レポート

2014.08.26

中学・高校教師を対象とした「英語教師セミナー」を開催しました。
開催日・場所:
2014年7月26日(土)イーオン関西本部、
2014年8月9日(土)イーオン東京本社
主催:英会話イーオン 協賛:留学ジャーナル、 mpi松香フォニックス

セミナーの様子

7月26日:大阪会場、8月9日:東京会場とも、中学生・高校生に英語を教えていらっしゃる熱心な先生方に多数お集まりいただき、熱心にアクティビティにご参加いただきました。

いま、日本の英語教育は大きく変わろうとしています。2011年にいまの学習指導要領が施行され、小学校で外国語活動が始まったほか、2012年に中学では英語時間数の増加、2013年には高校では英語を原則英語で教えることがスタートしました。そして、2020年には新しい学習指導要領が施行予定であり、その中には、小学校5-6年生で英語の教科化、外国語活動が3-4年生に引き下げられる他にも、中学英語が原則として英語で教えるようになる、また高校ではディスカッション、ディベートなどができることを目標とすることなどが検討されています。また大学入試では英語の試験にTOEFL iBT®など外部試験の導入論議も活発になってきています。
いずれも文部科学省が目指そうとしているのは、4技能を中心とした「使える英語」の習得に大きく舵を切ろうとしています。

このセミナーは、そうした大きな変革を迎えようとする中で、英会話イーオンが学校で英語教育に携わっている教員の皆様のお力になれないだろうか、と考え実施されたものです。なぜなら、長年にわたり蓄積してきた4技能の習得方法や、レッスンはすべて英語で行う教授法のノウハウを提供できるためです。また、イーオンの特徴の1つである日本人教師の存在は、全国の学校で教壇に立たれている先生方にも、お力になれると確信しています。

日本人の英語力向上には、ALTなどの外国人教師だけではなく、日本人教師の力が欠かせません。今回、文部科学省の葛城様にもご協力いただきながら、イーオンが提供できる「英語を英語で教える」ノウハウに、参加者からも多くのご賛同の声をいただくことができました。イーオンでは今後も、こうした機会を設けて、学校教育へのサポートをしていく所存です。

【セミナー内容】

12:00 ~

基調講演「グローバル化に対応した英語教育」

葛城崇氏 講師:葛城崇氏
(文部科学省初等中等教育局国際教育課英語教育プロジェクトオフィサー)

12:45 ~

英語で効果的にレッスンをするために Part1

児玉正和 ● Classroom English について
● 良いClassroom English とは?
● Classroom English 実践練習【Dialogue】
講師:児玉正和 (イーオン関西本部教務課トレーナー)

13:50 ~

英語で効果的にレッスンをするために Part2

伊熊文 ● Classroom English 実践練習【Grammar】
講師:伊熊文 (イーオン関西本部教務課トレーナー)

君嶋豊 ● Classroom English 実践練習【Listening & Speaking】
講師:君嶋豊 (イーオン東京本社教務課トレーナー)

15:40 ~

新大学受験(含むTOEFL iBT®)に対応できる英語力を養うために

薬袋佐恵子 新学習要領で目標とされる「グローバル化に対応した新たな英語教育の在り方」では、どのような英語力が求められているかを、TOEFL iBT®の問題を使用して理解を深める。
講師:薬袋佐恵子 (イーオン東京本社教務課トレーナー)

※イーオンの講師4名は『Propell® Workshop for the TOEFL iBT® Test』修了者です。これはTOEFL®、TOEIC®などのテストプログラムを作成するETS(Educational Testing Service)のマスタートレーナーから講座を受け、TOEFL iBT®テストの指導者向け指導ができる認証を受けました。日本で、ETSマスタートレーナーより直接講習を受け、資格認定された講師14名のうち12名がイーオンの講師です。

セミナーの感想を参加者にお聞きしました

【基調講演「グローバル化に対応した英語教育」】 について

  • 楽天の英語化プロジェクトにかかわった経験からの具体的で現実味のあるお話が良かった。
  • 企業間でグローバル化がどのように進んでいるかがよくわかりました。自分が思っていたよりも企業の実態は厳しいものであることがわかりました。
  • 生徒から「なぜ英語を勉強するのか」「どう必要なのか」をよく聞かれるのですが、企業サイドから英語の必要性を聞けて、しっかり答える自信がつきました。生徒達にも話してモチベーションの向上につなげたいと思います。
  • 教育者として、自分自身のレベルアップの必要性と子どもたちをどのように育てていくべきかという点でとても参考になりました。
  • 文部科学省が考えている日本の英語教育の動向がよく理解できました。「英語ができる=グローバル化」ではない、という点には深く共感しました。
  • 私が教員になった37年前にも、英語を英語で教えるなどの議論はありました。今回のお話を聞いて、もはや待ったなしです。今度こそ、国政として英語教育の改革に取り組んでいただきたいと思います。

