ニュースリリース NEWS RELEASE

【中学生以下の子どもを持つ保護者に「子どもの英語・英会話学習」を調査】
小学生以下の英語学習、すでに実用的なリスニング・スピーキングに注力
~コロナ禍でオンライン学習に適応、一方で成長のためには友達と切磋琢磨することも大切~

英会話教室を運営する株式会社イーオン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山﨑高人、以下「イーオン」)は、2021 年8月に全国 5 歳~15 歳の子どもを持つ保護者 529人を対象に「(学校以外における)子どもの英語・英会話学習」に関する調査を実施しましたので、結果をお知らせいたします。
2020年4月、新学習指導要領により小学校の教科として正式に外国語が導入されてから約1年半が経過しました。また、コロナ禍で子どもの学習環境や学習方法も大きく変わり、成長への影響が懸念されています。そんな中、保護者から見た子どもの英語・英会話学習の現状をはじめ、効果的だと考える学習方法や、今後伸ばしてほしいスキルについて調査しました。主な調査結果は以下の通りです。

=調査結果サマリー=

  • 1.コロナ禍において子どもの学習状況は大きく変化
    1-1.コロナウイルスが流行したことで自宅・オンライン・個人での学習が増加
    1-2.オンライン・個人学習でも「子どもにとって質の良い勉強ができる」と考える保護者が4割以上
    1-3.自宅学習のみでも「子どもの成長に合わせた学び方」「学習意欲の維持」「長期的な学習の継続」を行えており、新たな学習方法に上手く適応している
    1-4.「友達づくり」「コミュニケーション力の向上」は集団学習を通じて行える
  • 2.注力すべき英語の4技能は子どもの年齢により違いあり
    2-1.最初に学ぶべき英語4技能は「リスニング(聞く力)」が7割以上でトップ
    2-2.小学生以下はすでに実用的な英語学習「リスニング・スピーキング」に注力、一方で中学生は受験に向け「暗記」に注力
  • 3.英会話学習に必要な「判断力・思考力」は将来に向け伸ばしたい子どもの能力とシンクロ
    3-1.英会話に必要な能力として、多くの保護者が「伝達力」「表現力」「コミュニケーション力」を選択
    3-2.将来に向け伸ばしたい子どもの能力は「自分で物事を判断する力(判断力)」、「考える力(思考力)」であり、英語学習において伸ばすべき能力と一致

■専門家コメント

2020年の学習指導要領の改正により小学校で教科として外国語の導入が始まってから、約1年半が経ちました。小学生以下の子どもにおいても、英語学習はより実用的・実践的な学習(リスニング・スピーキング)に注力されるようになっています。コロナ禍でオンライン学習が広がり、そのメリット・デメリットが注目されていますが、一概に良い・悪いと決めつけることはできません。英語学習において、オンラインを通した個人学習では自律的に勉強や好きなことに取り組む姿勢が身につく傾向がみられますが、集団学習では他人と協力して学びあうという大切な経験が得られます。コロナ禍前は、日本の教育は集団学習に重きが置かれていましたが、コロナ禍でオンラインによる個人学習が広がったことにより、個人学習と集団学習が互いに補完的な役割を果たしており、従来より充実した教育を経験することが可能になったのではないかと思います。この経験を活かして今後はより多様な学び方を取り入れた教育が可能になるのではないかと期待します。

【吉田 研作(よしだ・けんさく)氏】上智大学名誉教授・日本英語検定協会会長
1948年 京都府出身。上智大学外国語学部英語学科卒業。同大学大学院言語学専攻修士課程修了。ミシガン大学大学院博士課程修了。現在、上智大学名誉教授、日本英語検定協会会長を務める。英語教育、バイリンガリズム、異文化間コミュニケーション教育の第一人者。文科省などの外国語教育に関する各委員会にも携わり、英語が使える日本人の育成に関する研究、活動を行っている。

