で言う

一人のときに身の回りの状況を英語で描写したり、自問自答を英語で行うことを習慣にしましょう。

たとえば朝起きたら「I'm going to make some coffee now.(今からコーヒーを淹れよう)」と言ったり、通勤・通学中に見えた光景を英語でつぶやいてみたりします。最初は簡単な一言でも構いません。


【日常的なセルフトーク実践法】

・日常生活をつぶやく:たとえば起床後などの日課を英語で表現します。「I need to take a shower first.」「What should I wear today?」など、日常的な思考を英語に置き換えると、生活に密着した表現が自然と身につきます。

・感情を表現する:喜怒哀楽を英語で表現します。「I'm so excited about this weekend!」「That movie made me feel sad.」など感情を英語で表すと、自分の内面を英語で捉える力が養われます。

・独り言質問:「What should I eat for dinner?」「Where did I put my keys?」など、自問自答を英語で行います。疑問文のパターンを繰り返し使うと、英語の文法構造が自然と定着します。

英語でのセルフトークは、日本語と英語の間に存在する心理的な壁を徐々に取り払う効果があります。人前ではなく一人の時間に練習するため、緊張せずに英語を口にする習慣が自然と身につきます。

3-3. 英語日記:毎日英語で日記を書く

毎日短い英語日記を書くことは、英語脳を定着させる効果的な方法です。一日の出来事や感想を英語で書き留めると、日常表現の定着と自然な文章構成力が養われます。


【英語日記の効果的な続け方】

・時間を決める:毎日決まった時間に書く習慣をつけます。寝る前の5分間など、無理なく続けられる短い時間から始めると定着しやすいでしょう。

・テンプレートを活用する:慣れるまでは「Today I...」「I felt...when...」などの定型文から始めると書きやすくなります。テンプレートを活用すると、内容を考えることに集中でき、徐々に表現のバリエーションも広がります。

・振り返り習慣:週に一度、過去の日記を読み返し間違いを修正します。自分の弱点パターンを発見すると、効率的に改善点を把握でき、着実に英語力が向上します。

ライティングは、話すときよりも考える時間の余裕があるため、より正確な表現を意識できるメリットがあります。文法や単語の使い方を確認しながら書ける分、アウトプットの質も高まります。

3-4. 英会話:英語を日常的に話す機会を増やす

実際のコミュニケーション場面で英語を使うことは、英語脳を育てる最も効果的な方法です。オンライン英会話などを活用して、実践的な英語使用の機会を積極的に作りましょう。


【実践する機会の作り方】

・オンライン英会話を活用する:週に1〜2回、25分程度のオンライン英会話レッスンを予約しましょう。初心者には講師がレッスンをリードしてくれる形式が適しています。回数を重ねるごとに英語での会話に慣れ、自然と英語脳が活性化します。

・言語交換パートナーを探す:言語交換コミュニティやアプリなど、英語を学びたい日本人と日本語を学びたい英語話者をマッチングさせるサービスを利用するのも一案です。互いの言語を教え合うと、コストをかけずに実践的な会話練習ができます。

・観光客と会話する:観光地や都市部では外国人観光客に道案内をしたり、簡単な会話をしたりする機会があります。積極的に声をかければ、実践的な英会話の経験を積むことができます。

実際のコミュニケーションでは、間違いを恐れず積極的に話すことが上達の鍵です。完璧な英語を目指すよりも、伝えようとする姿勢を大切にしましょう。相手に伝わる喜びを感じると、さらに英語でコミュニケーションする意欲が高まります。

※イーオンのオンライン英会話の詳細は、以下よりご確認いただけます。

4. 英語脳作りで挫折しないための注意点とマインドセット

英語脳を育てる道のりでは、誰しも途中で伸び悩みやモチベーションの低下に直面します。最後に、英語脳作りで挫折しないための注意点と心構えをまとめます。


1. 英語脳作りには時間がかかることを受け入れる
2. 英語に触れる絶対量を増やす
3. 日本語を介したくなる衝動を抑える
4. 行き詰まりを感じたらプロの指導者を頼ってみる

4-1. 英語脳作りには時間がかかることを受け入れる

語学習得は短期間で成果が出るものではなく、じっくりと時間をかけて脳内に言語回路を構築するプロセスです。この事実を理解し、焦らずに長期的な視点で取り組むことが重要です。


【長期的視点の持ち方】

・現実的な期待値を設定する:英語脳が完成するまでには、学習環境や個人差にもよりますが、年単位の継続的な学習が必要だと理解しておきましょう。数カ月で劇的な変化を期待するのではなく、長期的な視点で自分の成長と向き合うことが大切です。

・階段ではなくスロープをイメージする:語学習得は階段のようにはっきりとしたステップアップではなく、緩やかなスロープのような進歩を遂げるものです。日々の小さな進歩が積み重なって、振り返ったときに大きな成長になっていることを信じましょう。

・停滞期を受け入れる:どんな学習者もかならず「プラトー(停滞期)」を経験します。新しい知識を脳が整理・統合している時期であり、見た目の進歩は少なくても、内部では重要な処理が行われていると考えましょう。停滞期を乗り越えた先に、また新たな成長が待っています。

時間がかかることを前提に、焦らず着実に進むことが英語脳を構築する鍵です。

5-2. 英会話スクールに通わせるべき?

