ニュースリリース

2014.12.11

イーオンの外国人教師が選ぶ「日本の世相を表す英単語2014」
「Perseverance」《忍耐力、粘り強さ》が2年連続の1位

~数々の天災にも辛抱強く耐え抜く日本を象徴。日本の“変化”にも注目が集まる結果に~

 英会話教室を運営する株式会社イーオン(本社:東京都新宿区、代表取締役:三宅義和、以下 「イーオン」)では、同社に在籍中の外国人教師511名を対象に、「2014年の日本の世相を表す英単語」について調査を実施しました。

調査結果トピックス

■ 第1位には2年連続で「Perseverance」《忍耐力、粘り強さ》が選出。

調査結果

第1位には2年連続で「Perseverance」 《(賞賛すべき)忍耐力》 《粘り強さ》が選ばれました。昨年は主に「東日本大震災からの復興」を意味していた単語でしたが、今年は御嶽山の噴火や広島の土砂崩れなどの多くの自然災害、エボラ出血熱やデング熱などの疫病の流行など多くの困難に見舞われるなか、「皆が辛抱強く耐えている」日本人の様子が外国人教師の目から見ると印象的に映ったようでした。同様の理由で「Resilience」 《回復力》「Fortitude」 《不屈の精神》などが挙げられるほか、困難に一致団結して立ち向かう日本人の様子を表す「Unity」 《結束》 「Collaboration」 《協力》などの単語も見られました。

■ 「Change」や「Transition」など、“日本の変化”を感じ取った単語が上位にランクイン。
日本経済への評価は大きく2分する結果に。

6位に入った「TAX」 《税》に代表されるように、増税が経済に与えたインパクトを感じ取り、日本が「Change」 「Transition」 《変化》していると見ている外国人教師が多い結果となりました。「Progress」 「Growth」 「Forward」など、経済的見通しへの期待感を表す単語がランクインする一方、上位の「Perseverance」 「Resilience」らの単語の背景にある「困難」として、「経済的不況」や「政治的混乱」が挙げられるなど、日本経済への評価が分かれる結果となりました。

■ 「スポーツ」や「研究」の分野で存在感を発揮した日本人!

「Achievement」 《成し遂げる》「Innovation」 《改変[工夫]したもの》など、スポーツの国際大会で好成績を収めた選手や、ノーベル賞の受賞などを理由に選出される単語も目立ちました。「Challenge」 「Endeavor」 「Illumination」 「Prize」 「Pride」など、同様の理由でありながら多彩な単語が選ばれました。

【調査結果】

■「Perseverance」が2年連続で第1位!外国人にとって印象的な「日本人の忍耐強さ」。

昨年調査に引き続き、今年も《(賞賛すべき)忍耐力》や《粘り強さ》を表す英単語「Perseverance」が23票を獲得し、第1位に選出されました。また、同じ趣旨を持つ英単語として「Resilience」 《回復力》が2位(16票)で続き、「Fortitude」 《不屈の精神》なども上位に挙げられました。 これらの単語は、昨年においては主に「東日本大震災からの復興」を意味して選ばれた傾向が見られましたが、2014年の回答を見てみると、「土砂崩れや火山の噴火などがありながらも、日本はあきらめず立ち止まらなかったから」「火山噴火、デング熱、エボラ出血熱の脅威など日本の人々は今年沢山の困難に直面したが、回復し、問題を乗り越えてきたから」など、2014年に起こった多くの自然災害、エボラ出血熱やデング熱などの疫病の流行など多くの困難に辛抱強く耐え、粘り強く立ち向かう日本人の姿が背景となっていることが窺えました。
またそれらの困難に一致団結して立ち向かう日本人の様子を表す「Unity」 《結束》、「Collaboration」 《協力》などの単語も見られました。

■外国人教師の目から見た日本は「過渡期」の真っ只中!?

「TAX」 《税》が6位(6票)に入ったように、増税が経済に与えたインパクトを感じとり、「政治や消費税等、今年の日本はいろんなことで変化が多かったから」「消費税増税/衆議院解散などの変革の年だったから」などの理由から、3位の「Change」 (14票)、7位の「Transition」 (5票)など、日本の変化を表した単語が上位にランクインする結果となりました。
ただしその変化については、4位(8票)の「Progress」《進展》と評価する声がある一方、上位の「Perseverance」「Resilience」らの単語を選んだ理由の中には、「政治・経済で困難な状態が続いているが、よりよい日本へ成長するために耐えているから」「不景気が続いているが日本人は一生懸命働き、一生懸命生きているから」などが挙げられるなど、評価が分かれる結果となりました。

■「スポーツ」や「研究」の分野での日本人の活躍が印象に残った2014年。

多くのスポーツで国際大会が開催された2014年は、外国人教師たちも大舞台で活躍する日本人選手を目にする機会も多かったようで、「Achievement」 《成し遂げる》が7位(5票)に入った他、「Challenge」 《挑戦》 「Success」 《成功》などの単語も挙げられました。また「Innovation」 《改変[工夫]したもの》に代表されるように、今年10月には3名の日本人がノーベル賞を受賞したことも印象深かったようで、「Illumination」 「Prize」 「Pride」などの関連語も多く見られました。

