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英語上達への近道

「一生懸命勉強しているのに、英語力が伸びない」
「スコアが頭打ちで、どうすればいいかわからない」
このように、英語が伸びない悩みに直面する方が、少なくありません。
英語力は、受験・留学・就職・海外旅行など、新しい世界を切り開くパスポートのようなものです。
そんななか、英語が伸びないのは苦しいものですが、まず大切なのは焦らないことです。そして冷静に現状を分析し、状況を打破する行動を起こしましょう。
この記事では、英語が伸びない原因を解説し、効果的な学習法や心構えを具体的に紹介します。
対処法を知ることで、英語力を効果的に伸ばせるようになります。停滞期を脱するきっかけとして、お役立てください。
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目次
1. 英語が伸びない原因を理解する

英語学習が思うように進まないときは、原因を探り、学習方法を見直すことが、英語力アップへの第一歩です。
ここでは、以下の原因について、見ていきましょう。
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英語学習の量不足
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非効率的な学習方法
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弱点の放棄
1-1. 英語学習の量不足
1つめの原因は「英語学習の量不足」です。
英語が伸びないと悩んでいるところに「勉強不足」といわれたら、元も子もない感じがするかもしれません。
ですが、「そもそも必要な学習時間」を冷静に見積もってみましょう。
必要時間に達していなければ、「まだ伸びなくても仕方ない」と前向きに捉えられるはずです。
参考までに、アメリカの外交官育成機関であるFSI(Foreign Service Institute)の調査では、英語話者が外国語を習得するのに必要な学習時間を以下のように分類しています。
授業時間 | 例 | |
---|---|---|
カテゴリーⅠ言語 英語に近い言語 |
600~700時間 | フランス語、イタリア語、スペイン語 |
カテゴリーⅡ言語 | 900時間 | ドイツ語、インドネシア語、スワヒリ語 |
カテゴリーⅢ言語 難解な言語 |
1,100時間 | ヒンディー語、ロシア語、タイ語 |
カテゴリーⅣ言語 超難関言語 |
2,200時間 | 日本語、中国語、韓国語、アラビア語 |
この分類を逆算すると、日本語を母語とする人が英語を勉強する場合、約2,200時間が必要と置き換えられます(実際には個人差が大きいため、あくまでも仮説となります)。
高校卒業までに授業などで学習する英語の時間は、1,000時間程度が目安です(カリキュラムによって差異があります)。
授業以外に1,200時間を自習する場合、1日1時間の勉強で3年強、1日30分の勉強で6年半かかります。
毎日欠かさず勉強しても、これだけの期間が必要なのです。
このように計算してみると、「まだまだ、伸びしろがある」と実感できるのではないでしょうか。
なお、実際の必要時間は個々のケースで異なり、一概にはいえない面もあります。上記は「英語習得には時間がかかって当たり前」とイメージするための参考として、ご覧ください。
1-2. 非効率的な学習方法
2つめの原因は「非効率的な学習方法」です。
「英語の学習に、十分な時間をかけているのに、英語が伸びない」という場合には、その方法に問題がある可能性が高いでしょう。
英語の学習方法はさまざまですが、すべての方法が、あらゆる学習目的やスタイルに適しているわけではありません。
最適な学習方法を選択できているか、見極める視点として、(1)目的 (2)英語レベル (3)学習スタイルの3つを点検してみてください。

- (1)自分が目指す「目的に」現在の学習方法がマッチしているか?
- たとえば、TOEIC®L&Rテストのスコアアップを目指すなら、出題傾向を分析し、問題演習を繰り返すことが効果的です。一方、実践的な英会話力を身につけたいなら、ネイティブスピーカーとの会話練習が欠かせません。目的に合わせて、学習方法を適切に選ぶことが重要です。
- (2)現在の「英語レベル」に学習内容が適切か?