英語脳を形成するには、とにかく英語に触れる総量を増やすことが重要です。質より量を重視する姿勢が、英語力向上の近道となります。


【量を増やすためのアプローチ】

・完璧主義をやめる:英語に触れる絶対量を増やそうとするときに、一語一句完璧に理解しようとすると、続けられなくなります。わからない単語があっても、文脈から意味を推測したり、細部が聞き取れなくても、話の主旨を理解出来たらよし、というくらいの気持ちで英語に触れましょう。

・未熟のまま経験値を蓄積する:多くの英語学習者が陥る罠のひとつは、「十分な準備ができてから実践しよう」という考え方です。しかし実際には、準備は実践の中でこそ意味を持ちます。未熟な状態のまま、どんどん英語を使いましょう。

・日常に英語を組み込む:通勤・通学時間、家事の合間、入浴中など、隙間時間を活用して英語に触れる習慣を作ります。スマートフォンのアプリ設定を英語にする、英語のポッドキャストを聞く、英語の歌を口ずさむなど、生活の一部として英語を取り入れると継続しやすくなります。

完璧を目指すよりもまずは「量」を重視し、たくさんの英語に触れると自然と質も向上していきます。

4-3. 日本語を介したくなる衝動を抑える

英語脳を作るうえで最大の障壁のひとつは、英語を日本語に訳したり、日本語から英語に変換したりする習慣です。これを意識的に抑え、英語のまま理解する努力を続けることが重要です。


【日本語を介さないための工夫】

・英語で検索する:英語に触れる絶対量を増やそうとするときに、一語一句完璧に理解しようとすると、続けられなくなります。わからない単語があっても、文脈から意味を推測したり、細部が聞き取れなくても、話の主旨を理解出来たらよし、というくらいの気持ちで英語に触れましょう。

・内容把握を優先する:文章を読む際、一語一句の完全理解ではなく、全体の内容把握を優先します。知らない単語があっても文脈から推測し、読み進める習慣をつけると、英語の文章をそのまま理解する力を養えます。

・スイッチを切り替える:意識的に「言語モード」を切り替える練習をします。英語に触れる前に「これから英語モードにする」と自分に言い聞かせ、意識的に日本語を遠ざけます。最初は難しくても、繰り返すうちに切り替えがスムーズになっていきます。

日本語への翻訳を減らすと、英語での思考回路が強化され、真の英語脳の形成につながります。

4-4. 行き詰まりを感じたらプロの指導者を頼ってみる

独学での英語学習では、限界を感じることがあるかもしれません。そんなときには、プロフェッショナルの指導を受けると、効率的かつ効果的に英語脳を構築できる利点があります。


【専門家の指導を受けるメリット】

・思考パターンの修正:プロの指導者は、あなたが無意識に行っている「日本語経由の思考」を見抜き、直接英語で考える習慣づくりをサポートします。自分では気づきにくい思考の癖を指摘してもらえるので、英語をそのまま理解する回路を効果的に強化できます。

・英語脳に特化したトレーニング:英語力や学習スタイルに合わせて、英語思考を促進する最適な練習法を提案してもらえます。日本語と英語の発想の違いを意識した演習により、英語ならではの表現パターンや思考法が自然と身につきます。

・モチベーション維持と責任感:定期的なレッスンは、学習習慣を定着させるために役立ちます。予約したレッスンがあると責任感が生まれ、「今日は勉強する気分ではない」といった気持ちの波に左右されにくくなります。

英会話スクールやオンラインレッスンなど、自分に合った形でプロの指導を取り入れると、英語脳構築の道のりがより確かなものになります。

なお、イーオンの英会話スクールでは、無料体験レッスンを実施しています。英語脳を作るうえでのお悩みもご相談いただけますので、お気軽にお越しください。

5. まとめ

本記事では「英語脳を作る」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。

英語脳を作るための効果的なインプット学習法として以下をご紹介しました。

1. イメージ記憶:英単語を日本語に訳さずイメージで覚える
2. 英英辞典の活用:英単語の意味を英語でつかむ
3. 多聴:英語の音に日常的に慣れ親しむ
4. 多読:やさしい英文にたくさん触れる

英語脳を育てるアウトプットトレーニングは以下のとおりです。

1. リテリング:英語記事や動画を英語で要約する
2. セルフトーク:ひとり言を英語で言う
3. 英語日記:毎日英語で日記を書く
4. 英会話:英語を日常的に話す機会を増やす

英語脳作りで挫折しないための注意点とマインドセットとして、以下を意識してみてください。

1. 英語脳作りには時間がかかることを受け入れる
2. 英語に触れる絶対量を増やす
3. 日本語を介したくなる衝動を抑える
4. 行き詰まりを感じたらプロの指導者を頼ってみる

継続の先には、英語で自由にコミュニケーションを取り、世界を広げられる未来が待っています。無理なく楽しみながら、一歩ずつ英語脳作りに取り組んでいきましょう。

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