≪普遍的な日本人のイメージと多種多様な英語表現≫

昨年の調査で上位3位に挙げられた単語「Perseverance」 「Progress」 「Resilience」が今年もすべて4位以内に入る結果となりました。特に「Perseverance」 「Resilience」は、我慢強く勤勉な「日本人のイメージ」を象徴する単語と言えるかもしれません。
またその一方で、今回の調査では昨年を上回る300単語以上の多彩なワードが挙げられました。少数意見の中には、今年大ヒットした映画の原題である「Frozen」や、ワイドショーをにぎわせた数々の事件を背景にした「Deceive」 「Fake」《だます》など世相が表れているものも多く見られました。

●上位単語の選んだ主な理由

【「Perseverance」《忍耐力、粘り強さ》】
◇色んな苦難や難しい局面があった中で、辛抱強さや粘り強さを発揮した年だったと思うから。
◇沢山の困難があり不況の日本だが、皆、辛抱強く耐えているから。
◇自然災害や政治の不安定、経済不況が起こる中、日本の繁栄のために努力し続けているから。
◇日本は今年、スポーツの分野での沢山の成功、経済再生のための努力、他国との関係改善の努力を行ったから。
(同じ意味あいで挙げられた英単語)
「Resilience (Resilient)」「Diligence (Diligent)」「Endure (Endurance, Enduring)」など

【「Change」《変化》】
◇経済や政策などの方針が変わろう(変えよう)としているため。
◇消費税が上がり、自衛隊の範囲を広げる方向に変わるなど、今まさに日本が変わり始めていると感じているから。
◇変化は人生につきもので、日本はより良い未来のために常に変化を見据えているから。
◇2014年に日本は、自然現象でも経済でも大きな変化があったから。
(同じ意味あいで挙げられた英単語)
「Transition」「Fluctuate」「Metamorphosis」など

【「Progress」《進展》】
◇国民にとってより良い未来を予想できるいくつもの大切な計画をスタートさせた今年は日本にとって重要な年であったと思うから。
◇日本はビジネスの範囲を拡大し、他国とより深いかかわり合いが増えているから。
◇テクノロジーと社会的進化を達成したから。
◇今年日本は経済の復調から驚きのスポーツの勝利などの素晴らしい功績を残し、日本に成功できる自信とやる気を与えたから。
(同じ意味あいで挙げられた英単語)
「Achievement」「Forward」「Growth」など

【「Challenge」《挑戦》】
◇スポーツや政治において様々な人が様々なことに挑戦していたから。
◇日本の人々は常に改善を求め行動しているから。
◇多くの自然災害が続いたことや、多くのスポーツ選手が逆境に直面してもあきらめなかったから。
(同じ意味あいで挙げられた英単語)
「Endeavor」「Strive」「Adversity」など

【「Tax」《税》】
◇今年4月の増税は、個人の購買意欲をはじめ、日本経済に大きく関わる出来事だったから。
◇消費税が5%から8%へと増加し、日本の人々と経済に大きな影響を与えたから。
◇今年の日本は大きく経済に左右された一年であり、アベノミクスなど消費税引き上げ等が大きな注目を浴びたから。
(同じ意味あいで挙げられた英単語)
Abenomics」「Politics」など

【参考資料】

調査の概要

調査結果データ

【イーオンについて】
イーオンは1973年に創業以来、日本人に最適な語学教育を通し、世界で通用する人材育成に高い評価をいただいています。日本人の英語上達のためにオリジナル教材を開発。人格、指導力ともに優れた日本人教師と外国人教師を採用。それぞれの強みを活かした効果的なレッスンで、苦手を克服しながらコミュニケーション力を高め、ビジネス英語や資格取得にも大きな成果を挙げています。
 イーオンでは、安心して英語を学んでいただくために、
 ●生徒様の授業料に対して、「前受金分別信託制度」導入しています。
 ●外国人教師の99%は北米で採用。来日後は全員日本の社会保険に加入させています。
 ●文部科学省所管の「全国外国語教育振興協会」の加盟校です。

株式会社イーオン(本社所在地:東京都新宿区、代表者:三宅義和)は、現在、全国主要都市に253校を有し、幼児から学生、社会人の方々が通いやすく学びやすい環境とカリキュラムを構築。生徒数10万人を超える実績とともに、その約50%は未来を担う子どもたちであることもイーオンの信頼の証しです。イーオンの詳細は、https://www.aeonet.co.jp/ をご参照ください。

  • 無料体験レッスン・コース説明会のお申し込み
  • ニュースリリース一覧
  • イベント・セミナー一覧
  • ニュースレター一覧