イーオンの英会話コラム

【英会話の超初心者向け】失敗しない基本の勉強法と陥りやすい4つの罠

「英会話を始めたいけど、どこから手をつけたらいいのかわからない」

多くの方が、このように感じています。

なかでも、英会話の超初心者の方にとっては、スタート地点を見つけること自体が重要課題といえます。

誤った勉強法では、長い時間を無駄にしたり、挫折したりする危険があるからです。

と同時に、初心者の方ほど正しいアプローチで学ぶことで、短期間で大きく成長できる‶伸びしろ″があるのも事実です。

この記事では、‶超初心者″の方が、どのように英会話に取り組めばよいのか、基本から解説します。

「初心者の方が陥りやすい罠」や、「挫折しないためのコツ」についてもお伝えします。

遠回りをせず、最短距離で英語を話せるようになりたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 超初心者向けの英会話学習の基本

「英会話といっても、どこから着手したらいいのかわからない」

という方へ、まずは基本のアプローチを4つに分けて、ご紹介します。

  1-1. 英語の音に耳を慣らす

1つめは「英語の音に耳を慣らす」です。

英語学習の初期段階で最も重要なのは、日本語にはない英語独特の音やリズムに、慣れ親しむことです。

 1-1-1. 英語の会話をたくさん聞く

海外ドラマ、映画、インタビュー、プレゼンテーションなど、自分にとって興味を持てる分野やアクセスしやすい分野で構いません。できる限り、英語の会話をたくさん聞き続けましょう。

