レポート

2013.11.20
2013.12.02 更新

『遠山顕先生(NHK ラジオ「ラジオ英会話」講師) 講演会
~英語で自分を発信するために必要なコツと心構え』 を開催しました。

東京(2013年11月16日)、岡山(2013年11月23日)

【11月16日(土) 東京会場のレポート】

講演の様子

 イーオンでは英語界の著名な先生方を招いた講演会やイベントを年2回程度開催し、生徒様(一部一般の方)の「英語学習のモチベーション向上」を支援しています。今回は、NHKラジオ「ラジオ英会話」講師としても著名な遠山顕先生をお招きいたしました。

 全国にファンやリスナーを抱える遠山先生の講演会は満席となるほど人気・注目が高く、当日は静岡や福島など遠方から参加された方もいらっしゃいました。また、「英会話入門や100万人の英語の時代からのファンです」という方もいらっしゃいました。

【講演内容の一部をご紹介】

 『aeon』は永遠、永劫という普通名詞で、英語のクロスワードを趣味にし始めた頃、変わった綴りのこの普通名詞が、クロスワードの常連であることを知りました。やがて町中でAEONの看板を目にするようになり、生徒の皆さんにお話ししてほしいという依頼を受けることになりました。不思議なご縁を感じています。
 今回、40周年の記念講演会としてお招きいただきましたが、一口に40年といっても、よき学びの場として広く世に知られる固有名詞に作り上げるには、容易ならざるものがあったと思います。英語表現に“Break the record.”(記録を破る)がありますが、これからも成長を続けるAEONに送りたい言葉です。

 似たような表現で“A broken record.”というのがありますが、レコードを見ることが少なくなった今の時代でも、この表現は同じことを繰り返すという意味で使われます。英語学習には実はこれが大切で、声に出して毎日同じことを繰り返してください。よく英会話学習はスポーツの練習に例えられます。同じパターンを何度も何度も繰り返し、体で覚えていくという点で共通項が多いためです。しかし、英会話とスポーツで1点だけ異なることがあります。それは、英会話では相手は敵ではないということです。相手はあなたを理解したいと思っているのです。
 日本では丁寧な対応ということで、あまりしゃべらず、にっこり笑顔をもって返答とする場合がありますが、英語ではあまりよろしくありません。そうした態度は時として、とても横柄な印象を与えてしまいます。英語は常に同じ分量の言葉のやりとりが行われているのです。例えば“Thank you.”といわれて、何も言わずに笑顔だけで回答したつもりになったことはありませんか。“Thank you.”といわれたら、“You’re welcome.”と返すのです。そんな簡単なことを、と言われるかもしれませんが、反射的に回答できるようになるまで、何度も繰り返し練習してください。“Bye.”と挨拶されたら、“Bye.”と返すのも同じです。
これを英語で言うと、『reciprocity』が一番近いニュアンスかと思います。日本語では『互恵(ごけい)』となります。同量の言葉のやり取りを通して、お互いの関係を深めていくのです。言葉を介してコミュニケーションをとるのですから、へりくだり過ぎず、いばらず、この互恵を心構えとして知っていただくと、もっと簡単に会話を楽しんでいただけると思います。

 英語を自分で発信するために必要なコツとして、私がいつもご紹介しているのは、V.I.P.です。Very Important Personではないですよ(笑)。VはVoice(声)、IはIntegrated(誠実さ)、PはPosture(姿勢)です。人からご自身がどう見られるのか、ということを意識することも自分を発信していくためには大切なのです。
 また英語の上達のためには、目的を見つけていくことも大切です。お仕事されている方は英語を使う機会も多いと思いますが、趣味や教養で学んでいる方も、使う場を求めて行って欲しいですね。「勉強しているのに、ちっとも上手くならない。」という方もいますが、でも下手にはならないでしょう(笑)。人は忘れていく生き物ですから(笑)。だから繰り返しが大切なのです。
 『沈黙は金・雄弁は銀』という言葉がありますが、英語に関しては、ぜひ『銀』を目指してください。何故なら外国語学習は、常に『磨く』必要があるからです。単語だけを覚えたり、ラインマーカーを引いて覚えた気になるのではなく、たくさんの表現を覚えて、それを話す場を設けて試してみること。それを何度も何度も繰り返していただくことで、きっと英語学習を楽しんでいただけると思います。

 最後に、英語琵琶の演奏をさせていただきます。これも自分を発信する一つと考えています。口に出して語る琵琶は、英語と共通項も多いものです。今日、皆さんの前で1曲ご紹介するのは、小泉八雲の『MUJINA』です。
小泉八雲は “Practice makes perfect.”(練習は裏切らない)と名言を残しましたが、私はこの言葉を皆さんに送りたいと思います。“Mistakes make perfect. ”(間違いが完璧に近づける!)」(琵琶演奏アリ)

遠山顕先生(NHK ラジオ「ラジオ英会話」講師) 講演会の様子

遠山顕先生(NHK ラジオ「ラジオ英会話」講師) 講演会の様子


【11月16日 東京での開催時の様子】

講演の様子

 終始、穏やかな雰囲気の中で行われた講演会は、もっと楽しみながら英語学習ができることを教えていただきました。終演後、先生のサイン会も行われ、長蛇の列となりました。しかし先生はお一人お一人丁寧にサインされ、歓談されていました。参加された皆さん、素敵な時間を過ごせたようで、笑顔満面でお帰りになる姿が印象的な講演会となりました。

桂かい枝師匠『英語落語』の様子

【11月23日(日) 岡山会場のレポート】

 11月23日(土)イーオン岡山本社にて、遠山顕先生(NHKラジオ「ラジオ英会話」講師)の講演が行われました。
スタッフを含めて約100名が参加。生徒様も一般の方も、感激、興奮の渦でした。テレビの取材も入り、創業40周年記念講演の最終回にふさわしい華やかな会となりました。
 講演終了後、サイン会が催されました。長蛇の列となりましたが、先生は40分以上時間をかけて お一人お一人丁寧にサインをされていました。


本件に関するお問い合わせ

【イーオンについて】
 イーオンは1973年に創業以来、日本人に最適な語学教育を通し、世界で通用する人材育成に高い評価をいただいています。日本人の英語上達のためにオリジナル教材を開発。人格、指導力ともに優れた日本人教師と外国人教師を採用。それぞれの強みを活かした効果的なレッスンで、苦手を克服しながらコミュニケーション力を高め、ビジネス英語や資格取得にも大きな成果を挙げています。
 
 イーオンでは、安心して英語を学んでいただくために
●生徒様の授業料に対して、「前受金分別信託制度」導入しています。
●外国人教師の99%は海外で採用。来日後は全員日本の社会保険に加入させています。
●安心して学べる「全国外国語教育振興協会」の加盟校です。

 株式会社イーオン(本社所在地:岡山県岡山市、代表者:安藝清)は今年40周年を迎えました。現在、全国主要都市に253校を有し、幼児から学生、社会人の方々が通いやすく学びやすい環境とカリキュラムを構築。生徒数10万人を超える実績とともに、その約50%は未来を担う子供たちであることもイーオンの信頼の証しです。イーオンの詳細は、https://www.aeonet.co.jp/ をご参照ください。

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