2024.01.17
大人の英会話初心者のよくある失敗とは?スクール選びの基準も解説
「英会話初心者の大人は、どうやって英語を学べばいいのだろう?」
大人になってから英会話に挑戦するとき、このような悩みに直面するかもしれません。
グローバル化が進む現代社会では、英語は必要不可欠なスキルとなっています。
海外旅行からキャリアアップまで、英語力が人生の幅に影響を与えるといっても、過言ではありません。
しかし、多忙な日々の中、初心者の大人が英会話に取り組むのは、容易ではないのも事実です。
そこで本記事では、大人の英会話初心者が陥りがちな失敗例と、それを回避するためのスクール選びの基準について解説します。
記事を読むことで、事前に失敗を回避し、効果的な学習で英会話を習得していきましょう。
1. 大人の英会話初心者のよくある失敗 6つのケース
まず、大人の英会話初心者によくある失敗を、6つのケースに分けて解説します。
ひとつずつ、見ていきましょう。
1-1. 仕事や家事育児で徐々に時間が取れなくなる
1つめの失敗ケースは「仕事や家事育児で徐々に時間が取れなくなる」です。
多くの大人が直面する課題は、日々の忙しさの中で、学習のための時間を確保することです。
最初は、定期的に英会話スクールに通っていても、時間が取れなくなると、徐々に足が遠ざかります。やがて、英会話を辞めてしまうこともあります。
この課題を克服するためには、効果的な時間管理や、優先順位づけを検討する必要があります。
1-2. 自宅学習のモチベーションを保てない
2つめの失敗ケースは「自宅学習のモチベーションを保てない」です。
英会話スクールに通うのと並行して、自宅でも学習を継続することは、英語習得には不可欠です。
しかしながら、自宅での英会話学習は、多くの人にとってモチベーションの維持が難しい課題となります。
大人の英会話習得は、毎日の自主的な練習や勉強を続けるモチベーションを、どう保つかが鍵となります。
1-3. 外国人教師とコミュニケーションが取れない
3つめの失敗ケースは「外国人教師とコミュニケーションが取れない」です。
大人になって英会話を習う人の多くが、
「日本人的な発音ではなく、ネイティブスピーカーのような発音になりたい」
と考え、外国人教師のレッスンを選択します。
しかし、これが思うように英語力が伸びない原因となるケースもあります。まだ基礎ができていない段階で、英語だけのコミュニケーションは、早い場合があるからです。
初心者のうちは、日本語でもコミュニケーションが取れる教師か、または、経験豊富で初心者に対する指導スキルが高い教師がいる英会話スクールを選ぶ必要があります。
1-4. レッスンについていけない
4つめの失敗ケースは「レッスンについていけない」です。
大人向けの英会話スクールには、さまざまなレベルがあります。
初心者のうちに、高レベルな英会話スクールに飛び込んでしまうと、レッスンについていけず、挫折感を味わってしまうことがあります。
英語学習に背伸びは厳禁です。現在の自分の英語力に見合ったレッスンを受けることで、学習効率が高まります。
自分に合わないレベルのレッスンでは、効率が悪くなるだけでなく、苦痛によって英会話が嫌いになりかねません。
苦しさではなく楽しさを脳に実感させ、持続的に成長するためには、“自分にとってちょうどよい難易度” を重視しましょう。
1-5. 周囲の目が気になって練習に集中できない
5つめの失敗ケースは「周囲の目が気になって練習に集中できない」です。
英会話学習において、周囲の目を過度に気にすることは、上達の妨げとなります。
とくに、間違いを恐れて発言を控えたり、他人の評価を気にして緊張したりすると、学習効率が下がってしまいます。
「英会話が恥ずかしい」という声は、初心者の方からよく聞くものですが、恥ずかしさを乗り越えて集中することが大切です。
詳しくは、「英会話 恥ずかしい」の記事もあわせてご覧ください。
1-6. コストパフォーマンスが悪いと感じる
6つめの失敗ケースは「コストパフォーマンスが悪いと感じる」です。
英会話スクールに一定期間通っているのに、上達の実感が得られないと、お金を損している気がして、継続のモチベーションが低下してしまいます。
自分で投資して英会話習得を目指す大人の場合、家計との兼ね合いや、費用対効果の観点から見て、自身が納得できることが重要です。
「コスパがよい」と思えることが、持続可能な英会話学習につながります。
ここまでの話をまとめると、大人の英会話初心者は、以下の失敗リスクをあらかじめ想定して対策することが大切です。
具体的な対策は以下に続きます。
2. 大人の英会話初心者が英会話スクールを選ぶときのチェックポイント
英会話スクールを選ぶ際、大人の初心者が失敗しないためには、さまざまな要素を考慮する必要があります。
ここでは以下のチェックポイントを確認していきましょう。
2-1. 外国人教師・日本人教師を選べるか
1つめのチェックポイントは「外国人教師・日本人教師を選べるか」です。
英会話スクールを選ぶ際には、外国人教師と日本人教師を選択できるかどうかが重要な要素となります。
出典:英会話イーオン パンフレット
上記はイーオンの教師の場合ですが、日本人教師と外国人教師では、以下の違いがあります。
2-2. 振替や直前の予約が可能か
2つめのチェックポイントは「振替や直前の予約が可能か」です。
多忙な大人にとって、振替制度の有無や直前予約の柔軟性は、英会話スクール選びにおいて重要な要素です。
「急な仕事が入って、行けなくなってしまった」
ということもあるでしょう。
欠席のたびに授業料が無駄になるようでは、継続が難しくなります。
振替制度のあるスクールなら、柔軟に都合のよい日時に振替でき、授業料が無駄になりません。
たとえばイーオンの場合、オンライン校を含む全国のイーオン校への振替ができます。
仕事が忙しい時期には、会社近くのイーオン校に通ったり、オンライン校に振り替えたりといった柔軟な調整が可能です。