- 初級者が難解な英字新聞を読んでも、理解が追いつかずに挫折してしまうかもしれません。逆に、上級者が中学文法の復習をしても、物足りなく感じるでしょう。自分のレベルに合わせて、無理のない学習方法を選ぶことが肝心です。
- (3)自分の「学習スタイル」に学習方法が合っているか?
- 視覚に強い人は、映像教材や図表を使った学習が効果的な一方、聴覚に強い人には、音声教材やポッドキャストがおすすめです。また、グループ学習が好きな人もいれば、一人で集中したい人もいるでしょう。自分に合った学習スタイルを見つけることで、学習効果を高められます。
この3つの観点を総合的に考慮し、自分に最もフィットする学習方法を見つけ出すことが、英語力を効率的に伸ばすために重要です。
1-3. 弱点の放置
3つめの原因は「弱点の放置」です。
英語と一言でいっても、その中にはさまざまなスキルが含まれています。大きく分ければ、リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの4技能です。

さらにこれらの中でも、たとえば、単語力、文法、長文読解、発音……、という具合に細分化されます。
私たちは「できる」という感覚があったほうが楽しいので、得意分野の勉強に偏りがちです。
「英語をたくさん勉強している」といいながら、中身を見てみると、すでに習得した得意分野のみ、繰り返し勉強しているケースも少なくありません。
別の表現をすれば、「やりたい部分のみ勉強して、ラクをしてしまっている」状態です。
苦手分野から逃げていては、総合的な英語力は伸びません。苦手な分野に正面から取り組む強さが、飛躍的な成長につながります。
2. 英語の伸び悩みを解消する5つの鍵

英語の伸び悩みを解消するには、前述の伸び悩みの原因に配慮し、効果的なアプローチに変える必要があります。
ここでは、英語力アップに役立つ5つの鍵をご紹介します。
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適切な勉強時間を考えて確保する
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苦手分野に集中的に取り組む
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学習方法を見直す
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点数アップのコツをつかむ
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スピーキング練習の機会を増やす
2-1. 適切な勉強時間を考えて確保する
1つめは「適切な勉強時間を考えて確保する」です。
まずは、伸び悩みから脱出するのに十分な時間を確保して、仕切り直してみましょう。
先ほどもお伝えしたとおり、英語学習に必要な時間は、レベルや目標によって異なりますので一概にはいえません。
しかし、具体的な数字を提示があったほうが、学習時間のイメージをつかみやすい方は、以下をご確認ください。
英語力に応じた1日の勉強時間の目安
- 英語初級者
- 30分~1時間
- 英語中級者
- 1時間~2時間
- 英語上級者
- 2時間~3時間
- ネイティブレベルを目指す人
- 3時間以上
もちろん、これはあくまでも目安であり、個人差が大きいことは理解しておきましょう。
忙しい毎日の中で、英語の勉強時間を捻出するためには、優先順位の見直しが欠かせません。
スマートフォンやSNSに費やす時間を減らし、その分を英語学習に充てるのも一案です。
通勤・通学の時間やお昼の休憩時間など、スキマ時間を有効活用することも、検討してみましょう。
2-2. 苦手分野に集中的に取り組む
2つめは「苦手分野に集中的に取り組む 」です。
必要な学習時間を確保したら、苦手分野を勉強する時間を増やすように、時間配分を決めましょう。
たとえば、1日2時間、英語の勉強をするとします。スピーキングやリスニングが苦手な人なら、以下のような時間配分が考えられます。
- スピーキング(最も苦手な分野)
- 1日60分
- リスニング
- 1日30分
- ライティング
- 1日20分
- リーディング
- 1日10分
上記はあくまで一例ですが、このように時間配分を明確に意識することが重要です。
無意識に勉強すると、自分が勉強しやすい得意分野(かける時間を少なくするべき分野)を、最も多く勉強してしまうからです。
