社会人や親になり「英語の学び直し」をしたい大人の実践ガイド

2024.01.16
  • 初心者のための英語学習法

「大人になってから、英語を学び直ししたい」

そのように考える方が増えています。

仕事で英語を使う機会が増えているビジネスパーソンから、お子さんの英語学習をサポートしたい保護者の方まで、学び直しの目的はさまざまです。

この記事では、‶大人の英語学び直し″をテーマに、鍵となる考え方やおすすめの勉強法、注意点について解説します。

これから英語を学び直す方は、学生時代と違い、時間のない中で取り組む方も多いでしょう。

貴重な時間を無駄にせず、しっかり英語を習得するために、本記事の情報をお役立てください。

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目次

1. 大人が英語を学び直しする際の4つの鍵

大人が英語を学び直す際には、基本の考え方として押さえたい、4つのポイントがあります。

  1. 目的とモチベーション
  2. 大人の学習スタイル
  3. 過去の学習経験
  4. 現実的な目標設定

漠然と取り組むのではなく、上記を明確に意識して、戦略的に取り組むことが成功の鍵です。以下でひとつずつ見ていきましょう。

1-1. 目的とモチベーション

1つめのポイントは「目的とモチベーション」です。

大人になって英語学習を再開する理由は、個人によって異なります。

多くの場合、ビジネスやプライベートの状況が変化することによって、新たな学習の必要性が生まれます。

たとえば、海外とのビジネス交渉が増える、子どもの教育サポートが必要になった、海外旅行を楽しみたい、などです。

これらの目的を明確にすることで、学習への取り組み方や、優先順位が見えてきます。

大人が英語を学び直す目的の例

キャリアアップ
ビジネスがグローバル化しているため、英語を駆使できると、国際的なプロジェクトや上位ポジションへの道を切り開きやすくなります。
子どもの教育
子どもが英語を学ぶようになると、親としてサポートする必要が出てきます。質問に的確に答えられれば、子どもの学習意欲も高まります。
海外旅行
海外旅行をスムーズにするためには、英語の基礎力が必要です。現地の人々とコミュニケーションできれば、旅がより豊かになるでしょう。
訪日観光客への対応
日本に観光客として来訪する外国人への接客や道案内のために、英語を学ぶ方も増えています。
個人的な成長
新しい言語を学ぶことは、脳を活性化させ、知識の幅を広げます。学ぶ過程で自己成長を感じることができます。
趣味としての学習
英語学習自体を趣味として楽しむ人もいます。たとえば、英語の書籍を読んだり、映画を観たりすることで、学習を楽しむことができます。

このように、自分は「なぜ学ぶのか?」を明確にすることが、英語学習の成功への第一歩です。

1-2. 大人の学習スタイル

2つめのポイントは「大人の学習スタイル」です。

大人が英語を学び直す際には、“時間管理”“継続性” がポイントとなります。

忙しい日常の中で、学習時間を確保し、それを継続することは容易ではありません。

自分に合う効果的な学習スタイルを見つけ、それを日々のルーティンに取り入れることが重要です。

大人の英語学習における時間管理の例

日常ルーティンの活用
通勤や通学などの移動時間を活用し、リスニングや単語の学習を行う。
昼休みの有効利用
昼休みに英語の記事や短いストーリーを読み、読解力を養う。
就寝前の学習
一日の終わりに、新しく学んだ単語やフレーズの復習を行う。
週末の集中学習
週末に時間を確保し、集中的な学習や復習をする。
スケジュールの作成
学習計画を立て、それに沿って進めることで、無駄な時間を減らし効率を高める。

