レポート

2015.08.20

中学・高校教師を対象とした「英語を英語で教えるための指導法セミナー」を開催しました。

開催日・場所:

2015年

2015年

2015年

2015年

2015年

5月

7月

7月

8月

8月

23日

25日

26日

2日

8日

(土)

(土)

(日)

(日)

(土)

名古屋

岡山

福岡

大阪

東京

:イーオン中部本部ホール

:イーオン西日本研修センター

:イーオン九州本部会議室

:コンベンションルーム・AP大阪淀屋橋

:イーオン東京本社大ホール

主催:英会話イーオン法人部学校教育課

セミナーの様子

 中学生・高校生に英語を教えていられる熱心な先生方(5会場合計:実数235名)にお集まりいただき、熱心にアクティビティにご参加いただきました。大学関係者、試験団体、IT関連企業などの見学・聴講希望も多く、取材メディアも7社入るなど、注目度の高いセミナーとなりました。

動画でセミナーの様子を見る

【セミナー内容】

12:00 ~

主催者あいさつ

12:05 ~

基調講演「グローバル化に対応した英語教育」

葛城崇氏 講師:葛城崇氏
(文部科学省初等中等教育局国際教育課英語教育改革プロジェクトマネージャー)

12:50 ~

英語で効果的にレッスンをするために Part1

児玉正和 ● Classroom English について
● 良いClassroom English とは?
● Classroom English 実践練習【Dialogue】
【5会場共通】
講師:児玉正和 (関西本部教務課トレーナー)

13:55 ~

英語で効果的にレッスンをするために Part2

● Classroom English 実践練習【Grammar】

伊熊文 【名古屋会場・大阪会場】
講師:伊熊文 (関西本部教務課トレーナー)

【岡山会場・福岡会場】
講師:尾坂裕美(西部本部教務課トレーナー)

【東京会場】
講師:菅井幸子(法人部学校教育課教務責任者)

● Classroom English 実践練習【Listening & Speaking】

君嶋豊 【名古屋会場】
講師:君嶋豊 (東京本社教務課トレーナー)

【岡山会場】
講師:山﨑浩(西部本部教務課トレーナー)

【福岡会場】
講師:筑場隆子(九州本部教務課トレーナー)

【大阪会場、東京会場】
講師:箱田勝良(法人部企業研修課教務コーディネーター)

15:45 ~

新大学受験(含むTOEFL iBT®)に対応できる英語力を養うために

新学習要領で目標とされる「グローバル化に対応した新たな英語教育の在り方」では、どのような英語力が求められているかを、TOEFL iBT®の問題を使用して理解を深める。

【名古屋会場、東京会場】
講師:薬袋佐恵子 (東京本社教務課トレーナー)

【岡山会場、福岡会場、大阪会場】
講師:菅井幸子(法人部学校教育課教務責任者)

※今回登壇したイーオン講師は『Propell® Workshop for the TOEFL iBT® Test』修了者です。これはTOEFL®、TOEIC®などのテストプログラムを作成するETS(Educational Testing Service)のマスタートレーナーから講座を受け、TOEFL iBT®テストの指導者向け指導ができる認証を受けました。日本で、ETSマスタートレーナーより直接講習を受け、修了認定された人の多くがイーオンの講師です。

セミナーの感想を参加者にお聞きしました

【基調講演「グローバル化に対応した英語教育」】 について

  • 楽天の英語化プロジェクトにかかわった経験から、企業における英語の必要性がよく分かった。中高の英語教育でしなければならないことが学べ、英語科教員としての意識が高まった。
  • 大学入試の変革について、現時点での情報がよく分かりました。外部試験の活用は、受験者の金銭的な負担の問題もあって不安でしたが、日本の未来を考えると、今あるツールや機会は活かした方がいいのだと思います。
  • 生徒から「なぜ英語を勉強するのか」「どう必要なのか」をよく聞かれるのですが、企業サイドから英語の必要性を聞けて、しっかり答える自信がつきました。生徒達にも話してモチベーションの向上につなげたいと思います。
  • 楽天であそこまで徹底した英語教育をしていたことに驚いた。それくらいしないとグローバル社会で活躍する人材は育たないのかと思った。それに関わった人が文科省にいて、現状を聞くと、今後の指導法や計画を立てる上で4技能を身につけさせる重要性が理解できた。
  • 日本の英語教育がまさに正念場であると認識しました。これから経済がますますグローバル化する中で、日本が生き残るために、国・学校・教師・民間が一体になって取り組まねばならないのですね。

【英語で効果的にレッスンをするために Part1】 について

  • クラスルームイングリッシュのバリエーションが増える、良い内容でした。今回学んだ表現は、次の授業からすぐに使わせていただきます。
  • クラスルームイングリッシュのコツで紹介された「S(Short)・S(Simple)・C(Clear)」は、目からうろこのキーワードでした。これを意識して指示をわかりやすくしていこうと思います。
  • All Englishでの授業は現実的でないと思っていましたが、SSCなどコツを聞いて、現在の自分の授業場面を思い描きながら、まだまだ工夫改善の余地があると感じました。
  • 実際に参加者同士でペアワークすることで、より実践的なアクティビティとなりました。授業のイメージが作れたし、同僚とこれをやってみようというものもありました。今後の勉強の意欲がわきました。
  • 「自分の英語に自信をもって話す」ということが、教員にとってどれだけ大切なのか励まされました。生徒が帰国子女であっても、自分の英語で堂々と話すことは、他の生徒への励みになると思いました。

