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英語上達への近道

「英語の独学が続かない」「モチベーションが維持できない」と悩んでいませんか。
グローバル化が進む現代社会では、仕事でも日常生活でも、英語力があるに越したことはありません。
しかし、独学で英語を身につけようとしても、
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仕事や家事に追われて学習時間が取れない
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効果的な勉強法がわからない
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飽きてしまって継続できない
……といった悩みを抱えている人は、少なくありません。
そのまま英語学習をやめてしまうのは、避けたいところです。人生の選択肢を広げるチャンスを、逃すことになりかねません。
この記事では、英語の独学が続かない原因を探ったうえで、科学的な勉強法や効果的な教材の選び方をご紹介します。
マイペースに、でも着実に学習を積み重ねるためのヒントが満載です。楽しみながら英語を学べる自分になるために、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
1. 英語の独学が続かない7つの原因

「英語学習を始めた当初は意欲的だったのに、徐々にモチベーションが下がり、気づけば英語から遠ざかってしまった」
どうして、このような状況が起きるのでしょうか。ここでは、英語の独学が続かない原因を見ていきます。
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英語の勉強に対する義務感が強い
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非効率的な勉強法で時間が無駄になっている
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英語学習を習慣化できていない
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教材やアプリの使いすぎで本質を見失う
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孤独な勉強で心が折れてしまう
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何も決めずに気ままにやる
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モチベーションにムラがある
1-1. 英語の勉強に対する義務感が強い
1つめの原因は「英語の勉強に対する義務感が強い」です。
詳しくは後述しますが、人は「面白い」「楽しい」「価値がある」と感じたことに熱中します(これを心理学では “内発的動機づけ” と呼びます)。
一方、「しなければならない」という義務感から行動するのは “外発的動機づけ” です。外発的動機づけは長続きしにくく、ストレスにもなります。
「英語を勉強しなければ」という強迫観念から、英語学習を義務や我慢と捉えてしまうと、それは英語の独学が続かない大きな原因となります。
英語学習を義務と感じてしまう例
- 周囲からのプレッシャーを感じている
- 「周りはみんな英語ができるのに、自分だけ……」と焦りを感じ、義務感を抱いてしまう。
- 目標が高すぎる
- 「半年で 英語試験でスコア 900点を超える」など、非現実的な目標を立ててしまい、プレッシャーを感じる。
- 勉強=苦行というイメージがある
- 学生時代の嫌な勉強のイメージが残っており、勉強は我慢するものだと思い込んでいる。
このような状況に心当たりがある場合、英語学習を楽しいと感じられるよう、マインドセット(心構え)を変えることが大切です。
1-2. 非効率的な勉強法で時間が無駄になっている
2つめの原因は「非効率的な勉強法で時間が無駄になっている」です。
限られた勉強時間を有効活用できず、思うような成果が出ないために、やる気がなくなるケースが少なくありません。
効果的な勉強法を知らずに、やみくもに長時間机に向かっても、なかなか力はつきません。
非効率的な勉強法の例
- 教材を読むだけで音声を聞いていない
- 英語は音から成り立つ言語であり、実際のコミュニケーションでは聞く力が不可欠です。しかし、教材の文章を目で追うだけでは、リスニング力は伸びません。
- アウトプットの機会がない
- 英語の語彙や文法知識を増やすことは大切ですが、学んだ表現を実際に使ってみるアウトプットの機会が少ないと、なかなか英語が定着しません。
- 復習をしていない
- 一度学習した内容も、復習をしなければすぐに忘れてしまうものです。学習した内容の復習を怠ると、英語学習の効率が大きく損なわれます。
