
英会話教室を運営する株式会社イーオン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:重野卓、以下「イーオン」)は、高校生以上向けの「英会話イーオン」において、2025年10月1日(水)より新カリキュラムを提供開始(予定)します。
過去の英語学習傾向から「知識はたくさんあっても、実践不足で思ったことがすぐに口から出ない」という悩みを抱える方が多い傾向にあります。イーオンが2025年7月に行った『「英会話」に関する意識調査』では、英会話における課題の1位は「言いたいことがすぐに口から出てこない(38.0%)」でした。また、回答者の半数以上が英会話上達にあたり、単語や文法の知識インプットを重視し、対人コミュニケーションの実践は15ポイント低い結果となりました。多くの英語学習者が、話す練習が少ないことで、持っている知識を実際の会話のアウトプットに活かせていないことがわかりました。
そこでイーオンでは、日本において英会話力を向上させるためには、「実践」「訓練」「学習」を継続して行うことが重要だと考え、実践で使える本物の英会話力を身につけるための新カリキュラムを作成しました。
これまでも、「会話に必要な知識とルールを学ぶLearning」と「英語を手段として使ってみるAcquisition」の相乗効果で真の実践コミュニケーション力のレベルアップを図る「L&Aメソッド」に基づき、カリキュラムを提供してきました。今回の新カリキュラムでは、まずは「実践」で自分の得意不得意を知り、口からなめらかに話せるように「訓練」し、知識として足りない部分を「学習」するサイクルを回せるものとしました。
また、近年のオンラインやアプリなどの発展により、イーオンは学校での対面レッスンを「学びの場」から「実践の場」へと変え、自宅やオンラインで「訓練」「学習」を行うカリキュラムとすることで現代に合った学習方法を組み合わせ、英会話力を効率よく身につけます。
さらに英会話上達のための9つのスキルを定義づけ、新カリキュラムではこの9スキルをバランスよく習得することを目指します。9スキルを強化すると、本番で物怖じしない英会話実践力を身につけることができます。
自分のスキルを可視化する「9スキル診断」により強化すべきポイントが明確になるため、必要な「オンライントレーニング」により、着実に英会話力を向上させる構造としました。「オンライントレーニング」は、対面レッスンと連動した学習・訓練用のオンラインプログラムで、まず頭の中で思い描いたことを自分の知識を使って文章にし、声に出す過程をスムーズにすることで、日常会話を自然に楽しむ力を育成します。各セッションはわずか25分と短時間で、効率よく上達のコツや正しいトレーニング方法を学ぶことが可能です。また、仲間と一緒にトレーニングすることも、一人で集中して取り組むこともできるため、好きな時間、好きな場所で、ご自身のライフスタイルに合わせてご利用いただけます。
また、語学学習を続けていると、モチベーション低下や、継続することを諦めてしまうなどの壁にぶつかることもあります。イーオンでは、学習を諦めさせない仕組みとしてカウンセリングや講師からのフィードバックなどの人的サポートに加え、新たに提供する「学習管理ポータル」により、対面レッスンとオンライン学習・訓練を連動し、無理なく楽しく続けられる仕組みを作ります。
新カリキュラムのレッスンお申込みは9月16日(火)より受付開始となります。新カリキュラムの提供開始を記念して、「新カリキュラム誕生キャンペーン」を実施し、9月中にご入学いただいた方は入学金、9月分の授業料及び9スキル診断1回分無料となります。また10月にご入学された方には入学金及び9スキル診断1回分無料の特典をご用意しています。
イーオンは、世界との言葉の壁を取り払い、全ての人がグローバルに活躍できるようサポートしてまいります。
背景
イーオンで実施した『「英会話」に関する意識調査』でも、以下の課題が明らかになりました。
(1)英会話における課題
1位:言いたいことがすぐに口から出てこない(38.0%)
2位:相手の英語のスピードについていけない、または聞き取れない(27.0%)
3位:英語を話すことに緊張や不安を感じる(11.2%)
4位:文法や発音が気になってしまい、話すのをためらってしまう(8.5%)
(2)英語の知識(単語・文法など)を実際の会話の中でスムーズに使いこなせていない(80.8%)
(3)約6割が単語や文法の知識インプットを重視、実際の対人コミュニケーションの実践は15ポイント低い
多くの英語学習者が、話す練習が少ないことで、持っている知識を実際の会話のアウトプットに活かせていないことがわかりました。
イーオンでは、これらの課題を解決する新カリキュラムを提供します。