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※苦手分野を把握する方法の詳細は、後ほど「現状把握と弱点分析」のセクションでも解説していますので、続けてご覧ください。
2-3. 学習方法を見直す
3つめは「学習方法を見直す」です。
続いて、学習方法を見直していきましょう。自分にとって、最も適した勉強法へ調整していきます。
とはいえ、英語を学習している当事者の立場から、自分の勉強法の是非を判定するのは、とても難しいものです。
できれば、周囲の信頼できる人から、客観的な評価やアドバイスをもらってください。
学校の英語の先生や、英会話スクールの教師、英語が堪能な家族や友人などに相談してみましょう。
英語の伸び悩みを打ち明け、現在の学習方法を伝えることで、改善点や新しい勉強法のヒントが得られるはずです。
たとえば、英会話スクールのイーオンの場合、英語のことならなんでも相談できるカウンセラーが在籍しています。プロの視点からアドバイスが可能です。

出典:信頼できる質の高い教師陣
どうしても身近に相談相手が見つからない場合は、オンライン上の英語学習コミュニティを活用する方法があります。
SNSやYouTube、ブログなどで、ほかの英語学習者と情報交換することで、新しい学習法との出会いがあるかもしれません。
2-4. 点数アップのコツをつかむ
4つめは「点数アップのコツをつかむ」です。
「試験のスコアが伸びない」という伸び悩みに直面している方は、受験テクニックを身につけることも重要です。
もちろん、点数だけを追い求めるのは本末転倒です。しかし、大学受験や就職・転職など、人生の岐路で、点数が必要なシーンはあるでしょう。
たとえば、TOEIC® L&Rテストの場合、イーオンにはハイスコアを取得した教師が多数在籍しています。教師からのアドバイスの一例をご紹介します。
Listening Section
最初の3つの単語をしっかり聞き取る
リスニングのパート2では最初の3つの単語をできるだけしっかりと聞き取ることを意識しましょう。はじめの3語には、疑問詞・主語・動詞という重要な情報が含まれています。
例えば、“Where did he 〜 ?” という問題文を正確に聞き取っていないと、それ以外の部分が聞き取れたとしても、正しい応答の選択肢を選ぶことができません。
また、主語は正しいけれど、時制や動詞が間違っている選択肢に惑わされる原因にもなります。このタイプのひっかけは頻繁に出てきます。自分が受験した時もこの方法で明らかなワナを避けることができました。最初の3語を聞き取るトレーニング、ぜひ行ってみてください。
Reading Section
「単語が持つ雰囲気」をイメージできるようにする
リーディングセクションで避けられないのはやはり単語です。テスト中に意味を思い出せなかったり、知らない単語に遭遇したりしても「単語のもつ雰囲気」がイメージできれば、選択肢を絞り、正答率を上げることができます。
まずはその単語が概念を表すものなのであれば、前後の文脈から、単語がポジティブな意味なのか、ネガティブな意味なのかを推測するところから始めましょう。具体的な物質を表す単語のときには、食べ物なのか、動物なのか、食器なのか、など、できるだけどんなカテゴリのものなのかを推測するとよいです。
また、接頭辞や接尾辞、語根などを覚えておくと、単語の品詞やポジティブ・ネガティブなどを判断するヒントになります。たとえば、un-/in-やir-/il-などがついていたら、日本語の「非」「不」「無」などを表すと覚えておくと、ネガティブな意味だとわかりますよね。また、-ion/-nessなどがついていれば名詞、-ful/-ishなどがついていたら形容詞、-ly/-wiseなどがついていたら副詞、というように品詞を見分けるときにも役立つはずです。

詳しくは「TOEIC® L&R テスト対策コース」にてご確認ください。
2-5. スピーキング練習の機会を増やす
5つめは「スピーキング練習の機会を増やす」です。
英語学習において、リスニング・リーディング・ライティングと比べ、独学での習得が最も困難とされるのがスピーキングです。
一方で、英語に限らず、あらゆる言語の根幹をなすのがスピーキングであるといっても過言ではないでしょう。スピーキング力を身につければ、その能力は、ほかのスキルにも好影響を及ぼします。
英語学習が停滞したと感じたとき、スピーキング力の集中的なトレーニングが、壁を打ち破る鍵となることが少なくありません。
意識して、スピーキング練習を増やしてみましょう。
スピーキング練習の機会の作り方
- 英会話スクールに通う
- 実際の教室で、経験豊富な講師陣から直接指導を受けられる英会話スクールは、スピーキング力向上に最適な環境です。実践的なコミュニケーション能力を磨けます。