【英語で効果的にレッスンをするために Part1】 について

  • クラスルームイングリッシュのバリエーションが増える、良い内容でした。今回学んだ表現は、2学期からすぐに使わせていただきます。
  • クラスルームイングリッシュのコツで紹介された「S(Short)・S(Simple)・C(Clear)」は、目からうろこのキーワードでした。
  • 参加者同士でペアワークすることで、より実践的なアクティビティとなりました。聞くと、やるとでは大違いですね。自分の課題もわかったので、今後に生かしたいと思います。
  • 現在の自分の授業場面を思い描きながら聞いていたので、ここを変えればAll Englishに対応できるのでは、という自信を持つことができました。
  • これくらい上手にレッスンを進められる教員は少ないように思います。学校と民間の差はなんでしょうか? 絵やジェスチャーなど視覚資料の使い方は、特に参考になりました。
  • これまでの研修では、正直言ってクラスルームイングリッシュをどのように使ったらよいのかわからなかったのですが、S・S・Cのようにもっと簡単にして良いことがわかって、これから自分でも実践してみようと思いました。
  • 「自分の英語に自信をもって話す」ということが、教員にとってどれだけ大切なのか励まされました。生徒が帰国子女であっても、自分の英語で堂々と話すことは、他の生徒への励みになると思いました。

【英語で効果的にレッスンをするために Part2】 について

  • 文法が英語でこんなに簡単に教えられるなんて!正直言って驚きです。
  • いままで文法をどのように定着させるかに重点を置いて、英語で文法を教えようという発想すらありませんでした。今後、ALTとのチームティーチングなどでも使っていきたいし、自分自身でもトライしてみようと思いました。
  • リスニングの問題に隠された「目的」がなにか、なんて考えたこともなく、ただやらせることが多かったので、大変に驚きました。タスクだけでなく、目的・準備をしっかりと設定したいと思いました。
  • リスニング、スピーキングは現状では時間を割くことが難しいのですが、指示の出し方などもよく分かったので、今後、試してみたいと思います。
  • リスニング、スピーキングは、さすが英会話スクールと思える内容でした。ドリルの大切さはわかっていたつもりでしたが、単調になりがちです。シチュエーションを変えれば、強弱のポイントが変わることを活かして、同じ文章をあれだけバリエーション豊かにしてドリルさせるノウハウが素晴らしいと思いました。

【新大学受験(含むTOEFL iBT®)に対応できる英語力を養うために】 について

  • 正直言って、名前は知っていたけど、実態をよく知らない試験でした。今回のセミナーで、内容とその対策がよく理解できました。
  • この試験を勉強することが、単に受験用ではなく、グローバル化につながることもわかりました。TOEFLの評価基準を知れて、点数だけを重視しているのではないのですね。
  • かなり難しい試験で、高校生に本当にできるのか考えさせられました。
  • いま高校生でTOEFLを受験する生徒が増えていますので、今後の指導にとても参考になります。
  • 自身のブラッシュアップのためにも、受験してみようと思いました。
  • ノートテイキング、パラグラフリーディング、スキミング・スキャニング、クリティカルシンキング、オーバーラッピング・シャドーイングなどの4技能を伸ばすテクニックは生徒にも指導したいと思います。なぜなら、受験対策という小手先のものではなく、実社会でグローバル人材として活躍するうえで必要なスキルだと分かったからです。
  • 意外とこうした試験に対する研修がないので、もっと教員側も研修を深めるべきだと思いました。

本件に関するお問い合わせ

【イーオンについて】
イーオンは1973年に創業以来、日本人に最適な語学教育を通し、世界で通用する人材育成に高い評価をいただいています。日本人の英語上達のためにオリジナル教材を開発。人格、指導力ともに優れた日本人教師と外国人教師を採用。それぞれの強みを活かした効果的なレッスンで、苦手を克服しながらコミュニケーション力を高め、ビジネス英語や資格取得にも大きな成果を挙げています。
 イーオンでは、安心して英語を学んでいただくために、
 ●生徒様の授業料に対して、「前受金分別信託制度」導入しています。
 ●外国人教師の99%は北米で採用。来日後は全員日本の社会保険に加入させています。
 ●文部科学省所管の「全国外国語教育振興協会」の加盟校です。

株式会社イーオン(本社所在地:東京都新宿区、代表者:三宅義和)は、現在、全国主要都市に253校を有し、幼児から学生、社会人の方々が通いやすく学びやすい環境とカリキュラムを構築。生徒数10万人を超える実績とともに、その約50%は未来を担う子どもたちであることもイーオンの信頼の証しです。イーオンの詳細は、https://www.aeonet.co.jp/ をご参照ください。

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