英会話上達に必要なこと
日本において英会話力を向上させるためには、イーオンでは「実践」「訓練」「学習」を継続して行うことが重要と考えています。
これらは、どれかだけを行うのではなく、順番にかつ、繰り返し行う必要があります。
そのために、イーオンの学校(オフライン)を「実践の場」とし、オンラインでは「訓練」「学習」を行うようにカリキュラムを設計しました。
これにより、イーオンが持つ、オフライン、オンラインのサービス全体を使って英会話力向上をサポートいたします。

新カリキュラム全体像
■効率的な学習(質)と学習時間(量)の改善
①実践に特化した対面レッスンをベースに、レッスンと連動したオンライントレーニングも活用可能な設計
②英会話上達に必要なスキルを可視化し、ピンポイントで鍛えるサービスを提供(9スキル診断とオンライントレーニング)
■モチベーション維持と自律的行動の支援
③習慣化のサポート強化(学習管理ポータルと人的サポート改善)

詳細
9スキル
従来、日本の英語教育では「言語の正確さ」に重点を置いてきましたが、イーオンでは「言語の正確さ」に加え、「コミュニケーションの自然さ」や「話す内容の豊富さ」の強化にも焦点を当てるカリキュラムに刷新します。
「言語の正確さ」「コミュニケーションの自然さ」「話す内容の豊富さ」を英語教育の専門家 上智大学 藤田 保教授監修のもと、英会話上達のための9つのスキルに細分化・再定義しました。
9つのスキルを強化することで、本番で物怖じしない英会話実践力の向上を実現します。

9スキル診断
「9スキル診断」は、問診とスピーキングテストにより、英会話上達のための9つのスキルの状態を診断するイーオンオリジナルAIスピーキング診断です。
<診断手段>

<スピーキングテスト>
スピーキングテストは「エントリーレベル(初級者用)」と「アドバンスレベル(中上級者用)」の2種類があります。

<9スキル診断 画面イメージ>

オンライントレーニング
対面レッスンと連動する学習・訓練用オンラインプログラムです。
英語学習者にとっての悩みの大半は、「自習は継続するのが難しい」「学習量や時間を増やすのが難しい」「学習方法がわからない」に集約されます。そこでイーオンでは、「学習」「訓練」についてもグループで行い、仲間と一緒に楽しく続けられるトレーニング環境としました。また1セッションが短時間の、多くのトレーニングをオンラインで設定し、無理なく取り組むことができます。さらに上達のコツ、正しいトレーニング方法を習得できますので効率的です。

学習管理ポータル
英会話上達には、継続することが必要です。そのために『英会話学習を挫折させない』というコンセプトを「学習管理ポータル」に反映しました。また、対面レッスンとオンライン学習・訓練を連動する新カリキュラムのための設計にしています。
さらに「学習管理ポータル」を既存の「AEON NOTE」と連携させました。「AEON NOTE」は、生徒様の自宅学習状況やスクールでのレッスンの進捗などをデータベース化し、取得したデータの分析結果を講師・スタッフがタブレット上で確認し、それに基づきレッスンやカウンセリングを生徒様個別に最適化できるシステムです。今回の「学習管理ポータル」との連携により、講師・スタッフにとっては、「AEON NOTE」で対面レッスンとオンライントレーニングの学習状況を把握し、9スキルをベースとした学習提案(カウンセリング)が可能となり、生徒様とのコミュニケーションレベルが向上します。
設計にあたり、株式会社ビービットの監修を受けています。
1)『英会話学習を挫折させない』設計