「何を聞けばいいか、わからない」という方は、アメリカの子ども向け番組がおすすめです。

子ども向け番組は、難しい単語がなく、ゆっくりわかりやすく発音されることが多いので、初歩の英語学習に適しています。

 1-1-2. 学校の英語は基本的にアメリカ英語

ここで補足として、英語は「アメリカ英語」と「イギリス英語」の大きく2つに分けられます。両者は、発音やスペルなどに違いがあります。

どちらでも英語学習には有益ですが、どちらかを選びたい場合、初心者の方は「アメリカ英語」を重点的に聞くとよいでしょう。

というのは、日本の学校教育や試験などで採用されている英語は、基本的にアメリカ英語だからです。

英語の音に耳を慣らすときには、アメリカの番組やアメリカ人の会話を選んだほうが、スムーズになじみやすいといえます。

  1-2. 簡単な文法を理解する

2つめは「簡単な文法を理解する」です。

英語の基本的な文法を理解することは、言語を学ぶうえで欠かせません。

主語や動詞の構造、現在形や過去形などの時制、疑問文の作り方などの基礎を学びます。

文法の学習は、文章の組み立て方を理解し、自分の言いたいことを正確に伝える力を身につける土台となります。

超初心者向け英会話学習では、無理に難しい文法を学ぶ必要はありません。むしろ、中学英語レベルの基本的な文法をしっかりと理解することが重要です。

この基礎があれば、日常英会話のほとんどを問題なくこなせるようになります。

  1-3. 基本的な単語を覚える

3つめは「基本的な単語を覚える」です。

基本的な文法を理解できていれば、あとは単語を入れ替えるだけで、数多くの文を作れるようになります。

また、まだ正確なリスニングができなくても、いくつかの単語がわかれば、話の全体的な意味を推測しやすくなります。

日常生活でよく使われる単語や、簡単な挨拶、自己紹介などのフレーズから、覚えていきましょう。

具体的には、「日常会話の英単語1000」といった、基本的な単語が集められた単語集から始めるのがおすすめです。

数としては、まずは1000単語を目標に覚えてみましょう。

専門家によって見解に相違はあるものの、日常英会話に使われる単語数は1,000〜3,000個程度と考えられています。

「1,000個」は、超初心者の方がまず目指すべき最低ラインといえます。

  1-4. 英語を話す

4つめは「英語を話す」です。

インプットするだけでなく、アウトプットすることが英会話上達の鍵を握ります。

実際に舌や唇を動かして英語を発話することで、英語の発音に必要な筋肉が鍛えられ、発音がよくなっていきます。

と同時に、学んだ文法や単語の記憶定着にも、話すことが役立ちます。学んだ知識を使うことで、英語に対する言語の感覚が磨かれるからです。

ここまでにお話したことは、非常にシンプルで基本的ですが、きちんと実践できれば英会話上達の道が開けます。

ただ、多くの初心者の方が上記を実践できず、英会話習得に苦戦してしまいます。

苦戦してしまう理由は、陥りやすい “罠” があるからです。次のセクションで詳しく見ていきましょう。

2. 超初心者が陥りやすい英会話勉強 4つの罠

超初心者の方が陥りやすい英会話勉強の罠として、以下が挙げられます。

これらの罠を事前に理解して、回避できるようにしましょう。以下で詳しく解説します。

  2-1. 勉強法の選択ミス

1つめは「勉強法の選択ミス」です。

数多くの選択肢が目に入りやすい現代だからこそ、注意したいポイントでもあります。

たとえば、個人サイトやYouTube、LINE、SNSなどには、多種多様な英語勉強法があふれています。

「超初心者がコレだけで英語ペラペラ」

「わずか○○時間で完璧」

「最強の英会話独学法」

など、魅力的なフレーズに、いろいろ試してみたくなるかもしれません。

しかしながら極端な勉強法は、向き・不向きが大きくあります。それで話せるようになる方もいるかもしれませんが、合わない方にはまったく合いません。

超初心者の時期ほど、極端な勉強法に走らず、実績のあるオーソドックスな基本手法で学ぶのが、最も近道です。

  2-2. 背伸び

2つめは「背伸び」です。

英会話学習において、自分の現在のレベルよりも、高いレベルから勉強しようとすることは、超初心者に多く見られる失敗です。

たとえば、先ほど英語の音に耳を慣らすために「子ども向けの番組」をおすすめしました。しかし、以下のような理由で、子ども向け番組に抵抗を感じる方がいます。

しかしながら、英会話学習では、背伸びしないで、徐々にステップアップするプロセスが、非常に重要です。

なぜなら、背伸びには以下の弊害があるからです。

超初心者の方ほど、「自分のレベルに合った学習」の重要性を知っておきましょう。

  2-3. 飽きる

3つめは「飽きる」です。

英会話学習は、長期戦です。それゆえに、飽きやすいのもひとつの罠です。

「途中で飽きることなく、長期的に英会話の取り組みを続けられるかどうか」は、英会話学習の一大課題といえます。

完全な独学では、「飽き」の問題に対処するのは非常に難しいでしょう。その理由のひとつは、進捗の可視化の困難さにあります。

定期的に自分の進歩や成長を確認し、自分自身にフィードバックを与えることが、飽きないために重要です。

具体的には、“フィードバックを与えてくれる存在や機会” を作ることが、飽きずに継続する鍵だと覚えておきましょう。

たとえば、スポーツ選手なら「コーチ」「大会」「仲間」といった存在や機会があるから、トレーニングを継続できます。

英会話学習の場合も、「英会話の教師」「資格試験」「仲間」といった存在や機会が、飽きないために必要です。

  2-4. 期待しすぎ

4つめは「期待しすぎ」です。

初心者の方は、短期間での上達を期待しすぎてしまうことがあります。

たとえば、「数ヶ月で、英語が流暢に話せるようになる」と期待していると、実際の進捗とのギャップに失望しやすいでしょう。

英語学習は長期的な取り組みであり、小さな成果を積み重ねることが重要です。

参考までに、アメリカの外交官育成機関であるFSI(Foreign Service Institute)の調査によれば、アメリカ人が外国語を習得する期間として、以下の授業時間が必要とのことです。

