資格取得という目標が、英語学習再開のきっかけに
中学校の文法でつまずいて以来、英語は得意ではなかったのですが、いつかもう一度ちゃんと勉強したいな、と心の中で思い続けていました。高校2年生の時に短期のホームステイを体験しましたが、その時受けたカルチャーショックから世界の広さを痛感し、本格的に英語を勉強したいという思いは強くなるばかり。しかし就職、結婚、子育てと続いた中で、勉強再開はつい先延ばしになっていました。そんなとき、英会話スクールに「小学校英語指導者資格取得コース」があることを聞き、資格も取れるし自分の英語力アップにも役立つと知って、これだ!という思いで英語学習を始めました。
実践に役立ったのは、セミナーで学んだことと、先生たちのアドバイス
コースでは、まず自分の英語力アップを目指した英会話レッスンと、指導テクニックをつけるセミナーを受け、実際の場面で子供に教えるスキルも学んでいきます。このセミナーでは経験豊かな先生から、子供に英語を教える上で役立つノウハウを色々教えていただきました。例えば「口だけでなく、体も一緒に動かしながら覚える方が頭に入る」など、教え始めてなるほど!と役に立ったことがたくさんありました。
英会話サポーターの募集に応募。資格を持っている強みを痛感
セミナーを終え、資格が取得できた時、地域の小学校でちょうど英会話サポーターを募集していることを知り、応募しました。応募の書類に資格を持っていると書けたことが本当に心強く、取って良かった!と思いました。
幸運なことに採用されることになったものの、正直なところ不安がいっぱい。そんな時、実際の授業に即して、レッスンプランの立て方、子供への接し方、最初の自己紹介の仕方まで、きめ細かなアドバイスをしてくださったのが英会話スクールの先生たちでした。おかげで1クラス40人の子供たちに英語を教えていくことに、なんとか自信を持つことができました。
1年生から6年生まで、学年によって子供はこんなに違う
担任の先生のサポート役として、1年生から6年生までの英語教育を担当することになり、毎回自分でプリントや絵カードなどの教材も手作りして臨みました。小学生といっても、学年によって子供たちは全く違います。1、2年生は、こちらが教えたことがそのまま素直に返ってきます。絵本を教材に、最初は色や動物、鳴き声などから教えました。3、4年生になると前回の勉強をちゃんと覚えていてくれるようになるので、ゲームなども入り組んだことができるようになります。5、6年生になると興味は持ってくれているものの、歌を流してもシーンとしているし、しゃべりたがらない、くり返しを嫌うなど、なかなか手ごわい。そこで身近で興味をもってもらえる「お菓子」をテーマにするなど工夫をしました。いずれにしても強く感じるのは、子供に教える楽しさです。好奇心旺盛で先生についてリピートするのもすごく上手。教えたことをスポンジのようにぐんぐん吸い込んでいく子供の可能性には、驚かされてばかりです。
子供に教えることで、自分の英語力もアップ
実際に仕事をしてつくづく感じることは、教えることで自分の英語力もアップした、ということ。子供たちは私の教えることをそのまま吸収するから、発音も文法もしっかりわかっていなければなりません。もっともっと自分の英語力を上げたいという思いが強くなり、英会話スクールでの学習も続けています。自信のないことがあれば、先生にすぐ教えてもらうことができるのも大きなメリットです。
今後ますます、子供たちが世界の人たちとコミュニケーションをとることが必要な場面が増えてくることでしょう。そんな子供たちの将来に、自分が教えることが少しでも役に立ってくれたら、こんなにうれしいことはありません。自分の3人の子供たちも、母親が英語を教えていることをちょっぴり誇りに思ってくれているようです。これからも経験を積み、いろいろな形で子供たちに英語を教えていきたい、同時に自分の英語力も上げていきたい、と2年目の仕事を前にして、夢はさらに広がっていきます。
2011年から国公立の小学5、6年生で英語教育が必修化。さらに中学、高校でも英語の授業を強化する案が文部科学省から発表されるなど、日本の英語教育が変わり始めています。しかし一方で、英語指導者の人材不足やスキルのばらつきが問題視されています。そこで、2003年2月に民間主導で、英語教育指導者の資格認定を行うNPO 小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)が設立されました。このJ-SHINEで認められた「小学校英語指導者資格」を取得すると、小学校での英語教育に携わることが可能になるというもの。すでに全国で15,000人の有資格者が誕生し、多くの方が各地の教育現場で活躍されています。

















