レポート

2013.06.12

『関谷英里子先生(NHK ラジオ「入門ビジネス英語」講師) 講演会
~ビジネスで使える英語スピーキング・ライティングのコツ』 を開催しました。

開催日:2013年6月8日 開催場所:イーオン東京本社

 イーオンでは英語界の著名な先生方を招いた講演会やイベントを年2回程度開催し、生徒様(一部、一般参加の方)の「英語学習のモチベーション向上」を支援しています。今回は、同時通訳・逐次通訳者として活躍され、 NHK ラジオ「入門ビジネス英語」の講師も務められている、関谷英里子先生をお招きいたしました。

 この講演会は定員120名が早い段階で満席となるほど人気・注目が高く、当日も20-40代の男性を中心に、ビジネスで役立つ実践的な講座となりました。

【講演内容の一部をご紹介】

イントロダクション

講演の様子

 今の時代、仕事自体のカタチが変わってきています。一度も顔を会わせることなく、メールやレポート、電話で仕事が進むことも珍しくなくなっているという点では、手厳しい世の中になっています。

The words you use say a lot about you.(あなたが使う言葉は、あなたについて多く語っている。)

 「英語はツール」ではあるものの、例えば同じ単語、同じ文法構造を多用すると、幼稚な印象を持たれてしまいます。また同じ言い回しでも、表現をちょっと「社会人編」にすることで印象は大きく変わります。

スピーキング、ライティングにおける実績的な言い回し

【スピーキング篇】

 学校での和文英訳などでは、おそらく正解としてもらえる文章も、実際のビジネスシーンでは「相手の立場になって、どういう表現をすることがよい印象を与えることができるのか」がコツです。

講演の様子
講演の様子

サンプル1: 一生懸命頑張ります
 We will do our best.
 We aim to open a flagship store by the end of the year.

サンプル2: 弊社の強みについてお話しさせていただきます
 I will tell you our strong point.
 Let me share with you our advantages in the market.


【ライティング(メール)篇】

まずベーシックとして、
本文は短く、3行でまとめること。
日本人のメールは時候の挨拶が入ることが多いが、本来は不要。
丁寧すぎる言い回しも多すぎたり、Please を多用されることも多いので注意。
タイトルは社名・名前だけでは用件が何かは伝わらず、また緊急性のあるものかどうかも不明であるから、長くてもよいのでタイトルを見ただけで用件が分かるようにすること。

 先生がこうした表現を見つけることになったのは、ご自身の経歴・ビジネスでの経験が大きく作用しているということでした。先生日く『大学を卒業して、商社・メーカー勤務をした中で使った英語が、相手に思いがけない印象を与えていたことに気づきました。例えば会議の司会で、何気なく使った Let’s talk about the next problem.に、ネイティブ側から、私たちには何も problem はないと言われて困ったこともあります。私自身は「やる気 full」な新入社員でしたが、1つ1つの単語や表現が相手に意図しないカタチで伝わっていたのですね。今思えば少々意地悪な人だったのかとも思いますが(笑)、こうした実践の場で鍛えられたことが、今の私を形成しています』。

 英語上達のポイントは「インプットとアウトプットを繰り返すこと」ともお話されています。『自分の表現に相手がどんな反応をしてきたかをよく見ること。それに対して次は言い回しを変えてみたり、周りの人はどんな表現を使っているのかを観察してインプットを深める。そうして学んだことをまた、次のアウトプットの機会に試して、また相手の反応をよく見ることです。英会話スクールに通うということは、実践の場を持てるということですから、これからも色々な表現を試されるとよいと思います』との話もありました。

 先生のチャーミングなお人柄と、実践的な講座内容に、参加者の皆さんは大変満足の様子でした。講演会後のサイン会には長い行列ができましたが、先生は笑顔でご対応されていました。

講演の様子講演の様子

講演の感想を受講生にお聞きしました

●関谷先生の講演内容によるものかもしれませんが、途中にレッスンがあったり、初対面の方と話すことがあるなど、さまざまなことを取り入れられていたため、単調にならずに時間があっという間でした。

●先生がおっしゃっていた内容でも、特に心構えや考え方について感銘を受けました。英語教育だけでなく、ビジネス全体に通じるものと思いました。例えば、「使う言葉であなたが判断される」「『頑張ります』というのではなく『具体的に・・します』と言うことで、頑張りを表現することが大切」というのは、英語教育だけでなくビジネスのあらゆる面で大切なことだと思います。

●日々のレッスンだけでなく、第一線で活躍している先生のお話を聞くことは非常にためになるものだと感じました。

●イーオンでいつも先生から言われている、「学ぶことの大切さ」について改めて納得させられる講演でした。英語を習得して使いこなすために、「量をこなしインプットとアウトプットを繰り返す」「同じ文法を繰り返さず似た表現を使う」「日本語と英語のニュアンスの違いを知る」など関谷先生がおっしゃったことは、勉強してわかっていくことだと思います。習得のために学ぶことを重視するイーオンのやり方と通じるものがあったと思います。

本件に関するお問い合わせ

【イーオンについて】
 イーオンは1973年に創業以来、日本人に最適な語学教育を通し、世界で通用する人材育成に高い評価をいただいています。日本人の英語上達のためにオリジナル教材を開発。人格、指導力ともに優れた日本人教師と外国人教師を採用。それぞれの強みを活かした効果的なレッスンで、苦手を克服しながらコミュニケーション力を高め、ビジネス英語や資格取得にも大きな成果を挙げています。
 
 イーオンでは、安心して英語を学んでいただくために
●生徒様の授業料に対して、「前受金分別信託制度」導入しています。
●外国人教師の99%は海外で採用。来日後は全員日本の社会保険に加入させています。
●安心して学べる「全国外国語教育振興協会」の加盟校です。

 株式会社イーオン(本社所在地:岡山県岡山市、代表者:安藝清)は今年40周年を迎えました。現在、全国主要都市に253校を有し、幼児から学生、社会人の方々が通いやすく学びやすい環境とカリキュラムを構築。生徒数10万人を超える実績とともに、その約50%は未来を担う子供たちであることもイーオンの信頼の証しです。イーオンの詳細は、https://www.aeonet.co.jp/ をご参照ください。

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