調査結果詳細

1.コロナ禍において子どもの学習状況は大きく変化

1-1.コロナウイルスが流行したことで自宅・オンライン・個人での学習が増加

コロナ禍による学習状況の変化について尋ねたところ、「わからない・特にない」と回答した人が6割を占めた一方、変化があったケースとしては「自宅・オンライン・個人での学習機会が増えた」が上位となりました。子供たちの学習環境にも、コロナ禍による外出自粛の影響が出ていることがうかがえます。※オンライン学習はインターネットを通じての対面学習やアプリなどでの学習を指します。

1-2.オンライン・個人学習でも「子どもにとって質の良い勉強ができる」と考える保護者が4割以上

コロナ禍で浸透したオンライン・個人学習を通じてできると思うことを尋ねたところ、一定数以上の保護者が「子どもの成長に合わせた学び方」「学習意欲の維持」「長期的な学習の継続」「集中できる環境づくり」について、新たな学習環境においても「できる」「どちらかといえばできる」と考えていることがわかりました。

1-3.自宅学習のみでも「子どもの成長に合わせた学び方」「学習意欲の維持」「長期的な学習の継続」を行えており、新たな学習方法に上手く適応している

続いて、オンラインや教材などを使って自宅学習のみをさせている人に絞り、オンライン学習でできることを尋ねたところ、約6割が「子どもの成長に合わせた学び方」「学習意欲の維持」「長期的な学習の継続」について「できる」「どちらかといえばできる」と回答しました。実際に自宅学習のみでも質の良い学習を行えており、子どもたちが新たな学習方法に適応していることがうかがえます。

1-4.「友達づくり」「コミュニケーション力の向上」は集団学習を通じて行える

一方、子どもの成長において大切といえる「友達づくり」や「コミュニケーション力の向上」については、集団学習において「できる」「どちらかとできる」と回答した人が上位となりました。コロナ禍で自宅学習に上手く適応できているとはいえ、多くの保護者が「友達と切磋琢磨することも大切」と考えていることがうかがえます。

以上の結果より、「オンライン・個人学習」と「集団・教室学習」を掛け合わせたハイブリッドな学習をさせることで、それぞれの不足を補い合い、より良い子どもの成長につなげられるといえるでしょう。

2.注力すべき英語の4技能は子どもの年齢により違いあり

2-1.最初に学ぶべき英語4技能は「リスニング(聞く力)」が7割以上でトップ

英語4技能(聞く・話す・読む・書く)について最初に学ぶべきものを聞いたところ、「リスニング(聞く)」と回答した人が7割を超え、圧倒的にトップとなりました。読み書きが中心といわれてきた日本の英語学習ですが、現在は実践的な内容にも注力していることがうかがえます。

2-2.小学生以下はすでに実用的な英語学習「リスニング・スピーキング」に注力、一方で中学生は受験に向け「暗記」に注力

また、年齢別に見ると、小学生以下では約4割が「英語の音声や動画などを見る、聞く」と回答。続いて「発音練習」となり、実用的な「リスニング(聞く)」「スピーキング(話す)」に注力していることがわかりました。一方、中学生では「単語・文法の暗記」がトップとなっており、高校受験を意識した英語学習に取り組んでいることが予測できます。

3.英会話学習に必要な「判断力・思考力」は将来に向け伸ばしたい子どもの能力とシンクロ

3-1.英会話に必要な能力として、多くの保護者が「伝達力」「表現力」「コミュニケーション力」を選択

「英会話に必要だと思う語学力以外の能力」を尋ねたところ、「伝える力(伝達力)」「表現する力(表現力)」「友達と仲良くする力(コミュニケーション力)」がトップ3に挙がりました。

