ニュースリリース

2015.12.11

イーオンの外国人教師が選ぶ「日本の世相を表す英単語2015」
「Change」《変化》が初の1位

~日本社会の政治的な“変化”に注目が集まる結果に~

 英会話教室を運営する株式会社イーオン(本社:東京都新宿区、代表取締役:三宅義和、以下「イーオン」)では、同社に在籍中の外国人教師535名を対象に、「2015年の日本の世相を表す英単語」について調査を実施しました。

調査結果トピックス

■日本の「変化」を表す「Change」が初の1位を獲得。

調査結果

日本の「変化」を意味する「Change」《変化》が初めて選ばれました。「憲法改定への動き」や「選挙権取得年齢の引き下げ」「マイナンバー導入」など、主に政治的な理由による日本の変化が、「Change」を初の1位へと引き上げたことから、日本が大きな転換点を迎えていると感じている外国人教師が多いことがわかる結果となりました。
また2位には、一昨年から2年連続でトップとなり、外国人が見た日本人イメージの定番ともいえる「Perseverance」《(賞賛すべき)忍耐力》《粘り強さ》と並び、安保関連法案などで安全保障の分野に注目が集まったことから、昨年圏外から大きく票を伸ばした「Security」《安全》がランクインする結果となりました。

■外国人も注目する日本の政治上の「変化」。

今年のアンケートの特徴として、例年と比較し、マイナンバー制度に起因する「Number」《ナンバー、数字》や、憲法を意味する「Constitution」、TPPに起因する「Trade」《貿易》など、政治的な案件を理由にした回答が目立つ結果となりました。また安全保障の観点からも、前述の「Security」のほか、同じく安全を意味する「Safety」や平和を意味する「Peace」なども挙げられました。

■ラグビーワールドカップでの躍進が、外国人教師にも強烈なインパクト!

記憶に新しいラグビーワールドカップでの日本代表の活躍は、今回のアンケート結果にも顕著に表れており、「Rugby」《ラグビー》を筆頭に、強者に立ち向かう姿から「Challenge」《挑戦》、日本でも大きな話題となった「Routine」《ルーティーン》など、多くの単語が挙げられました。

【調査結果】

■「Change」《変化》が初の第1位に!外国人教師が感じる日本の“転換点”。

今年の調査では、日本の変化を表す「Change」《変化》が24票を獲得し、初の1位に輝きました。理由としては、「憲法改定への動き」や「選挙権取得年齢の引き下げ」「マイナンバー導入」など、主に政治的な理由による日本の変化が多く挙げられました。また、中には「英語教育の変化」を背景としてこの単語を選ぶ教師も見られました。
同じ趣旨を持つ英単語として「Evolution(Evolve)」《進化》なども4票を獲得するなど、多くの外国人教師が、大きな転換点を迎えているように感じていることがわかる結果となりました。

同じく主に政治的な理由から、マイナンバー制度に起因する「Number」《ナンバー、数字》(9票)や、「Constitution」《憲法》(6票)、政治に声を上げるデモ活動の様子に起因する「Protest」《主張する》、TPPに起因する「Trade」《貿易》(4票)なども上位に挙げられる結果となりました。

■「Security」《安全》が、今年を象徴する英単語として、昨年圏外から大きく票を伸ばし2位に。

2位には「Security」《安全》「Perseverance」《(賞賛すべき)忍耐力》《粘り強さ》がともに13票で並んでランクイン。「Perseverance」は、一昨年から2年連続でトップに輝いた、“外国人が見た日本人のイメージ”の定番ともいえる英単語で、噴火や大雨などの天災、政治的な混乱など、やはり今年も多くの外国人教師の目には、日本人が困難に立ち向かっているように映っていることがわかります。
一方の「Security」《安全》は、同じく安全を意味する「Safety」(5票)と並んで、日本の安全保障の問題や、個人情報の流出など情報セキュリティの問題、食の安全に関する問題など、「安全」について考える機会の多かった今年を象徴する単語となっています。

■外国人教師にも強烈なインパクトを残したラグビーワールドカップでの日本代表の躍進!

記憶に新しいラグビーワールドカップでの日本代表の活躍は、今回のアンケート結果にも顕著に表れました。そのものズバリ「Rugby」《ラグビー》が6票を獲得したのを筆頭に、強者に立ち向かう姿から「Challenge」《挑戦》(4票)、日本でも大きな話題となった「Routine」《ルーティーン》(3票)などが挙げられました。

≪「ラグビー」を理由にした英単語の多様さからみる英語文化≫

 今回のアンケートで、英単語を選んだ理由に「ラグビー日本代表の活躍」を挙げた外国人教師は64人に上りましたが、そこで挙げられた英単語は実に51種類にも上りました。
上記に挙げた「Rugby」「Routine」のほかにも、「Sports」《スポーツ》、「Strength」《強さ》、「Breakthrough」《突破する》なども複数票を集めたほか、単独回答のなかにも「Team」「Teamwork」「Unity」《団結する》などチームワークを表すものや、「Try」《トライ》「Scrum」《スクラム》などのラグビーならではの単語も多く挙げられました。