- 学習内容が自分のレベルから乖離している
- 初級者なのに上級者向けの教材を使ったり、中級レベルなのに入門書を読み返したりと、自分の英語力に合っていない教材を使うことで、学習効率は大きく下がってしまいます。
このように、英語の独学では、効率的な勉強法を知らないがゆえに、貴重な時間を無駄にしてしまうケースが多々あります。
私たちは、「無駄だと感じることはしたくない」という自然な心理を持っています。無駄な勉強をするほど、独学が続かなくなることは、しっかり認識しておきましょう。
1-3. 英語学習を習慣化できていない
3つめの原因は「英語学習を習慣化できていない」です。
仕事で忙しい日が続いたり、プライベートの予定が入ったりすると、つい、英語の勉強が後回しになってしまうものです。
そのまま英語から遠ざかってしまい、「最近は全然英語をやっていない……」と自己嫌悪に陥ってしまう人も多いのではないでしょうか。
英語学習を毎日の習慣(日課)にできないことは、独学が続かない大きな要因です。
英語学習が習慣化しない例
- 毎日の学習時間が決まっていない
- 「今日は30分勉強しよう」と漠然と決めても、ほかのタスクに追われるうちに後回しになってしまいます。
- 勉強する場所が定まっていない
- 「今日は家で勉強しよう。いや、カフェのほうが集中できるかな」と、その都度、勉強場所を考え準備するのでは面倒な気分になり、だんだんと英語から遠のいてしまいます。
- スケジュールに学習時間が組み込まれていない
- 仕事や遊びの予定はしっかりスケジュールに入れていても、英語学習の時間は確保していない方がほとんどです。
このように、英語学習が習慣になっていないと、独学を継続するのは難しくなってしまいます。
1-4. 教材やアプリの使いすぎで本質を見失う
4つめの原因は「教材やアプリの使いすぎで本質を見失う」です。
英語学習において、教材やアプリは強力な味方です。とくに近年は、スマートフォンのアプリを中心に、新しい教材が続々と登場しています。
しかし、あれこれと目移りして試しているうちに、肝心の学習がおろそかになってしまうケースがあるのです。
教材やアプリの使いすぎで本質を見失う例
- 新しい教材やアプリを次々試したくなる
- 話題の教材を見つけるたびに試していると、やがてたくさんの教材やアプリに囲まれてしまい、どれから手をつければいいのかわからなくなります。
- 1つの教材を完結させる前に別の教材を始めてしまう
- 教材を1冊終わらせる前に、ほかの教材に手を出してしまいます。結局どの教材も中途半端になって、英語力は伸びないままです。
- 学習の手段と目的を取り違えている
- 教材やアプリはあくまで学習の手段です。しかし、教材を使いこなすことが学習の目的になってしまっては本末転倒です。
教材やアプリに触れていると、何となくそれだけで「勉強している気になってしまう」という落とし穴があります。
本質を見失わずに、「何を学ぶか」に集中することが大切です。
1-5. 孤独な勉強で心が折れてしまう
5つめの原因は「孤独な勉強で心が折れてしまう」です。
英語の独学は、ひとりで黙々と続ける孤独な作業といえます。
はじめのうちは上達への意欲に燃えて勉強を続けられても、だんだんと熱意は冷め、心が折れてしまうことがあります。
孤独な勉強で心が折れてしまう例
- ひとりで勉強を続けるのが辛くなる
- 毎日コツコツと勉強する孤独な日々に、徐々に疲れを感じるようになります。励まし合える仲間がいないと、モチベーションの維持が難しくなってきます。
- 正しい学習方法がわからず不安になる
- 自分の学習法で本当に力がつくのか自信が持てず、不安に襲われます。アドバイスをくれる先生や支えになってくれる人がいないと、迷いが生じやすくなります。
- 英語学習の目的を見失ってしまう
- なぜ英語を学ぶのかという目的意識が薄れていきます。仲間と切磋琢磨する環境がないと、学ぶ意義を忘れがちです。
誰かと一緒に学ぶ機会があれば、孤独感は和らぐところですが、それが難しい場合は、独学ならではの孤独対策を講じる必要があります。
1-6. 何も決めずに気ままにやる
6つめの原因は「何も決めずに気ままにやる」です。
「今日は単語を覚えよう。次は文法書を読んで……。リスニングもしないと」
そんな調子で何となく勉強していると、いつまでたっても英語力は伸びません。
気ままな勉強で英語力が伸びない例
- 学習の目標を設定せずにふらふらと勉強する
- 目指すべきゴールが定まっていないため、学習の方向性が定まりません。達成感を味わうことができず、いつの間にかやる気が失せていきます。
- 勉強内容を明確にしない
- その日に何を勉強するのか決めずに、気の向くままに手をつけます。体系立てて学習を進められないため、英語の基礎力が身につきにくくなります。
- 学習の進捗を記録しない
- どれだけ勉強したのか、どこまで理解できたのかを記録せずに学習を繰り返します。自分の成長を実感できないと、学習を継続するモチベーションが保ちづらくなります。
