イーオンの英会話コラム

英語ができない11の原因と今度こそ努力が報われる正しい勉強法

「私は、英語ができない──

そのように思っているとしたら、まずは、原因と向き合ってみましょう。

原因を知ることは、英語ができるようになるために、非常に重要な第一歩です。

この記事では、英語学習で直面しやすい11の問題点と、それらを克服するための効果的な勉強法を解説します。

英語ができない悩みを手放して、英語学習に対する新たな視点を持ち、実用的な方法で英語習得を進めていきましょう。

今度こそ、英語に対する努力が報われ、「英語ができる」と自信を持って言えるようになります。さっそく見ていきましょう。

1. 英語ができない11の原因

英語学習において直面する障壁は、さまざまな形で存在します。

以下では、「英語ができない」と感じる11の原因を深掘りし、それぞれに対する具体例をご紹介します。

これらを理解し対処することで、英語学習の質を高められます。ひとつずつ、見ていきましょう。

  1-1. 自己否定の思い込み

1つ目の原因は「自己否定の思い込み」です。

「私は英語が苦手だ」「私には英語は無理」といった気持ちが強いと、それ自体が、“英語ができない状態” を加速させてしまいます。できないと思いながら勉強すると、学習効率が落ちるからです。

「私はまったく英語ができない」という方に詳しくお話を聞くと、小学・中学レベルの英語は何となく理解できていたり、基本的な単語は知っていたりします。

「できない」という固定観念は、“現在の英語力” ではなく、“過去の経験” に影響を受けていることが多いのです。

たとえば、過去に試験で低い点数を取ったり、先生や親に叱られたりした経験から、「自分は英語ができない」という固定観念に縛られ、抜け出せなくなることがあります。

しかし、英語は適切なトレーニングによって、誰でもできるようになります。「英語ができない」というのは、思い込みなのです。

まずは、無意識のうちに自己否定に陥っている自分に “気付く” ことが大切です。気付ければ、対処できます。

ネガティブな思い込みを克服し、ポジティブな自己評価を築くことで、前向きな姿勢を作っていきましょう。

  1-2. 文法に対する過度なこだわり

2つ目の原因は「文法に対する過度なこだわり」です。

日本人の英語学習者の多くは、つらかった受験英語の影響で、間違いを恐れ、文法に固執する傾向があります。

「難しい文法がわからない。だから、私は英語ができない」

と認識しがちです。

しかし、英語はコミュニケーションのツールであり、文法的な完璧さよりも伝達のスムーズさが重要です。

「文法が多少間違ってもいいから、まずは伝えることを大切にする」

このように考え方を変えることで、英語をより自然に、そして効果的に使用できるようになります。

  1-3. 語彙力のなさ

3つ目の原因は「語彙力のなさ」です。

単語やフレーズの知識が限られていると、表現の幅が狭くなり、コミュニケーションが難しくなります。

日本人の英語学習者に多いのは、英単語を丸暗記したものの、英会話の場になると言葉が出ない(あるいは相手の言葉が理解できない)という悩みです。

努力の方向性を、英単語の丸暗記ではなく、「フレーズや言い回しなどの、実際の使用方法を学ぶこと」に切り替えると解決できます。

  1-4. 発音に対する強迫観念

4つ目の原因は「発音に対する強迫観念」です。

「発音が変だと、バカにされるのではないか」と過度のプレッシャーを感じている方が、多くいます。

たとえば近年では、YouTubeなどで「有名人の発音チェック」といったコンテンツが人気です。「発音が下手だと、低評価を下される」という印象を受けるかもしれません。