 「ラグビー」の例でもわかる通り、英語圏における文化ではこのような「多様性」(=言い換え)が重要な意味を持っています。例えば、同じエッセイの文中では、なるべく同じ単語を2回使わず同じ意味を持つ別の単語で言い換えるように、と教えられます。
このような文化を背景に、同じ意味合いの単語の中でも最も「自分らしさ」が表現できる単語が選ばれ、全体の調査としても、有効回答数535名に対し300単語以上の多彩な英単語が挙げられる結果となりました。

●上位単語の選んだ主な理由

【「Change」《変化》】

◇日本で選挙権取得年齢の引き下げ、安保法案採決、マイナンバー制度導入など様々な変化が起きた年であったため。
◇グローバルに見れば気候の変化、国内で言うとマイナンバーの導入における変化など、多くの「変化」を経験したから。
◇日本の内政の変革が多い年だったから。
◇日本政府の軍事に関するポリシーが大きく変わろうとしているから。
◇日本政府の政策に変化があっただけでなく、日本の英語教育にも変化があった1年だったため。

(同じ意味あいで挙げられた英単語)
「Evolution(Evolve)」など

【「Security」《安全》】

◇イスラム国の人質問題や憲法九条の問題=国民の安全、異物混入問題=食べ物の安全、原子力の安全などの理由から。
◇安保法案可決をめぐって日本で意見が分かれた年だから。
◇日本国民が様々な方法で脅威を与えられ、政府がこれらの問題の調整を行わなければならなかったから。
◇TPPによる国内産業の不安、原発再稼働による周辺住民の不安、年金の情報漏洩、火山噴火や豪雨などの自然災害による不安等、2015年は「安全」を脅かす様々な出来事があったから。

(同じ意味あいで挙げられた英単語)
「Safety」など

【「Perseverance」《忍耐力、粘り強さ》】

◇大型台風、火山の噴火、国際大会開催にまつわる問題など、様々な障害があったにもかかわらず、この状況に落胆せず前向きに一年を終えようとしているから。
◇沢山の困難がありながらも、ノーベル賞受賞や北陸新幹線開通など、前向きなことにあきらめず進んでいく人もいたから。
◇今年多く見られた災害や事件の数々にもかかわらず、国や国民があきらめずに切り抜けていこうという意思が強く見られたから。
◇苦難の数年を過ごしたが、今年は復興と前進をしたから。

(同じ意味あいで挙げられた英単語)
「Resilience(Resilient)」など

【「Number」《ナンバー、数字》】

◇マイナンバーが賛否両論の中、導入されたから。
◇今年はマイナンバー制度が始まり、外国人観光客の数が増え、たくさんの数のノーベル賞が日本人に与えられたから。
◇日本政府が憲法“9”条を変更しようとしており、選挙における投票可能年齢を“18”歳に引き下げられたほか、社会制度と税制度の為にマイナンバーを導入したため。

【「Progress」《進展》】

◇科学的に日本が一歩前に進めたり、スポーツでも世界に認められたりしたから。
◇政府が変革を試みているから。
◇マイナンバー導入や、コメディアンの文学賞受賞、二人の日本人学者がノーベル賞に輝くなど、飛躍的な年であったため。

(同じ意味あいで挙げられた英単語)
「Advance(Advancement)」「Forward」「Growth」など

【参考資料】

調査の概要

調査結果データ

【イーオンについて】
 イーオンは1973年に創業以来、日本人に最適な語学教育を通し、世界で通用する人材育成に高い評価をいただいています。日本人の英語上達のためにオリジナル教材を開発。人格、指導力ともに優れた日本人教師と外国人教師を採用。それぞれの強みを活かした効果的なレッスンで、苦手を克服しながらコミュニケーション力を高め、ビジネス英語や資格取得に大きな成果を挙げています。
 イーオンでは、安心して英語を学んでいただくために、
 ●生徒様の授業料に対して、「前受金分別信託制度」導入しています。
 ●外国人教師の99%は北米で採用。来日後は全員日本の社会保険に加入させています。
 ●文部科学省所管の「全国外国語教育振興協会」の加盟校です。
株式会社イーオン(本社所在地:東京都新宿区、代表者:三宅義和)は、現在、全国主要都市に251校を有し、幼児から学生、社会人の方々が通いやすく学びやすい環境とカリキュラムを構築。グループ全体で生徒数10万人を超える実績とともに、その約50%は未来を担う子どもたちであることもイーオンの信頼の証しです。
◆イーオン公式HP:https://www.aeonet.co.jp/

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