まずは英語学習の目標を設定し、そのために必要な学習内容・勉強時間・教材などを、目標から逆算して決めることが必要です。
1-7. モチベーションにムラがある
7つめの原因は「モチベーションにムラがある」です。
英語学習を続けていると、モチベーションの波が訪れます。調子のいい日もあれば、まったく手につかない日もあるでしょう。
モチベーションの波が起こるタイミングの例
- プラトーに達した
- プラトーとは、学習の途中で伸びが止まり、なかなか先に進めない時期のことを指します(詳しくは後述します)。伸び悩む時期が続くと、徐々にやる気が衰えてきます。
- 飽きやマンネリ化が生じた
- 毎日同じような学習を繰り返すうちに、新鮮味が失われてしまいます。刺激が少ない状態が続くと、だんだんとモチベーションは下がっていきます。
- ストレスが溜まっている
- 仕事や人間関係のストレスで、気持ちに余裕がなくなっているときは危険信号です。勉強どころではないと、英語学習に身が入らなくなります。
このようなモチベーションの浮き沈みは、誰にでも起こり得る自然な現象です。
むしろ、モチベーションが安定して高い状態をずっと維持するのは難しいと考えたほうがよいでしょう。
大切なのは、モチベーションが下がったときの対処法を身につけておくことです。
具体的な対策については、以降でさまざまな観点から見ていきましょう。
2. 英語の独学が続く科学的な勉強法のコツ

英語学習から遠ざかったり、飽きてしまったりしないためには、科学的に「継続しやすい」勉強法を取り入れることが大切です。
ここでは、脳科学や心理学の知見を応用した、モチベーション維持のための勉強法を4つご紹介します。
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意志の力ではなく「習慣の力」で自動操縦する
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脳のはたらき「報酬系」をうまく使う
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「内発的動機づけ」でやる気を生み出す
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「プラトー現象」を理解し乗り越える
2-1. 意志の力ではなく「習慣の力」で自動操縦する
1つめのコツは「意志の力ではなく『習慣の力』で自動操縦する」です。
人間の行動の多くは習慣によって自動的に行われています。
たとえば、毎朝コーヒーを飲む、寝る前に歯を磨くなど、何気なく行っている行動の多くが習慣です。
「意志の力」でコントロールするのが難しい英語学習も、習慣化することで続けやすくなります。
ロンドンの心理学研究者、Phillippa Lally氏らによる研究では、〈新しい習慣を形成するのに平均66日かかる〉といいます。
実際の必要期間は、個人差や習慣化しようとしている行動の内容によって異なります。
まずは2か月間、英語学習を継続することを目標にしてみましょう。
英語学習を習慣化するコツ
- まずは1日15分から始める
- 最初から長時間の学習を目指さず、1日15分などの短い時間から始めましょう。徐々に学習時間を伸ばしていくのがおすすめです。
- 毎日同じ時間に勉強する
- 「朝の7時から8時は英語の時間」など、毎日決まった時間に勉強する習慣をつけましょう。規則正しいリズムで学習することが大切です。
- 既存の習慣に英語学習をくっつける
- 「朝食を食べたら単語帳を開く」「通勤中はリスニング学習をする」など、すでにある習慣に英語学習を組み合わせるのも効果的です。
- 学習記録をつける
- 毎日の学習時間や内容を記録しておくと、習慣化の助けになります。自分の勉強時間を可視化することで、モチベーションを保ちやすくなるでしょう。
- 英語学習の優先順位を上げる
- 「英語学習は自分にとって最も大切なこと」と位置づけ、優先順位を高くしましょう。「忙しいから後回し」にせず、習慣化を意識することが肝心です。
逆説的に思えるかもしれませんが、習慣化できれば、英語学習に「意志の力」は、必要ありません。
むしろ、意志に頼らず、自然と勉強できる環境を作ることが大切です。気づけば、英語学習があなたの日常に自然と溶け込んでいるはずです。
2-2. 脳のはたらき「報酬系」をうまく使う
2つめのコツは「脳のはたらき『報酬系』をうまく使う」です。
人間の脳には、何かを達成したときに “快感” を感じる「報酬系」とよばれるシステムがあります。
この報酬系がはたらくと、ドーパミンとよばれる神経伝達物質が分泌され、幸福感や充実感を覚えるのです。
英語学習に脳の報酬系を活用することで、モチベーションを高く保てます。
脳の報酬系を刺激する方法
- 小さな目標を設定して達成する
- 「今日は20個の単語を覚える」「1日30分学習を続ける」など、達成感を味わえる目標を立てましょう。大きな目標よりも、毎日達成できる小さな目標が適しています。