しかし、これらはエンターテイメントに過ぎず、実際の日常生活では、日本人の発音が批評されるわけではありません。

「完璧な発音よりも、相手に伝えることが大事」

と割り切って、強迫観念を手放していきましょう。

そのようにして練習していく過程で、発音はいずれ上達します。

  1-5. 恐れと緊張

5つ目の原因は「恐れと緊張」です。

間違いを恐れて話すことを避けたり、緊張して自分の考えをうまく伝えられなかったりすることは、多くの学習者にとって共通の課題です。

これらの感情は自然な反応ですが、それを克服しない限り、「英語ができない」と感じてしまう状況から抜け出せません。

英語を話す際の恐怖や緊張を克服することは、重要なステップです。

詳しくは後述しますが、「安心して失敗できる、安全な場所」を確保することも大切です。自分に合う英会話スクールは、そのような場所のひとつです。

  1-6. 一方向の学習方法

6つ目の原因は「一方向の学習方法」です。

一方向の学習方法に固執することは、英語の習得を妨げる原因です。

この場合の「一方向」とは、「聞くだけ」「読むだけ」「書くだけ」「話すだけ」といった偏った勉強法を指します。

英語学習においては、聞く・話す・読む・書くの各スキルをバランスよく学ぶことで、実際のコミュニケーションシーンでの適応力が高まります。

受験英語は、一方向の学習方法に陥りやすいといえます。

多角的なアプローチを取り入れることで、見違えるように英語ができるようになるケースも、珍しくありません。

  1-7. 具体的ではない目標設定

7つ目の原因は「具体的ではない目標設定」です。

目標が抽象的だと、英語の学習が順調に進まないことがあります。

たとえば、「英語を話せるようになりたい」という目標は、具体性に欠けていて、効果的な行動計画を立てにくいのです。

英語は学習範囲が非常に広いため、目標を明確にし、自分にとって必要な優先順位で取り組むことが重要です。

そうすれば、「だんだん英語ができるようになってきた」といううれしさを噛みしめながら、英語習得を進められます。

  1-8. 時間管理の問題

8つ目の原因は「時間管理の問題」です。

英語学習は、まとめて一気にやるのではなく、毎日少しずつ継続することが大切です。

たとえば1週間に7時間の英語学習の時間を確保できる場合、週末に7時間一気にやるのではなく、毎日1時間ずつ配分したほうが、学習効果は高まります。

その理由は、言語学習においてはエクスポージャーが重要だからです。繰り返し、自身を英語にさらし、触れ続けることで、英語力が高まっていきます。

英語学習における時間管理は、毎日の少量の学習を通じて長期的な記憶を育み、実践的なスキルを向上させるために重要です。このアプローチにより、英語を自然に身につけることが可能になります。

自分で管理するのが難しい場合は、英会話スクールのカリキュラムに従うことが効果的です。スクールでは、プロの指導と計画的なカリキュラムが提供され、学習の進行をサポートします。

  1-9. 学習レベルの問題

9つ目の原因は「学習レベルの問題」です。

自分のレベルに合った英語を勉強しないと「英語ができない」という思い込みが強化され、負のスパイラルに入ってしまいます。

日本語に置き換えて考えてみれば、イメージしやすいでしょう。まだ、小学1年生の語彙力や漢字力しかないのに、高校3年生向けのテキストを渡されても、自信を失うばかりです。