3-2.将来に向け伸ばしたい子どもの能力は「自分で物事を判断する力(判断力)」、「考える力(思考力)」であり、英語学習において伸ばすべき能力と一致

将来に向け伸ばしたい子どもの能力を尋ねたところ、「自分で物事を判断する力(判断力)」「考える力(思考力)」が6割を超えました。

■英会話イーオン 教務部 語学教育研究グループ 堀田和江のコメント

日本の公教育の現場でも新指導要領を使った授業が始まり、従来の知識偏重型の教育から、「批判的思考力」「問題解決能力」「コミュニケーション能力」「コラボレーション能力」「情報リテラシー」など 「21世紀を生き抜く力」 を養う教育へと大きく舵をきりました。この新しい時代に必要とされるのは、「知識・技能」はもちろんですが、それを使って「思考力・判断力・表現力」を発揮できること、そして、「自ら学びに向かう力・人間性」だと言われています。イーオンキッズのカリキュラムは、英語学習を通して、お子様が自律した英語の使い手となり、堂々と自分の言いたいことを相手に伝えてコミュニケーションをとり、世界の一員として貢献できるための素地を養うことを目標としています。
イーオンキッズでは、お子様の年齢や学年に合わせた適期教育を採用しています。年齢や発達に合った内容を、同年代のクラスメートと一緒に学ぶことで、内容にも活動にもより興味を持つことができます。「興味のある内容を、仲間と一緒に協力し、楽しんで学習する」 これは学習において大切なポイントのひとつだと思います。
イーオンキッズは、教室レッスンと自宅学習を融合させたカリキュラムを提供しています。教室レッスンでは、教師が「教え込む」のではなく、子ども達に「気づかせる」「考えさせる」ことを意識したレッスンを行っています。また、ペアやグループワークを通して、コミュニケーションを取りながらの協働作業を経験したり、発表活動を通して、人前で堂々と発表する表現力、人の話を積極的に聞く力、そして他の人の発表に対応したり共感したりする力などもつけることができます。一方自宅学習では、ワークブックやPC・タブレットを使って「イーオンキッズアイクラブ(=生徒様専用のweb上の学習サイト)」での予習・復習をすることで、4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランスよく自分のペースで伸ばすことができます。毎日少しずつ自宅学習をすることで、「できた!」を積みかさね、その「できた!」を持って教室に行って教師やクラスメートに共有し、その努力を認めてもらうという「良いサイクル」を作ることで、お子様に「やる気」を起こさせ、自律した学習者に育てることができると考えています。

■調査の概要

調査名 :「(学校以外における)子どもの英語・英会話学習」に関する調査
調査対象:同居している5歳から中学生以下のお子様がいる全国の男女529名
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年8月13日~16日

本件に関するお問い合わせ

イーオンインフォメーションセンター
0800-111-1111
(月‐金:12時~18時)

【イーオンについて】

イーオンは1973年に創業以来、日本人に最適な語学教育を通し、世界で通用する人材育成に高い評価をいただいています。日本人の英語上達のためにオリジナル教材を開発。人格、指導力ともに優れた日本人教師と外国人教師を採用。それぞれの強みを活かした効果的なレッスンで、苦手を克服しながらコミュニケーション力を高め、ビジネス英語や資格取得に大きな成果を挙げています。2018年からはKDDIグループの一員となり、イーオンが培ってきた「日本人のための英語教育」のノウハウと、KDDIグループの持つ情報通信技術が融合するEdTechを推進し、最新かつ高品質なサービスに取り組んでいます。

イーオンでは、安心して英語を学んでいただくために、
  • 新型コロナウイルス感染拡大防止を最大限整えた環境を提供します。
  • 生徒様の授業料に対して、「前受金分別信託制度」導入しています。
  • 外国人教師の99%は北米で採用。来日後は全員日本の社会保険に加入させています。

株式会社イーオン(本社所在地:東京都新宿区、代表者:山﨑高人)は、現在、全国主要都市に約250校を有し、幼児から学生、社会人の方々が通いやすく学びやすい環境とカリキュラムを構築。グループ全体で生徒数8万人を超える実績とともに、その約50%は未来を担う子どもたちであることもイーオンの信頼の証しです。

◆イーオン公式HP: https://www.aeonet.co.jp

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