「継続」は、英語習得に不可欠な要素です。たとえ短い時間でも、毎日英語に触れ続けることで、徐々に英語力が高まり、長期的な成果につながります。

日々の生活の中で学習時間を見つけ、それを継続することが、大人の英語学習における成功の鍵です。

1-3. 過去の学習経験

3つめのポイントは「過去の学習経験」です。

大人が英語を学び直す際、過去の学習経験を活かすことは、大きなアドバンテージになります。

学生時代に学んだ基本的な文法や単語は、英語学習の礎となるからです。

過去の学習経験の活用法

基本文法の復習
学生時代に学んだ文法を再確認し、現在の学習に活かす。
単語の再学習
以前に学んだ単語を再学習することで、語彙力の基盤を強化する。
苦手分野の再挑戦
過去に苦手だった分野(例:発音、リスニング)に、再度取り組む。
過去の教材の再利用
過去に使用した教材を再利用し、記憶を呼び起こしながら学ぶ。
学習スタイルの見直し
以前の学習方法が効果的だったか振り返り、必要に応じて学習スタイルを変更する。

多くの方は、高校卒業までに「1,000時間前後」の英語授業を受けています。それをなかったことにするのではなく、自分の中に蓄積されていると考え、有効的に活用しましょう。

1-4. 現実的な目標設定

4つめのポイントは「現実的な目標設定」です。

目標は、モチベーション維持と学習効果の向上に不可欠です。

具体的かつ達成可能な目標を設定することで、学習に対する取り組みが具体化し、進捗の管理が容易になります。

たとえば、短期的な目標として「3ヶ月後にTOEIC®L&Rテストのスコアを50点上げる」、長期的な目標として「1年以内に海外旅行で基本的な会話ができるようになる」などが考えられます。

目標は、人それぞれで異なりますが、非現実的な目標は、逆に挫折感を生み、モチベーションを低下させる可能性があります。

高すぎる非現実的なハードルを掲げるのではなく、「努力すれば達成できる」範囲で設定するのがコツです。

ここまでの話をまとめると、次の4つの鍵を押さえて、学習計画を立てていきましょう。

具体的におすすめの英語勉強法については、次のセクションでご紹介します。

2. 大人の英語の学び直しにおすすめの勉強法

大人が効率よく英語を学び直すためには、ライフスタイルに合った勉強法を選ぶことが重要です。

ここでは、忙しい大人の方に適した勉強法を5つ、ご紹介します。

  1. すき間時間を活用したオンライン英会話
  2. 小学生向けテキストの活用
  3. 英語学習アプリの活用
  4. 仕事やエンタメと英語の兼用
  5. ネイティブスピーカーとの交流