「私は英語ができる、楽しい」と感じられるレベルの英語を学ぶことが、長期的な学習効率を高めます。

  1-10. 教える人の適性

10番目の原因は「教える人の適性」です。

適切な指導者を見つけることは、英語学習における成功の鍵です。

教師との相性が良好なら、学習効果が高まり、モチベーションも向上します。反対に、教師の教え方が合わないと、学習の継続が難しくなることがあります。

事実、そのような経験をして「英語ができない」と悩んでいる人は、少なくありません。

自分に合う教師との出会いは、英語習得の道をより楽しく、より豊かにしてくれます。

教師を選ぶ際には、英語を教える指導者としてプロフェッショナルであることを、よく確認しましょう。

  1-11. 必要性の欠如

11番目の原因は「必要性の欠如」です。

英語を学ぶ必然性を実感できていない場合、それは英語ができない原因となります。

とくに、日常生活で英語を使う機会が少ない場合、学習への動機付けが弱くなりがちです。

実生活や将来の目標において、英語がどのように役立つかを理解し、学習への意欲を高めることが重要です。

英語学習が、自分にどのようなメリットや利益をもたらすのか、英語を使って何をしたいのか、具体的にイメージしてみましょう。

英語学習の必要性を感じることは、学習のモチベーションを高め、英語力の向上へとつながっていきます。

2. 今度こそ努力が報われる英語の正しい勉強法

英語ができない原因が見えてきたら、今度こそ努力が報われる、正しい方法で英語に取り組んでいきましょう。

ここでは8つのポイントをご紹介します。

  2-1. 「勉強」というより「練習」する

1つ目のポイントは「『勉強』というより『練習』する」です。

英語は学校で習う教科でもあるため、英語を「学力」と直結して認識している方が多いようです。

しかし実際のところ、スポーツや楽器を習得するときのように、英語習得の基本は「練習」です。よりよく練習するために、「勉強」があります。

筋トレ・マラソン・ヨガ・ギター・ピアノ・バイクの運転・料理など、ご自身がよく練習して、やり方をマスターしたものがあれば、それを思い浮かべてみましょう。

1週間、2週間では身につきませんが、何ヶ月・何年と練習するうちに、上達したのではないでしょうか。“その練習と英語の習得は同じ” と、捉え直してみてください。

「練習が主軸にあって、練習をよりよくするために、勉強もする」

という感覚で英語に取り組むと、英語はできるようになります。

  2-2. 英語ができると信じさせてくれるコーチ(教師)を選ぶ

2つ目のポイントは「英語ができると信じさせてくれるコーチ(教師)を選ぶ」です。

スポーツの練習に優れたコーチが欠かせないように、英語の勉強でも、コーチの役割を果たしてくれる教師の存在が欠かせません。

コーチは、ただ知識を伝えるだけでなく、教え子たちに自信をつけさせ、モチベーションを高める役割を担います。

成長を一緒に喜び励ます姿勢や、生徒一人ひとりによって異なる学習スタイルへの理解、悩みに対する共感と必要なサポートなど、コーチの存在は心強いものです。

ぜひ、よき師を見つけて、英語の道を切り開いてください。

なお、イーオンではレッスンに「コーチング」をプラスして、学習継続をサポートする仕組みをご提供しています。

出典:イーオンのコーチングサービス AEON UP!

詳しくは「イーオンのコーチングサービス AEON UP!」にて、ご確認ください。

  2-3. 聞く・話す・読む・書くをバランスよく鍛える

3つ目のポイントは「聞く・話す・読む・書くをバランスよく鍛える」です。

英語は、さまざまな要素から複合的に成り立っています。それらをバランスよく同時に鍛えると、スムーズに英語力が上がっていく実感を得られるはずです。

その理由は、「相乗効果」にあります。

たとえば、聞く力がついてくると、自然と発音も上達します。書く力が付いてくると、頭の中で文章が作れるので、会話がスムーズになります。

もし、「英語の映画を観る」という練習をしているなら、この練習を「聞く」という1度で終わらせるのはもったいないことです。

聞き取ったフレーズを書き出し、それについて話す練習をすれば、“1粒で2度も3度もおいしい” という状態を作れます。これが相乗効果です。

できる限り相乗効果を狙い、1つの努力から得られる英語力を、最大化していきましょう。

  2-4. 英語に対するトラウマは手放す

4つ目のポイントは「英語に対するトラウマは手放す」です。

英語学習の過程で経験した、過去の挫折や傷ついた出来事は、新たなチャレンジの障壁となることがあります。

これらのトラウマを手放し前向きになることが、英語ができるようになるために必要です。

自分を受け入れ、ポジティブな気持ちで英語に向き合うことが、新しいチャレンジにつながっていきます。

  2-5. 自分と比べる

5つ目のポイントは「自分と比べる」です。

世の中にはさまざまな人がいます。同僚や友人の中には、言語習得が得意で英語がペラペラな人がいるかもしれません。インターネット上に目を向ければ、いとも簡単に習得しているように見える人もいます。