- オンライン英会話
- 自宅にいながら講師と1対1でスピーキングの練習ができるサービスです。レッスンの予約やキャンセルが柔軟にできるため、忙しい人でも無理なく学習を継続できるのが魅力です。
- AI対話型アプリ
- AI音声認識技術を活用した、スピーキング練習用のアプリが登場しています。発音や文法の正確性をチェックする機能や、ゲーム感覚で楽しく練習できる機能を持つアプリもあります。
- ロールプレイ
- 日常的な場面を想定し、友人や家族と英語で会話するロールプレイ(役割演習)を行います。レストランでの注文や道案内など、実際に遭遇しそうな状況を設定し、適切な表現を使ってスムーズにコミュニケーションできるよう練習しましょう。
- スピーチ練習
- 自分の意見や経験について、1分から3分程度の短いスピーチを英語で行う練習です。鏡の前で練習すれば、表現力を磨くことにもつながります。徐々に即興でのスピーチにも挑戦し、自信を持って自分の考えを伝える力を養いましょう。
- ボランディアガイド
- 地域の観光スポットや博物館などで、外国人観光客を英語で案内するボランティア活動です。観光客との交流を通じて、生きた英語を学ぶ貴重な機会になります。
イーオンの英会話スクールやオンライン英会話については、以下のページよりご確認ください。
3. 目標の英語レベルに到達するためのロードマップ

続いて、目標の英語レベルに到達するための具体的なロードマップをご紹介します。TOEIC® L&Rテストや英検®、その他の受験を控えている方は、参考にしてみてください。
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目標スコアの設定
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現状把握と弱点分析
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学習計画の立案
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定期的な進捗確認
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計画の柔軟な修正
3-1. 目標スコアの設定
1つめのステップは「目標スコアの設定」です。
自分が目指すべき英語力のレベルを具体的な数値で表すことは、非常に重要なスタートラインです。
以下に目標スコア設定のポイントをご紹介します。
目標スコア設定のポイント
- 現実的な目標
- 非現実的な高すぎる目標は、モチベーションを削る危険があるので注意してください。「がんばれば、達成できる」という達成可能な目標を設定し、ひとつずつクリアしていきましょう。たとえば、現在のTOEIC® L&Rテストのスコアが400点の場合、1年後に900点を目指すのは非現実的です。まずは、100点刻みで目標を設定し、着実にレベルアップを目指します。
- 目的に合わせた目標設定
- 目標スコアは、英語学習の目的に合わせて設定してください。たとえば、留学を目指す場合は、留学先の大学が要求するスコアを目標に設定します。ビジネスで英語を使う場合は、職種や業務内容に応じたスコア設定が必要です。
- 長期的な視点
- 英語学習は長期戦です。目標スコアへの到達を長期的な視点でとらえることが大切です。短期的な目標と長期的な目標を設定し、段階的にレベルアップを目指しましょう。
3-2. 現状把握と弱点分析
2つめのステップは「現状把握と弱点分析」です。
目標スコアを設定したら、次は現在の英語力を把握し、弱点を分析します。自分の強みと弱点を明確にすることで、効果的な学習計画を立てられます。
英語の4技能(リスニング・スピーキング・リーディング・ライティング)のそれぞれについて、現状を把握し、重点的に強化すべきポイントを特定しましょう。
現状把握と弱点分析の方法
- 診断テストの活用
- TOEIC® L&Rテストなどの公式練習問題を解くことで、正確な現状把握が可能です。テストの結果を分析し、自分の強みと弱みを明らかにします。
- 過去の学習記録の振り返り
- 過去の学習記録は、貴重な情報源です。過去を振り返りながら、自分の傾向や苦手分野を分析してみましょう。テストの点数推移や、学びながら苦しさを感じたシーンを思い出してみます。
- 周囲の人からのフィードバック
- 英語教師や英語が得意な家族や友人から、自分の英語力についてフィードバックをもらうのも効果的です。客観的な評価を受けることで、自分では気づきにくい弱点を発見できます。
