TOEIC®テストは、そもそも何を目的とした、どんなテストなのですか?
薬袋:TOEIC®テストとは、Test of English for International Communicationの略で、「国際コミュニケーションのための英語のテスト」という意味です。英語の運用能力、実際の場面でどのくらい英語を使えるか、つまり「使える英語」をどのくらい身につけているかを測るテストといえます。
箱田:運用能力を測るためテストなので即答力、答えていくときの速さというのがかなりキーになります。ここが他の語学の資格試験と違うTOEIC®テストの特徴です。
薬袋:テストには、日ごろの様々な場面での会話、スピーチ、身近なトピックスなどが取り上げられるので、実際の運用能力を測るには適しており、それが就職や転職時に、即使える語学能力を有しているかを見るのに評価されている理由でしょう。
TOEIC®テストを受験するメリットには、どんなことがありますか?
箱田:資格を得る、という面ももちろんですが、それと同時に学習の上達程度を測るモノサシとしての役目も大きいと思います。ダイエットするときには体重計に乗りますよね。測ってみないとどのくらい減っているのか努力の成果がわからない。英語の能力も目に見えないものなので、TOEIC®テストのスコアで自分の英語力レベル、勉強の成果を実感できるというメリットも大きいですよ。最初は準備なしでいきなり受験してもだいじょうぶ?スコアの目安は?
薬袋:最初はあまり力まずに、とりあえず受けてみましょう。まずは自分の能力の現在位置を知るのが目的です。自分の能力と得意不得意を知ることからスタートです。箱田:スコアの目安としては大学卒業者の平均点が400点台の後半、ビジネスマンでは600点台で海外出張に行ける、730点以上だと駐在できるレベルといわれています。
スコアアップのためには、日ごろどんな勉強をすれば良いのでしょうか?
箱田:急がば回れ、といいますが、実はTOEIC®テスト対策としておすすめしたいのが基本の会話の勉強です。特に初心者は、いきなりテストテクニックの習得ばかりに走るより、TOEIC®テストの問題傾向を見据えた英語の基礎体力、会話力をしっかり学ぶことがその後のスコアアップを順調に伸ばしていく土台になります。薬袋:リスニング力アップのために音読もぜひおすすめしたいです。自分の発音が日本語風だと、その音を聴いてもわかりません。また自分で「言える」ことは「聴ける」ので、問題集なども解くだけでなく、出てくるスクリプトをくり返し音読するなど徹底的に利用しましょう。
箱田:初心者がいきなり単語や文法の暗記などからはじめてしまうと挫折しがちです。まずは音から入ってリスニングから伸ばしていくのがコツです。
勉強しているのにスコアが上がらない、というときは?
薬袋:そんなときは、思い切って映画やドラマを観るとか、ニュースを聞くとか、楽しみを兼ねた勉強法に切り替えてみるのも手です。箱田:テストテクニック攻略ばかりやっていると、壁に突き当たってしまいます。声を出す会話の勉強も効果的。きっと思いがけないスコアアップが望めます。
薬袋:そしてたとえ少しでも毎日英語に触れること。ピアノの練習と同じで、1日空くと、元にもどったり後退してしまったりするものです。
テストは苦手、という人にテスト当日のアドバイスをお願いします。
薬袋:とにかくよく寝て、2時間集中できるコンディションを整えておくこと。箱田:TOEIC®テストは合否を判定するテストではありません。力まない、他人と比べない、何点だっていいのだ、というくらいの気持ちで、少しでもリラックスして実力を存分に発揮できるようにしましょう。
白黒の写真を見ながら、4つの描写文を聞き、正しいものを選ぶ。
(箱田)
音声が流れ てくる前に写真を見て、場面を思い浮かべておく。
人の動作や物の位置関係に注意して聞きましょう。
質問と、それに対する3つの応答を聞き、適切なものを選ぶ。
(薬袋)
WhenかWhereなど疑問詞をしっかり聞きとりましょう。
日ごろから会話文のバリエーションに慣れておくことがポイント。
2人の人物の会話を聞き、3つの質問に答える。
(箱田)
映画やドラマを観て、日常の中の会話に数多く触れておくことが有効。
誰が何処で話しているのかをきちんと把握できるように練習するといいでしょう。
アナウンスや広告などのナレーションを聞き、3つの質問に答える。
(薬袋)
10分、15分と長い時間英語を聴くことに慣れておきましょう。
その中でキーワードが何かを意識し、誰が何処で誰に何を話しているかを把握しましょう。
1ヶ所空欄がある文章を読み、選択肢の中から適切な語句を選ぶ。
(箱田)
リーディングは自分で時間配分をするので、1問にどのくらい時間をかけるかが重要。1問30秒が目安。
ぱっと見てすぐ選ぶくらいのスピードです。会話で使えるくらいの知識が定着しているかが試されます。
3ヶ所空欄がある文章を読み、選択肢の中から適切な語句を選ぶ。
(薬袋)
Part 5とほぼ同じ形式で、より長文。全文を読まずに、下線部のある前後の文章だけ読めば解けます。Eメールなどの
文も出るので、色々なフォーマットに慣れておきましょう。
文章を読んで、複数の質問に答える。
(箱田・薬袋)
ここで試されるのは精読ではなく実践的読解力。要点や用件を的確につかみ、何に関する文章かを素早く把握します。
その後質問を読んで、必要な情報だけをピックアップしましょう。
間違えることは恥ずかしいことではなく英会話上達の第一歩
15年にわたり、日本で英語教育に活躍してきたジェイムス・レディ先生は、いわば外国人教師のエキスパート。経験豊かなお話には、英会話上達のヒントが隠されています。

