これらの人々(他者)のことは、忘れましょう。気にする必要はありません。

気にして英語ができるようになるなら、いくらでも気にしてよいのですが、残念ながら逆効果になることがほとんどです。

その代わり、過去の自分と比べてください。“過去の自分に比較してどれだけ成長したか” をモチベーションにしましょう。

そのためには、現時点のレベルを記録しておくことが役立ちます。たとえば、イーオンでは「イーオンスケール」で今の英語力を見える化できます。

イーオンスケールの活用方法は「英会話イーオンで【私のベストレッスン】を探しに行こう」もあわせてご覧ください。

  2-6. 目的を描いてから学習法を選ぶ

6つ目のポイントは「目的を描いてから学習法を選ぶ」です。

漠然と「英語を勉強しなくてはいけない」と思っている状態であれば、一度立ち止まってみましょう。

自分に問いかけてみます。

「なぜ、英語を学びたいのか?」

この質問に答えることから、英語習得の道が始まります。

目的を明確にしたら、その目的に、さらに気持ちを込めてください。

海外旅行のためなら、異国の地で地元の人と自然な会話を楽しむシーンを心に描いてみます。

ビジネス英語を学ぶなら、会議室で堂々と話す自分を想像し、そのときの感情をリアルに感じてみてください。

試験対策なら、試験を終えた後の満足感や達成感を、先取りするように味わってみます。

日常会話の向上を目指すなら、友人や恋人との心温まる交流の瞬間を、想像してみてください。

そして、これらの目的を叶えてくれる手段として、学習法を選びましょう。目的を明確にした後なら、何をすべきか、自然と見えてくるはずです。

目的別レッスンのポイントは、以下のページも参考にしてみてください。

  2-7. スクールのカリキュラムをやり切る

7つ目のポイントは「スクールのカリキュラムをやり切る」です。

英会話スクールのカリキュラムは、一貫性のある体系的な学習を可能にします。

「英語ができない」と嘆いている方は、一度、スクールのカリキュラムをやり切ってみることをおすすめします。

スクールのプログラムに従って学習を進めることは、初心者の方の基礎固めに最適です。「勉強の仕方がわからない」というつまずきがなくなるためです。

たとえば、イーオン オンライン英会話の「一般英会話コース」では、目的別にレッスンを選ぶことができ、それぞれの目的に適切なテキストを学んでいきます。

出典:オンライン英会話

詳しくは「イーオン オンライン英会話」のページからご確認ください。

3. 自分らしく学べば英語はできるようになる

最後に、これから「英語ができない」という自分を卒業していきたい方へ、伝えたいことがあります。

  3-1. 自分に合う学習スタイルを探す

まず、自分に合う学習スタイルを探すことに、貪欲になってください。

人にはさまざまな学習スタイルがあります。

英語に関しては、さまざまな学習方法が次から次へと開発され、迷ってしまうかもしれません。

しかしながら、大切なのは自分にしっくりくる感覚と成長の実感です。たとえ「古い」といわれる手法であっても、自分の英語力が増すなら、それでよいのです。

たとえば、視覚的に情報を得ることを好む人は、図表やイラストを使った学習が有効です。一方、音声による情報の吸収が得意な人は、オーディオブックや英語の歌を活用するとよいでしょう。

自分に合った学習方法を見つけるために、さまざまな手法を試してみましょう。固定観念にとらわれないことです。

自分にとって楽しく、快適に感じられる方法がかならずあります。

  3-2. 小さな一歩をしっかり祝う

英語学習では、けして完璧主義にならないでください。

少しでもできるようになったら、そんな自分を盛大にお祝いしましょう。

新しい言葉を覚えた、まったくわからなかった英語の歌詞がわかるようになった、英語であいさつができた、など、どれも大きな進歩です。

赤ちゃんが母国語を覚えるときを、イメージしてみてください。「ママ、パパ」と言えただけで、家族は大喜びです。赤ちゃんはうれしくて、もっと言葉を覚えます。

小さな成功を積み重ねた先に、英語の習得があります。小さな成功を祝って自信をつけ、モチベーションを高めていきましょう。

  3-3. 優れた教師に出会う

先にも述べたことですが、英語学習においては、教師の存在が重要です。

貴重な人生の時間を無駄にしないためにも、自分に合う教師と出会う重要性に、目を向けていただければと思います。

イーオンには「英語を教えるプロフェッショナル」が在籍しています。

出典:英会話イーオン HP

「いい先生に出会えない」という方は、「イーオンの先生」のページをご覧のうえ、イーオンの教師を選択肢に検討していただければと思います。

4. まとめ

本記事では「英語ができない」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。

英語ができない11の原因として、以下が挙げられます。

今度こそ努力が報われる英語の正しい勉強法として、以下を解説しました。

自分に合う適切な方法で学んでいけば、英語はできるようになります。どうぞ自分に合うスタイルや教師を見つけ、楽しみながら英語を習得していってください。

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