3-3. 学習計画の立案
3つめのステップは「学習計画の立案」です。
現状把握と弱点分析を行ったら、次は具体的な学習計画を立てましょう。
目標スコアに到達するためのロードマップ(道のりの地図)を作成することで、学習の見通しが立ち、モチベーションの維持につながります。
効果的な学習計画の立て方のコツ
- 目標までの期間設定
- 目標スコアに到達するまでの期間を設定します。現在のレベルと目標レベルの差を考慮し、現実的な期間を設定することが大切です。
- 学習内容の優先順位付け
- 弱点分析で明らかになった課題から、優先的に取り組むべき学習内容を決めましょう。優先順位を付けることで、効率的な学習が可能になります。
- 教材の選択
- 学習目的や弱点に合わせて、適切な教材を選択します。市販の参考書や問題集、オンライン学習サービスなど、多様な教材の中から自分に合ったものを選びましょう。教材の質は、学習の効率に大きく影響します。レビューや口コミを参考に、質の高い教材を選ぶことが重要です。
- 学習時間の確保
- 英語学習に充てる時間を確保しましょう。自分の生活リズムを考慮し、毎日一定の学習時間を設けます。初めのうちは習慣化するのに苦労を感じるかもしれませんが、粘り強く続けることで、自然と勉強に取り組めるようになります。
3-4. 定期的な進捗確認
4つめのステップは「定期的な進捗確認」です。
学習計画を立てたら、定期的に進捗を確認しましょう。
計画通りに学習が進んでいるか、目標に近づいているかを定期的にチェックすることで、学習の軌道修正や、モチベーションの維持につながります。
効果的な進捗確認の方法
- 学習記録の振り返り
- 日々の学習記録を振り返ることで、学習の進捗状況を把握できます。学習時間や学習内容、感じた困難点などを記録し、定期的に振り返りましょう。
- 目標スコアとの比較
- 模擬テストの結果や学習記録を、目標スコアと比較することが重要です。現在のスコアと目標スコアの差を確認し、残りの期間で到達可能か考えましょう。目標との差が大きい場合は、学習計画の修正や、学習方法の改善が必要です。
- 教師からのフィードバック
- 英語教師などサポートしてくれる人から、定期的にフィードバックをもらうことも大切です。客観的な評価や的確なアドバイスは、学習の方向性を修正する上で非常に参考になります。プロの視点からの指摘は、自分では気づきにくい課題の発見につながります。
3-5. 計画の柔軟な修正
5つめのステップは「計画の柔軟な修正」です。
計画と実際の進捗にズレが生じた場合、柔軟に計画を修正することが重要です。
多くの方は、計画どおりに進まなかった場合、自己嫌悪には陥っても、具体的な対策をしません。
しかし、本当に大切なのは、計画を緻密に遂行することより、むしろ計画を柔軟に修正しながら、当初掲げた目標達成に向けて、軌道修正を図ることなのです。
この要領がよい人は、英語がぐんぐん伸びていきます。
学習計画を柔軟に修正するためのヒント
- 目標の再設定
- 日々の学習記録を振り返ることで、学習の進捗状況を把握できます。学習時間や学習内容、感じた困難点などを記録し、定期的に振り返りましょう。
- 学習内容の調整
- 学習を進める中で、予想以上の弱点が見つかった場合は、学習内容を調整しましょう。苦手分野により多くの時間を割くなど、優先順位を変更することが効果的です。
- 新しい学習法の導入
- 計画通りに進まない場合、新しい学習法を試すのも一案です。オンライン英会話やAIアプリなど、これまでと異なるアプローチを取り入れることで、新しい刺激になります。
状況の変化に応じて臨機応変に対応することで、学習の効率を維持し、目標達成への最短ルートを見出していきましょう。
4. 英語が伸びないときの心構え

最後に、伸び悩みの時期を乗り越えるための心構えを、お伝えします。
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伸び悩む時期は誰にでもやってくる
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楽しみながら英語に取り組む姿勢が大切
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気持ちをラクにして続けよう
4-1. 伸び悩む時期は誰にでもやってくる
英語学習に限らず、何かを達成する過程では、誰もが伸び悩む時期を経験します。
たとえば、ダイエットをしたことがある人なら、イメージしやすいでしょう。最初はスルスルと体重が減るのですが、途中で体重が減らなくなる停滞期がやってきます。
