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初心者のための英語学習法
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英語上達への近道

「シャドーイングがうまくできない」
「シャドーイングができるようになるにはどうすればいいの?」
シャドーイングができないと感じるとき、落胆する気持ちや焦りを感じてしまいますよね。
結論から申し上げると、シャドーイングはコツを押さえて根気よく続ければできるようになるので、不安を感じる必要はありません。
シャドーイングができないという悩みには、多くの人に共通する2つの原因があり、この原因を解消する方法を取り入れれば、着実にできるようになっていきます。

シャドーイングがうまくできないのは能力不足ではなく、“方法”が大きく関係している可能性もあります。
つまり、原因と解決策を知って適した練習を取り入れることで、シャドーイングに必要なスキルを身につけることができるのです。
そこでこの記事では、シャドーイングができないと感じている人でもシャドーイングができるようになる具体的なステップを紹介します。
この記事を読んで分かること
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シャドーイングができない原因
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シャドーイングができるようになるための解決策
最後まで読むことで、シャドーイングができるようになるヒントが見つかります。
ぜひ英語力向上にお役立てください。
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目次
1. シャドーイングができない原因は2つ

シャドーイングが思うようにできない原因は、大きく分けて2つの原因が考えられます。
シャドーイングができない原因2つ
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実践方法を間違えている
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シャドーイングを行うための基礎的な英語力が足りていない
それぞれの原因について紹介します。
1-1. 実践方法を間違えている
シャドーイングができない原因の1つには、実践方法を間違えていることが挙げられます。
実践方法を間違えているとは、具体的に以下のようなものが挙げられます。
こんな進め方していませんか?
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適当に選んだ音声で始めている
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音声を十分に聴き込まず、いきなりシャドーイングを始めている
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いきなり通常の速度で実践している
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スクリプトを見ずにシャドーイングしている
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聞き取れない部分を適当に発音している
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リズムや音の強弱を意識せずにシャドーイングしている
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1つの音声が完璧になっていない状態で新しい音声の練習を始めている
このように間違った方法でシャドーイングをしてしまうと成果が出ず、シャドーイングができないと感じやすいです。
まずはシャドーイングの正しい練習ステップを知るところから初めていきましょう。
1-2. シャドーイングを行うための基礎的な英語力が足りていない
シャドーイングがうまくできないと感じるもう1つの原因には「基礎的な英語力」が足りていないことも挙げられます。
というのも、私たちの脳は必要性を感じると、意識が集中できる仕組みになっています。
裏を返せば、意味が分からない英文は、脳が聞く必要性を感じにくいため、シャドーイングを継続することが困難になりやすいということです。
シャドーイングは集中力が必要なトレーニングなので、「聞き取れる」「意味が分かる」という感覚は必要不可欠なものです。
音声を正確に捉えられなければ、どのようにして発音すればいいのか分からず、発声することも難しいでしょう。
また、聞き間違えた音を再現してしまうことで、誤った発音が習慣化するリスクも高まります。
結果として、たくさん練習しても「できない」と感じやすくなってしまうのです。
よって、シャドーイングを行う前にまず英単語、文法の習得、リスニングや発音の体得など、基礎的な英語力を鍛えると、シャドーイングができるようになります。
2. 【リスニング&発音もできる人向け】シャドーイングができないときに試してほしい3つのコツ

もし、リスニングや発音方法にも理解があるにも関わらずシャドーイグができないとき、以下3つのコツを意識して取り入れてみてください。
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正しいステップで実践する
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速度を下げて実践する
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1つの教材が完璧にできるまで根気よく繰り返す
シャドーイングの上達に役立つ方法を紹介します。
2-1. 正しいステップで実践する
まずは、シャドーイングを正しいステップで実践してみましょう。
シャドーイングを行うための正しいステップとは、以下の5ステップです。
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step1|
自分の英語力に合った音声を選ぶ
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step2|
まずは音声を聞く
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step3|
スクリプトを見て内容を理解する
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step4|
真似して発声する
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step5|
1つの音声で繰り返し練習する
このようなステップアップが必要なのは、シャドーイングがたいへん難易度の高いトレーニング方法だからです。
そもそも自分に合っていない英語レベルや聞き取れないほどの速度の教材で進めてしまうと、単に「聞き逃す」ことが増えます。効果の実感も得にくいので、集中力が続かなくなるでしょう。
1つ1つのステップを丁寧にこなすことでシャドーイングに必要なスキルが身につくので、まずは音声選びから見直して順にステップをこなしてみてください。
- 以下の記事では、シャドーイングの正しいステップについての詳しい解説をしています。
2-2. 速度を下げて実践する
シャドーイングができないとき、速度を下げて実践することも、シャドーイング上達に効果的な方法の1つです。
音声のスピードが早いと発音を追うことが難しくなり、復唱しづらくなるからです。
もし音声を追いかけることが難しい場合、再生速度を0.5倍、0.75倍へ下げてみてください。
ゆっくりした音声に切り替えることで単語動詞の連結やイントネーションの付け方の気づきを得られ、模倣がしやすくなります。
ゆっくりの速度で練習してから、徐々に速度を戻すことで、無理なく音声の特徴を理解でき、スムーズに復唱できるようになります。早いと感じていた音声にも対応できるようになるでしょう。
まずは速度を下げてトレーニングすることはシャドーイングにとても効果的です。
2-3. 1つの教材が完璧にできるまで根気よく繰り返す
1つの教材が完璧にできるようになるまで根気よく繰り返すことも、シャドーイングに効果的なコツの1つです。
最初はうまくできない、と感じる音声であっても、繰り返して練習することで脳や耳、口が英語に慣れていくものだからです。
英語に慣れていくことで以下のようなスキルが身につき、確実な英語力向上につながります。
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英語の意味が瞬時に分かるようになる
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発音やイントネーションの細かな部分も真似できるようになる
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英語特有の単語のつながりが分かるようになる
シャドーイングは一度行ったからといって完璧にできるものではありません。
繰り返し行うことで徐々に英語力が身についていき、結果としてシャドーイングができるようになっていくものです。
「できない」と感じても諦めず、時間をかけて繰り返すことが大切です。
3. 【基礎的な英語力が足りない人向け】オーバーラッピングから始めよう