以下で詳しく見ていきましょう。

2-1. すき間時間を活用したオンライン英会話

1つめのおすすめ勉強法は「すき間時間を活用したオンライン英会話」です。

忙しい日常の中で、英語学習に取り組む際には、すき間時間の活用が非常に効果的です。

オンライン英会話は、自宅で好きな時間にレッスンを受けられるため、忙しい大人にとって便利な学習手段となります。

以下はイーオンのオンライン英会話の例です。

  • 1レッスンは20分
  • 朝7時~24時まで開講
  • 予約は開始20分前まで可能

お仕事や家事・育児に多忙な方でも、ちょっとした空き時間を利用して、英語学習を進められます。

詳しくはイーオンの「オンライン英会話」のページにて、ご確認ください。

2-2. 小学生向けテキストの活用

2つめのおすすめ勉強法は「小学生向けテキストの活用」です。

1990年代以前生まれの方にとっては、「英語の学び直し」というと、中学英語からスタートする印象が強いかもしれません。

しかし現在は、英語教育(外国語教育)は、小学3年生から必修化されています。

「学生時代に、英語は苦手だった」

「現在はすっかり忘れていて、英語力がゼロに近い」

という方におすすめしたいのは、現代の小学生向けテキストから学び直すことです。

教材の内容がシンプルでわかりやすいため、苦手意識や挫折感を覚えにくく、モチベーションの維持にもつながります。

参考:小学生向けテキストの例

出典:『小学生からチャレンジ!楽しく身に付く英会話フレーズ45』

2-3. 英語学習アプリの活用

3つめのおすすめ勉強法は「英語学習アプリの活用」です。

近年、最先端のテクノロジーを搭載した英語学習アプリが登場しています。

AIと英会話できる対話型アプリや、ゲーム感覚で単語を覚えられるアプリなど、いろいろなタイプのアプリがあります。

たとえば、以下は、イーオンのAI対話型アプリの「AI Speak Tutor 2(AIスピークチューター2)」です。

出典:AI Speak Tutor 2

会話の相手は人間ではなくAIですから、

「間違えても恥ずかしくない」

「なかなか言葉が出てこなくて待たせても、気にする必要がない」

「いつでもどこでも練習できる」

といったポイントが、支持されています。

AIによるレベル診断で、現在の英語力や成長の度合いを可視化できるのも、魅力です。

出典:AI Speak Tutor 2

詳しくはイーオンの「AI Speak Tutor 2(AIスピークチューター2)」よりご確認ください。

2-4. 仕事やエンタメと英語の兼用

4つめのおすすめ勉強法は「仕事やエンタメと英語の兼用」です。

“英語勉強のための勉強” という1つの役割ではなく、実益を兼ねながら学び直しをすると、継続しやすくなります。

世界中のメディアやエンタメ作品にアクセスできる現代の環境だからこそ、仕事の情報収集や娯楽と英語学習を組み合わせることが可能です。

実益を兼ねた学び直しのアイデア

海外ニュースを英語で読む
現地のニュースを翻訳版ではなく英語の原文で読んで情報収集する。
英語のインタビューは英語で聞く
翻訳を通さないニュアンスを含めて、そのまま理解する。
映画やドラマを楽しむ
オリジナル版の英語やドラマを視聴する。慣れてきたら、日本語字幕を英語字幕にし、最終的には字幕なしで楽しむ。
英語のゲームをプレイする
英語のゲームをプレイし、楽しみながら英語に親しむ。

このように、英語学習に費やす時間の実用性を高めることで、英語学習を続けていきましょう。

2-5. ネイティブスピーカーとの交流

5つめのおすすめ勉強法は「ネイティブスピーカーとの交流」です。

ネイティブスピーカーと直接交流することは、実践的な英語力を高めるのに非常に有効な方法です。

と同時に、単調な学習に「大きな刺激」が加わるため、モチベーションを維持しやすくなります。

ネイティブスピーカーと交流する機会を定期的に持つように、工夫してみましょう。

ネイティブスピーカーとの交流方法

英会話カフェの利用
気軽にカジュアルな雰囲気で会話を楽しめる英会話カフェを定期的に利用する。
言語交換パートナーの活用
言語交換(ランゲージエクスチェンジ:外国語を習得したい人同士がお互いに教え合うこと)のパートナーを募集サイトや専用アプリなどで探す。
国際交流イベントへの参加
地域で開催される国際交流イベントに参加し、異文化交流を通じて英語を使う機会を増やす。
オンラインフォーラムやSNSの利用
オンラインで英語ネイティブスピーカーと交流し、日常会話や文化について学ぶ。
ボランティア活動
英語を使うボランティア活動に参加し、実践的な会話力を身につける。

実際の会話を通じて自然な発音や表現を学び、異文化理解も深めることができます。

3. 大人が英語の学び直しをする際に注意したいポイント

最後に、大人が英語を学び直す際に、注意したいポイントを4つ、お伝えします。

  1. 学生時代の体験にとらわれすぎない
  2. 完璧主義より長く細く続ける
  3. コミュニティを活用し孤独を避ける
  4. 自分に合う教師を見極める

3-1. 学生時代の体験にとらわれすぎない

1つめの注意ポイントは「学生時代の体験にとらわれすぎない」です。

前述のとおり、過去の学習経験を財産として活用することは、有益です。

しかし一方で、過去にとらわれすぎると弊害が出てしまうことは、注意したいポイントです。

たとえば、「英語でコミュニケーションを取れるようになりたい」という目的なら、過去の文法中心の勉強法から脱却して、実用的な会話力を重視した学習法に挑戦することも大切です。