英語学習では、この停滞期はプラトー現象(plateau = “高原”の意味)と呼ばれます。一時的に上達が停滞しているように感じる状態です。
しかし、これは英語力が着実に定着している証拠でもあります。
停滞したからと英語の勉強をやめてしまうのは、非常にもったいないことです。
次の上達の波がやってくるまで、自分のペースで学習を続けることが大切です。
4-2. 楽しみながら英語に取り組む姿勢が大切
英語学習を長続きさせるには、楽しみながら取り組む姿勢が欠かせません。
興味のある分野の英語コンテンツを積極的に取り入れたり、英語を使ってコミュニケーションを楽しんだりすれば、学習へのモチベーションを維持できます。
英語を使う喜びを感じられる環境を自分で作っていくことが重要です。
本来、英語を学ぶのは、とても楽しいことです。自分で自分に、英語を苦しいと思わせないでください。
4-3. 気持ちをラクにして続けよう
「絶対に続けるんだ!」という強い意志も大切ですが、完璧主義になりすぎず、少し気持ちをラクにすることも必要です。
全身がガチガチに緊張しているときより、リラックスしているときのほうが、すんなり英語が頭に入ってきます。
「好きこそものの上手なれ」ということわざが、日本にはあります。
英語に伸び悩んだときこそ、「英語で何をしたいか?」を、ワクワクしながら考えましょう。
英語を使って達成したい目標や、コミュニケーションを楽しみたい相手を思い浮かべることで、学習へのモチベーションが高まります。
5. まとめ
本記事では「英語が伸び ない」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。
英語が伸びない原因として、以下が挙げられます。
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英語学習の量不足
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非効率的な学習方法
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弱点の放棄
英語の伸び悩みを解消する5つの鍵として、以下をご紹介しました。
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適切な勉強時間を考えて確保する
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苦手分野に集中的に取り組む
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学習方法を見直す
-
点数アップのコツをつかむ
-
スピーキング練習の機会を増やす
目標の英語レベルに到達するためのロードマップとして、以下を解説しました。
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目標スコアの設定
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現状把握と弱点分析
-
学習計画の立案
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定期的な進捗確認
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計画の柔軟な修正
英語が伸びないときの心構えとして、次のことを心に留めておきましょう。
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伸び悩む時期は誰にでもやってくる
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楽しみながら英語に取り組む姿勢が大切
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気持ちをラクにして続けよう
英語学習で思うように成果が出ないとき、誰もが不安や焦りを感じるものです。
"When life gives you lemons, make lemonade."(人生がレモンをくれたら、レモネードを作ろう/困難なこともポジティブに変えよう)
英語に伸び悩んだ経験も前向きに捉え、成長の糧にしていきましょう。きっと、大きなステップアップがすぐそこに待っています。

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