リスニング力も発音力も不足していると感じる場合には、シャドーイングではなく、オーバーラッピングから始めることをおすすめします。
Tips そもそもオーバーラッピングとは?
オーバーラッピングとは、スクリプトを見ながら音声にピッタリと合わせて発声する方法です。
オーバーラッピングには基礎力を補いながら取り組める特徴があります。
基礎的な英語力が足りないなら、まずはオーバーラッピングが有効!
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(1)
シャドーイングに必要なスキルが身につく
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(2)
発音とリズムを理解しやすい
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(3)
音声との差異に気づきやすく修正しやすい
シャドーイングではなく、オーバーラッピングをおすすめする理由を1つずつ紹介します。
3-1. 理由①シャドーイングに必要なスキルが身につく
オーバーラッピングは、シャドーイングに必要なスキルが身につくため、シャドーイングができない人におすすめできます。
シャドーイングを行うには以下のスキルが不可欠であり、これらのスキルはオーバーラッピングで身につけることができるからです。
オーバーラッピングで身につくシャドーイングに必要なスキル
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ナチュラルスピードに対応できるリスニング力
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英語のリズムやイントネーションの体得
そもそもシャドーイングは高度な英語レベルを持った同時通訳を行う人のトレーニング法と言われるほど、高い集中力とスピードが求められる難易度の高いものです。
オーバーラッピングができる状態から、さらに英語レベルの向上を目指して行うものがシャドーイングです。
シャドーイングに必要なスキルを身につけるために、まずはオーバーラッピングから始めましょう。
3-2. 理由②発音とリズムを理解しやすい
オーバーラッピングをすると、英語特有の発音やリズムが理解しやすくなるので英語学習の初期段階におすすめできます。
オーバーラッピングは音声と同時に発声するので、英語の音の法則やリズム感を効率的に身につけることができるからです。
シャドーイングのように聞こえてくる音声と発声がズレることがないので、負担やストレスを感じることなく英語の話し方を習得できるでしょう。
英語の発声に慣れていない初心者でも習得しやすいので、オーバーラッピングはとても効果的なトレーニング方法と言えます。
3-3. 理由③音声との差異に気づきやすく修正しやすい
修正箇所が分かりやすいことも、オーバーラッピングをおすすめする理由の1つです。
音声と同時に発声するオーバーラッピングは、発音の違いにすぐ気づくことができるからです。
たとえば、「Can I have a cup of coffee?(コーヒーを一杯いただけますか?)」のフレーズで見てみましょう。
日本人が発音しがちな音声方法 | キャン・アイ・ハブ・ア・カップ・オブ・コーヒー |
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ネイティブの発音方法 | キャナイ ハヴァ カパ カフィ |
英語は日本語と違い、単語同士をつなげて発音したり、特有のリズムがあったりします。
瞬時に気づいて修正できれば、誤った発音で習得してしまうようなことは避けられます。
効率的にネイティブのような話し方を身につけたいなら、オーバーラッピングは強くおすすめできます。
4. 英語力向上を目的にするなら少しずつでもリアルな会話をしよう

英語力を向上させたいなら、ネイティブと会話をすることはたいへん有効です。
シャドーイングもリスニング力・スピーキング力を高める方法として有効ですが、独学で進めるだけではリアルな英語特有のリズムや表現方法がなかなか身につきづらい、ということもあります。
イーオンは、会話に必要な知識やルールを学ぶ「概念学習」と、英語を使う「体験学習」を組み合わせて行うメソッドでレッスンを進めます。
基礎を学んでから実践するから、初心者でも“使える英会話”を着実に身につけることが可能です。
英語を話す楽しさを体感できる無料レッスンで、なりたい自分への第一歩を踏み出してください。
5. まとめ
今回はシャドーイングができないことに悩みを抱えている方に向け、原因と解決策を紹介しました。
シャドーイングができない原因は大きく分けて2つの原因が挙げられます。
シャドーイングができない原因2つ
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実践方法を間違えている
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シャドーイングを行うための基礎的な英語力が足りていない
もし、いきなりシャドーイングを始めて、できないと感じているなら以下の3つのコツを取り入れてみてください。
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正しいステップで実践する
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速度を下げて実践する
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できるまで根気よく繰り返す
正しい方法で、根気よく繰り返せば、誰でもできるようになるはずです。
ただ、リスニングや英語の発音方法、文法への理解がそもそも身についていない場合、オーバーラッピングから始めましょう。
オーバーラッピングはシャドーイングに必要なスキルが身につくトレーニング方法だからです。
シャドーイングはとても難易度の高いものなので、基礎的な英語力を身につけてからシャドーイングに挑戦するようにしましょう。
もし行き詰ったらプロに相談することも有効です。無料レッスンなどを上手に活用しながら、自分に見合った学習方法を見つけてください。
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