- 目標を達成したら自分を褒める
- 設定した目標を達成したら、「よくがんばった!」と自分を褒めましょう。達成感と自己肯定感が、学習の原動力になります。
- ご褒美を用意する
- 目標達成後は、好きな音楽を聴く、美味しいコーヒーを飲むなど、自分へのご褒美を用意するのも効果的です。ご褒美に向かって、楽しみながら学習を進められるでしょう。
- 達成度をグラフ化する
- 日々の学習時間や、覚えた単語数などをグラフ化し、視覚的に成果を実感しましょう。着実に力がついている手応えを得られるはずです。
- 褒め言葉を口に出す
- 「今日は集中して勉強できた」「リスニング力が上がってきた気がする」など、前向きな言葉を口に出すことも大切です。自分を認める言葉が、脳の報酬系を刺激します。
このように、小さな達成感の積み重ねと自己肯定感が、脳の報酬系を心地よく刺激してくれます。
一方で、「自分は英語が向いていない」「全然できない」といったマイナスのイメージを抱いていると、報酬系が適切に刺激されず、悪循環に陥ってしまいます。
脳をだますつもりで、達成感を大げさに味わい、自分を褒めてみましょう。
最初のうちは、心の底からそう思えなくても、問題ありません。
やがて、「英語学習 = 楽しいもの」と脳が認識すれば、独学を自然と続けられるようになります。
参考:厚生労働省「ドパミン」、広島県「脳の働きと認知特性」
2-3. 「内発的動機づけ」でやる気を生み出す
3つめのコツは「『内発的動機づけ』でやる気を生み出す」です。
前述のとおり、外発的動機づけ(外部からの刺激によるやる気)ではなく、内発的動機づけ(自分自身の興味関心から湧き上がるやる気)があると、英語学習が楽しくなり、自然と続けられるようになります。

- 外発的動機づけ
- 「勝ったら賞金がもらえる(外的報酬)」、「怒られたくない(賞罰)」
- 内発的動機づけ
- 「やること自体が楽しい!(好奇心)」、「もっと上手くなりたい!(意欲)」
外発的動機づけでも、前出の報酬系は刺激されるのですが、苦しいときに諦めてしまったり、報酬がないとやめてしまったりと、長続きしにくい傾向があります。
一方、内発的動機づけは、「自分で決めたことだから」と責任感を持てたり、粘り強く取り組めたりするのが特徴です。
参考:日本スポーツ振興センター「動機づけ(モチベーション)とは?」
英語学習に内発的動機づけを取り入れるには、以下の方法が有効です。
内発的動機づけを引き出す方法
- 英語学習の目的を明確にする
- 「なぜ英語を勉強するのか」「英語ができるようになると何がうれしいか」を自問自答してみましょう。自分の価値観に基づいた学習目的を見つけることが大切です。
- 興味のある分野から始める
- スポーツ・音楽・映画・料理など、自分の好きな分野に特化した英語学習から始めてみましょう。「これは面白い!」という感情が、学習の原動力になります。
- ネイティブとの交流を楽しむ
- 英会話サークルに参加したり、語学留学に行ったりと、ネイティブと直接交流する機会を作りましょう。「もっと話せるようになりたい」という意欲が湧いてくるはずです。
- 英語の美しさや奥深さを味わう
- 英語の多様な表現、洗練された言い回しなどに触れ、英語そのものの魅力を感じてみてください。言葉の背景にある文化への興味も、学習意欲を高めてくれます。
このように、自分の内側から湧き上がる「純粋な興味」が原動力となれば、英語学習を楽しみながら続けられるでしょう。
受験勉強のような「しなければならない」学習ではなく、「もっと知りたい」「もっと使いたい」という知的好奇心や向上心が、英語学習の最高の燃料になるのです。
2-4. 「プラトー現象」を理解し乗り越える
4つめのコツは「『プラトー現象』を理解し乗り越える」です。
プラトー現象とは、学習を続けているのに、なかなか上達が実感できない時期のことをいいます。つまり、停滞期です。
プラトー(plateau)の日本語訳は「高原」です。plateau は、標高が高い場所で開けた、平らな地形のことをいいます。

学習という山を登るとき、一直線に頂上にたどり着く道はありません。途中で平地に出て、しばらく平坦な道を歩き、やがて再び登る道に出会います。
英語の独学も、最初は順調に力がついていくのに、しばらくすると伸び悩む時期が訪れるものです。
プラトー現象は英語学習の過程では自然な現象であり、誰もが経験するものですが、多くの人が挫折してしまうポイントでもあります。
大切なのは、このプラトー現象を乗り越えるための対策を知っておくことです。
プラトー現象を乗り越えるコツ
- プラトー現象は一時的と理解する
- 伸び悩む時期は誰にでもあるものです。「今は踊り場に差し掛かっているだけ」と前向きに考えましょう。ここで焦らず、着実に学習を重ねることが大切です。
- 復習をしっかり行う
- プラトー現象に陥っている時期は復習を強化するのに最適です。知識を確実なものにし、次のステップへと進む準備を整えましょう。
- 弱点克服に力を入れる
- リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの4技能のうち、とくに苦手な分野を重点的に練習しましょう。苦手克服により、全体の底上げにつながります。
- 学習方法を変えてみる
- 教材や学習スタイルを変えることで、新鮮な気持ちで取り組めます。オンライン英会話、語学留学など、新しい刺激を取り入れるのも効果的です。
2017年のMehdi Mirzaei氏らの研究では、
〈英語学習者が、中級の上レベルに達したとき、努力と練習を重ねても、言語学習が目に見えて上達しないことがある〉
と指摘されています。
別の角度から見れば、プラトー現象は、英語の力がついてきた証拠ともいえます。
プラトー現象を乗り越えるたびに、あなたの英語力は確実に高まっています。自信を持って英語学習を続けていきましょう。
3. 英語の独学が進む教材選びのポイント

英語の独学を成功させるには、自分に合った教材を選ぶことが重要です。最後に、教材選びの3つのポイントを解説します。
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自分のレベルに合った内容
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人間のように英会話できるAIアプリ
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飽きずに学べる多彩なコンテンツ
3-1. 自分のレベルに合った内容
1つめのポイントは「自分のレベルに合った内容」です。
英語教材を選ぶ際は、自分の現在のレベルに合った内容であることが大切です。
難しすぎる教材では挫折してしまいますし、易しすぎる教材では物足りなく感じてしまいます。
“ちょうどよい難易度” の教材を選ぶことで、効果的に学習を進められます。
自分のレベルを把握する方法
- 英語学習歴を振り返る
- これまでどのような英語学習をしてきたか、学習時間や学習内容を思い出してみましょう。学校の授業や資格試験の経験も参考になります。自分がどの程度の英語力を持っているか、おおまかに把握できるはずです。
- レベル判定テストを受ける
- 英語教材を提供している出版社やWebサイトでは、無料のレベル判定テストを用意しているところがあります。テストを受けることで、客観的に自分のレベルを知ることができます。テスト結果をもとに、最適な教材を選びましょう。
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※レベル判定テストができるサイトの例として、以下があります。
自分のレベルが分かったら、次は教材選びです。多くの教材には、初級・中級・上級などのレベル表示がされています。
「このレベルなら、少しがんばれば、理解できそう」と感じるレベルが、最適なレベルです。
英語学習を始めたばかりなら基礎からしっかり学べる教材を、中級レベルなら苦手分野を克服できる教材を選びましょう。
3-2. 人間のように英会話できるAIアプリ
2つめのポイントは「人間のように英会話できるAIアプリ」です。
今、英語を独学で習得したい方には、過去にはなかったすばらしいツールがあります。それが、AI(人工知能)を活用したアプリです。
英語を独学する方にとって、これまで「実践の場をどう確保するか」が、大きな課題でした。
人間のように自然な会話ができるAIアプリは、リスニング力とスピーキング力の向上に効果的です。
まるでネイティブスピーカーと会話しているかのような体験ができ、実践的な英語力が身につきます。
人間のように英会話できるAIアプリの特徴
- ネイティブの発音
- AIアプリは、英語ネイティブの発音をデータベース化しているため、リアルな発音を再現できます。ネイティブの自然な発音を聞き取る力が養われ、リスニング力の向上につながります。
- 多彩な話題に対応
- ビジネス、日常会話、旅行、ニュースなど、AIアプリは多岐にわたる話題に対応しています。多様な場面を想定した会話練習ができるため、実践的な英語力が身につきます。
- スピーキング力の強化
- 自分の発言に対してAIが即座に返答してくれます。英語で素早く考え、話す力が鍛えられ、スピーキング力の強化につながります。
- 24時間利用可能
- AIアプリはいつでも利用できます。自分の都合に合わせて、好きな時間に英会話練習ができるのが大きな利点です。
- 学習履歴の管理
- AIアプリには、学習履歴を記録する機能が備わっています。自分の学習状況を客観的に把握でき、弱点克服に役立ちます。
具体例として、イーオンの対話型学習アプリ『Al Speak Tutor 2』があります。
コンテンツを選択してスタートするだけで、着実に上達できる学習ステップが設計されています。

AIレベル診断で現在の英語力診断もできるため、上達の実感を得やすくモチベーションが高まります。

詳しくは『AI Speak Tutor 2(AIスピークチューター2)』のページより、ご確認ください。