【英語で効果的にレッスンをするために Part2】 について

  • 文法を英語だけで教えるのは、慣れていないとても難しいし勇気がいると思っていたので、正直言って驚きました!文法も英語でイケる!早速、勇気を出して実践してみます。
  • 今まで文法をどのように定着させるかに重点を置いて、英語で文法を教えようという発想すらありませんでした。今後、ALTとのチームティーチングなどでも使っていきたいし、指示文がたくさん例に出ていたので、自分自身でもトライしてみようと思いました。
  • 進行形とか間接話法を「対訳英語」で説明しても生徒には分からないので、イーオンでは、どの様にやっているのかが見たかった。文法事項を「説明」するのではなく、状況設定をして、その中での「使い方」を教えるという方法があったとは目からウロコでした。英会話スクールならではのノウハウなのですね。これくらい上手にレッスンを進められる教員は少ないように思います。学校と民間の差はなんでしょうか?生徒への声掛けや配慮についてもとても参考になりました。
  • 文法をキーワード化して、簡単な表現に置き換えるだけで、頭にすんなり入ることが驚きでした。今後、授業で試してみたいと思いました。また文法を定着させるドリルをバリエーションで対応させると退屈さが軽減されることが新鮮です。
  • スピーキング、リスニングの実践は、SET UP(前準備)が重要なのだとわかりました。英語で教える実践練習がたくさんできたので、徐々に慣れてきました。クラスでできそうなアクティビティも多かったです。
  • いかに生徒の発話量を多くするか、というお話にハッとしました。また、生徒をほめるということを忘れていたような気がします。
  • スピーキング、リスニング指導において、CAN-DOに対応させるTIPSがわかりやすく、すぐに活用できそうです。目的や流れを明確にすることで効果的なレッスンになるとわかりました。
  • ディスカッションやディベートを今の学生にさせるのは、正直無理だと思っていましたが、「4技能統合型のレッスン」をうまく活用しながら、徐々に結論まで導けばよいのですね。初級者向けでも「穴あき台本」を使えばやれそうです。

【新大学受験(含むTOEFL iBT®)に対応できる英語力を養うために】 について

  • 生徒のためにも、教員のスキルアップのためにも役立ちますね。ノートテイキングの指導法が実践的でした。
  • 名前は知っていたけど、実態をよく知らない試験でした。今回のセミナーで、内容とその対策がよく理解できました。他の試験にも通じることが多々あると実感できました。
  • 今、高校でやっているパラグラフリーティングの指導などは、今のやり方で良いのだと改めて自信が持てた。
  • Readingの指導をどう扱うか悩んでいたところだったので、いいヒントがもらえました。
  • 自分自身が問題を解く生徒の立場になることで、どんな指導が効果的なのかを、改めて考えることができました。
  • 各セクションを指導するための具体的な例を学ぶことができて良かったです。採点者の評価基準についてのお話がとても参考になりました。
  • ノートテイキング、パラグラフリーディング、スキミング・スキャニング、クリティカルシンキング、オーバーラッピング・シャドーイングなどの4技能を伸ばすテクニックは生徒にも指導したいと思います。なぜなら、受験対策という小手先のものではなく、実社会でグローバル人材として活躍するうえで必要なスキルだと分かったからです。

 今回のセミナーは、中学校と高校の教員の方を対象としているため、指導内容に対する幅も、求められる英語力の幅も広く、どこに設定するかという点で、私たちも大変に悩んで悩んで、今回の形でご提示させていただきました。ご紹介した参加者の声以外にも、建設的なご意見・ご提案もたくさんいただきました。各会場でいただいたご意見を真摯に検討し、本セミナーの回を重ねるごとにアップグレードしていきました。

【お問い合わせ内容】
「うちの学校に来て、これと同じ内容をもう一度してほしい」
「教員の英語力そのものを強化するプログラムを組んでほしい」
「学校では文法やリーディング指導が多いので、そこに特化した指導法が聞きたい」
「中学教員限定に(あるいは高校教員限定に)した内容でやってほしい」
「進学校向けの実践授業デモが見たい」
「英会話スクール流のスピーキング指導をもっと見せてほしい」  など多数のご要望をいただいています。
今回のセミナーですべてお応えすることはかないませんでしたが、中にはセミナー後にすぐにお問い合わせいただき、実現するものもありました。

 学校単位・教育委員会単位などでの勉強会・講演・セミナー等は、イーオン各エリアの法人部学校教育課に、ぜひ、ご相談ください。

お問い合わせ : 0800-111-1111(月-金:12時-18時)
学校教育課ホームページ : https://www.aeonet.co.jp/education/

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