2015.12.11
11月22日(日)に開催された本発表会は、「暗唱部門」「スピーチ部門」に分けて行われました。両部門には、イーオンキッズ東日本エリアに通うお子様たちが、各校、各エリアでの予選を勝ち抜き、この日の本選に出場しました。関東圏を中心に、遠くは旭川・盛岡から応援に駆けつけた兄弟姉妹や保護者様など多勢の方が見守る中で始まりました。
コンテストには、日本の英語教育界を代表する2名の先生に、審査員としてご参加いただきました。上智大学言語教育研究センター教授の藤田保先生は、NPO小学校英語指導者認定協議会や公益財団法人 日本英語検定協会で理事を務め、日本の英語教育改革をけん引していらっしゃる方です。玉川大学大学院教授の佐藤久美子先生は、子どもの言語習得・発達研究に従事し、その科学的成果に基づく英語教育を提案しています。ラジオ基礎英語の講師やNHK教育テレビ「えいごであそぼ」総合指導も務めています。
【Building Blocks Library】
【スピーチ (Booker T. Washington & Edward Everett Hale)】
【小学校低学年】
【小学校中学年】
【小学校高学年】
【中学生】
【スピーチ講評】
佐藤久美子先生
最初の暗唱部門の皆さんは、気持ちを込めて発表して下さいました。絵本の登場人物になりきって声色を変えることはとても大事ですよね。またスピーチの暗唱は難しかったと思いますが、だんだんと気持ちを高めていって最後に訴えるというのがとても上手にできていました。オリジナル部門は、自分の好きなものなどを具体的に話してくれたり、知らないことを話してくれたりと、とても気持ちが伝わりました。一つポイントを言うならば、ポーズをうまく利用するといいと思います。切れ目を少し工夫すると、英語が苦手な人にも伝わりやすくなります。総じて皆さんよかったのは、誰もおどおどせず、これだけ大勢の人の前で堂々と話していたということです。私たちの最後の目的は、「自分の言いたいことを堂々と伝えること」です。恥ずかしがらない、自信を持って、そのために練習もして、ある程度慣れてきたら最後は堂々と話す。Don’t memorize it. 暗記するのではなく、自分の言葉で伝えることが大事です。皆さんも是非また来年、自分の言いたいことをいっぱいためていって、書いていって、そして話すときは、参加者の皆さんの顔を見ながら、自信を持ってスピーチに臨んでください。
藤田保先生
今回のスピーチは本当に素晴らしいものばかりで、皆さん一人一人が最優秀賞を取っても全然問題ないと思っています。私も「自分の言葉を持つ」ということがとても大事だと思います。自分が学んできたことを使ってこういう場で堂々と語ることは大変な経験だと思います。暗唱というのは、人が書いた言葉にすぎないと思うかもしれませんが、そこに書かれている物語の人になりきることによって、それが自分自身の言葉になっていきます。例えば、歌を歌うときにふざけて替え歌を作って歌うことがありますよね。同じように、覚えた言葉をちょっと変えて別のところで使ってみたらどうでしょう。そんなことをするだけで、どんどん自分の言葉になっていきます。そして学年が上がっていくと、自分の言葉の裏にある自分の考え方が大事になってきます。例えば一つの花を見ても、「きれいだな」と思うだけでなく、「この花を育てた人はどんな人なんだろう」などという思いを馳せてみる。それだけで同じ花を見ても全く違った観点で考えられるようになります。皆さんの身の回りを見てみても、ただ単に「大人がこう言っているから同じことを言おう」ではなく、「私だったらどう考えるかな」のように考えることが、皆さんが大人になってからとても大事な力になると思います。そして、そうやって考えたことを自分の言葉で表現する、これを皆さんにずっと続けていっていただけたらいいなと思います。
【イーオンについて】
イーオンは1973年に創業以来、日本人に最適な語学教育を通し、世界で通用する人材育成に高い評価をいただいています。日本人の英語上達のためにオリジナル教材を開発。人格、指導力ともに優れた日本人教師と外国人教師を採用。それぞれの強みを活かした効果的なレッスンで、苦手を克服しながらコミュニケーション力を高め、ビジネス英語や資格取得に大きな成果を挙げています。
イーオンでは、安心して英語を学んでいただくために、
●生徒様の授業料に対して、「前受金分別信託制度」導入しています。
●外国人教師の99%は北米で採用。来日後は全員日本の社会保険に加入させています。
●文部科学省所管の「全国外国語教育振興協会」の加盟校です。
株式会社イーオン(本社所在地:東京都新宿区、代表者:三宅義和)は、現在、全国主要都市に251校を有し、幼児から学生、社会人の方々が通いやすく学びやすい環境とカリキュラムを構築。グループ全体で生徒数10万人を超える実績とともに、その約50%は未来を担う子どもたちであることもイーオンの信頼の証しです。
◆イーオン公式HP:https://www.aeonet.co.jp/