3-3. 飽きずに学べる多彩なコンテンツ
3つめのポイントは「飽きずに学べる多彩なコンテンツ」です。
英語の独学は単調になりやすいため、メインで使う教材以外に、自分にとって興味関心のそそられるコンテンツに触れる機会を作るとよいでしょう。
飽きずに学べる多彩な英語コンテンツ
- 英語ゲーム
- 英語学習に特化したゲームアプリを活用しましょう。クイズ形式や、ストーリー仕立てのRPGタイプなど、ゲーム感覚で英語力を伸ばせます。楽しみながら自然と英語に触れる時間が増えるでしょう。
- YouTubeの英語チャンネル
- 英語学習に特化したチャンネルから、海外移住者のVlog、ネイティブYouTuberのビデオまで、さまざまな英語コンテンツがYouTubeにはあります。字幕機能を使えば、リスニングとリーディングを同時に鍛えられます。
- TikTokやInstagram
- 多くのインフルエンサーが、英語の学習法や、英語圏の文化を紹介しています。短尺の動画なので、スキマ時間を使って気軽に視聴できます。楽しく英語に触れながら、学習のモチベーションを高めましょう。
- オンライン英会話
- 1対1で会話練習ができるオンライン英会話は、飽きずに学習を続けるのに最適です。自分の興味のある話題で盛り上がることで、英語学習が楽しい時間になります。
- 海外ドラマ
- お気に入りの海外ドラマを英語音声・英語字幕で視聴してみましょう。ストーリーを楽しみながら、生き生きとした英語表現を学べます。俳優の演技から、英語の抑揚やニュアンスも自然と身につくはずです。
- ラジオの英語講座
- 通勤・通学中や家事をしながら、ラジオの英語講座を聴く習慣を作ってみましょう。NHKラジオ英会話など、レベル別の講座が豊富に用意されています。移動中のスキマ時間を有効活用できるので、おすすめです。
- 英語記事
- 自分の好きなジャンルの英語記事を読むことで、読解力が着実に伸びていきます。日本のニュースを英語メディアの記事で読むのもおすすめです。内容をすでに理解しているため、英文の意味をスムーズに把握でき、英語の表現力も自然と身についていきます。
英語学習を続けるコツは、「楽しむこと」です。
自分の興味や目的に合ったコンテンツを選ぶことで、「英語を学ぶのが楽しい!」と感じられるようになります。
学習コンテンツを自分なりにアレンジしながら、楽しく英語力を伸ばしていってください。
4. まとめ
本記事では「英語の独学が続かない」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。
英語の独学が続かない7つの原因として、以下をご紹介しました。
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英語の勉強に対する義務感が強い
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非効率的な勉強法で時間が無駄になっている
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英語学習を習慣化できていない
-
教材やアプリの使いすぎで本質を見失う
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孤独な勉強で心が折れてしまう
-
何も決めずに気ままにやる
-
モチベーションにムラがある
英語の独学が続く科学的な勉強法のコツは、次のとおりです。
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意志の力ではなく「習慣の力」で自動操縦する
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脳のはたらき「報酬系」をうまく使う
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「内発的動機づけ」でやる気を生み出す
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「プラトー現象」を理解し乗り越える
英語の独学が進む教材選びのポイントをご確認ください。
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自分のレベルに合った内容
-
人間のように英会話できるAIアプリ
-
飽きずに学べる多彩なコンテンツ
独学であっても、着実に学習を積み重ねていけば、かならず英語力は身につきます。
"Slow and steady wins the race."(ゆっくりでも着実に進めば、勝利はもたらされる)
「英語、もう諦めようかな」と思ったときは、この記事を思い出してみてください。自分なりの工夫を重ねながら、楽しく英語学習を続けていきましょう。
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