出典:United States Department of State「Foreign Language Training」より作成

上記を参考に、日本人の社会人が英語を学習する場合、1,000時間以上が必要といわれます(高校卒業までに学校教育で1,000時間前後の学習をした想定)。

1日1時間の勉強を続けたとして、1,000時間の勉強時間を確保するためには、「1000日間=2.7年」の年月が必要なのです。

このような現実的な期待値を持ち、長期的に学習を続けることが、重要です。

3. 超初心者が英会話に挫折しないためのコツ

最後に、超初心者の方が英会話に挫折しないためのコツを5つ、ご紹介します。

それぞれ見ていきましょう。

  3-1. 現在の英会話力を判定する

1つめは「現在の英会話力を判定する」です。

英会話学習の出発点は、自身の現在の英語レベルを知ることです。

オンラインの英語レベルテストを受けたり、英会話教室での無料体験レッスンを利用したりして、現在のレベルを把握しましょう。

自分のレベルがわかれば、自分に合った学習方法を選ぶことができます。

また、できる限り初心者のうちに、その記録を残しておくことで、成長の幅をしっかり実感できます。これは、学習を継続する強力なモチベーションになります。ぜひ実施しましょう。

参考までに、イーオンでは「イーオンスケール」で、今の英語力を見える化できます。

出典:英会話イーオン パンフレット

  3-2. 英語を話す場所を確保する

2つめは「英語を話す場所を確保する」です。

英会話の習得には、実践の機会が欠かせません。英語を話す環境を作ることが重要です。

最後の “AI対話型アプリ” について補足すると、たとえば「AI Speak Tutor 2」があります。

出典:AI Speak Tutor 2

「オンライン英会話や英会話カフェにチャレンジするのは、まだ恥ずかしい」

「英語力がなさすぎて、不安」

という段階でも、人間ではないAI相手なら、何も気にする必要がありません。

詳しくは「AI Speak Tutor 2(AIスピークチューター2)」のページより、ご確認ください。

  3-3. 英語を聞く時間を日常生活に組み込む

3つめは「英語を聞く時間を日常生活に組み込む」です。

英語を上達させるためには、毎日のルーティンとして英語に触れることが非常に有効です。英語の音に、自然に慣れていきましょう。

おすすめは、「○○の時間は、英語を聞く」と決めて実行することです。

特別な時間を設けるのではなく、すでに行っている日常の活動に、英語の聞く時間を組み合わせるのがコツです。自然と継続できるようになります。

  3-4. 最初の2週間は絶対に毎日英語を勉強する

4つめは「最初の2週間は絶対に毎日英語を勉強する」です。

習慣の形成には、連続性が重要です。

最初の2週間は、毎日5分でもよいので英語の勉強に時間を割くことで、英語学習の習慣を確立しましょう。

“新しい習慣を定着させるには、2週間は最低必要” といわれているからです。

2週間継続できたら、3ヶ月、6ヶ月、1年──、という具合に、より長期的に継続しやすくなります。最初の習慣化が重要です。

  3-5. プロの教師に教えてもらう

5つめは「プロの教師に教えてもらう」です。

英会話学習において、プロの教師から指導を受けることは、学習の質を大きく向上させる効果があります。

週に1〜2回、プロの英会話教師の指導を受けると、成長性と継続のモチベーション維持の観点から理想的です。

超初心者の方にとって、これらのメリットは大きな味方となります。

イーオンでは、プロの教師による体験レッスンを、常時行っています。詳しくは「英会話初心者の皆様へ」のページをご覧のうえ、無料体験レッスン予約からお申込みください。

4. まとめ

本記事では「英会話が超初心者の方の英語学習」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。

超初心者向けの英会話学習の基本は、以下のとおりです。

超初心者が陥りやすい英会話勉強 4つの罠として、以下をご紹介しました。

超初心者が英会話に挫折しないためのコツはこちらです。

コツを押さえて勉強すれば、苦痛をできるだけ減らして、楽しく英会話を習得できます。さっそく今日から、始めてみましょう。

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