2-3. サポート体制は充実しているか
3つめのチェックポイントは「サポート体制は充実しているか」です。
孤独な戦いになりがちな大人の英会話学習では、英会話スクールのサポート体制が、モチベーションの維持に大きく影響します。
英会話スクールのサポート体制の充実度は、学習効果を高める上で非常に重要です。
学習進捗のフォローアップや、学習計画のアドバイスがあると、道に迷うことなく英語学習を継続できます。
なお、より積極的にサポートを得たい場合には、有償の「コーチングサービス」を利用する方法もあります。
詳しくは「イーオンのコーチングサービス AEON UP!」にて、ご確認ください。
2-4. 教師がプロフェッショナルか
4つめのチェックポイントは「教師がプロフェッショナルか」です。
英会話スクールにおける教師の質は、成果に直接影響します。教師の経験や資格を、事前に確認することが大切です。
参考:よくあるご質問
英会話初心者の方が英語力を身につけるためには、英語が話せるだけでは、教師として不十分です。
「英語を “教える力” を持っている」という意味で、プロフェッショナルな教師をよく見極めるようにしましょう。
2-5. 家計に無理なく続けられる授業料か
5つめのチェックポイントは「家計に無理なく続けられる授業料か」です。
英会話初心者の方が英語を習得するために、最も重要なのは、辞めずに続けることです。
参考までに、アメリカの外交官育成機関であるFSI(Foreign Service Institute)の調査によれば、アメリカ人が外国語を習得する期間として、以下の授業時間が必要とのことです。
出典:United States Department of State「Foreign Language Training」より作成
上記を参考に、日本人の社会人が英語を学習する場合、1,000時間以上が必要といわれます(学校教育で1,000時間前後を学習した想定)。
仮に1日1時間ずつ学習したとしても、《1,000日=2.7年》の年月が必要です。
英会話スクールを選ぶときには、「3年、続けられるかどうか?」をひとつの目安としましょう。
2-6. モチベーションが上がる工夫があるか
6つめのチェックポイントは「モチベーションが上がる工夫があるか」です。
大人の学習者にとって、継続的な学習意欲を刺激する要素がスクールにあるかどうかは、学習成果に大きく影響します。
たとえば、以下のようなスケールで英語力を見える化できると、成長を実感しやすく、継続のモチベーションになります。
出典:英会話イーオン パンフレット
2-7. 自宅学習のサポートがあるか
7つめのチェックポイントは「自宅学習のサポートがあるか」です。
レッスン以外の自宅学習の教材を、別途自分で用意しなければならない場合、相乗効果が期待できません。
自宅学習をバックアップするプログラムや教材、スマホアプリなどが用意されているか、確認しましょう。
【参考:イーオン生徒様限定アプリの例】
3. 忙しい大人の初心者が英会話を習得する3つのコツ
多忙な日々を送る大人であっても、英会話の習得は十分可能です。
重要なのは、自身のライフスタイルに適した学習方法を見つけ、効率的に学習を進めることです。
英会話初心者の大人の方に意識してほしいコツを3つ、お伝えします。
3-1. 自分に合ったスタイルを確立する
1つめは「自分に合ったスタイルを確立する」です。
ご自身のスケジュールや、得意領域に合わせた学習スタイルを確立しましょう。
画一的な学校教育を受けるしかない学生時代と違い、希望する手法を選択できる自由は、大人だからこその利点です。
幸いなことに、現代ではさまざまなテクノロジーによって、時間や場所を問わない多種多様な学習方法が開発されています。
たとえば、イーオンのオンライン英会話なら、《朝7時~24時まで開講》しています。
出勤前の時間を使った朝活や、育児・家事が一段落した就寝前の夜時間など、うまくすき間を活用しましょう。詳しくは「オンライン英会話」のページにて、ご確認ください。
3-2. 大人特有の悩みを理解している英会話スクールを選ぶ
2つめは「大人特有の悩みを理解している英会話スクールを選ぶ」です。
英会話スクールを選ぶときには、大人が抱えるニーズを深く理解し、それに対応したカリキュラムを提供しているスクールを選びましょう。
たとえば、ビジネス英語や職業別のカリキュラムを提供するスクールは、仕事で英語を使う大人に適しています。
また、前述のオンライン英会話のように時間の柔軟性があるスクールや、個別サポートが充実しているスクールは、忙しい方でも成果を出しやすいといえます。
3-3. 一生楽しむつもりで長く続ける
3つめは「一生楽しむつもりで長く続ける」です。
英会話学習は、一時的な目標ではなく、長期的なスキルの習得と考えることが重要です。
「毎日の学習時間が取れないから、英会話をやめてしまう」のではなく、「毎日数分でもいいから、とにかく続ける」というスタンスが大切です。
実際、毎日数分であっても、英語に触れ続けることで、1年後・2年後・3年後──、の英語力には大きな差が出ます。
英会話は、一生涯にわたって役立つスキルです。楽しみながら、学び続けていきましょう。
4. まとめ
本記事では「大人の英会話初心者の英語学習」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。
大人の英会話初心者のよくある失敗として、6つのケースをご紹介しました。
大人の英会話初心者が英会話スクールを選ぶときのチェックポイントは、以下のとおりです。
忙しい大人の初心者が英会話を習得するためには、3つのコツを参考にしてみてください。
これらのポイントを踏まえて実践すれば、大人の英会話初心者でも、効率的に英語を習得できます。ぜひ、楽しむことも忘れずに、英会話を継続していってください。