自分で勉強のやり方を選べる、大人になってからの学習だからこそ、自分に合った方法を積極的に見つけていきましょう。

3-2. 完璧主義より長く細く続ける

2つめの注意ポイントは「完璧主義より長く細く続ける」です。

英語学習においては、完璧を目指すよりも、長期間にわたって継続することが重要です。

参考までに、アメリカの外交官育成機関であるFSI(Foreign Service Institute)の調査によれば、アメリカ人が外国語を習得する期間として、以下の授業時間が必要とのことです。

授業時間
カテゴリーⅠ言語
英語に近い言語
600~700時間 フランス語、イタリア語、スペイン語
カテゴリーⅡ言語 900時間 ドイツ語、インドネシア語、スワヒリ語
カテゴリーⅢ言語
難解な言語
1,100時間 ヒンディー語、ロシア語、タイ語
カテゴリーⅣ言語
超難関言語
2,200時間 日本語、中国語、韓国語、アラビア語

上記を参考に、日本人の社会人が英語を学習する場合、1,000時間以上が必要といわれます(学校教育で1,000時間前後の英語を学習した想定)。

毎日少しずつでも、英語学習の習慣を身につけることで、着実に力がついていきます。不完全で構わないので、日々の小さな進歩を重ねることが、大切です。

3-3. コミュニティを活用し孤独を避ける

3つめの注意ポイントは「コミュニティを活用し孤独を避ける」です。

独学で学ぶことは孤独を感じやすいため、ほかの学習者との交流は、モチベーション維持に役立ちます。

たとえば、オンラインのコミュニティに参加する、地域の英会話クラブに入るなどして、一緒に学ぶ仲間を見つけることが有効です。

ともに学ぶことで、学習の楽しさが増し、続けやすくなります。

身近にコミュニティが見つからない場合は、カウンセリングシステムのある英会話スクールを選ぶことで、孤独による挫折を回避しましょう。

参考までに、以下はイーオンのカウンセリングの様子です。

詳しくは「英会話教室・スクール AEON イーオン」のページよりご確認ください。

3-4. 自分に合う教師を見極める

4つめの注意ポイントは「自分に合う教師を見極める」です。

英会話スクールを利用する際には、自分の学習スタイルや目標に合わせた指導をしてくれる、質の高い教師を探すようにしましょう。

このポイントを妥協してしまうと、生涯の英語力に影響しかねないので、ぜひ大切にしてください。

「なかなか、優秀な先生に出会えない」とお悩みの方は、「信頼できる質の高い教師陣」のページをご覧のうえ、イーオンの教師を選択肢に検討していただければと思います。

出典:英会話イーオン パンフレット

なお、参考までに、日経WOMANの2023年10月号に取り上げられた英会話イーオンの日高先生は、46歳から英語の学び直しを始めました。

英検1級、通訳案内士試験にも合格し、現在は大好きな英語を仕事に、イーオンで教師をしています。

日高先生のように、大人になってから英語の学び直しを始める方は、イーオンの生徒様でも増えています。ぜひ、前向きな気持ちで一緒に取り組んでいきましょう。

4. まとめ

本記事では「大人の英語の学び直し」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。

大人が英語を学び直す際の4つの鍵として、以下のポイントを解説しました。

  1. 目的とモチベーション
  2. 大人の学習スタイル
  3. 過去の学習経験
  4. 現実的な目標設定

大人の英語の学び直しにおすすめの勉強法は、以下のとおりです。

  1. すき間時間を活用したオンライン英会話
  2. 小学生向けテキストの活用
  3. 英語学習アプリの活用
  4. 仕事やエンタメと英語の兼用
  5. ネイティブスピーカーとの交流

大人が英語の学び直しをする際には、以下の点にご注意ください。

  1. 学生時代の体験にとらわれすぎない
  2. 完璧主義より長く細く続ける
  3. コミュニティを活用し孤独を避ける
  4. 自分に合う教師を見極める

英語の学び直しは、何歳からでも可能です。大人ならではの豊富な選択肢と柔軟な戦略で、効率的に英語を習得していただければと思います。

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