2)対面レッスンとオンラインの連動

<学習管理ポータル ホーム画面イメージ>

<学習管理ポータル 対面レッスン画面イメージ>

<学習管理ポータル オンライントレーニング画面イメージ>

商品構成と価格(価格:税込み)

スケジュール
新カリキュラム受付開始:9月16日(火)
ご提供開始:10月1日(水)
※現行のカリキュラムは、9月15日(月)で受付を終了いたします。
キャンペーン
「新カリキュラム誕生キャンペーン」9月2日(火)~10月31日(金)
①入学金無料
②9月分の授業料無料
③10月以降新カリキュラムでご契約の方は9スキル診断1回分無料

上智大学の藤田保先生からのコメント
第二次世界大戦後、日本の教育制度に英語が義務教育科目として組み込まれて以降、多くの日本人が長期間にわたり英語を学んできました。小学校から学ぶ世代では10年以上、中学校からの世代でも少なくとも3年間、さらに受験勉強を通じて膨大な知識を蓄積しているにもかかわらず、依然として「英語を話すこと」への苦手意識が根強く存在します。その主要な要因の一つは、学習のバランスの欠如にあります。すなわち、発音・語彙・文法などを正確に身につける「言語の正確さ」と、思考を即座に言葉に変換し流暢に伝達する「コミュニケーションの自然さ」との両立が不十分であることです。
言語能力の伸長を図るには、この二軸を同時に高める必要があります。知識偏重型の学習に偏ると、表現力や瞬発力が養われず、成果は限定的にとどまります。また、これら二軸の学習を推進する原動力となるのは、コミュニケーションを継続しようとする意欲や、豊かな内容です。例えば、特定の専門分野や趣味に関する知識は、コミュニケーションの継続を可能にする重要な要素となります。
こうした課題を踏まえ、イーオンは英語スキルを九つの領域に再定義し、個々の強みと弱みを可視化する新しいカリキュラムを開発しています。ここでは、正確さを高める知識習得と、流暢さを伸ばす実践練習とを有機的に結びつけ、学習者の英語運用能力を着実に向上させます。言語習得研究においても「覚えてから使う」のではなく「使いながら覚える」方法が効果的であることが示されており、英語教育の社会的要請も知識偏重から英語をツールとして活用し、自身の目的を達成することへと移行しています。したがって、イーオンの新カリキュラムは最新の理論と社会的要請に応答するものであると言えるでしょう。
上智大学言語教育研究センター教授、センター長
東京生まれ。高校3年のときに1年間米国の高校に交換留学。上智大学外国語学部比較文化学科(現、国際教養学部)卒業。同大学院外国語学研究科言語学専攻博士前期課程修了。専門は応用言語学(バイリンガリズム)と外国語教育。高崎経済大学助教授、立教大学異文化コミュニケーション学部教授等を経て、現職。2023年9月より1年間カンボジア王国シェムリアップ州で在外研究。文部科学省や東京都教育庁で各種委員を歴任。

イーオンについて
イーオンは1973年に創業以来、語学教育を通してお客様の人生を豊かにし、「世界との言葉の壁を取り払い、全ての人がグローバルに活躍できるようサポートすること」を理念としています。
これまで50年以上培った学習メソッドで、大人から子どもまで英語・中国語のレッスンを提供。「知識の習得」と「実践トレーニング」の両輪により、学習者が苦手を克服しながらコミュニケーション力を高め、日常会話やビジネスで使える会話力の習得、また資格取得に関してもサポートを行っています。
2018年からはKDDIグループとなり、イーオンのノウハウとKDDIグループの情報通信技術を掛け合わせたEdTechを推進。通学・オンライン・AIによる会話アプリなど様々な手段を組み合わせて、生徒様のレベルや学習スタイルに合った最も上達効果の高い学習方法を提供しています。